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細い赤い糸



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細い赤い糸の評価: 4.43/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.43pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(5pt)

名作です。

昔読んで忘れられない本は誰にでもあると思います。私にとってはこの本はその中の一冊です。
細い赤い糸 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:細い赤い糸 (講談社文庫)より
4061360973
No.5:
(5pt)

99歳

素晴らしいです。
ぜひ買って読んでください。
細い赤い糸 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:細い赤い糸 (講談社文庫)より
4061360973
No.4:
(4pt)

タイトルも光る不朽の名作

映画館、オート三輪、公衆電話といった昭和の情勢を除けば、現代にも通じる魅力がある。
汚職、不倫、医療ミスなどをテーマにした犯罪は、不変のものなのだろう。
小説全体に仕掛けがあるような構成は、当時としては斬新なものだったに違いない。
得意とした物理トリックを封印して挑んだ著者の気概が、不朽の名作を生んだ。
細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)Amazon書評・レビュー:細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)より
4575658138
No.3:
(4pt)

なかなかのもんです。

一見別々に見える4つの事件が、最後に一つに収束する。なかなか面白く読みました。時系列を少しずらした順番で並べただけで、こんな効果が出るのだと感心しました。
細い赤い糸 (1977年) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:細い赤い糸 (1977年) (講談社文庫)より
B000J8S6B8
No.2:
(5pt)

後味はよろしくないかも

1962年 第15回日本探偵作家クラブ賞受賞作

4つの一見別々の殺人事件が、最後に収斂していくという仕掛けのミステリ。

それぞれの事件が章毎に別れて描かれている。1章では汚職に手を染めた公団職員、2章では強盗事件を起こした青年、3章では恋人とのよりを戻したいOL、4章では病院の経営に自信を喪失している副院長が被害者となる。共通しているのは彼らが撲殺されていることと、凶器に赤い糸が付着していること。

各章の被害者たちの接点が見つからないまま、ラストでいっきに繋がるスッキリ感が味わえる。犯人はしっかり登場しているし、伏線も綿密に張られているのだが、4章まで読み進めないと真相は分からないと思う。各章のそれぞれエピソードが良くできているので、本書の構成そのものが、読者を混乱させるように組み立てられているということか。

犯行の動機や決着のつけ方は切な過ぎるので、後味はよろしくないかもしれない。特にタイトルの「細い赤い糸」の意味は、重く感じてしまう。

日本推理作家協会賞受賞作の中では名作の方だと思う。
細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)Amazon書評・レビュー:細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)より
4575658138
No.1:
(5pt)

地味そのもの。だけれども…

この作品には推理小説にありがちな
要素が見られない、いわば「奇書」的なものです。
この本には名探偵もいなければ複雑なトリックもありません。
だけれども奇怪な事件ではあります。

一見すると実に不思議な、
何のつながりも見出すことのできない事件です。
状況も、年代もまったく違うものが
殺されていくのですから。

しかしながらこの作品は
さほど犯人は隠蔽されていません。
よく考えてみると犯人として
あがりそうな人が限られていくのが
よくわかることでしょう。

最後もこの作品は地味です。
だけれども、どこか不愉快な思いをしません。
犯人に対しても憎しみ、と言うものが
沸かないのです。

それはその星ともいえるものが
あまりにも同情されるべく状況に
おかれてしまったからかもしれません。

地味さを好まない人には向かない本です。
細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)Amazon書評・レビュー:細い赤い糸 日本推理作家協会賞受賞作全集 (15)より
4575658138

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