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私が殺した少女



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【この小説が収録されている参考書籍】
私が殺した少女
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

私が殺した少女の評価: 3.88/5点 レビュー 80件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.88pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全80件 61~80 4/4ページ
No.20:
(5pt)

これが本当のミステリーだと思います。

原りょう2作目にして、1989年の直木賞受賞作。
当時初めて読んだ時の衝撃を良く覚えている。
これはまぎれもない日本のチャンドラーだ。
そう思った。
そして今読み返してみても、その感想は変わらない。
といってもチャンドラー自体はもう20年以上も読んでいないのだが。
沢崎が依頼人の家を訪れると、どこか雰囲気が違った。
その家庭では、バイオリンの才能が豊かで、将来を期待されている少女が誘拐されていた。
そして、そこには誘拐犯を待つ警察がいた。
沢崎はその誘拐犯の一味と間違えられる。
訳もわからず事件に巻き込まれ、身代金の受け渡し役にされてしまう沢崎。
とあるファミレスの駐車場で殴られ、まんまと身代金を奪われてしまう。
それでも、着実に、淡々と事件の核心へ近づいていく沢崎。
犯人はこいつか、と思ったその矢先。
読者を待つ大どんでん返し。
といっても、騙された!というトリックではなく、とことんオーソドックスな展開。
そう、とことん「オーソドックス」。
だから読んでいて気持ちがいいし、落ち着ける。
ミステリーとはこれほど面白いものなのか。
いや、ハードボイルドだから面白いのか。
その両方だ。
文体がしっかりしていて、キャラクター構成が確実で、ストーリー展開が緻密で隙がなければこんなにすばらしいミステリーが出来上がるのだ。
ただ難点としては作者が寡作であること。
しかし、それなりの作品を多数生み出すよりも、原りょうには傑作を生み出す寡作の作家のままででいていただきたい。
勝手な読者の意見です。
私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)より
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No.19:
(5pt)

すばらしい

ここ数年読んだエンターテイメント系の本の中では一番面白い。このような作品に出会えた事をうれしく思う。
まだ原りょうを知らないのなら、すぐに読んだほうがいい。
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No.18:
(3pt)

巧みなストーリー展開

私立探偵の沢崎は電話で依頼を受け真壁邸を訪問するが、待ち受けていた刑事たちに
いきなり誘拐犯として逮捕されてしまう。いやおうなしに誘拐事件に巻き込まれていく
沢崎。だが、この誘拐事件には複雑な事情が隠されていた・・・。
この作品では、最後まで犯人の姿は見えてこない。動機もはっきりとはしない。登場人物の
中に犯人はいるのか?それぞれの人間の抱える事情の中に、犯行に結びつくものはあるのか?
先が気になり、ページをめくる手が止まらなかった。しだいに絞り込まれる容疑者だが、作者は
最後に意外な結末を用意していた。ほんのささいなできごとがやがて大きな渦となり、さまざまな
人たちを巻き込んでいった。最後に残ったのは、少年の傷ついた心だけか・・・。
やや冗長的な部分もあるが、しっかりとした構成と巧みなストーリー展開で、読み応えのある
作品に仕上がっていると思う。
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No.17:
(5pt)

探偵も推理小説も因果なものだ!

あまり書くと、これから読む方は面白くなくなるので簡単に。最終的には人間の悲しさ、葛藤が感じた。それを克服するために、結果的に犯罪となってしまった。探偵も読者も作者も私も、推理小説に係わる者は因果なものだなっと思ってしまった。いまだに余韻が残っている。やはりいい作品なのだろう。
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No.16:
(4pt)

マーロウにこの沢崎が追いついているとはとても思えない

1989年10月、早川書房よりリリース。著者の第2作にあたり、直木賞受賞作、しかも著者の自筆サイン入り(僕はサインにとても弱い)を手に入れたので相当期待して読んだ。
著者がよく言われるレイモンド・チャンドラーを意識しての文体については、チャンドラーの『長いお別れ』あたりのマーロウにこの沢崎が追いついているとはとても思えなかった。和訳後ですら訥々と湧き出るチャンドラーの輝く文章に比べ、筆者の文章は確かに読みやすく具体的だとは思うが、そこまでの輝きは僕にはなかった。そしてストーリーの結末にまったく意外性を感じなかった。
おそらくミステリー漬けになっていてちょっとやそっとでは驚かなくなっているからでは無いだろう。むしろあとがきの客観的な原寮の書き方にものすごく感心した。これはかなりかっこいい。エラリー・クイーンの『十日間の不思議』のような強烈な結末に日本人の作家で出会うことはないのかなぁ、と若干寂しかった。
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No.15:
(5pt)

ハードボイルドの雰囲気だけで無くミステリーとしても秀逸

新宿の片隅で探偵事務所を営む沢崎を主人公としたハードボイルド
作品。誘拐事件に巻き込まれた沢崎が、野良犬のように調査を進め
て行く。
全編にわたって、やや癖のある、独特のペーソスを持った文章で
埋め尽くされている。読んでいて少し疲れてしまう気がした。
これは主人公・沢崎の性格と言うより、作者の性格が出ているの
ではないだろうか。
解説をおかず、短編小説によって代わりとしているあたりにも、
作者のこだわりが感じられる。
この作品が優れているのは、ハードボイルドの雰囲気だけでは無く、
ミステリーとしても骨格がしっかりしている事だと思う。
ただ、この犯人は動きすぎと言うか、策を弄しすぎているようで、
読み進めて行く内になんとなく想像がついてしまうのだが。
さて、読者が最後に目にする結末とは?
ぜひご自分で確かめてみて下さい。
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No.14:
(4pt)

主人公の描写がもっと欲しい。

この夏休み、思いっきり面白いミステリーを読もうとして手にした一冊である。最初から引き込まれ、一気に読み終えた。読後感は何となくすっきりしない。最初は「これは面白い!」と思った。中盤辺りも結構面白いと思った。でも最後の数10ページのオチは頂けない。ここまでひねくり回さなくても、この小説は面白いのに。返ってオチを付けてために、作品が貧弱になってしまった。これでも直木賞か。
 さらに人物の描写が今一で、物語の展開のわりに、個々の人物像がはっきりしない。第一主人公沢崎の人物があまり書かれていないし、身の回りの人間関係も書かれていない。その辺が書かれていれば、物語の基礎がしっかりしたのに。さらに主人公がもっと個性的で魅力ある人物として描かれていたら、良かったのにと思った。
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No.13:
(5pt)

拾った宝くじが当たったような不運

直木賞受賞作。
タイトルからして鮮烈である。
残念なことに、登場人物はあまり魅力的ではなく、
前作「そして夜は甦る」のカギとなる諏訪雅之のような、
原りょう作品の色と匂いを全身に纏った男は登場しない。
だがそんなマイナスポイントをカバーしてなお、
釣りがくるほどに展開が良い。謎の設定が良い。幕切れが良い。
何より沢崎が良い。
誘拐事件の概念を覆すというより裏返す設定が破綻なく活かされており、
振り回され苦悩する沢崎の姿が声を殺した悲鳴のように描かれている。
渡辺との白日夢のような再会も映画のラストシーンにも似たエンディングへと
見事に繋がっていく。
そう、「そして夜は甦る」の場合もそうだったが、
作家の力量が最も問われる最後の数ページがこの作家は本当に巧い。
名作と呼ばれる映画の幕切れのように、その余韻を思わず誰かと共有したくなる。
原りょうが寡作なのが残念でならない。
既発表作をすぐにも読み尽くしてしまいそうで、それが何よりも惜しい。
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No.12:
(2pt)

直木賞?

ハードボイルドらしき文体(にしてはやたら説明調でくどいが)や
ひねくれた主人公のキャラは、少々鼻につき、かつ、笑ってしまうがまだ許せる。
やたら捜査に容喙する探偵とそれを自由にさせている警察も設定であるから良しとしよう。
「解決編」がかなり唐突で乱暴な印象を与えるのも未熟な部分として
ご愛嬌で済ませられよう。
しかし、可能性はともかく、これほど動機と真相にリアリティが欠けてしまうと、
どんでん返しにも驚愕するというより目を疑ってしまう。
期待が大きすぎたのかもしれないが…。
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No.11:
(3pt)

ハードボイルドファンにはたまらないのだろうけど…

 一切の感傷を排し、クールに、粛々と丁寧に進められていく事件の真相解明作業。ヘビースモーカーが白い目で見られず、むしろ憧憬の視線を向けられる世界。 私自身は特にこのジャンルの小説に対して好悪の感情は持っていません。純粋に他のミステリー同様に話の筋が面白いかどうか、のみの視点から読みました。 たしかに、他のレビューにある通りディテールまでこだわって徹底してストーリーを組み立てている点に対しては素直に凄いと思いました。 しかし、他の解釈を許さないほどの決定的な物証が全くないにも拘らず、単なる私立探偵に真犯人が「すべてをお話ししましょう」とあっさり自白するのはどう考えてもありえないでしょう。 「最後に犯人の自白によって全ての謎が明らかになる」というのは名探偵の背後にいる読者に対するサービスにすぎず、リアリティがなさすぎます。 こうした手法に頼るミステリーが多いせいで、刑事事件の被告人が黙秘(正当な権利のはず)すると「真相を全て話せ!」と筋違いの非難をする人が出てくるのではないでしょうか。 だから3点しかつけられません。
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No.10:
(4pt)

最後にあっと驚きなるほどとうなる本

私立探偵沢崎が誘拐事件に巻き込まれなぜか刑事より先に解決?最初は読んでいて映画の場面を見ているようにさせてくれる描写力に脱帽しました。最後に明かされる犯人は全く予想が出来ませんでした。ハードボイルド推理サスペンス、この作者は江戸川乱歩が絶賛した作家アイリッシュの大フアンとのことでまさに同じ様な小気味よいテンポで話が進み退屈させない長編。2005年1月17日の雑誌アエラにも作者の両切りのピースを持った写真が出ていましたよ。山本周五郎の「さぶ」、「死刑台のエレベータ」、「推定無罪」、刑事コロンボの「愛情の計算」なども最後になるほどとうなるお薦めの名作です。
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No.9:
(5pt)

「私」とはいったい誰を指すのか?

 第102回直木賞受賞作品。 「週間文春 傑作ミステリーベスト10」 1989年 第2位 「週間文春 1977年~1990年ベストミステリー」 第7位 「週間文春 二十世紀傑作ミステリーベスト10」 第14位 「宝島社 このミステリーがすごい!」 1989年版 第1位 「宝島社 『このミス』が選ぶ 過去10年のベスト20」 第4位 「宝島社 読者が選ぶ 過去10年のベスト20」 第6位 「宝島社 覆面座談会が選ぶ『過去10年間のベスト20』」 第4位 本書では探偵・沢崎の動き回る場所が実名でかつ詳細に綴られています。都心に住んでいる方やある程度知っている方は実際にイメージが湧き、物凄くおもしろいと思います。 題名に「私」とありますが、この「私」が誰を指すのかということを読み進める段階でちょくちょく考えました。 すると、不思議なことに考える度に「私」が違ってくるのです。 少女を殺した「私」とはいったい誰なのかということを考えながら読むのもおもしろいと思います。 沢崎が乗り回す自動車は日産のブルーバード。この本が出版された頃は憧れの車の一つだったようです。 因みに、今現在私が乗り回しているのも偶然沢崎と同じブルーバードです。 私は彼に妙な親近感を持たずにはいられませんでした。 ソレデハ…
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No.8:
(4pt)

これぞハードボイルドの教科書

とにかく主人公の沢崎が格好良い。現実に、両切りの煙草をこよなく愛する私立探偵が存在したら多分引くと思いますが、そこはフィクションの世界。誰に媚びることもない、男なら一度は夢見る魅力的な人物像です。また、本格ハードボイルド特有の、皮肉を含んだ表現、形容、セリフを多用する文体の小気味さが充分に味わえますが、どのセリフひとつ取ってもまがい物でない、本物のハードボイルドの風格を感じます。物語の真相は今となってはさほど大きな驚きではないのですが、導入部からエンディングまで、しっかりした構成で手堅く読ませます。かなり古い作品ですが、ほとんどそれは感じさせません。これを読まずして日本のハードボイルドを語る無かれ、といったところでしょうか。
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No.7:
(5pt)

絶妙なバランス感覚で書かれたハードボイルド小説

探偵・沢崎シリーズの二作目です。沢崎が作家の娘でバイオリン奏者として将来を嘱望された真壁清香の誘拐事件に巻き込まれます。実にハードボイルドらしいハードボイルドだと思います。探偵の設定、ワイズクラック、彼と「瞬間的な相互理解」ができる男の存在(沢木耕太郎曰くハードボイルド小説の構成条件の一つ)・・・・・etc。ストーリーも巧みです。沢崎は基本的に優秀なので、淡々と調査を進めていきます。その手際が鮮やかなので、読者は読んでいくうちに彼を信頼していくような作りになっています。調査の進め方も大抵外堀から埋めていくような形で行われ、途中で警察の捜査とバッティングして、ここで調査と捜査のすり合わせが行われます。様々な要素が絶妙なバランス感覚で配置されているのに驚かされます。バチグンの出来だと思います。原寮の小説は沢崎シリーズ以外出されていません。95年に5年ぶりに出された、長編第三作『さらば長き眠り』以来止まっているのですが、今年出版されるという話があります。前もあったのですが、今回は本当であることを期待します。
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No.6:
(3pt)

主人公はかっこいいけど・・・・

探偵沢崎はかっこいいけど・・・終わりに近づくほど先が読めてくる。次の場面が予想できてしまい。「だいたいこんな感じで進むかな」と思ってしまいました。愛車(?)のブルバードの設定はなかなか素敵、これだけうまくブルーバード(現在のではない)をかっこよく表現できる人はなかなかいないのではないでしょうか・・・「古きよき名車」としてイメージできて、チトうれしかったです。でも・・・なんで日産ブルーバードをチョイスしたのかな沢崎のこだわりアイテムを見つけながら読むのは楽しいですよ。
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No.5:
(5pt)

至高の傑作。次はこれを読もう。

プロット、表現(レトリックは、チャンドラー的ではあるけれど)ともに卓絶。いまだにこれを超えるハードボイルドミステリーは日本に存在しません。とにかく読んでみてください。作者の想像物であって、絶対にいるはずもないのに、どこかいて欲しい、いつか会ってみたい。そんなリアルな思いを、つい抱いてしまうほど、主人公の探偵・沢崎が魅力的。それは、いまや失われた孤高の姿を、どこまでも気高く守っているからなのでしょうか。すごく、クールでカッコよいのです。いいですよ。
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No.4:
(5pt)

これより面白い小説にいまだ出会えない

なã‚"と、ã"の本ã‚'読むにあたってはæº-備がå¿...要なのです。とは言っても実に簡単。お好きなおé...'とタバコã‚'ç"¨æ„ã-てください。あとはã"の小説ã‚'読み進めていã'ば、あら不思議。至福の時é-"はすぐに訪れます。大抵どã‚"な小説でもストーリーの段å-り上、どうã-ても退屈なシーンというものがあるものです。とã"ろがã"の小説につまらないページなど、どã"ã‚'めくったってありませã‚"。それどã"ろか無駄なæ-‡ç« ã™ã‚‰æŽ¢ã-出すのが困難なほどです。主人å...¬æ²¢å'Žã¨å...±ã«ã‚なたはã"のシリーズ特有のある家庭の悲劇と、è¶...絶技巧のどã‚"でã‚"è¿"ã-=爽快感ã‚'目のå½"たりにするでã-ょう。å...ˆã»ã©ãŠã‚Œã¯ä¸æ€è­°ã¨è¨€ã„まã-たが、その理ç"±ã¯ã‚なたがã"の本ã‚'読み終わったときに、好きなはずのおé...'にもタバコにも一口も触れていないã"とにæ°-ã!¥!くはずだからです。それくらい熱中するほどのおもã-ろさã‚'ç'„束ã-てくれる本なのです。ちなみにã"の『私が殺ã-たå°'女』は、おれのç"Ÿæ¶¯ã®ãƒ™ã‚¹ãƒˆï¼'小説なのですが・・タイトルがアãƒ-ナイ響きなので人にè-¦ã‚ã«ãã„のがタマにキズです。
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No.3:
(5pt)

思いもつかなかった驚愕の結末

依頼人からの1本の電話で、少女誘拐事件に巻き込まれた私立探偵沢崎の苦悩と、真相に辿り着くまでの執念をハードボイルドに描いた傑作。沢崎の調査が進むにつれ、読者である私にもおぼろげに事件の真相が見えてきて「そうだったのか!」と驚くのだが、そのまた先に用意されている結末には、しばし茫然自失となってしまいました。計算され尽くしたストーリーも素晴らしいのですが、無駄の一切ない沢崎の会話が魅力的な作品でもあります。ハードボイルド好きにはもちろんですが、そうでなくても堪能できる作品だと思います。
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No.2:
(5pt)

ハードボイルド+逆転劇が絶妙!

「102回直木賞」受賞作。文章の書き方にクセのある方なので、状況説明が長い小説が苦手な方には少しツライ作品かもしれませんが、前作の「そして夜は甦る」を読んで、気に入った方は本作を絶対に読むべき。あなたを裏切らない作品であることを保証します!作品自体はハードボイルドです。主人公沢崎が寡黙な男で、それをとりまくヤクザ、刑事も渋いです。色気のある女性の登場は皆無で、主人公との絡みもゼロ。ここまで硬派な小説も最近珍しいのではないでしょうか。最後の最後には、筆者特有の「想像を越えた結末」が待っています。
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No.1:
(3pt)

飛ぶように進むストーリー

探偵・沢崎が活躍する「そして夜は甦る」(処女作品)を読まずに、こちらから入ったのと、私が東京に住んだことがないので、状況を際立たせるであろう細かな描写を楽しめないのが残念でしたが、雰囲気はつかめましたし、飛ぶように進むストーリーを追いかけて楽しみました。登場人物は警察関係、被害者関係、犯罪者関係と多数ありながら、誰だか判らなくなるようなことはありませんでした。女性心理をもう少し描いてもらえたら・・・と思いつつも、ハードボイルドだからなあと考えました。第102回直木賞を受賞しています。(もう10年以上も前に書かれたと考えると意外に感じるくらい古くならない物語でした)
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