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雨の日も神様と相撲を
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雨の日も神様と相撲をの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.58pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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アニメ化がたのしみです。 相撲に対する深い造詣と愛でしょうか。 | ||||
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城平さんの本は初めて手に取りました。相撲とカエルが好きなので、タイトル買いです。 このふたつがたくさん出てくるので、その点は大満足でした。 主人公の相撲の知識、相撲への愛情がよく描かれてて、そこも楽しかったです。 また情景描写が上手く、カエルが相撲を取っている様子が目に浮かぶようで、アニメ化したらかわいいだろうなーと考えながら読み進めました。 主人公が自分を犠牲にして少女を救う行為を、さらっとやってのけた上、けろっとしていて、この年齢でこれはすごすぎると思いました。 読後感の良い一冊です。 ただ、主人公が世話になっている叔父さんが刑事だからといって、殺人事件が話にからみ、主人公が推理の手助けをするというのは必要性を感じませんでした。 「赤い小さなやつ」を捨てた人物が名前だけで、登場しなかったのも少し残念です。 | ||||
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奇妙な因習や言い伝えの残る村に移ってきた少年と,名家の少女と神様のカエル. ボーイ・ミーツ・ガールなのかと思いきや,なぜか少年と『カエル様』の絡みが多く, その様子はボーイ・ミーツ・カエルといったところで,さらに殺人事件も出てくるなど, これまた気になるタイトルも併せて,中盤を過ぎるまではやや戸惑いながら進む印象です. また,合間合間で挟まれるその事件も,最後までこの流れに盛り込んだ意図が見えず, 割かれるページも少なく,本筋との繋がりもあるようなないようなという中途半端さで, 『少年少女青春伝奇』の言葉通り,彼と彼女,そしてカエルの話だけでよかったのでは. 少年も年齢の割には達観し過ぎていて,それが朴念仁キャラに映るときはいいのですが, 場面によってはその振る舞いがハナについてしまい,そこは少し気になってしまいました. とはいえ,事件の方はほどほどに,カエルへの相撲指導,さらには少女との恋といった, 予想とはまるで違う部分で論理が展開されるのが面白く,ハマり過ぎの感は否めませんが, 先の先,さらにその先も見越したそれらが,語られ,拾われ,畳まれる気持ちの良さは格別. そして終わってみれば,やはりボーイ・ミーツ・ガールで,初々しくも見事な大団円. 飾り気などなにもないまっすぐな一文が,物語を美しく締め,爽やかな余韻を残します. | ||||
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満足でした。 殺人事件の真相が、本筋であるカエルの相撲に関する真相を補強する役割を果たしています。 確かにそれなら殺人事件でなくても良かったかもしれませんね。 | ||||
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本作はカエルの相撲試合に入れ知恵することになった少年の物語である。日本の国技である相撲には残念ながら馴染みがなかったが、本作をきっかけに大いに関心を抱いた。主人公は相撲選手でありながら極めて小柄な少年であり、体格で劣るという弱点をカバーするため理詰めで相撲に取り組む様子が事細かに描かれるからである。本作最大の見どころはこの相撲シーンにあると言える。 また、著者は変則的なミステリを書くことが多く(そのためにファンも多いのかも)、本作の当初の関心はこちらにあった。舞台となる田舎の村が祀るカエル神様の存在だけでなく、物語に組み込まれた仕掛けがクライマックスの相撲試合を境に一気に氷解し、作中の謎がきれいに解消される手腕は読んでいて心地よかった。 しかし、ミステリとしては小粒である。殺人事件は生じるが謎解き自体に主眼はないので、推理小説として読むと肩透かしを食らう。とはいえ、「提示された証拠」と「探偵(主人公の少年)の推理」と後に明らかとなる「事件の真相」という三者の関係性について非常に示唆的な結末となっていて、ミステリ的興味は依然として存在する。 残念だったのは、作中で生じる事件と主人公が巻き込まれた出来事がそれほど密接な結びつきがなく、主人公が探偵役を務める必然性が薄い点にある。続編(もしあれば)でこの主人公が探偵役を務める際には、この点がどのように説明されうるのか、今から期待しておくとする。 なお、本作はとりあえずの結末を迎えており、次回作があるかどうかも含め、続報を待て、状態です。 | ||||
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これぞ城平京節! というべきエッセンスがつまった作品となっていると感じました。 主人公の後ろ向きであるようで前向きであったり、自分以外の幸せを願う姿勢もまた城平先生の作品らしさが出てました。 過去作でもカエルや相撲が触れられてたのも、今作の構想がどこかにあったからでしょうかね(^O^) オーソドックスなミステリではないものの、対決要素は健在であり、とても楽しむことができました。 | ||||
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