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天の光はすべて星
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【この小説が収録されている参考書籍】
天の光はすべて星の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 21~22 2/2ページ
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もう40年も前になるが、武蔵小杉駅にほど近い中原ブックランドという本屋で、初めて自分の小遣いで買った文庫本はブラウンの短編集「未来世界から来た男」だった。僕はおもちゃ箱のようなブラウンのトリッキーなアイデアに魅了され、SF少年の道を歩き始めたのだった。 最近再評価著しい星新一氏にも影響を与えたブラウンの、ちょっとタイプの違う長編が本作だ。初期宇宙飛行に携わり、片足を失った初老の主人公が新たな木星探査計画に参画せんと最期の情熱を傾けるという話。少年のごとき宇宙へ憧れと障害をおそれぬタフネスぶりなどは最近のアメリカ映画(例えば「スペース・カウボーイ」)にも共通する。なんだか妙に性急な男だなと思っていると、切ないラストにつながる一つの伏線だったことに気がつく。 なにしろ1953年の作。ブラウンがした未来予測には当っているものもはずれているものもある。ただ、「2001年」「木星探査」というと、「2001年宇宙の旅」と同じなのが面白い。 2000年を21世紀のはじめと勘違いしているのはご愛嬌。 | ||||
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SF・ミステリの奇手F・ブラウンによる、ブラッドベリばりのロマンチックSFです。 幼い頃から宇宙への憧れを抱き続けた主人公。 宇宙飛行が実現間近となり、自ら宇宙船に乗り組むべく様々に奮闘するが… 読後、本書のタイトル『天の光はすべて星』の意味が胸に染みこんできます。 感涙。 ブラウンの作品群の中でも、決して傑作ではないです。 しかし、ブラウンが『斬新な着想、巧妙なプロット、あっと驚く結末』だけの作家ではないことを証明する佳作です。 かなり昔、早い時期に絶版となったようですが、ブラウン好きを自認するなら必読の一冊です。 | ||||
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