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楽園
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楽園の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 41~58 3/3ページ
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あの「模倣犯」の正体を暴いた前畑滋子が帰ってきた! 小さい字が見にくいと老眼鏡を取り出す前畑さん, ・・・うーん。9年の年月経過がリアルににじみ出ていてちょっと哀しい。 一軒家の床下で16年間発見されずに眠り続けた美少女の死体と 超能力でそれを「見た」愛くるしい少年。 ・・・とくると,なにかワクワクしそうな物語の始まりですが, 実際のところ,今回,前畑さんが夢中になってる事件は, 模倣犯のような猟奇的殺人でもないし愉快犯的なものでもなく, ある一家の暗い過去にまつわるものです。 ですので,見ようによっては, 前畑さんが普通の家庭の暗部を根掘り葉掘り暴いているようにも見えて 前畑さん,そこまでしなくてもいいんじゃない,と声をかけたくなることもありました。 また,前畑さんの必然でもない単なる推測が何故かビシビシ的中するのも ちょっと強引な感じがしました。 相変わらず,登場人物一人ひとりの人物像を丁寧に書き込んでいて 宮部みゆきさんらしいなと思いましたし, 上下巻あっというまに読み終わりましたので退屈というわけじゃないのですが 感想として,面白かったかと聞かれると,そうでもない。 「模倣犯」には遠く及ばないし, 超能力を扱ったものとしてみても, 「蒲生邸事件」のようなファンタスティックな色合いもなく, ちょっと残念でした。 | ||||
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「模倣犯」のことに特に突っ込んでいるわけでなないので、続編というのに期待 していた人には不満が残ると思います。 文章力や展開力は、相変わらず読んでる人を惹きつけるモノがありサクサク読め るのですが、オチが超能力っていうのが・・・、残念。 一応「模倣犯」を読んでいなくても理解できると思いますが、読んでいない人には 余計楽しく感じられないかも。 この作者さんならもっと書けたと感じられたので、厳し目に☆2つとしようかと思い ましたが、読み終わったときに題名に込められた作者の想いが伝わってきたような 気がしたので☆3つにしました。 | ||||
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9年前の事件(「模倣犯」)に負けた主人公:前畑滋子は,ライターという仕事は終わった,自分は終わってしまったと感じていた。しかし,無為な時間をもてあまし,仕事に戻る気持ちの整理がつき,今はフリーペーパーの仕事に現在は就いている。そこに,子どもを事故でなくした萩谷敏子が,生前息子が残した「絵」に関する相談を持ちかけてきた・・・ 「模倣犯」から9年後という設定であるが,前回の事件に関する概要も,今回の本の設定の中で出てくる点に関しても,説明がなされているので前作を読んでいなくても十分に読める本である。まだ,上巻しか読んでいないから解らないのであるが,今回は事件と言うよりも,最近の作者の作品によく見られる,それぞれの人々の静かな心の葛藤を描いた作品であると感じる。それだけに,「模倣犯」を連想して読み始めるとやや肩すかしを食った気もしないでもないが,心地よいテンポの読みやすい作者の他に漏れない本であると感じた。 | ||||
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9年前の事件(「模倣犯」)に負けた主人公:前畑滋子は,ライターという仕事は終わった,自分は終わってしまったと感じていた。しかし,無為な時間をもてあまし,仕事に戻る気持ちの整理がつき,今はフリーペーパーの仕事に現在は就いている。そこに,子どもを事故でなくした萩谷敏子が,生前息子が残した「絵」に関する相談を持ちかけてきた・・・ 「模倣犯」から9年後という設定であるが,前回の事件に関する概要も,今回の本の設定の中で出てくる点に関しても,説明がなされているので前作を読んでいなくても十分に読める本である。まだ,上巻しか読んでいないから解らないのであるが,今回は事件と言うよりも,最近の作者の作品によく見られる,それぞれの人々の静かな心の葛藤を描いた作品であると感じる。それだけに,「模倣犯」を連想して読み始めるとやや肩すかしを食った気もしないでもないが,心地よいテンポの読みやすい作者の他に漏れない本であると感じた。 | ||||
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模倣犯の続編ということでしたが,それに比べれば たいしたことのない作品だったと感じました。 話の終わり方も大体想像できたし,主人公の予想が ズバズバと的中しているところがおもしろくありま せんでした。 ところどころに「断章」があるのですが,それは少し 省いて話を短くした方が読みやすかったと思います。 | ||||
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私も『模倣犯の興奮をもう1度!』と期待して読んだので、今回はちょっとがっかりかなあ。真実に届きそうになるたびに進んでいいのかどうか迷ってしまうような誠実さとか、そういう登場人物を丁寧に描写してるところなんかはやっぱり宮部みゆきだなあ、人に優しくて好きだなあ、とは思いました。ただ、構成が散漫かなあ、って気はしましたよね。いくらなんでも渾身の作を多産しすぎたのでは? | ||||
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宮部みゆきの書くものなので面白いことは間違いないが、上巻ははっきり言ってだらだらとしていていまいちでした。後半からは一気に読めましたが、模倣犯はそのままで終わっていたほうがよかったのではないかと思いました。読み終わってもすっきりしない感じです。もう、これ以上シリーズ化されることはないと思いますが・・・。☆3つです。 | ||||
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『模倣犯』で深く傷を負った前畑が向き合わざるをえない過去に向き合う姿は、宮部みゆき本人にも重なる。 『誰か』『名もなき毒』と、気の抜けたような作品が続いたせいで、彼女は『模倣犯』で燃え尽きたのではと思っていたが、この本には魂が入っていた。行間からにじみ出る気迫といおうか、作者の気力が充実しているのが良くわかる。宮部みゆきは復活したのだ。 ただ一つ断っておくが、火車や模倣犯を超えるものではないとだけいっておく。それを期待してこの作品を読むのはさすがに酷である。(私は個人的には宮部は『火車』を超える作品はないと思っているので)この本は一つの作品としてしっかりと描きこまれているので、それを楽しんでもらいたい。 久々に読んでいてぞくぞくする小説を読んだ。全盛期の宮部みゆきが帰ってきた気がして嬉しかった。 | ||||
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宮部みゆきの書くものなので面白いことは間違いないが、上巻ははっきり言ってだらだらとしていていまいちでした。後半からは一気に読めましたが、模倣犯はそのままで終わっていたほうがよかったのではないかと思いました。読み終わってもすっきりしない感じです。もう、これ以上シリーズ化されることはないと思いますが・・・。☆3つです。 | ||||
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怒濤の上巻に比べ、あっさりとした下巻だった。後日譚として語るべき内容なのだろうかと考えてしまった。最後だけが楽園なのだ。終わってしまえば、ただそれだけが残った。 | ||||
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確かに火車や理由を期待すると肩すかしかも。上巻までは謎やひっかかりをちりばめ、期待たっぷりに下巻に進んだのですが。 ヤマが手紙なのはどうなんでしょう? それに、16年間黙っている理由と行動が、共感できません。超能力自体が結局?だし。山荘のボトルはどこで見たのか。模倣犯の第2弾にしてはもの足りません、正直。 | ||||
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この作品で表現したかったであろう作者の思いは,最終章で痛いほど伝わってきます.様々な受け止め方があるでしょうね.自分自身,考えさせられました. が,作品としては「尻すぼみ」な感じがどうしても否めません. 上巻読了時の期待感は,残念ながら満たされませんでした.等君の「能力」により解明される部分,ここにリアリティを感じられるか否かで作品の評価は大きく異なるでしょう.「模倣犯」と同じ設定である以上,論理的,心理的ロジックで全てが解明されると思っていたのですが,これは勝手な期待でした. 終章を表現する,他の手法はなかったのでしょうか. | ||||
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広告やレビューを見ると「模倣犯」の続編か?と思ってしまいそうですが、全くの別物として読むほうが誤解がなくて良いと思います。 もちろん「模倣犯」を読んでいないと分からない部分もあり、登場人物もダブっているのですが、作品のタッチは全く別物だと思います。 正直に言って、へそ曲がりな私には読後感は今1つでした。 「模倣犯」を読んだときに、「ものすごく良くできた小説だけど、前畑滋子と昭二のくだりは不要だな。全体のトーンがゆるくなる。」と思ったので、元々私には不向きだったのかも知れませんが、上巻の2人の会話が続く場面など、もう少しで読むのを断念しようかと思いました。 そのあたりが気にならない方は、宮部みゆき作品ということで一定の満足感は得られると思います。良い作品だと思うのですが、私はどうしても前畑滋子・昭二コンビは苦手です。 | ||||
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誤解無く断っておくと、私は宮部みゆきファンである。ほとんどの作品はよんでいる。これについては連載中は読んでないからわからにけど、これは冗長すぎる。火車・理由・模倣犯のときの絶頂感、期待感をもつと残念となる。どうしようもないものを抱えて人は生きている。それを語らせるとうまいけれど、名も無き毒あたりから少しパターン化してないか?SFあり、推理あり、時代物あり、平成の松本清張と言わしめて異論はないと思っていた。おつきの編集者さんしっかりね。 多くのコメントにあるように模倣犯を読まないと少しピンぼけになります。 思わず買いましたが、きっと宮部さんのことだから文庫にもなるだろうけど、 ブックオフにも宮部さんの本が105円で並んでいることはまずない。 そういう読者の期待感を、抱かせているのに、今回は斜陽感がいなめなかった。 | ||||
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誤解無く断っておくと、私は宮部みゆきファンである。ほとんどの作品はよんでいる。これについては連載中は読んでないからわからにけど、これは冗長すぎる。火車・理由・模倣犯のときの絶頂感、期待感をもつと残念となる。どうしようもないものを抱えて人は生きている。それを語らせるとうまいけれど、名も無き毒あたりから少しパターン化してないか?SFあり、推理あり、時代物あり、平成の松本清張と言わしめて異論はないと思っていた。おつきの編集者さんしっかりね。 多くのコメントにあるように模倣犯を読まないと少しピンぼけになります。 思わず買いましたが、きっと宮部さんのことだから文庫にもなるだろうけど、 ブックオフにも宮部さんの本が105円で並んでいることはまずない。 そういう読者の期待感を、抱かせているのに、今回は斜陽感がいなめなかった。 | ||||
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本の帯のキャッチコピー「模倣犯から9年−前畑滋子 再び事件の渦中へ」 これだけで充分この本をレジ台に持って行かせてしまう力があるうまいコピーかもしれない。 それだけ「模倣犯」は日本の犯罪ミステリー小説のなかで、高村薫の「マークスの山」と並んで 抜きんでた作品だと思う。(まだお読みでない方は是非一読を) とすれば、当然前作と比較してしまうのが人情だろう。そして読了後残念ながらがっかりしてしまう。「あの前畑滋子はどこに行ったのか?」と言うより「あの網川浩一(模倣犯のもう一人の主人公)はどこにいるのか?」と考えてしまう。前作で猟奇的な殺人を次々犯してゆく犯人の内面を、一枚一枚はがして調べてゆく犯罪捜査の素人である雑誌ライター。そして最後のクライマックスの対決。これ程の作品は、生み出した作者でも超えられないものかと思う。 一番気にくわないのが、超能力がベースとなっていること。宮部作品には優れた超能力者作品が多くあるのだからそちらで書けばいいのに・・・。 いっそのこと網川浩一を超えるような事件を起こす殺人者が前畑滋子に挑戦してくるというようなハリウッド映画の続編のほうがおもしろかったかもしれない。 最近の宮部作品の「どんなありふれた家庭にも隠された過去や秘密がある」事を「たまたま」調べるはめになるのは〔名もなき毒〕の社内報編集者に任せておけばいいのでは。 | ||||
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本の帯のキャッチコピー「模倣犯から9年−前畑滋子 再び事件の渦中へ」 これだけで充分この本をレジ台に持って行かせてしまう力があるうまいコピーかもしれない。 それだけ「模倣犯」は日本の犯罪ミステリー小説のなかで、高村薫の「マークスの山」と並んで 抜きんでた作品だと思う。(まだお読みでない方は是非一読を) とすれば、当然前作と比較してしまうのが人情だろう。そして読了後残念ながらがっかりしてしまう。「あの前畑滋子はどこに行ったのか?」と言うより「あの網川浩一(模倣犯のもう一人の主人公)はどこにいるのか?」と考えてしまう。前作で猟奇的な殺人を次々犯してゆく犯人の内面を、一枚一枚はがして調べてゆく犯罪捜査の素人である雑誌ライター。そして最後のクライマックスの対決。これ程の作品は、生み出した作者でも超えられないものかと思う。 一番気にくわないのが、超能力がベースとなっていること。宮部作品には優れた超能力者作品が多くあるのだからそちらで書けばいいのに・・・。 いっそのこと網川浩一を超えるような事件を起こす殺人者が前畑滋子に挑戦してくるというようなハリウッド映画の続編のほうがおもしろかったかもしれない。 最近の宮部作品の「どんなありふれた家庭にも隠された過去や秘密がある」事を「たまたま」調べるはめになるのは〔名もなき毒〕の社内報編集者に任せておけばいいのでは。 | ||||
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時代ものをあまり読まないので、久しぶりの宮部作品。 「名も無き毒」以来かな? 語りの上手さでイッキによめました。 ですが、やはり、もの足りない。。。 うまくまとまっているぶん、 それがこぢんまりとまとまっているように 感じてしまうのは、ちとつらかった。 上巻がおわったときに、“これは!”と思ったのですが。。。 「名も無き毒」を読み終わったときのもの足りなさと似ていました。 宮部さんは、もうずっと、こんな感じでいくのでしょうか。 | ||||
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