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死日記
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死日記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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シングルマザーの母親に愛人ができたことからネグレクトをうける少年の日記。 DVの父親が事故死した後、転がり込んできた母の愛人。母から女へ変わってしまった母親。直接的な虐待はないものの、主人公の人生が暗転していく。 まったくもって悲惨なお話しなのだが、酷い扱いをされ続けながら母親を慕う主人公の心を掘り下げきれていないからか、ぐさりと響いてこない。主人公の生命が脅かされ続け、そして...となるラストで共感することがないのだ。母が女になるあたりは、上手く表現されているのだけど。 日記の合間に語られる、刑事、母親らのサイドストーリーが本編に効いていないのも残念。 | ||||
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なんで?なんで?なんで?なんで死ななくちゃいけないの? なんでそんなにお母さんを愛していたの?お母さんがしあわせじゃないと生きていている意味がなかったの? そうだね、お母さんが哀しいとも哀しいもんね。 お母さんが笑顔でいられるなら死ぬことなんてどうってことなっかたんだよね。 この母親の元に生まれてきたから運命だからどうしようもなかったんだよね。 9冊目に読んだ桂さんの本。 どの本も何か教えてくれてました。 運命には逆らえない事、生まれた時から抱えきれない重荷をもたされている事、私にもわかります。 でもこの作品はやっぱり哀しすぎます。 | ||||
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ひたすら救いがなく、切なく、狭まった出口に押し込められるような作品。 タイトルに結論が出ている上に挟まれるエピソードが、一縷の望みさえ打ち砕く。 ただひたすらに女であろうとした母親と、ただひたすらに子供でいたいと願った少年と。 寂しいと、一人でいたくないと、切ないと嘆く母親に、刑事は問う、ではあなたがオトコといたときに、一人になった少年の気持ちは考えなかったのかと。 一人の女性が女であろうとしたときに、同時に母親にはなり得なかったのか。 ただ辛かった。 | ||||
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タイトル・装丁を見た時は、ねらいすぎ?なんて思ってしまい、 あまり期待していませんでしたが、予想に反してけっこう良かったです。 実際にニュースになった事件の裏にも、こんな真実が隠されているのかも と思うと、心臓をぎゅっとつかまれた気分です。 若干古めな学生の雰囲気(携帯が普及する前くらいのかんじ)と、 テーマが思いのとで、全体的に静かめ(暗め?)な印象ですが 親子の間で殺伐とした事件が繰り返されている今日この頃、改めて 親子の愛情について考えさせられる作品だと思います。 残酷な大人の世界でひたむきな子供の気持ちが胸を打ちます。 | ||||
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