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人間水域
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人間水域の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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キンドルで購入。昭和の前衛水墨画の美しい二人の女流作家が重鎮のセクハラ老人たちを利用しながら、その世界でのし上がろうとするがー、というお話。事件といえば、片方のパトロンだった男が、背かれた女に硫酸をかけるというもの。そこはちょっと怖い話。長谷川一夫さんを思い出しました。全体に世界は古いの一言。主人公に共感は全くできないけれど、筆力で読んでしまった。お金と色気を武器にする女性が旧く感じられる時代になってよかったと思いつつ。しかしパトロンのパチンコ屋の中年の出自に対するコンプレックスや女性への屈折した執着の描き方はうまいなあと思ってしまいました。 | ||||
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清き者と悪しき者の心の揺れ動きが見事に表現されている。 | ||||
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終わり方が半端すぎて清張にしてはイマイチだったなぁ…。それで?て感想しか出ない | ||||
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二日間で一気に読みました | ||||
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祥伝社文庫の新刊だ。光文社のプレミアムに触発されたのかな。清張の絶版本が重版されるのは、とてもありがたい。欲しい本は古本でもいいのだが、やはり新しい方が気持ちいい。 水墨画芸術派の新鋭・久井ふみ子は、才能だけでなく美貌で有名だ。 実は彼女はパチンコ店経営者・長村平太郎の愛人だった。ふみ子は平太郎に嫌気がさしており、財界に顔の効く市沢に接近するのだが、長年面倒を見てきた平太郎は収まりがつかない。 芸術家の世界と言えば浮世離れした上品なイメージがあるが、本作ではおよそ正反対だ。 名誉欲と色欲が火花を散らす、百鬼夜行の世界だ。ひたすら生臭い餓鬼道さながらの愛憎劇が繰り広げられる。 落ちぶれたもと陸軍中将とか、もと華族の名士というキャラクターは、時代を感じさせる。 70年代ならまだ生存していたかな。肩書がどうであれ、浅ましさと下劣さは、いずれも同じである。 女を武器にのし上がろうとする女流画家を迫力のある筆致で描いた佳作だ。 近代以前の芸術は、権力者の庇護によって発展した。 現代はマスコミと個人的パトロンがその役を担っているーーというのが本作の前提だ。 現実そのままではないが、かなり事実に近いような気がする。 新聞記者の島村が無名の新人を発見する部分は、唯一の救いとなっており、爽やかな読後感を残す。 | ||||
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松本清張作品ではあまり知られていないようですが、人のいやらしさがうまく描かれており、最後まで楽しめます。黒革の手帖もそうですが、殺人事件の起きない心理劇に清張さんの持ち味があるように思われます。 | ||||
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「絶えず権力にすがらなければ自立できないひとりの女流水墨画家がここに居る。・・・」画家たちのすざましい闘争! | ||||
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個人読書履歴。一般文学通算90作品目の読書完。1976/10/28 | ||||
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昔、テレビの連続ドラマで見たので読んでみた。 やはり、テレビ向きの話かもしれない。 主演は町田祥子だったが、原作を読んでみるとイメージがかなり違う。 原作を読んでからテレビを見たら、こんな女じゃないと思うだろう。 町田祥子は清張原作の映画に出ているので使われたのかもしれない。 本作に戻ると、これは推理も殺人事件もなく(傷害事件はあるが) 男と女の話である。こんな作品もあるのだなあ、というのが率直な感想である。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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