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夢より短い旅の果て
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夢より短い旅の果ての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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安価なのに綺麗な本でした! | ||||
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短編集ですが、軸の謎解きは続刊に持ち越しです。こどもの国線、子供の頃にはよく乗りましたが、改札がないことに全然違和感を感じてませんでした。 | ||||
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柴田よしき氏の『夢より短い旅の果て 鉄道旅ミステリ1』 (角川文庫)を読んだ。 行方不明になった初恋の「叔父」が、その同好会のメンバーでもあったということで、なぜ失踪したのか‥それを探るために入会した主人公(女性)の「鉄道旅ミステリー」といった趣の小説だった。3・11以前の設定で、上野-仙台間を常磐線で走破するシーンもある。この路線は、僕も走破したことがある。いまは地震、原発被害のために寸断されているが‥‥。 飯田線走破もまだしたことがないが、本書では走破シーンも出てくる。この前、伊那市の古本市に出掛けるために、長野方面から少し足を運んではいるが、その先は未踏。 「失踪の謎」は完全に解明されないままで本書は終わるが、続編『愛より優しい旅の空』 (角川文庫)に続いているようだ。 軽いミステリと鉄道旅とを交えた青春小説として楽しく読める一冊だった。残念ながら(?)濡れ場はないが、こういう鉄道&ミステリー的な嗜好もいいもの? | ||||
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単純に取材や資料をなぞった作品とは,明らかに違う印象を抱いて読んでいたところ, 『あとがき』から著者自身も鉄道の旅がお好きとわかり,見事に納得をさせられた一冊. 一方,のどかに映るカバー絵とは裏腹に,主人公の背景や旅先での出会いは少し重ためで, 過去に縛られた主人公,同じ列車に乗り合わせた人たち,さまざまな人間模様が描かれます. ただ,東日本が旅の中心となるため,土地勘がないとどうしてもイメージが湧きづらく, 巻頭に路線図はあるものの,作中で挙がる全ての駅が載っていないのは不親切に感じます. また,鉄道に人生を重ねた『素敵な言い回し』が目立ち,だんだん冷めてくるとともに, 終盤にて見られる偶然の出会いや再会の連続には,強引で都合の良さが覗いてしまいます. このほか,最後までハッキリ見せない篇が多く,篇によっては余韻を残すこともありますが, 大事に思われる部分を曖昧にしたまま,次の旅が始まることには物足りなさを覚えることも…. 旅の様子や行く先々の歴史などは興味深く読め,紀行小説としては悪くありませんが, ミステリの部分はかなり薄く,それらしき謎や疑問も物語の中に自然に溶け込んでおり, 『旅』が付いているとはいえ,『ミステリ』の肩書きはなくても良かったように思います. | ||||
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こんなに女の人の鉄道ファンが光を浴びる前のファンです。 最近はあまり行かないですが 以前は息子が小さいテツだったので一緒に行きました。 鉄道に限らず、旅する心のロマンを、語ってくれます。 そうそう、それを言いたかったんだよね、と皆の心を 伝えてくれています。 ミステリ仕立てなのですが 肝心の方はどうなっていてもハッピーなような 気もしますが、気になるので第2巻も買います。 | ||||
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柴田よしきの鉄道旅ミステリシリーズの第1弾。 個人的には柴田よしきというと「猫探偵」シリーズの印象が強いのだが、巻末解説(有栖川有栖!)などを読むと、なかなかの鉄道ファンのようだ。へぇ。 本書は、とある目的で某大学の鉄道旅同好会なるサークルに加入したヒロインが、先輩諸氏をはじめとする多くの人との出会いやら、自分を見つめ直す一人旅やらを経て、人間的に成長していくさまを描く、というのが主題のようである。全体としてミステリの体裁をとった謎も提示されるが、たぶん今後もこれがメインという形ではないだろうと思える展開である。 とはいっても、紹介される鉄道旅にはちょっとマニアックな選定がみられたり(氷見線はともかく、北陸鉄道)、絶対に著者の思い入れだよと思える飯田線の旅、そしてタイミング的にちょっとうっとなってしまったスーパーひたち仙台行き、などなど。 そもそも○○殺人事件のような「鉄道ミステリー」だと思って読むと肩透かしを食らうし、マニアックな知識満載な鉄道小説だと思って読んでもそれもちょっと違う。あまり鉄道鉄道という感じではない女性読者あたりが対象なのかなとも思う。(ただそれにしては、この表紙の飯田線80系旧型電車らしきイラストは飛ばし過ぎな気がしますね。) 作品全体に流れるテーマとして、ローカル鉄道に限らず、日本のいわゆる地方に対する愛に満ち溢れている感じがして心地よい。第2弾は東北方面中心のよう。楽しみである。 | ||||
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安かったので多少の使用感は覚悟していましたが、思ったより折れや押しキズが多く、ちょっとがっかり。自分の書棚に入れたくない感じでした。 | ||||
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電車には全く興味がなかったけど、この小説を読むと電車で旅に出たくなります。鉄道オタクの話ではあるけど、オタクじゃない人が読んでも嫌悪感を感じることのない文体が読者を選ばないだろう。続編が楽しみ。 | ||||
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ただ、その同好会に入るためだけに大学を選び、上京もした香澄。 なんとしても同好会の正会員にならなかった理由は・・・と序盤はややミステリー風に物語が始まります。 初恋の相手である叔父が失踪した理由を求め、叔父の行方を突き止める、香澄の目的はただそれだけだった・・・はずなのですが、鉄道旅の魅力にとりつかれていく過程が丁寧に丁寧に紡がれていました。 私は鉄子ではありませんが、ゴトゴトとゆっくりすすむ鉄道の旅をしたくなりました。 早く目的に着くことだけが優先され、廃線化が進む日本の鉄道事情。 無くなってしまう前に、その大切さを味わわなければ・・・と感じました。 叔父の行方は本書の中では語られませんでした。 あとがきを見るとそこには震災の影響が・・・ 続編を楽しみに待つことにします。 ミステリーとしてよりも、鉄道旅のゴトゴトした音、車窓の風景、ゆっくりとした時間の経過・・・などなど、香澄と一緒に旅を楽しむことが何よりも素敵な一冊でした。 | ||||
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主人公は、失踪してしまった初恋の人を探すために、大学の同好会で鉄道旅を始めます。 旅の情景は、私には想像しづらいところもありましたが、鉄道旅が好きな人にはおもしろいと思います。 それに寝台列車で、不可解な行動をする女性を目撃した主人公は、色々想像しちょっとミステリーな要素も加わります。 そしてその女性の真の目的を知ることもでき、この辺はおもしろかった。 ただ、肝心の「初恋の人を探す」という旅は、目的地に着くことなく物語が終わってしまいます。 続編を書くつもりなのかもしれませんが、ちゃんと本書の中で終わらせてほしかった。 続編が出ても買いたいと思いません。 | ||||
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