■スポンサードリンク
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全247件 21~40 2/13ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最後の解説中の、ディック自身のコメントを読んで、初めてタイトルの意味がわかりました。笑 ディックの考える人間とアンドロイドの違いは、現代にも通じるアイデアであり一理あると思いますが、個人的には違いが少し狭く定義されているような気もしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やはりこういった名作を読み耽るに費やす時間は惜しまないようにしようと感じたい | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新品なのか中古なのかは謎ですが 綺麗でしたし 内容がSFなのでかなり楽しめました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どっちが人間かどっちがアンドロイドかというよりも、どのような奴が人間かどのような奴がアンドロイドかという事かと僕はこの作品を読んで思いました。後物語も読みやすく、とても良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画でぼろぼろ泣いた身としては、鈍器で後頭部殴られたような衝撃の読後感。 お、重い……。感情を得て、悩み苦しみ、組み込まれた「四年の寿命」を何とか伸ばせないものかと創始者の元へ乗り込む「レプリカント」の心情がいたたまれず、号泣してしまった映画版。 対していくら見た目が人間に似ていようと、中身の根っこはあくまで冷酷? というかドライ? というか、明らかに人間とは異なる「機械」の「アンドロイド」である原作。 結論としては、個人的には「どっちも面白い!」けど、好みとしては全体にウェットな雰囲気の映画が好きかな……。 あと原作にしか出てこない「イジドア」というキャラにとても魅力を感じた。こんな「絵に描いたような落伍者」をここまで魅力的に描けるとは……恐るべしディストピアの巨匠! 参りました! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これは世界観にやられた。最初読み始め、一体どういう感じの話なのかちょっとわからなかったのだが、読み進めるうちにどーんと自分もその世界に引き込まれる。 人間はアンドロイドを駆逐する。なぜ?それは共感力がないから。それが気持ち悪いから。 ショッキングな状況を思い浮かばせて反応を見てアンドロイドを判別する。 この物語はSFでありながら、差別構造(人種、身体など)、宗教、こころ、生命倫理など多岐にわたる問題に触れているのだ。ものすごく深い。 常に展開していくストーリーには触れないが、かなり面白いと思う。 ただし、はっきりと善悪が書いてあって、どれが正しいことかというのが明示されないと意味がわからないしスッキリしないという人には多分評価されないだろうと思う。 自分はこの著者の作品をもっと読んでみようと思う。面白かった! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画で内容は推察できたが、この原作が50年も前の作品であることにあらためて驚かされる。まさにこれからの現代小説とも言える。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハードボイルドとしての面白さ 火星から逃げ出した8人のアンドロイドを探し出し殺していく話がベースなので基本はハードボイルド小説。 ここに核戦争後の近未来を動物が絶滅し生き物を飼うことがステータスな背景をプラス。 「ひょいと下を見たときにたまたま何かの生き物が走ってるなんていうのは最高の感激だろう」 イメージ的に人間と変わらない相手をアンドロイドというだけで始末する苦悩の話かと思ったけどアンドロイドは動物いじめる嫌なやつとして描かれているしそこは割り切れてる。苦悩するのはSEXしたアンドロイドのコピーを殺す時だけ。そりゃそうだわな。 逃げ出したアンドロイドよりもセックスロイド使ってる巨悪がいながらもその辺は解決してないがどこかで蹴りをつける話はあるんだろうか? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ニュートン2021年9月号「科学名著図鑑」特集で久しぶりに本書のタイトルを発見し、購入。 映画「ブレードランナー」の原作とは聞いていましたが、読んだことはありませんでした。 フィリップ・K・ディックの著書も初めてです。 人間とアンドロイドの区別の仕方が「感情移入度」という点が非常に興味深い本作。 1968年、刊行当初は非常に斬新だったのではないでしょうか。 その世界観、ストーリーの完成度、そして著者が主人公リックに「感情移入」できる文章表現、現代でも楽しめる一冊です。 個人的な思い出は、学生当時付き合っていた恋人のトイレにあった山積みの本に本書があったこと。 彼女は何を思いながらトイレで本書を読んでいたんだろう…と、タイトルを見るたびに変な思い出が蘇る一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他のディックの作品と同様、精神世界での葛藤、特に自分の存在や認識に疑いを持つというところが泥臭く描写されていてリアル感がある。人間によく似た「人間でないもの」は時に人間より人間らしく?振る舞うという感覚を得てしまった主人公の賞金稼ぎ屋の世界観と物語の展開の速さは、読んでいて飽きがこない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語の内容は他の方も書いているので若干のネタバレを含みつつ私なりの主観で書かせていただきます。 近年の押井守や神山健治をはじめとするプロダクションIG作品のようなSFを求めている方にはとても物足りない作品だと思います。 でもこれは主人公デッカードの日常だと考えたらどうでしょうか?人は生きている中でたまにスリリングな出来事が起きたり何かを悟った様に答えがふっと降りてくる事があります。 この作品はそんなデッカードの人生の一部分を切り取った作品だからこそ、これだけシンプルなのだと思います。 正義の味方でもない、ただのバウンティハンター、自分が本物の動物を飼っていない事に対し羞恥心を感じる男、だからこそ6体のアンドロイドを倒した偉大な功績をあげたとしても、それがこの世界の根本的なシステムに介在している訳はない、マトリックスのネオとは違うのです。 だから主人公は初めての体験に翻弄されながらも、最後は妻の元に戻り日常に帰っていくのです。 私はそんなSFという非現実的な世界でバウンティハンターという非現実的な世界を生きる、男の当たり前の世界を描いたこの作品はとても素晴らしい名作だと思います。 もちろんそれだけではないですが、メインの事は他の方が書いてくださっているので(苦笑 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
近頃マンガばっかり読んでいたが早川が半額になっていたので気になる書籍をいくつか購入。普段から積読になりがちだがこれは一気に読み終えた。後読感が良い!ブレードランナーより良い?※個人の感想 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は主人公が非常に淡白で、展開もありきたりなものでした 正直、主人公に人間らしさ、感情が見受けられず、世界観も淡白なので非常につまらない これといって大きな起伏もなく、主人公が淡々とアンドロイドを処理するだけなのでつまらない、主人公に感情移入もできないので、こんなものかと思ってしまいました しかし、流し読みですっ飛ばしながら読んでると、美しいアンドロイドが登場してきます そこから話の展開が「人間味」を帯びてきて、ストーリーに色づき始めてきます そこからやっと読みやすくなったように思います。 特に「イジドア」が良かったですね ジョジョに出てきそうな弱そうだけど、いつもキーになる「強キャラ」感がありました。 個人的にはアンドロイドよりも、イジドアがキーマンだったのではないかなと思います。 人間らしさ、普通とは、スペシャルとはということを感じ取れるキャラクターだったなと思います。 そしてマーサー教やバスターフレンドリー、主人公の妻 とてもキャラクター個性が明確でとても読んでいて面白くなりました。 ゲームのデトロイトと重なるイメージが有りました。 最後のあとがきまで読んで、いやーSF小説ってなんか未来感のある世界観、冷酷・残酷だけなのかなと思ったらこんな人間考察まで含めた文章構成練れるんだなと関心しました。 人間らしさは感情移入にある 最後に読んで、おーとなりました。 これからも少しずついろんなSF小説を読み進めたいなと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
訳者あとがきを読み、まあそういう読み方もできなくはないかな、と思う。しかし「面白かったか」と聞かれたら、ビミョーでした、と言うしかない。無反省で排他的な暴力小説とも読めるからである。 おそらくは核戦争によってほとんどの生命を絶滅させておいて、何ら反省の色が見えない。作者はempathyを、平たく言えば親切心を人間の条件だと考えているようだが、どうやらその対象は人間だけらしい。他生物への感情移入は規格外の烙印を押された人間でしか描かれず、類似の感情は単に稀少価値への敬意に過ぎない。この作品世界に、人類が地球に対して犯した大罪への自責はない。 Yuval Noah Harari「Homo Deus」は、近未来の世界はAIに置き換わると予測した(現にそうなりつつある)。AIを操れる者だけが自律性を保持でき、そうでない人間は無益な存在となる。Harari氏の予言はそこまでであるが、社会での価値を否定された大多数の人間が次に取る行動は何か。 アンドロイドは奴隷として創造され、人間と同じ心ある有機体なのに感情移入の能力だけ与えられず、逃げれば殺し屋に破壊される運命だ。植民星から逃亡する際に人間を殺したという表面的な理由に納得するのはnaïveに過ぎるだろう。人類よりも優れた能力をもつ超人類は、人類にとって脅威なのだ。仕事を奪い、いつか人間に取って代わる恐れのある存在、その時決して勝ち目のない相手はどんな口実をつけてでも排除する、という思想が根底にあるだろう(ナチスが唱導したユダヤ人憎悪と同じ心理だ)。我々が創造者だという神の自惚れもあるだろう(ならば親は子を私有物として扱ってよいのか)。映画「A.I.」で私は人間の残虐性を正視できなかった。手塚治虫にもIsaac Asimovにも同じ問題意識を感じる。しかしここにはそれがほぼない。殺される側の視点がない。それで共感力が人間の条件と言われても。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、古い作品であることは間違いありません。 現在のSFのような派手なシーンもなく、淡々と物語は流れます。 アンドロイドには心があるのか?魂とは何か?そういってものがテーマのSF作品です。 ブレードランナーの原作ですが、映画のような派手なシーンは少ないです。 でも、考えることの多い面白い作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子どもの学校の読書課題で購入しました。せっかくなので、一緒に読んでみました。なかなか良い本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品の面白いところは、人間もアンドロイドのような機械的な行動又は残虐的な行為を平然とやっていたり、アンドロイドたちも人間のように表面上では他者への情を見せたりもしているという点である。 両者は根本的な部分では確かに違うのかもしれないが、両者の関係は非常にあいまいな境界の上で存在しており、人間と被造物の関係を考えせてくれる作品になっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
おもしろかった 序盤は難しいことが書かれていて、うーん?と思っていたが、テーマが明確になってくる中盤あたりから、かなりドキドキして、かつしっとりとした悲しみの膜も降りていて、楽しめた 有名だからとりあえず読んでおこう、と思っていたけれど、読んでよかった | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
学生の頃(多分30年以上前)に読んだことを最近思い出して、子供にプレゼントするため購入しました。子供はどう思ったかは知りません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
フィリップ・K・ディックさんの本です。浅倉久志さんの訳です。 表紙の題の脇に「映画化名『ブレードランナー』原作」と書かれています。 なんか、中学生の時にやったコナミの「スナッチャー」を思い出しました。 第三次世界大戦、放射能で地球は汚染され、生きている動物はほとんどいない。 そんな中、ペットとして本物の動物を飼うことがステータスに。 ただ、本物の動物は高く、ロボの動物を飼うしかない。 リックは、バウンティハンターで、人間世界に紛れ込んだアンドロイドを駆除する職についている。 アンドロイドは性能が年々あがり、特殊な識別方法で識別せねばならない。 火星から逃亡してきたアンドロイド8人を狩ると、莫大な金が手に入る。 リックは、さっそく、そのアンドロイドを狩りはじめることに…。 リックは、アンドロイドに反発をおぼえつつ、どこかしら同情したりして、 アンドロイドと恋仲になったりします。 人間とは何か、アンドロイドとはどう違うのか、というような、壮大なテーマだと思いますが、 とにかく近未来の、希望もないなかで、細々と生きている人間の姿をよく描いた作品だと思います。 世界観が攻殻機動隊、と思いましたが、これは逆で、この小説の世界観が、攻殻機動隊に影響を与えたのでしょう。 とても、現代的な問題を扱っている小説です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!