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一九五二年日航機「撃墜」事件
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一九五二年日航機「撃墜」事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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もく星号墜落の謎の解明を題材にしているが、後半途中からは唯一の女性客の正体とその持ち物であるダイヤモンドが消えた謎にフォーカスを当てている。 最終的にこの2つの謎がひとつになって核心に迫るのかとワクワクしながら読み進めたのだが、結局結末においてもこの2つの謎は個別に推論するにとどまり、消化不良感が拭えなかった。 ただ、登場人物である明和産業の編集長「下坂孝一」と、評論家の「岸井善太郎」が本業の傍ら、この2つの謎の解明にあたる過程はロマンがあって面白かった。 故に結末の消化不良感が強くもなったのだが。 。 | ||||
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もく星号墜落事故を題材としているが、同機に乗っていた唯一の女性客と占領軍接収ダイヤモンドに関する謎が中心の内容となっている。 冒頭は、もく星号墜落に関しての情報が多く記されているが、まとまっておらず散漫な印象。それゆえ、巻末の解説を読んでから本編に入る方がこの作品を理解し易いと思う。 途中からは、事故の謎を探る編集者を主人公とした小説となるが、墜落事故そのものよりも女性客と消えたダイヤの話が主題となっている。 謎の女性客の身上を探るあたりは推理小説のようで面白かったが、もく星号墜落の謎の探求とともに非常に中途半端で、墜落が「撃墜」だとする推理の結論も唐突過ぎ、想像はかき立てられるもののイマイチ惹き込まれなかった。 『日本の黒い霧』と併せて読むと、より面白いと思う。 | ||||
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1952年4月9日に起こった事件を元にした「小説」だ。 小説なのだからフィクションつまり作り話なのだけれど、扉代わりに新聞の一面を縮小したものを付けたりして、ノンフィクションであるかのような装丁になっているのは、「さすがエンターティメント小説!」とほめて良いのやら、紛らわしいと眉をしかめるべきなのか。。。 宝石デザイナー烏丸小路万里子の鞄がなくなっている(そんなことがなぜ分かるんだ?)とか、アメリカ空軍が撃墜するとか、荒唐無稽な話を、さすが松本清張の文才は、現実感を持って迫ってくるのだ。 | ||||
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