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ライオンハート
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ライオンハートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全39件 21~39 2/2ページ
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先の展開が読めるお話ではあったのですが、文章の流れがとても綺麗で気づけば惹き込まれている、そんな印象があります。 切ないのだけれど、どこか温かいような。 エリザベスとエドワードの僅かな再会の瞬間を、一緒になってドキドキ 待ってしまいました。 何度も読みたい!というよりは、時折開いて世界に浸りたい、そんな 作品。 | ||||
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その声に、何故か胸をしめつけられる... そんなイメージが湧き出てくるような文章です。 やっとめぐり合ったと思っっても、それは束の間。すぐに次のヒトと踊る順番になってしまう〜ダンスのような話です。 この曲が続いている時に、またあのヒトと邂逅できるのか? 哀しいことに、手が触れ合うほど近くに来ないと、自分にはそのヒトかどうかがわからないというのに... そんな喜びや不安にあふれてるのです。 連載誌で読んでいたときは、テーマとなる絵画が表紙となっていたのですが、文庫ではそれが載らず。 重要なファクターなのに。 非常に残念なので、☆をひとつ減らしました。 絵画以外にもとても視覚的な要素の強い作品です。海外で映画化されると良いなと思ってもみました | ||||
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何となく表紙に惹かれて買った一冊。 最初は時代がころころ変わって難しかった。 でも読みすすんでいくうちに、どんどん話のなかに入って行きました! 頭のなかで主人公が映像になって映画みたいにもなった。 ラストもとてもいい! 「ライオンハート」の意味が判らなかったから何度か読みました。 今は少しは判ったかな、と思う。 何度も楽しめる一冊です。 | ||||
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時間軸が行ったり来たりする中で繰り広げられるドラマ。 ケイト・ブッシュが同世代だったので、アルバムに影響されたということが印象的な作品。 口絵が訴えかけてくる迫力がすごい。 昔、NHKで「タイムトラベラー」というドラマをやっていたけれど、オーバーラップする部分があります。 | ||||
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連理の枝、比翼の鳥など、 片方無しではいられない表現がありますが、 ある意味、真逆の2人の、 一生涯に1度だけ邂逅する、ただそれだけのラブストーリー。 何度も生まれ変わっても、1度だけの逢瀬なのです。 その時々で場所どころか、お互いの年令だってまちまちの2人。 1度の逢瀬の為に、生まれて、生きてきたのです。 ラブストーリーではあるけれど、 そこには『男女の情愛』というよりも、 『魂の半身である【貴方】を求める』というのがぴったりだと思うのです。 感動の度合いは内容的に個人差があると思いますが、 多分、これからの季節、秋の夜長の読書には似合いの1册だと思います。 | ||||
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綺麗で素敵なお話だな~と思いました。 SF入ってるんで、ちょっと怖いところもあったけど、ほんっとにきれいな話だと思います。 そんなもの信じなかった私に、運命っていいな、と思わせてくれる話でした。 これを読まずに恩田陸さんは語れません。 | ||||
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この本を読み終わった時、なんて美しい内容なんだろうと思いました。 一文一文がきれいで読みやすく、こんなにスラスラと内容が飲み込めるラブストーリーは今まで読んだことありません。 女性らしい繊細な書き方で読む人を物語に引き込みます。 人間の魂の根本にある感慨深さを読みながらひしひしと感じ、共感出来る一冊だと思います。 読む人すべてに読み終わった後、なんとも言えない充実感が味わえ、まさしく恩田陸さんの最高傑作と言えます!! | ||||
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生まれ変わっても、人は同じ人を愛するという。 それはまさに、魂と魂の触れ合いと言うべきものだ。 時の流れも、年令も、お互いの立場も、何もかもを超越してしまう。 不思議な話だけれど、あり得ない話ではない。 実際にこうした話が、世界のあちこちにあるらしい。 いつか二人が結ばれる日が来るのなら、こんな素敵なことはないのだが・・。 | ||||
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この作品を読んで体が震えました。 自分の前にとてつもなく大きな何かを押し当てられているようでした。 その私が感じた何かは《感動》そして《恐怖》でした。 本を閉じた後も、私の心はしばらくその2つの感情に支配されました。 そして理由が分からないのに、泣きたくなるのです。 | ||||
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~逢いたいという気持ちがつのる。 逢いたくて逢いたくて。 ようやく逢える。 そして、別れ。 別れたあとはとてもつらい。 けれどそれを耐えられるのは、次に逢う約束があるから。 別れの寂しさが、次に逢う日を待ちわびる喜びにかわるから。 でも、その「次」が、自分の一生のうちにかなわないとしたら、、、 それでもエリザベスとエドワードは、逢いに行く。 残りの~~自分の人生を、望みないままに生きていかなければならないことを知っていながら、逢わずにいられない。 相手から何も望まないもの、それが「愛」の本質なんだと思わされた。 ~ | ||||
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恩田陸さん。 最高ー!!ライオンハート最高ー!! この恋愛はどの恋愛よりもはるかに切なく感動させられる作品です。 自分がまるで、主人公になった気分になり、自然と涙がでてきました。 何度読んでも泣けます。 | ||||
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これはSFメロドラマと解釈してよいのだろうか。 時をこえ時空をこえてほんの一瞬だけの出会いを何度も繰り返す男女。 で、どうしてこうなったのかという点においては多少納得のいかない部分あり。納得のいかないというよりもよくわかんないということなんだけど(笑)。 疑問点が残る形なのは私の理解力不足のためか、はたまたこういう読者の想像の余地に判断を任せる作家の意図するところなのか。 メロドラマとしては、とてもいいと思った。 いわゆるすれ違いの愛だけど、その一瞬の出会いを夢見て出会う前から恋する気持ちの強さやその刹那が、もの凄くひしひしと伝わってくる。とにかく会いたい、会いたい、ただそれだけなのに、どうしてこうも切なさと幸福感とで満たされていくのだろうか。 とくに「エアハート嬢の到着」と「春」は、このためだけに生きてきてそれを至福と感じる彼・彼女に、思わず自分も恋をしているような気持ちになって胸がキュンとなった。 | ||||
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えー、うそ、そんなことあるわけないよ、ドラマチック過ぎ・・・ と思いながらも、 でもほんとにあったらいいなぁ・・・ と、ほのかに胸があったかくなる、とびきりの恋愛小説です。 最近恋愛疲れたな、と感じてる人におすすめ。 | ||||
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恩田陸好きにはたまらない一冊です。 時を越えて何度もめぐり合うエドワードとエリザベス。 ストーリーだけでなく、チャプターごとに挿入されている絵も素敵です。 | ||||
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恩田陸に手をつけたなら必ず読まなくてはいけないなと感じます。 メロドラマをSFでという軸で作られています。 それがどこから始まったのかわからないけれど、時空を超えてふたりは必ず出会う。 結ばれることはない。 でも、離れた瞬間から、会う瞬間を待ち続けている。 覚えていてね、わたしのライオンハート。 エリザベスとエドワード、ふたりの愛の物語です。 常にミステリー性を帯びていて、それぞれ時空の違う5つの物語でいつふたりが出会うのかが楽しみになってきます。 「どこから始まったか」の答えも物語りの中に! ハードカバーは装丁が素敵でしたが、文庫化しても変わらずよいです。 みんなに勧めたい作品。 | ||||
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これは恐らく恩田陸の生涯最高のラブ・ストーリーだと思いますね! サブタイトルの”名画”も単行本と同じくカラーで載っていますよ! 最終章の「記憶-1855年-オックスフォード」で迎えるクライマックスは 本当に感動的です! 文庫本化されたこの機会に是非!読んで下さい!! 多分、読み終える頃にはお気に入りの一冊になっている筈ですから! | ||||
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恩田陸に手をつけたなら必ず読まなくてはいけないなと感じます。 メロドラマをSFでという軸で作られています。 それがどこから始まったのかわからないけれど、時空を超えてふたりは必ず出会う。 結ばれることはない。 でも、離れた瞬間から、会う瞬間を待ち続けている。 覚えていてね、わたしのライオンハート。 エリザベスとエドワード、ふたりの愛の物語です。 常にミステリー性を帯びていて、それぞれ時空の違う5つの物語でいつふたりが出会うのかが楽しみになってきます。 「どこから始まったか」の答えも物語りの中に! | ||||
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洋画のオムニバスを観る、そして現在周りに愛しい人々がいてくれる不思議を見つめ直したくなる。 二つの視点で読める。 各ストーリー(全ての話はリンクしつつ終盤に向かう)の最初に置かれる名画の中で登場人物は呼吸しているようで、大切なのはその時を生き続けることより、瞬間でも相手に出会うことであったりするように思える。 しかし、最後には普通の出会いから重ねる歴史こそ、お互いを唯一の存在にしてくれるという現実への肯定も漂う。 ひたむきさや直感だけでも語れるものが恋だとすると、それ以外のもので綴られる愛を手に入れたとき、人は本当の喜びを感じるのだろう。 | ||||
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けれど、いつも出会う時には『あなたに会えてよかったと思う。』 その喜びが爆発的であればあるほど、 短い逢瀬のその次の瞬間の別離によって、二人は大きな絶望のふちに叩き落される。 それなのに、彼女はいつもささやく。無情にも。 『覚えていて。エドワード』読み進むうち、同じようなテーマの作品で、北村薫の『リセット』を思い出した。時を越えて、何度も出会う、恋人たち。 どちらも、『メロドラマ』を描きたい、といっているところまで同じだ。 けれど、舞台設定と時間軸が違う。 北村薫は、日本の中で比較的短い時間の流れの中で、 何度も出会う恋人たちの姿を時間軸に順に沿って描いていった。 そして最後はともに老いていく恋人たちの姿を描いていた。恩田陸の方は、舞台をイギリスにしている。 もちろん、いくつかほかの国に舞台を移してはいるけれども、 どの物語も最終的にはイギリスに終焉していく。 これは、やはり彼女にインスピレーションを与えたケイト・ブッシュのセカンドアルバム『ライオンハート』のことを思えば当然だとは思う。そして、彼女の扱う時間軸ははるかに長いほぼ4倍の年月にわたり、 しかも、いくつか物語りの中に挿入される小道具とともに、 『球形』をしている。 天球のかたちなのだろうか。そして、運命はその天球を叩き割る斧の形をしている。 そのドラマチックな解釈には、彼女にインスピレーションを与えた数枚の絵画がそのモティーフを与えているのだろうけれども、 読んでいてうっとりさせられてしまった。 どこまでも豊穣な物語であった。 | ||||
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