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細い赤い糸
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【この小説が収録されている参考書籍】
細い赤い糸の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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昔読んで忘れられない本は誰にでもあると思います。私にとってはこの本はその中の一冊です。 | ||||
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素晴らしいです。 ぜひ買って読んでください。 | ||||
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映画館、オート三輪、公衆電話といった昭和の情勢を除けば、現代にも通じる魅力がある。 汚職、不倫、医療ミスなどをテーマにした犯罪は、不変のものなのだろう。 小説全体に仕掛けがあるような構成は、当時としては斬新なものだったに違いない。 得意とした物理トリックを封印して挑んだ著者の気概が、不朽の名作を生んだ。 | ||||
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一見別々に見える4つの事件が、最後に一つに収束する。なかなか面白く読みました。時系列を少しずらした順番で並べただけで、こんな効果が出るのだと感心しました。 | ||||
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1962年 第15回日本探偵作家クラブ賞受賞作 4つの一見別々の殺人事件が、最後に収斂していくという仕掛けのミステリ。 それぞれの事件が章毎に別れて描かれている。1章では汚職に手を染めた公団職員、2章では強盗事件を起こした青年、3章では恋人とのよりを戻したいOL、4章では病院の経営に自信を喪失している副院長が被害者となる。共通しているのは彼らが撲殺されていることと、凶器に赤い糸が付着していること。 各章の被害者たちの接点が見つからないまま、ラストでいっきに繋がるスッキリ感が味わえる。犯人はしっかり登場しているし、伏線も綿密に張られているのだが、4章まで読み進めないと真相は分からないと思う。各章のそれぞれエピソードが良くできているので、本書の構成そのものが、読者を混乱させるように組み立てられているということか。 犯行の動機や決着のつけ方は切な過ぎるので、後味はよろしくないかもしれない。特にタイトルの「細い赤い糸」の意味は、重く感じてしまう。 日本推理作家協会賞受賞作の中では名作の方だと思う。 | ||||
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この作品には推理小説にありがちな 要素が見られない、いわば「奇書」的なものです。 この本には名探偵もいなければ複雑なトリックもありません。 だけれども奇怪な事件ではあります。 一見すると実に不思議な、 何のつながりも見出すことのできない事件です。 状況も、年代もまったく違うものが 殺されていくのですから。 しかしながらこの作品は さほど犯人は隠蔽されていません。 よく考えてみると犯人として あがりそうな人が限られていくのが よくわかることでしょう。 最後もこの作品は地味です。 だけれども、どこか不愉快な思いをしません。 犯人に対しても憎しみ、と言うものが 沸かないのです。 それはその星ともいえるものが あまりにも同情されるべく状況に おかれてしまったからかもしれません。 地味さを好まない人には向かない本です。 | ||||
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