■スポンサードリンク
流
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
流の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 101~107 6/6ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説の舞台背景に興味があり評価が高くなった面があります。一般的に言えば☆4個が妥当なところなのででしょう。興味があった背景とは、 1)外省人から見た本省人 2)若い台湾人から見た日本人 3)山東省の田舎の風景 です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公:台湾人の秋生の青春時代を描いた作品。 年代は1970~1980年代がメインでしょうか 国民党軍として中国で活躍した祖父の死から物語は始まり 友達・喧嘩・オカルト・冒険・恋愛 と 誰もがどこかで経験したような(ハードな暴力沙汰以外は) 平凡な生活の中にたまにある?記憶に残る出来事を 流れるように紡いでいく。 少々品のない表現があったりもしますが、読ませる作品 面白かったです。 台湾的な価値観の一端を知る意味でも有意義な気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
出てくる人々が、老若男女問わずハードボイルド。かっこいい。女性が対称的なでだが、深いところてば似ているのかも。 おじいちゃん、かっこいいよ。でも、家族は大変だったね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
歴史小説であり家族小説でありミステリーでもある青春小説。 国民党VS中共の争いの中にになる青春。 台湾出身である著者にしか書けない小説だと思いました。 元々台湾が好きで何度も行っているということもあり、かなりのめりこみました。 こういう作品に時々出会うことができるので、読書は止められない! 直木賞受賞おめでとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中まったく淀むことなく一気に読んだ。圧倒的だった。こんな小説が日本で生まれたことに感動する。 中国・台湾・日本の関係が時代ごとに浮かび上がる構成も非常に楽しく興味深かった。小説を書く視点は、邱永漢の「香港」(これも直木賞受賞作だ!)に通じるものを感じる。東アジアの視点というか国内に閉じていない視点(エヴァのヤシマ作戦を見た時、どうして韓国や中国の電気も集めないのか?と思った。日本は孤立して存在しているのではない、世界とつながっているという視点がこの小説には自然な前提としてある)。 同じ親子の復習譚であっても日本国内だけで完結していたら、この「圧倒的なもの」が出せなかったのではないだろうか。中国が絡んできたからこそ描けたものだろう。家族・兄弟・仲間の濃さが中国人と日本人では段違いのようだから。 いわゆるハードボイルド小説にありがちな「男に都合のいい女」は、さすがに2015年に書かれただけに、それなりに抑制されていた。妻の描写だけが「男向けの人工的な甘い味付け」だったけれども(そこは残念)、この先に辛口の展開が用意されていることを匂わせるエンディングだったので、続編でその甘さをリアルに修正するのだと思った。 ハードボイルドって「自由を求める小説」なんだなぁと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は1975年の台北。台湾をよく知っている作者だから書けた青春小説の佳作。面白いのは外省人のバックグラウンド。日本語で書かれた台湾ものとしては、間違いなく突出した小説で、しかも面白いからすごい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
(中国大陸での内戦に敗れ、台湾に流れてきた)国民党のおじいちゃん達がまだ元気だった1970代後半の台湾を舞台にした青春小説。若かりし頃のやんちゃな武勇伝を持つ祖父が何者かに殺され、その事件の秘密を追うような、もしくは、その秘密に追われるようにして主人公のルーツでもある中国大陸に流れていく。 まずこの時代の台湾という舞台設定がまずユニーク。中国大陸にルーツを持つ台湾人の不確かさが、それだけで小説のネタとして秀逸。自身かつて台湾から日本へ流れてきた経歴のある東山さんが、圧倒的な筆力でもって見事な作品に書き上げたという素晴らしい小説。 楽しかった! この作品(小説というよりも文学作品という印象)は、ほぼ間違いなく大きな文学賞を獲って日本の文学史に名を刻むことになるでしょう。単にエンタメ小説というには軽い感じがする。いずれ古典になれるエンタメ小説(笑)。今日生まれた赤ちゃんが将来大人になってから読んでも同じように楽しめると思います。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!