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名もなき毒
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名もなき毒の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.81pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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自分の中ではハズレの作品がない作家さんだと思いたくさん読んできましたが、これは…なんてスピード感のない作品なんだろうと驚きました。初めて「ハズレ」と感じた作品です。なぜ星がこんなについてるのか不思議です。598ページもあるけれど半分くらい伏線なんだか前置きなんだか、一体いつになったら本題に入るの?と、感じさせるほど読んでて疲れました。(厳密にはジワジワと本題には入っているのですが)しかも、伏線も回収しきれてない感じも否めない。もちろん、ところどころ共感だったり、気づきだったりはありますが、こんなにページ数の必要な内容ではないです。シリーズものなんですか?この作品。だとしても夢中になって読むテンションにはなりませんでした。残念。 | ||||
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レビューに騙されて購入。 全く頭に入ってこない、途中で断念 | ||||
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傷みも激しいしカバーは「栞」代わり 送る時にちょっと気をつければ良いこと… 文庫本は読めれば良いのか❓ 所有欲とは関係ないかな… ¥1の物ならともかく、酷い | ||||
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「誰か」に続く作品で、つまならさが増大。冗漫なうえに、本ストーリーと関係ない意味のない記述があって、興味を削がれる。筆者は小市民(といっても比較的裕福)を書かせると、本当に下手。男性主人公の嗜好は女性的でリアリティーがない。どうか犯罪者をメインに据えた小説に戻って欲しい。 | ||||
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多作で、ジャンルもファンタジー、時代物、サスペンスと多才の宮部さんのファンです。 本作は、この後シリーズ化していくことになるのだからおそらく宮部さんのお気に入りパターンなのでしょう。 サスペンスのでは、火車。時代物では孤宿の人。ファンタジーではブレイブストーリー。そのほかにも江戸期のあやかしものなどの宮部ワールドにはまり込んでしまえばもう宗教のようなものです。 結局すべての作品を購入してしまっています。 しかし、しかし、・・・・ 「名も無き毒」は、そしてそのシリーズは、私にとっては・・・です。 杉村三郎シリーズとして人気シリーズになっていますので「みゆきすと」には受け入れられているのですね。 この物語なにが良いのだろう? わたしには分かりませんでした。 | ||||
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あの名作の「火車」を書いた人とは思えないほど、作品が幼稚化している印象がある。 まず作品の当初から登場しているトラブルメーカーの原田いずみだが、ADHDではないかと何らかの発達障害を疑われている部分があるが、 この作品を読むと、発達障害を持ちながらも真面目に生きている方が誤解されそうな 文章がたくさんあり、友人に発達障害を持ってる人がいるせいもあるかもしれないが、読んでいて非常に不愉快だった。 それに原田いずみの父親が登場するのだが、読んだ人ならわかるだろうが、縁を切ったとはいえ、娘のことを考えたら いくら迷惑をかけた被害者たちだからといって、あそこまで何でもかんでもしゃべるわけがないと思う。 何だか「週刊女性」化しているよ、宮部さんと思ってしまった。人の知りたいという気持ちにある意味、見事に答えてるけどね。(これは皮肉です。) それだけのために原田いずみの父親は登場させたれたような感じを受ける。 あと、主人公が全く魅力を感じない。会長である養父からの支援も受けて、新しく家を建てるのだが、 屋根裏部屋が作られることに、若干の罪悪感を感じながらも喜んでしまうところに、浅はかさというか幼稚さがでていて、 原田いずみのことを責められるほどお前は大人かぁ?と思ってしまった。原田いずみも原田いずみだが、 お前も自立した大人の男なら、自分のお金で建てろよ、援助を断れよと思ってしまった。それを恥と思わないところが残念だ。 初期の宮部作品では主人公にこういう自立しきれてない男性は出てこなかったので残念だ。 それにいくら養父とはいえ、会社の働いているアルバイトのことを言う時に○ちゃんづけで説明するのはないんじゃないの? 普通、苗字で説明するでしょう。ずっと上の上司でもあるんだから。 あまりにも世間知らずの主人公で痛い。 あと、何より犯人の動機が弱すぎる。説得力がなさすぎ。無理がある。 主人公が解決したと思わせるためにこじつけて犯人にさせた感じが満載。 ただただ残念。 宮部さん、もっと説得力のある小説を書けるように努力してください。 | ||||
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最初っからつまらなかった。全般に気持ち悪い内容で、残念な作品でした。 | ||||
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いまいち。久しぶりに宮部みゆきを読んだ。 青酸カリ無差別連続殺人事件の4人目として、古屋明俊が殺害されることから小説は始まるが、ミステリエンターテイメント要素はそこまでなく、無差別を起こす殺人者の理不尽な動機、理由なき殺人を、原田いずみの人格障害によるトラブル、外立の親の介護、シックハス症候群(地質汚染問題)などを通して、「名もなき毒」と抽象的に総合的に、杉村の主観で描いている。 ただ人物像が浅い。あと、主人公杉村の主観がいまいち共感できない。全ての出来事、言語に対して必要以上に、そして凡庸に描くので鬱陶しかった。下手なナレーションかって感じ。 物語も長く飽きる。昔の模倣犯や火車みたいな勢いがないな。 | ||||
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時間の無駄です。 だらだらとくそ面白くもない主人公の日常を読んでるだけで変化もないし話も本筋がイマイチです。 これなら本を読まずに会社で誰かの世間話でも聞いてた方がましです。 よっぽど外国の推理小説の方がサスペンションでしょう。 | ||||
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宮部みゆきさんの作品は好きでよく読んでますがこれはチョット。 最初っから最後まで杉村一族に違和感がありました。 例えて言えばハリボテのお城に暮らしてる感じ。 奥さんがもっと悪意や裏があったりだらしなかったりしたら現実的になったかなー。 少し体は弱いけどお金持ちで美人で旦那さん大好きでいいお母さん…うーんそんな人いるかなぁいても一端の編集者と結婚するかなぁ。 義父も理解良すぎで何だかなー。 何事も上手く行き過ぎてる感じでモヤモヤ。 そのせいで全体的に嘘っぽい感じがします。 | ||||
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「すっごく! 面白いから!」と知人に薦められて読みました。 宮部みゆきさんの作品は昔から苦手にしてたので、いやーな予感はしてたのですが 案の定、自分には辛かったです。 宮部作品の魅力は確かな筆力からくる丁寧な描写、ストーリー展開なのだろうなあと思っているんですが 丁寧すぎるといいますか、ストーリー上、特に必要のない人物設定や、場面、セリフが多い気がします。 物語の純度が薄いというか、読んでてひどく疲れます。 更に、今作は主人公杉村三郎に魅力がこれっぽっちもないので、ページを捲る手がますます鈍ります。 大財閥の娘と結婚し、それまで勤めていた会社を辞めて、義父の会社の閑職をあてがわれている男。 言い方は悪いですが、去勢されたような男だなと(娘はいますが) しかも、彼、たいして活躍もしません。義父から与えられたアルバイトとのトラブルを解決するという任務すらこなせず。 仕事をサボって、無関係の女子高生の悩み事に首を突っ込んでいるという有様。 ですがお話の中では、周囲の評価が高いので、違和感がバリバリです。 一応、最後まで読みましたが、この主人公自体が毒なのかなという印象を受けました。 長く平坦なストーリーの中で主人公夫婦に読者のヘイトを集中させ、最後、夫婦がヒドイ目に遭う展開がカタルシスになっているという構成なのかと。だとしたらこの構成自体が作者の毒なのでしょうか。 ――とまあ、こんな感想を知人には言えないので、ここで解毒させていただきました。すみません。 | ||||
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「誰か」も「名もなき毒」も私は好きではありませんでした。 宮部さんが描きたかったのは日常にそこらへんにある悪意で、それが事件になったりするってことなんだろう。 で、主人公も金持ちの娘と結婚して、周囲からは羨望と小さな悪意の目で見られてしまう。 あのね、でも、この主人公の背景と「誰か」で起こる事件そのものはあまり関係なくて、「名もなき毒」でちょっと関係してくる程度。 これだけ大きな背景があるのに、あんまりよく主人公のことが理解できないんですよ。 あんまりこの主人公の本音みたなところがよくわからないというか、なんとなく感じ取ったのは、結局こいつはちょっと自分の結婚に後悔しているんじゃねーのか?と。 2巻読んでも義父の会長が主人公を会社を辞めることを条件に結婚を許した理由もわからないし、主人公がそれを承諾して結婚して、今満足しているのかもわからない。 この物語の他人の悪意や事件は割りとどうでもよくて、付け足し的なもので、どちらかというと主人公とその家族の話が主なんじゃないかな? と思わせちゃうところがこの本のダメなところです。 | ||||
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悪いけどメンヘラ女に振り回されてゲッソリ、て感想しか無いです… 「理由」辺りまでは夢中で読んでいたんですが、最近は「ソロモンの偽証」もどうにも引き込まれるものが無くて2冊目で止めました。 「楽園」に至っては肝心の謎ほっぽらかして終わってるし、あれはちょっとどうなんでしょうと言う感じです。 最近のは総じて長たらしいばかりで、なんか「書かされてる感」が半端無い気がするんですよね〜 時代モノもファンタジーも得意分野では無いし、もう宮部さんの新刊は私には合わないようです。ごめんなさい。 | ||||
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殺人などの犯罪事件が起きて、終盤その犯人が分かる、 という仕立ての犯罪小説は、普通、先を知りたくて一気読みしてしまうのですが、 珍しく「早く次を知りたい」という気が起きず、少々「だらけ」モードで読みました。 謎解きに重点を置いているわけではなく、犯罪を素材にして、 人の心の闇を描こうとしているのでしょうから、推理小説的なワクワク感がなくても それはそれでよいでしょう。 でも、人の心の闇の描き方も色々あり、何か読み手の心を突き刺すような、あるいは、震撼とさせるようなものが必要ではないかと思います。 この点、本書に出てくる問題人物は、ただの不愉快な人であり、 反社会的人格障害という診断名もつきそうな感じで、 ベタというか、もうひとひねり欲しい感じがしました。 個人的な好みの問題なのでしょうが、初期の「火車」や一世風靡した「模倣犯」は面白かったんですけどねぇ・・・。 | ||||
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ただ単に羅列されただけの箇所(章)が多かったように思う。 「レベル7」や「火車」に見受けられた、各エピソードで蓄積された感情が最後に激流となって押し寄せ、 読後にそれらのエピソードを回想して余韻を味わうということが、この作品では出来なかった。 本来なら、ちょっとした箸休めの役割となるほのぼのとした場面描写さえ、「これ、必要?」と思ったこと多数。 せっかくの宮部節も、起伏の無いまま長く続くと、苦痛でしかなかった。 「誰か」の時もそうであったが、この作品においても、作品から何かを感じたり、得たりすることはなかった。 単純に自分の感性が乏しいだけなのだろうか。 そういう意味では初期の作品は分かりやすかったのだろう。かといって安易に「あの頃は良かった」なんて言いたくもないし。 複雑な気分になった。 | ||||
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6か月前に読んだけど、どんな内容だったかすっかり忘れてる。 読んでも読まなくてもどうでもいい本だったようだ。 | ||||
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ハズレではありませんが、彼女の過去の著作と比較をすると、少々物足りない…と感じるのは私だけでしょうか? シリーズの前作“誰か”の方が、最後にキツイ毒が杉村氏に回ったようにも思いますし、本作の解決もややご都合主義に思えます。 また、新聞連載物の宿命でもありますが、山の起伏が少なく、長尺に過ぎるとも思いました。 | ||||
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「火車」だけかなー、宮部みゆきさんでぞっとするほど読み応えあったの。 そこからは、どうもなじめないまま。 この作品で、もう無理だと悟った。 何を読んだのか思い出せないほど。 薄っぺらいと言い放ってしまうには、作者には失礼だと思いつつ。 | ||||
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宮部みゆき氏の作品はかなり読んでいますが、 残念ながら下位の部類に入るかも。 | ||||
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毒殺事件の犯人、その便乗犯、生まれつきの性悪で親から見離された女性、etc・・ それぞれがそれぞれの土壌の毒に少しずつ侵食されている。という話でした。 小説の筋としてはとても面白いのですが、登場人物が皆同じ性格かのように会話が抽象的に説明的で言い訳めいていて読みづらかったです。 軽い気持ちで読み終えましたが、複雑な読後感。遅毒性なのか、後でいろいろ考えてしまいました。 原田いずみだけが、ただの「生まれつきの嘘つき、救いようのない性悪」という結末なのもいただけません。 親が、子供の非を詫びながらも、「自分だってあの子の被害者なので私は悪くない」のもいたたまれません。 カッとすると見境がなくなり、自分でも何が何だか分からないうちに、世界中の全てが敵になってしまう・・子供側から見たらこんな感じでしょうか。 ただ、原田いずみは、毒とまでいかない程度の雑菌にも過剰反応してしまう、最近多いアレルギー体質のようです。 最初のきっかけは分からないものの、良い医療機関との出会いがあったならと残念です。 主人公の人物像は最後まで好感が持てませんでした。 脇役たちが何かにつけ主人公を「いい人」と持ち上げ、本人もそう思っている風なのがちょっと。。 『誰か』を読んだ後の人には違う印象なのでしょうか。 (注意:ネタバレ含みます↓) 人質となった子供が助かり安全を確認した後に、主人公が原田いずみにしたことは、過剰防衛というより傷害罪と思われます。 行動に「こんな女死んでもいい!」という決意(殺意)も感じられます。殺人未遂かもしれません。 自分の子供を危険な目にあわせられ、ホッとした途端に、怒りが湧き上がり、我を忘れて暴走したのですが、そのときは正しい気がしたのでしょう。 ここで原田いずみが死んでいれば、主人公は過失致死に問われ、主人公の存在を呪う彼女の思いは叶い、毒は全て吐ききれたのかもしれません。 温厚で今まで人に手を上げたことなどない人物という設定の主人公に、そのような暴力の暴走をさせる小説は初めて読みましたが、これは主人公に「自分の内に知らずに溜まっていた毒」を意識させる手法かと思いましたが、違いました。 主人公はあくまでも自分の暴行には言及せず、自分の吐いた毒には気づきません。暴走させた意図がわかりませんでした。 原田いずみに対する暴行により「自分の毒」にも気づき、それを背負って探偵になる・・という流れなら納得なのですが、この「自分の毒」に気づかないままでは、主人公に深みが無さ過ぎると思いました。 | ||||
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