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何かが道をやってくる
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何かが道をやってくるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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昔からSFの名作に挙げられているので、読んてみました。残念ながら私には合いませんでした。勿体ぶった修辞が続き、なかなか物事が進まない。一人語りが長く続き、それも論理性はなく感傷的な美辞麗句の言い回しをくどくど続けている感じでした。どうにも冗漫に感じられ、現代には合わない物語なのではないかと思いました。 日本でいうと、森見登美彦の四畳半神話大系みたいなものかなと思いました。読む人を選ぶファンタジーだと思います。そこはかとないユーモアとして受け止めればいいのかもしれません。 | ||||
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SFマガジン 12月号 レイ・ブラッドベリ追悼特集号に、「メランコリーとノスタルジーの幻想詩人の代表長編である本書は、 文字通りの古典であり、怪奇と愛の物語である。数少ない本当の「必読書」の一冊」 と紹介されている。 手にとって読めばわかるが、幻想の書であり、怪奇の書であり、冒険物語であり、少年たちの旅立ちの物語であり、 そして父と子のきずなの物語である。 たぶん素晴らしい作品であろうと思われる。。。 というのも翻訳が悪い。 翻訳文体云々を話す前に、誤訳が時々でなく、しばしば散見され、 頻回にみられる名詞の誤訳などは辞書をちゃんと引いてくださいと頼みたくなる。 さらに、本文に存在しない文節が勝手に作り出され、挿入されており、 ブラッドベリのシンプルだが韻を踏んだ詩的な文体が、粘着質な文章に置き換えられており、 ユーモアを交えて描かれているところが重々しく翻訳されていたり、 素早い文章がぐずぐずと訳されていたり、 悲しくなってくる。。。 ブラッドベリの本質が詩的な文体に、あるとすれば、これは作品に対する冒涜でしょう。。 他の人のコメントにあるがトム・ファリー(毛皮)と翻訳文にあるが、Furyは激怒、 激怒だから、その後のDid the name fire me to my occupations? Yes!となる。 このあたり、おどろおどろしく翻訳されているが原文を見ればわかるが。。 とても胡散臭いのだ、行商人の胡散臭さが全開のシーンだが、そう翻訳されていないでしょう。。 以下にこのあたりの原文を参照させてもらう。。。 “No ordinary storm!” said the salesman. “Tom Fury tells you. Fury, ain’t that a fine name for one who sells lightning-rods? Did I take the name? No! Did the name fire me to my occupations? Yes! Grown up, I saw cloudy fires jumping the world, making men hop and hide. Thought: I’ll chart hurricanes, map storms, then run ahead shaking my iron cudgels, my miraculous defenders, in my fists! I’ve shielded and made snug-safe one hundred thousand, count “em, God-fearing homes. So when I tell you, boys, you’re in dire need, listen! Climb that roof, nail this rod high, ground it in the good earth before nightfall!” “But which house, which!” asked Will. The salesman reared off, blew his nose in a great kerchief, then walked slowly across the lawn as if approaching a huge time-bomb that ticked silently there. 大久保康雄氏の日本語訳を並べると、氏を冒涜しているようで、気が引けるので、引用しないが、 これだけの文章でも、明らかな誤訳に加えて、どうかなと思われる訳も多数認められる。。。 これって超訳のレベルでしょう。。 翻訳のことにクレームをつけたコメントには、知識をひけらかしているようなものがあり、 時に不快な感じがすることもあり、なるべく、その手のコメントを避けてきたが、 この作品はブラッドベリの代表作ですから、是非、新訳をお願いします。 僕が購入した本(2004年)で55版で、十分初期投資分は回収できていると思います。 できれば、伊藤典夫氏とか、中村融氏とか、土屋政雄氏とかに翻訳お願いいたします。 | ||||
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