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ドグマ・マ=グロ



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ドグマ・マ=グロの評価: 3.11/5点 レビュー 9件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.11pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

カジシンさんのエッセンス

私はカジシンさんのファンです、と同時に夢野久作先生のファンでもあります。この作品は、「黄泉がえり」の大ヒットで復活した小説群の一冊ですが、あまりの評価の低さに、レビューを書かせていただきました。解説などを読むと、カジシンさんは若い時に、乱歩先生、海野先生や夢野先生に夢中になっていたそうですが、はっきり言って意外でした。この作品も、さきほど書いた諸先生の影響というより、ラヴクラフトの影響を強く感じました。しかしこのような作品においても、カジシンさんの持ち味である純愛、ユーモア、ホラー(ややドタバタしてますが)、SF設定(パラレル・ワールド)など、その後のカジシンさんの作品に通じるものが、この一冊に詰め込められています(やや詰め込み過ぎかも)。特にヒロインの由井美香さんの造形が素晴らしい、その後のつばきさん(つばき時跳び)や藤枝沙穂流さん(未来のおもいで)等に通じるヒロイン像を、この時点で作り上げています。尚、タイトル、最初と最後、たった1日(正しくは1夜)の出来事というのは、あきらかに「ドグラ・マグラ」を意識していると思いますが、オマージュとかパロディーとかではなく、同じ九州の先輩作家さんへのカジシンさんなりの挨拶だと思います。
ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)より
4101490058
No.3:
(5pt)

由井美香さん

読後感は割と爽やかだったんです。 が、よくよく考えると、これは、「由井美香」の永遠に続く「無間地獄」だったですね。 彼女とって、多層次元のどの世界でも、ショホロスク体との壮絶な闘いが必ず待っているという運命なんですね。 正に、恐れべき「無間地獄」です。 ・・・流石、梶尾先生、無間地獄を彷徨う美少女を見事に描き切りました。 読む継がれる名作です。
ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)より
4101490058
No.2:
(4pt)

読み始めたらとまりませんよ!

一言でいうとホラー感が強いSF小説ですが、
登場人物の言動が読み手を笑わせてくれます。
読み応えもたっぷりで読み終わったあと現実に戻るのが
大変なほど世界観にどっぷり浸かってしまいました。
ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)より
4101490058
No.1:
(4pt)

わりと普通。

熊本県にある1つの病院で起こる不思議な出来事。
しかもそれはたった1夜の出来事で、それを400ページ以上にわたって、
描いていく濃密さは結構良かったと思う。
ただその分、時間感覚が麻痺するような感も否めなかかったと。
人物にはそれぞれ味があり、最終的には1つの結末へ人物の味わいが邂逅していく。
そこらへんは梶尾真治さんの力量が発揮されてるかと。
読んで後悔したような作品でもない。ただすごい良かったとも感じれなかった。
梶尾さんの作品の中ではホラーに近い内容かな?
結論的には普通でした。
ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ドグマ・マ=グロ (新潮文庫)より
4101490058

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