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私が殺した少女
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私が殺した少女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全80件 21~40 2/4ページ
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誘拐事件に巻き込まれた主人公がやがて・・・というお話。 これが発売された際は処女作がいきなり傑作だったので否が応にも期待が高まる中で読みましたが、前作を上回る出来で興奮しました。その後名のある文学賞を受賞したのは流石に意外な感もありましたが、やはり小説、推理小説としての完成度、文章の巧さで一般の文学賞でも無視できなくなっていたという事でしょうか。何でも賞を取る前から4万部が出たとの事で、日本でベストセラーという言葉を使っていいのは10万部を超えたらと聞いた事があり、それだけ売れる期待がかけられていた、そして実際に売れたという事実は今でも結構すごい事だったなぁと思いました。 賞を獲る前に小規模のサイン会があり、私も当時高校生でしたがのこのこ出かけてサインして頂きましたが、整理券に住所と名前を書く欄があり、特に書かなくてもいいのに書いたら原さんが持ち帰ってくれたらしく、次の年の初めに年賀状が来て驚きました。多分、原さんの方ではもう覚えてないとは思いますが、私は今でも大切の保管しております。その頃はまだバカ高校生でかなり失礼な事を書いてしまった記憶があるのでこの場を借りて謝ります。すいません。 前作の再読でも思いましたが、意外と軽く読めて一日で読み終わりまして、初読の時の重厚さをあまり感じなかったのは驚きましたが、前作のレビューでも書きましたが、原さんが元はジャズのピアニストとの事でリズム感のいいテンポのいい文章を書いたという事なのでしょうか。 前作どうよう傑作だった2作目。是非ご一読を。 | ||||
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シリーズ5作目が 2018年3月に、14年ぶりに出版されるので 新規で読み始める人や、再読者などで 本書の注目度も高くなっていると思います。 以下、ネタバレなしで ”自分が読み始める前に、もっとも楽しめる事前情報”として レビューしてきます。 沢崎シリーズ 第2弾であり シリーズ最高傑作の呼び声も高い本作 国産ハードボイルド小説のはしりとして 直木賞受賞など作家からの評価も高く また、さまざまなミステリランキングにランクイン するなど読者の人気も高いです。 さらに "このミステリーがすごい!"のBest of Best 1988年からの20年間分のランキングでも3位と、 発表当時だけでなく、時を越えた高い評価を得ています。 とはいえ、 30年も前の小説なので現代とだいぶ違います。 ・どこでもタバコが吸える ・携帯電話がない(公衆電話) ・インターネットがない なので、今の感覚とはちょっと違うので そういった認識で読むと良いと思います。 また、本作は王道のハードボイルド小説なので 台詞回しが独特だったりします。 それをカッコイイと思う人もいるでしょうし 低評価のレビュアさんのように 馴染めずに「はぁ?」と呆れる人もいるでしょう。 本作主人公は、40代の私立探偵 生活感もなく、お金もなく、過去に 誇る実績や社会的な肩書もない。 そんな男だが、お金に流されず 警察や暴力団とも堂々と渡り合う。 接客の店員などにも 不要な軽口を叩く。 社会の規範ではなく 自分のルールで動くこの中年を カッコイイと思うか、 困った変人と思うかは 読者の想像力にかかってます。 特にビジュアルにおいて 渋くてカッコイイ俳優などに 主人公を脳内変換出来るかどうかが 本作品を楽しめるかどうかの大きな要素かと思います。 本作はシリーズ2作目なので私は本書から 読み始めました。 なので、前作を受けてのエピソードも あるのかもしれません。 本作の筋とちょと関連のない シリーズを彩るエピソードもあるように感じました。 本作は国内ハードボイルド小説として 高い評価を受けてて直木賞受賞時 ベテラン作家は選評でこぞって絶賛してます。 選評は、”直木賞 選評 私が殺した少女”で検索すれば すぐ出てきますが、ネタバレになっているので 読書前は読まないほうがいいです。 最後に、登場人物の一覧を紹介します。 電子書籍で読むと、冒頭の人物一覧が 本のようにパッと出てこない。 私は、登場人物の物覚え悪いので 別ファイルにしてます。 みなさん、どうしているんでしょう? 人物の簡単な説明もネタバレなしなのでご安心を ============== 沢崎 私立探偵 真壁脩 作家 真壁恭子 真壁脩の妻 真壁清香(さやか) 真壁脩の娘、ヴァイオリンの天才少女 真壁慶彦 清香の兄、中学生 伊坂警視 本庁の刑事 加治木警部 本庁の刑事 毛利警部 目白署の捜査課長 大迫警部補 目白署の刑事 室生刑事 目白署の刑事 錦織 新宿署の警部 甲斐正慶 真壁恭子の兄、音楽大学教授 甲斐慶嗣 甲斐正慶の長男、ロック・ギタリスト 甲斐慶郎 甲斐正慶の次男、レストラン経営者 甲斐慶樹 甲斐正慶の三男、ボクシング部員の大学生 嘉村千賀子 銀座のクラブのママ 嘉村千秋 嘉村千賀子の娘 阿久津隆男 オートバイ乗り 大槻茉莉子 阿久津隆男の友人 細野晋 阿久津隆男の友人 結城卓也 インテリア・デザイナー 結城きぬ子 結城卓也の母 清瀬琢巳 結城拓也の友人 橋爪 暴力団<清和会>の幹部 相良 橋爪の用心棒 渡辺 沢崎の元パートナー、アル中の放浪者 以上です。 読んで損のない名作なので楽しんでください。 | ||||
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ハードボイルドはほぼ読んだ事がなかったが、沢崎の口調や立ち居振る舞い、刑事たちとのやりとり、どれも格好良すぎて堪らなかった。 ミステリとしてはさほどパンチは効いていない感じがしたが、単純に読み物として非常に満足いく一冊だった。 | ||||
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何がいいのか最後まで分からなかった。 ジャンル分け程、くだらないモノはないとは言え、でも、この作品は「サスペンス?」「ハードボイルド?」「純文学?」、何なんでしょう? 私には分からなかった。 | ||||
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誘拐された少女の身代金の受け渡しという奇妙な依頼を受けた私立探偵. 受け渡しに失敗し,少女の遺体が発見されるが・・・. アメリカのハードボイルドを思わせる文体,セリフ回しが堂に入っている. 単にシニカルなだけでなく,無力感や絶望感を漂わせつつ, それでも真相追求をやめない主人公の姿がカッコいい. この種のスタイルの国内のミステリーとしてはかなり完成度が高いと思われる. また,ハードボイルド小説として読ませるだけでなく, 真相の意外性でもレベルが高い. 直木賞もうなづける一冊. | ||||
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日本版ハードボイルドの秀作 原寮の沢崎シリーズ 練られたプロット しゃれた語り口 テンポよく驚きのラストへ持って行くまで 読者を飽きさせません。 販売店さんの 本の保管状況も非常も素晴らしく こちらでまた本を購入したく思います。 | ||||
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私立探偵である沢崎が捜査の依頼を受けに出向くと、いきなり誘拐事件に巻き込まれる、という奇抜な冒頭から物語が始まり、読み手を捉えます。タイトルからミステリーなのかと思ったら、そうではなく、沢崎の会話や人物描写を楽しむハードボイルド小説でした。 独特な描写が長たらしく思えたり、読み手によって好き、嫌いが分かれる作品かもしれません。他の方がレビューされているとおり、大沢在昌のような疾走感は無いですし、キザったらしくもないです。物語は訥々と進みます。結末はあっさりかと思いきやどんでん返し。私は日本にもこんな小説を書く作家が居たのか、と驚きました。ハードボイルド小説が好きな方でしたらおすすめです。 | ||||
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結末の意外性を期待しちゃうと肩透かしを食らいます。 ただ、この作品の醍醐味はそこではないでしょう。 文体、主人公のキャラ、セリフ、物腰、思想等々、ハードボイルドの世界を思う存分堪能できること、これに尽きると思います。 大沢在昌ほどのエンターテイメント性はありませんし、馳星周ほどのバイオレンスもありません。 そういう意味では、若い読者には受け入れがたいとこがあるのかもしれませんね。 沢崎をカッコいいと思えるかどうか、結局はそこで読後感がかなり違ってくるでしょう。 因みに僕は読後の晩酌に、わざわざバーボンを買ってきてロックで飲みました(笑) | ||||
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昔、家にあり、弟が読んでいて気になってました。今、読んでいて続きが気になります。 | ||||
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身代金事件に巻き込まれた私立探偵が、事件の真相に迫る。犯人らしき容疑者が特定されたときに、動機が薄いと思ってたら、さらに、真相がありましたね。それでも動機が薄い気がしました。 | ||||
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会話も描写もハードボイルドで素晴らしい。 最後のどんでん返しが切なくて辛い。 | ||||
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「なんか読みにくいな」と感じ、休み休み読んだ作品で、熱中度は高くありませんでした 読みにくいと感じた理由ですが ・環七がどうとか、世田谷線がどうとか~、地理由来の固有名詞を並べた説明描写の多さ 東京に詳しい方なら情景が浮かぶのかもしれません 私にはチンプンカンプンで、それらを数行に渡って説明される場面などは、少なくとも「面白い」とは思えませんでした ・良く言えば重厚、悪く言えば無駄に長ったらしい描写の数々 皮肉屋さん(?)な主人公の人格の演出であろうと思いますが、彼の心理描写や行動描写等は、言い回しの妙を楽しむより、クドさを感じてしまいました(最後には癖になるかも?) そこに限らず、全体的に説明過多と言うか、物理的な特徴を書き並べた様な、無機質な心理・人物・情景描写が多い印象 その場面・人物がまざまざと思い浮かぶ(イメージ起こしは読み手の力による部分も多いので、文章の所為ばかりにしてられませんけど!)でもなく じっくり読める文章とも違った、情報の羅列を読んでいる気分になり、 作品全体のなんとなく薄暗い雰囲気も相まって、味気ない、砂を咀嚼しているような読書感覚に (1989年って「文字を削る努力」はあまりなされていない時代なのでしょうか) 休み休み、そして「地理的な説明文」等を勝手に読まなくてもいいやと判断して読み飛ばして読み終えましたが 綺麗にまとめられた雰囲気あるラストに、シリーズものであるらしいこの「探偵」の別の活躍を見て見たい、と思ったのも事実です 私は、本書をオススメミステリーで検索して見つけ、輝かしい受賞歴にも心惹かれて購入したクチですが 他の低評価レビューを見ても、やはりクドさや無駄な長さ、を指摘している人が複数いらっしゃいましたので 80年代の小説を、今新たに読者として読むことに、すこし壁が有るのは仕方がないのかな?とも思います 購入を検討していらっしゃる方に、まずキンドルお試し版をお勧めしたいと思います | ||||
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誘拐事件に巻き込まれ、犯人にも被害者にも関わりがないのに身代金の受け渡しに指定された主人公。いきなりそこから始まるので出だしからグッと物語に惹き付けられます。 本作が直木賞受賞作ということを読み終わってから知り驚きました。刊行されてからだいぶ経つだけあって今読むとさほど意外性や目新しさはないですね。誘拐を題材に扱ったミステリーで、意外性を持たせようとするとこういう犯人でこういうオチになるしかないのかなといった感じ。すでに似た流れの誘拐ミステリーを何冊か読んでいたため「こうきたか!」という痛快さは特に感じられず。刊行当時に読めていたらまた違った感想になっていたのかも。 そしてこの作家、文章にちょっとクセがあります。海外小説を読んでいるかのようなくどい言い回しと地の文でもびっちり隙間のない描写が目立ち、読んでいてやや息苦しい。 そして主人公にも一癖あり。勝手気ままな行動で捜査を引っ掻き回し、なにを言われても皮肉しか返さないそのキャラ造形がとことん合わず感情移入が本当に難しかった。作中、何度か主人公の生意気な言動に怒り狂う登場人物が出てきますが、思わずそちらに共感してしまうほど。こういうものをハードボイルドというのでしょうか。ハードボイルド小説は初めて読みましたが、本作がハードボイルド小説にあたるとするなら私はそのジャンル自体が鬼門だったようです。 色々書きましたが全体の構成力としては直木賞受賞作だけあって一定の水準は超えている印象でした。誘拐事件を取り扱ったミステリーをあまり読んだことがない人ならば今でも斬新に感じられる展開だと思います。差し引き☆3かな。 あと本作はシリーズ物なので、この小説から読むと少し取っ付きにくいかもしれません。話がわからなくなるということはありませんが、基本的には登場人物の人となりをすでに読者が知っている体で進むため、本作だけだとより感情移入はしにくいかも。 | ||||
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独特なので長たらしく感じますが、ハードボイルド感が自分にとっては新鮮でした。 昔の小説ですからね。 今の時代にはスピード感が合わないかな。 | ||||
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正直とてもがっかりした小説です。 ダラダラとしていて、背景の説明も長過ぎる。 読み手をわくわくさせるものもなかった。 ひとりひとりの人物が、ありえなさすぎる性格で全然想像力が働かなかった。 | ||||
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原さんの本は初めて読みましたが面白かったです。他も読んでみます。 | ||||
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うーん…。 犯人の心情がまったく理解出来ず、共感も出来なかった。展開も回りくどいというか中弛み。 ミステリの傑作としてよくあがるので読んでみたが、この作者の作品はもう読むことは無いかな。 | ||||
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ハードボイルドって、強火でゆでた海老やイカのことと思っていた自分が愛おしい。 原先生の、巧みな比喩表現とリアルな情景描写に脱帽致しました。 生まれ変わった なら私(オレ)は求人誌を見るとき最初に『探偵』を探すに違いない。 路地裏のバーで静かに流れるジャズを聞き流しながら、煙り草を燻らせバーボンを 嗜みながら使い古した手帳を皺くちゃの脳味噌で眺めるオレ。 ハッと何かに気づき 釣りはいらねえぜと、夜霧の中に颯爽と消えてゆくのさ。 あばよ。。。 | ||||
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状況描写がくどく、無駄な表現が多過ぎ。そのせいで中々話の流れに入っていかない。この作家はナルシストか。校正すれば三分の一くらいの量になるだろう。これで直木賞とは片腹痛い。 | ||||
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この種の本(和製ハードボイルドミステリ)を読み慣れている読者であれば、 安心して読み進めてゆける、(この種の小説としての)高いクオリティは保障されていると思います。 ただ、瞠目するほどの斬新さやサプライズはありません。そこがこのシリーズの長所であり短所でもあります。 | ||||
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