■スポンサードリンク


マチネの終わりに



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
マチネの終わりに

マチネの終わりにの評価: 3.84/5点 レビュー 387件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.84pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全256件 201~220 11/13ページ
No.56:
(5pt)

面白い

『空白を満たしなさい』や、『日蝕』も見させていただきましたが、今回の作品は、恋愛ものだったので、これまで見た作品と違い、また違う面白さがありました。村上春樹の『国境の南 太陽の西』のように、30代から40代位の方は、共感することの多い内容ではないかと思います。大満足です。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.55:
(5pt)

数年ぶりの小説

永らく小説を読む時間がなくバタバタとすごしておりました。
私も一児の子を持つ母として、私は人生で1番愛した方と結ばれましたが、その奇跡を改めて感じるとともに、主人にとっての過去を想いました。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.54:
(5pt)

素晴らしい表現力

やや難解な表現が多く読んでいて退屈になる瞬間は多々あるが、筆者の表現力、言語力にはいつも脱帽。他の小説家の文章が子供っぽく感じてしまうほど。大人の恋愛を彼に教えてもらったような気がする。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.53:
(5pt)

最高

想像してた以上に面白い物語でした。
今まで読んだ本の中で一番好きです。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.52:
(5pt)

一気に読める時間がある時に

一気に読める時間がある時のほうがおすすめです。途中あまりにもつらい場面が出てきて読み進められなくなる箇所がでてきました。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.51:
(5pt)

省察万歳!

前半に関しては、ストーリーというよりは、この小説のあちこちに散りばめられている人生についての深い省察のようなものがいちいち考えさせられるもので、その省察がこの本を読み進めることができた1つの大きな要素だった。

後半からは作者の盛り上げようという意図を感じないわけでもなかったが、素直にストーリーを面白く読むことができた。一晩で後半の200ページくらいを読んでしまった。

ユーゴスラビアの紛争や、イラク戦争、リーマンショックなどの社会問題をこれだけ絡ませながら、ストーリーを作れる手腕は偉大だと思う。一方で、そのどれもが中途半端で、問題を撫で回しているだけという批判も可能性としてはあり得ると思ったが、それにも作者なりの洞察があり、それは洋子と夫の不倫相手との会話に出て来るものなのだが、確かにそうだよな、と思った。

簡単に言うと、この作者にとってはきっと、こういう社会問題を無視して小説を書くのは違ったのだろうし、じゃあ反対にそのような問題全てを学者くらいに勉強できるスーパーマンでもないということだ。

それはそれとして、ここ10年くらいで1番と言ってもいいくらい面白かったし、又吉が絶賛するのも納得でした。

恥ずかしいことに、スランプのギタリストという設定に自分の最近の人生を勝手に重ね合わせたりして。年齢も全然違うし、天才でもないんだけど。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.50:
(5pt)

「変えられる前」と「変えられた後」の過去

描かれている情景は、映画を観ているようだった。どこにもあるような出来事、しかし、どこにでもだれにでもあるとは誰も言えない出来事がここにある。「過去は変えられる」という概念を表現することばが、導入から最後まで散りばめられている。だから「過去は変えられる」ということについて考えざるを得ない。過去は、「変えられる前」と「変えられた後」、このふたつの相反するしかし補完的な、陰陽両面があってこそ「過去」になるのだと思い及ぶ。登場人物の心象や情景は、やりきれなくなるほど深く描写されている。個人的にこの点が好きである。なぜなら、惚ける、知らないフリ、そういう、心の問題の解決方法を採用するのは私の主義ではないからだ。

チョーカー、プリンセス、マチネ、オペラ…これらは、ジュエリー業界でのパールネックレスの長さごとの名称である。順に、38-42cm、45-50cm、60cm、80cm以上…である。ジュエリー業界に居た頃から、マチネ60cmのパールネックレスは私には一番不得意だったことを思い出す。

タイトル「マチネの終わりに」の意味は最後に表出する。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.49:
(5pt)

非常に美しい日本語で書かれた大人のラブストーリー

率直にこの本に行き着いた経緯を説明すると、人気バラエティ番組「アメトーーク」内の読書芸人で絶賛されていたこと、及び書店での特集です。これは星の数ほどある書籍の中からいいものに巡り合う最高の紹介方法だと思います。

詳しいネタバレはさせたくないのですが、帯に出ている「結婚した相手は人生最愛の人ですか?」というテーマに全てが集約されています。
一人の人間の、あくまで人間的ともいえる悪意によって主人公の二人(蒔野・洋子)は大きく運命を引き裂かれることになります。その描写があまりに丁寧に描かれているので、ページを進める手が止まりませんでした。
洋子の父、ソリッチは激しい葛藤の末に、愛しているが故に娘との関係を断つという決断をします。私自身はそういう愛の形に心が打たれました。

物語のベースにイラクの惨状、テロや東日本大震災も出てきます。参考文献からも分かる通り、圧倒的な考察の末に出来上がった作品なのでしょう。衣食住全てが違う環境が書かれた本はまるで自分がその世界に入ったように感じてしまいます。そういった点からも文学作品として非常に高い評価をつけられるのではないかと思います。ここ最近で出版された本の中で、最も魅了される静謐な文章でした。

本書の中では度々蒔野の奏でるバッハの曲が出てきますが、機会があればそういった曲も聴きながらもう一度読み直してみようと思います。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.48:
(4pt)

良質な恋愛小説

久々にとても良質な本に出会えた気がする。この著者ははじめてだったけど、登場人物の心情を丁寧に、ある意味理屈っぽいほどに描写している。マネージャーである早苗が、蒔野と洋子の二人の将来を決定的に壊すことになるが、不道徳な過ちを犯すまでの早苗の苦悩もひしひしと臨場感満載に伝わってきた。そして蒔野と洋子のここまでに一途に純愛ともいえるお互いへの想いが、数奇な運命によって翻弄されなかなか結ばれず、読者につねにほろ切なさ、一抹の悲しさを忍び込ませる。なぜこんなにも報われないのだろうと。
天才ギタリスト蒔野とジャーナリスト洋子の狂おしいほどの相思相愛を描いた恋愛小説。久しぶりに楽しませてもらった。二人とも会話をとても重宝しているようで、相性がいいことに無上の喜びを感じている場面があったが、わかる。自分の思慮と相手のがうまく合致した時の会話ほど楽しいものはない。というか全般的にこの小説に出てくる会話は高尚であり、読者に教養を求めてくる。
また音楽の描写も心地よい。音楽に無知である自分でも蒔野の奏でる音には陶酔されそうだ。小説という文字での表現でこんなにも美しい音楽を具現化するんだからすごい。本当に久しぶりに良質な本に出会えた気がする。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.47:
(4pt)

何度も心を揺さぶられ鳥肌がたった。

お互いを思うが故のすれ違いや前半での布石が後半に昇華され、後味の良い作品。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.46:
(4pt)

モヤモヤ

※内容に触れています。

早苗のしたことがなぁ…。

蒔野と洋子の2人が最後に再会できたことは喜ばしいのですが、その後どうなるのでしょうか…。

すべての誤解やすれ違いが正されたのだから、一緒に生きて欲しいけど、蒔野には早苗と優希がいますしねぇ…。

蒔野、離婚しないかなぁ…。
早苗と結婚生活を続けても、罪悪感から早苗も壊れていきそうな気がします。

内容は面白かったですし、洋子は素敵だし、洋子が父親から、母親との別離の真相を聴かされた場面など、心に残る場面もいくつかありましが、2人に結ばれて欲しかったのでモヤモヤが残ります。

でも、蒔野と洋子の「愛」はかつてのような男女の愛ではなく、人間愛に昇華されていて、再会後も恋愛関係が続く、もしくは始まるといったものではないのかもしれないですね。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.45:
(5pt)

大人の恋愛の葛藤を描いた素晴らしい作品

読んだ後の爽快感と、もっと読みたいという一見相反する気持ちを持たせる大人の恋愛小説。
平野啓一郎さんの美しい文章が、自分の心踊らさせる作品。
美しい文学に触れたい秋晴れの日曜日にオススメです。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.44:
(5pt)

こういう恋愛小説を待っていました

長い間、恋愛小説を読んでいなかった。気分にぴったり合うものがなかったから。
10代・20代のころは、王子様お姫様願望を満たしてくれる恋愛小説はたくさんあったし、読んで「切なさ」に酔えれば十分だった(切なくなりたい願望を満たしてくれる小説やマンガは、日本にはたくさんある)。

でも30代も半ばを過ぎると、恋愛に対するスタンスが大きく変わる。
仕事上のポジションだったり、家庭や地域の中での役割がある程度確立されたうえで人とかかわるので、「恋愛」という要素が入ることはむしろリスクになる。経験を積んで、相手の感情の流れや立場を踏まえた付き合いもできるようになるので、多くの場合、「あえて踏み込まない」態度を取る。

『マチネの終わりに』は、こういう30代半ばを過ぎた、難しい年齢の男女の恋愛小説だ。
設定は才能ある2人(しかも女は美しい)で、自分とはかけ離れているが、だからこそ空想の世界にどっぷり浸ることができる。
小説ならではの美しさを維持しながら、キャリアを積み、自分なりの価値観を培ってきた人間同士が深いところで理解し合い、時間を共有することの尊さを描いている。
きれいごとばかりでもない。
ある程度モノを知り、相手を思いやるがゆえに行動できないもどかしさも描かれていて、年をとるってこういうことだなと思う。

恋愛が若さゆえの特権だとしたら、中年以降の人生は本当につまらなくなってしまう。
この小説は、年齢を重ね、経験を積んだうえで人間関係を築くことがいかに美しいかを教えてくれる。
それはつまり、成熟の素晴らしさを知るということでもある。

女子高生だとかアイドルだとか、コドモ文化全盛の日本でこういう小説が読めるなんて奇跡みたいだ。
もっともっとこういう、「成熟した小説」を読みたい。同年代の男女に強く薦めます。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.43:
(5pt)

美しいだけじゃない。リアリティのある作品です。

美しい恋愛の物語なだけでなく、人間の一瞬の魔で起こす過ちや、それに対しての後悔や罪悪感の抱え方、誰しもが経験のあることだと思います。美しい恋愛の物語だけでなく、そういった人間の弱いところの描写もリアルで、いろんな感情が沸き起こります。余韻が残り、心に残る作品です。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.42:
(5pt)

満足

初めて平野さんの小説を読みました。2人はいったいどうなっていくのだろう、と展開が気になってどんどん読みすすむことができて楽しかったです。これほどの小説をkindle unlimited で読むことができて、満足です。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.41:
(5pt)

感情移入できる

あっさりして、サクサク読めた。作者と年齢が同じだからなのかw
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.40:
(5pt)

大人の恋愛に心揺さぶられる

とても美しく、洗練された大人のための恋愛小説。彼らにとって、愛は単に欲求を満たしたり、社会的地位を得たりするためのものではない。その人間性を深く尊敬し、満ち足りた時間を共有しながら、時に過去の意味をも塗り替えつつ、歳月を共有していければいい。ただ、そんな二人であっても、恋愛は恋愛だから、相手のことが不安になったり、隠し事をしたり、時に仕事や人生の問題と綯い交ぜになったりする。そんな二人に揺さぶられて、私は中盤で読み進めなくなってしまった。

それでも迎えたラストの、マチネーの終わり。子供も仕事もあるのにどうするの、と極めて女性的な心配をする人もいるのだろうけど、私は、二人はこういう時間を共有して、魂が触れ合っていればそれで十分なんじゃないかと思った。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.39:
(4pt)

Unlimitedに感謝

Kindleアンリミテッドで読みました。描写もしっかりしてますし、胸が痛くなるような展開なのにグイグイ読ませるパワーがあります。
ラスト以後が気になりますが、それを書くのは野暮でしょう。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.38:
(5pt)

繊細で美しい世界

最初から最後まで、繊細で美しい文章に感動しました。

こんな小説があったんですね。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197
No.37:
(5pt)

クラシックギターをちゃんと聴いてみたくなった

ギターの音だけでなく、雨の匂いまで漂ってくる細やかな情景描写で、映画をみてるように引き込まれた。
天才といわれる人は、その圧倒的な才能から、関わった人の達の人生を少なからず狂わせてしまう力があるんだろうと思うと、それがある種の代償かもしれないと感じた。
偶発的にみえる一つ一つの出来事の裏には、いろんな人の想いが作用していて、それも時間の経過とともにあたかも必然であったように見えてきたり、、、人と繋がって生きてる以上、自分自身もそんな不思議な世界を生きているんだなぁと思った。
良作に出会わせてくれたKindle unlimitedに感謝。
マチネの終わりにAmazon書評・レビュー:マチネの終わりにより
4620108197

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!