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真犯人
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真犯人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全47件 41~47 3/3ページ
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41年前の昭和49年、5歳の男児が誘拐、殺害された。そして時を経て平成27年、その父親が殺害遺体となって発見されたが、その発見現場が、過去の誘拐事件で、身代金の受け渡し場所として指定された場所だった。 この前置きからして興味をそそられるが、さらに、当時事件を解決できなかった警察は、その時効直前の昭和63年にも徹底した再捜査を行っており、そこでも解決に至らなかったという2度の敗北のうえに起きた事件であり、3度目に挑むリベンジ捜査という設定が、のっけから、読み手をゾクゾクさせる。 果たして、警察は3度目にして真犯人を捕えることができるのか? 昭和に行われた再捜査が大部分を占めており、背景が時代を感じさせるのですが、その中で、警官たちの意気込みがヒシヒシと伝わってきて、作者が作品に真摯に想いを込めたものが伝わってきます。 まぎれもない「警察小説」を読んだという充実感がありました。 | ||||
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時効が成立した41年前の幼児誘拐事件の幼児の父親の他殺体が発見され、静岡県警の日下刑事はその未解決の誘拐事件との関連性を疑い捜査を開始する。その中で、時効成立直前にその誘拐事件の再捜査の指揮を執った重成警視と会い、当時の再捜査について聞くが、物語の構成は主にその回想録となっています。 県警の威信や周囲の軋轢など様々な要因を抱えながら、苦難の再捜査が巧みに展開し、警察小説が好きな方にはおすすめです。その特別捜査班の刑事たちの個性も出ており、各捜査コンビの仮説や推理もロジカルで良く練られ工夫されています。結末はある意味で予想の範疇にはなりますが、しっかりと伏線も回収されています。 現在~過去~現在の捜査場面が容易に思い浮かび、いい意味で2夜連続スペシャルドラマのようになれば、骨太で展開にのめり込む良い作品になりそうな気がします。 | ||||
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初めて読む作者の本で最初読みづらかったですが後半は引き込まれました 6人の刑事の粘り強い操作と、どんでん返し?予想外の結末が楽しく読めました 警察がらみの話が好きな人にはお勧めの1冊です | ||||
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久しぶりに満足できる小説を読んだ。2度目の再捜査は失敗だとわかっていても、グイグイ読ませる展開とその筆力はすごい。この作者の本は初めてだが、他の作品も読んでみたいと思わせる出来だった。最近本の帯にひかれて読んではみるが、たいてい評判倒れでがっかりさせられることが多い。しかし、本格的推理物をご希望の方には、この本は満足されるものと思います。 | ||||
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昭和49年に発生した5歳の男児が誘拐され殺害された事件。未解決のまま時効まであと1年となった昭和63年に特別捜査本部が設置され再捜査が行われる。そして平成27年、離婚していたものの男児誘拐事件で殺害された男児の父親である男が殺害されたことをきっかけに41年前に発生した男児誘拐殺人事件が再び動き出す。 物語は平成27年に発生した事件を解決するための情報収集として、過去の男児誘拐殺人事件にさかのぼるのだが、昭和63年に設置された特別捜査本部の捜査が中心に展開されていく。 特別捜査本部の執念の捜査が印象的だった。当時の捜査の矛盾点や見落としを徹底的に洗い出し、新たなスジを探していく。関係者に14年前のことを質問してこんなに覚えているかといいう疑問はあったが、それでも特別捜査本部の目の付けどころや、スジの追い方は論理的で読み応えがあった。たった6人の少数精鋭だが、それぞれの捜査官も癖があってよかった。個人的には辰川さんが好きだった。 最後は思っていた通りの結末だったが、特別捜査本部の執念の捜査が真実を明らかにするきっかけになったのがよかった。 | ||||
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書店で何気なく手にした本でした。 誘拐物はこれまでたくさん読んだけど、犯人からの連絡方法が非現実的だったり、身代金の奪取の手段が荒唐無稽だったり、事件の展開する土地が都合のいい架空の場所だったりと、ガッカリさせられることが多々ありました。 ところが、本書は、それらの点がいずれも実に現実的で(身代金の奪取はないけど)、本当に起きた事件を多度っているな興奮を覚えました。 事件の展開する場所が静岡県内のいろいろな場所であり、結構よく知っている土地なのも、うれしい限りでした。 ラストで明かされる真相が悲しく、そして心に沁みます。 | ||||
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筆者の作品は初めて読みました。 最初は、ちょっととっつきづらいかなと思いましたが、読み始めたらぐいぐい引き込まれ、途中でやめれなくなりました。 41年前の事件が現代の殺人事件のキーに。 とにかく面白かった、他の作品も読んでみようと思います。 | ||||
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