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(短編集)

トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と



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【この小説が収録されている参考書籍】
トワイライト・テールズ  夏と少女と怪獣と (角川文庫)

トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣との評価: 3.75/5点 レビュー 8件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.75pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

山本弘先生の『良作』

短編集ですが、MM9の世界観を共有しており、怪獣のSFドラマがおもしろい一冊でした。
ただ、「ドラマの中心」が必ずしも怪獣ではない(冒頭一作やタイトルになっている作)ため、個人的には少々評価を下げています。ただ著者の趣味が全開になった名作も収められているので、買って損はありません。
トワイライト・テールズ  夏と少女と怪獣と (角川文庫)Amazon書評・レビュー:トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫)より
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No.7:
(2pt)

いつものSF感無し

MM9シリーズのスピンオフ作品。怪獣が出てくるので、一応SFなんでしょうが、本編に出てくるようなトンデモ理論はありません。あまり好みではありません。
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No.6:
(4pt)

タイトル作だけハッピーエンド

怪獣で感動したい人は読んでみてください。
つらい話は嫌だという人はやめたほうがいいと思います。
副題になっている『夏と少女と怪獣と』は、青春ミステリー小説でハッピーエンドですが、他は最後まで救いのない話です。
特に、表紙に描かれている『怪獣神様』は途中から予想されるとおりの悲壮な結末までまっすぐ進んでいきます。解説者が言っている通りの号泣怪獣小説です。
巻末に解説がついている分、大きいほうの本より文庫版がお得です。
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No.5:
(5pt)

怪獣文学の傑作

海外ではコミック中心になるが、日本では怪獣文学が一つのジャンルとして成立する。まるで、ソンビ映画が確立されたジャンルであるようですね。
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No.4:
(2pt)

ピュアではないので…

泣かせようとしてる感じがあって泣けないです。
オチもよくあるようなオチで良くも悪くも普通といった感じです。
世界観はいいと思うんですが、どこか物足りないかんじでした。
絵本にするならいいかも知れませんが、小説としては内容のわりに長すぎてしんどかったです。
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No.3:
(3pt)

MM9世界の短編4編

MM9世界の短編4編。
気特対は主役でなく脇役だったり出てこなかったり。
主役は怪獣とそれに係わる人々だった。
この中では表題「夏と少女と怪獣と」、「怪獣神様」、「怪獣無法地帯」が気に入ったな。
「怪獣無法地帯」は「廃都の怪神」よりターザン(女の子だけれども)だったのが嬉しいな。
解説にあった「MM9世界年表」は「MM9-destruction-」Kindle版には無かったよ。
あれ、出版社が違ってるのに今気が付いたよ。
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No.2:
(5pt)

MMシリーズ番外編 怪獣が好きな人と好きだった人は、全員読むべし

MM9の世界観に基づく短編集だ。あの世界が大好きなので、どっぷりと浸らせていただきました。
『生と死のはざまで』MM7級の空飛ぶ怪獣が、ショッピングモールに墜落した。少年と女性自衛官が半壊したモールに閉じ込められている。
傷ついた怪獣が身動きするだけで崩落しそうだ。タイムリミットは迫る。
ある種の現実逃避ストーリーが好きな人には、とても痛いお話だ。現実からは逃げられない。いつかは戦って乗り越えなければならない。
少年にそれができるのだろうか。本作には賛否両論あると思う。私は7対3くらいで賛のほうだ。
作者は「こうしたくなかったけど、せざるをえなかった」のだと思う。

『夏と少女と怪獣と』舞台はアメリカだ。ひと夏の恋は、少年の胸に甘酸っぱい衝撃を与える。
純粋な初恋と怪獣出現を巧みに組み合わせた名編である。小道具の配置や伏線回収が見事だ。
『怪獣神様』舞台はタイ。孤独な少女だけは怪獣と心が通じ合う。
一人と一匹が共感できる理由は、とても切ない。文明批判SFともいえる。

『怪獣無法地帯』舞台は1968年のアフリカ。この中途半端な年代設定には、実は重要な意味がある。
野生の少女マリオンは、三人の白人探検家に依頼されて道案内することになった。作者得意の女ターザンもので冒険怪獣SFだ。
でもそれだけではない。ストーリーは二転三転して別の味わいを発揮するのだが、ネタバレするので書けない。
謎の二足歩行怪獣が「あれ」だったときには、仰天した。有名特撮シリーズの有名エピソードに対する最高のオマージュである。

四篇とも味わいがまったく違うのに、いずれも人間と怪獣のかかわりというテーマは共通している。あるいは、怪獣を通して人間を描く。
これこそが怪獣王国日本の映像クリエイターがこだわり続けたコアの部分にほかならない。
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No.1:
(5pt)

MM9の正統外伝。

主人公が思春期なせいか少し性的表現が鼻に付きますが、ま、そこはジュブナイルってことで。 怪獣小説というと兎角偏見が付きものですが、山本先生の作品はちゃんとSFしてるので地に足付けて読めます。 1編目がまさかの××オチだったときはどうなるかと思いましたが、収録4作品ともまったく毛色が違い杞憂でした。 作者も「書いてて泣いた」という『怪獣神様』は確かに良作。 主人公の少女が「間違っているのは世の中の方」と言うラストは小説ならではの重みです。 『怪獣無法地帯』では、××××を想起させる変異怪獣も出てきます。 MM9を楽しんだ方は是非。
トワイライト・テールズ  夏と少女と怪獣と (角川文庫)Amazon書評・レビュー:トワイライト・テールズ 夏と少女と怪獣と (角川文庫)より
4041036186

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