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何かが道をやってくる
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何かが道をやってくるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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カーニバルの主役、回転木馬が回り出すと過去、未来と時間軸がずれて、妖怪や悪魔が暗躍するファンタジーの世界になる。これは、親友と親子の絆をテーマにした、ファンタジー大戦争である。出来れば新訳で読みたかった。 | ||||
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竹宮恵子先生の「わたしを月まで連れてって」の中にでてくる小説で読んでみた。年齢が変動する回転木馬、避雷針売りのおじさん。カーニバルは怖いもの……読後一番怖かったのはウィルの父親。あの探求心と分析。挿し絵イラストがなくて良かった。現在、「からくりサーカス」のかたのカバーイラストで販売されているようなので刺激の欲しい方は読んでみて下さい。なかなかラストに近づけず、じっくり読める作品です。挑戦してみてください。お勧めは“ウィル”に視点をあてて読んでみて。 | ||||
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スティーヴン・キングに「ブラッドベリの最高傑作」(『死の舞踏』第9章)と言われるまでもなく、ダーク・ファンタジー(発刊当時はそんな言葉すら無かったが)の古典的名作である。 残念ながら、その翻訳は原作の奥深さと格調の高さがいささか損なわれていると言わざるを得ない。 誤訳と省略の多さ(例えば、最初の2章26ページまでで、少なくとも30箇所)が、全体の印象すら歪めてしまい、日本語に頼る読者は不幸という他はない。 一部ではあるが、原作との印象の乖離について触れておこう: ダーク氏: 訳文の言葉遣いでは軽薄な悪漢に描かれているが、原作では文学的知識の豊富なインテリで、慇懃無礼にして、主人公達に対して見事な好敵手ぶりを発揮している。 チャールズ・ハロウェイ: 「図書館の管理人」ではあるが、訳文がイメージさせるような館長や本の責任者ではなく、建物(と付属品である書籍)の管理者(janitor)である。図書館の開閉の鍵を持ち、箒を握り、当初は平凡で頼りない父親像として描かれている。だから邪悪との対決を通して彼自身も理想の父に変貌してゆく姿が生きてくる。 避雷針を売る男: その名前Fury(憤怒)を「毛皮」と誤訳(p17)。 タバコ屋の看板であるインディアン: 原作には全くない「間抜けな」という形容が、翻訳では何度も繰り返されたり、本物のインディアンとの混同が見られる。実際の看板のインディアンはむしろ精悍な顔をしている(もはや骨董品で滅多に見ることができないが)し、人間のインディアンは登場しない。 この類いの原作にない誤った思い込みがある一方、難解箇所の省略が、全篇を通してかなり多い。 原語で読むのが理想ではあるが、改訳が出るまでは、せめて、映画か最近出たコミック(Hill and Wang社)で雰囲気を味わい 、原作がこの翻訳よりずっといい出来であることを知っておくことは無駄ではないだろう。 原作★★★★★ 翻訳★ のため、 総合評価は★★★とした。 | ||||
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