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(短編集)
キングレオの冒険
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キングレオの冒険の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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同じ著者の『ルヴォワールシリーズ』から何人かが登場,重要な役回りも担いますが, キャラクタ設定は違っており,クロスオーバではなく,パラレルワールドと思われます. なお,あちら側を連想させる描写はほぼなく,こちらだけ読んでも全く問題はありません. 物語は全五篇の内,四つまでは探偵と助手の信頼関係を押し出す流れになっており, そこへ何度か挟まれるBL臭は,コミカルタッチでそれほど強いものではありませんが, 美形二人が並ぶカバー絵を見た後では,いろいろと気になってしまう事もありそうです. ただ,それぞれの事件については,伏線と回収,解決まで無難以上にまとめられており, 『強烈な悪意』に対する中盤からの話運びは,期待や不気味さなどを伴い引き込まれます. そして最後の篇.アツい丁々発止と,これでもかというほどのどんでん返しの連続は, 勢いに押し切られた感はありますが,「まさか」の末の真相にはたたあ然となるばかり. 反面,アレと語りつつ実はコレ…ではなくソレと,気を抜くと置いていかれそうな様子は, この著者の一つの作風ではあるものの,不慣れな方には胸焼けを引き起こすかもしれません. とはいえ,そのあたりを楽しめるのであれば,痛快なエンタメミステリではないでしょうか. | ||||
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