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昨日の海は
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昨日の海はの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 1~20 1/2ページ
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| 自殺or 他殺した祖父と祖母には何があったのかを巡る子供と孫の物語。 主人公はもしかして殺人者の孫かもしれないという始まりにはその後を期待したけれど、主人公はそれを知ってどうするわけでもなく、ただ淡々と自分のルーツを探すのみ。 かつて渦中にいた人たちの、衝動に突き動かされた狂気の場面は最後まで描かれることはなく、本当のところどうだったのかは主人公(読者)の想像に任されたままで終わる。 エンタメ小説としては弱い。でもこの本はエンタメ的な盛り上がり(過去の事件を明るみにすること)を期待する本じゃないことに読み終わってから気づいた。 祖父を調べ始めてから写真を始めた主人公と写真屋を再開する叔母、祖父と馴染みだったカメラ屋……なにかしら写真家の祖父に繋がっていて、真相に絡んできそうなのに絡まない人達は、“日常”の枠を超えることはない。 かといってつまらないわけでも、ダレることも、無駄に焦らされることもなく、ただ静かに主人公に共感させる書き口が本当に見事だった。私と主人公の距離がゼロで読んでいることすら気にならなくなるほど。 やがてそこかしこに雪解けの気配が漂い、登場人物たちは顔を上げて未来に視線を向けはじめる。 この本は、人間関係が狭い地域で凶事に息を潜めていた一家が、過去の傷にもう一度向き合い、静かに、そっと、『なんでもない日常』に変えていく温かさを味わう本だった。 ラストで、祖父たちが最期にいた海を眺めるシーンが印象的で、『昨日の海』というタイトルがピッタリなのもジンとくる。 描写は本当に素晴らしいけれど、ストーリー的な起伏はないから…この本を思い出すことはあまりないだろうなー、という感想で星3.5。 | ||||
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| 音もしないかのように静かな田舎町の小さな家族に、叔母母娘の登場でさざめき始めた風は嵐となり、一家を巻き込みながらも、穏やかなハッピーエンドへ・・・・まるで、磯の森と台風の関係の如く・・・・ | ||||
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| 田舎町の普通の男子高校生が東京から叔母さんが帰ってきて色んな事を知って成長すると言う話だけど、話の中に入り込んで青春時代に戻って読み進みました。楽しかったです。 | ||||
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| 高知県、海べの片田舎に住む高校生光介の目を通して、東京に住んでいた叔母・芹と娘・双葉が越してきたのを起点に物語は動きだす。祖父母の心中と言う過去の事件の真相に迫りながらも意外と重くならない。 淡々と進む時間の中で、光介の祖父への想いが残された写真から自分の将来への形と心の成長が見え隠れする。 | ||||
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| テンポが良く、とても読みやすかったです。 話も面白かったです。 | ||||
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| 家族の秘密を知って思いなやんだり、自分の成長のことだったり。 そんな時代があったなーと甘酸っぱい気持ちになりながら、一緒に秘密を探しているような気分で読みました。 近藤史恵さんの小説、もっと読んでみよう。 | ||||
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| 読み終えての感想は 読んでいる間、文章がスーっと染み込んできて読んでいて心地よかったです。 もし自分が主人公の様な立場だったらと 想像した時に軽くエヅイてしまったが、、(笑) いずれにしろ読ませる文章で上手いなぁと感心してしまった。 ストレスなくスラスラと読める 幼稚な文章というのでは無くやはり技術なのだろうなぁと思いました。 他の方もレビューで書いていますが 読後感、特に何もありません。 特に何も残りませんが そういう小説です。 だからダメという話ではない 代表作ではないが 近藤史恵氏の書いた面白い小説の中の ありふれた一冊です。 | ||||
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| ミステリー好きなので、最後にもっと驚く様な結末を期待してしまいました! | ||||
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| ある日突然同居人ができて平凡な日常に変化が起こり、家族の謎を 知り、それを探索するために旅に出て、途中で謎の人物と出会う、 そんなヒーローズジャニーそのもののようなストーリーです。 読みやすく読んでいる時は面白いのですが、読んだあとの印象は 弱いです。 | ||||
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| このところこの作家さんが気に入って読んでいます。 この話は高校生目線で大人たちの世界を描き、青春時代を思い出させ、甘酸っぱい感覚にさせられます。そして、謎解きで最後まで飽きさせません。文章が読みやすくて好きです。 | ||||
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| 都会から田舎に戻ってきた伯母と従兄弟がキッカケで、主人公の知らなかった過去が徐々に明かされていく、ちょっとしたミステリーのようなストーリーです。登場人物の心理描写が素晴らしく、引き込まれる物語でした。 | ||||
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| 普通に面白かった 終わり方もきれいですっきりとしたしているので、さらっと読めました | ||||
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| それほど飛びぬけて勉強ができるわけでもなく、イケメンでもなく、スポーツ選手でもなく、実際にいそうな主人公の造形がとてもよかったです。そのおかげで無理心中した祖父母というかなり非常識な話の謎解きがリアルさをもって読むことができました。まあ主題は謎解きではなく、無理心中という極端な結論を納得させるだけの説明はないのですが、描いていない部分は想像してねということかもしれません。ともあれ高校1年男子のひと夏の成長譚として、十分楽しめた作品でした。 | ||||
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| 四国の田舎町で暮らす多感な時期の男子高校生のありふれた日常と祖父母心中の謎解きがミステリー。因みに四国で電車が走って居ないのは徳島県だけ。電車が走り台風がよく上陸するのは高知県。ストーリーに関係ない私の謎解き。 | ||||
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| 読みやすい文体なのに、深い。 ミステリー仕立てなのに、実は心理戦 出てくる人が皆優しくて 世界観に惹きこまれます | ||||
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| こどもとおとなと秘密を知るひとの心情からいろんかことを考えさせられました。普段本は全く読まないですが、これは読み続けられます | ||||
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| 思春期の少年になった気分で一緒に謎を追いかけたくなった。よくこんな話思いつくなぁ | ||||
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| 作者の思い入れのある作品なのかもしれませんが、通常の作品とは異なる印象を受けました。作者の1作目として読むのは、あまりお勧めしません。 | ||||
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| ストーリーは、どんどん引き込まれる、所々に、学生の年齢の思いや生活がみずみずしく、描かれていてストーリ展開を気にしながらも、清々しくも、読み進められた ただ、祖父母の人格、特に祖母の人格がわかるような、エピソードがあれば、もっと、良かった気がする | ||||
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| 主人公の優しさと探究心がとても丁寧に描写されていて、自然と物語に入っていけました!とっても面白かったです | ||||
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