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【この小説が収録されている参考書籍】
螢
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)
螢 (幻冬舎文庫)

の評価: 3.24/5点 レビュー 68件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全30件 1~20 1/2ページ
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No.30:
(4pt)

状態はまずまずでした。

中古本という事を理解していましたので、本の状態は説明より期待しなければ良いと思います。
螢Amazon書評・レビュー:より
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No.29:
(5pt)

推理小説の文脈

この作者の作品にはよく見られる光景だが、ミステリのお決まりを逆手に取っているため、その文脈を共有していない入門者に酷評されている。初心者は、撒き餌に惑わされ、罠にかかったことにすら気がつかず、やはり酷評している(いくつかの例外はあるものの、低評価レビューは大抵これ)。
これが分からないのは作者の文章力が低いためでも、読者のレベルが低いためでもまったくない。既存のミステリにこのトリックを使っているものが少ないため(私は読んだことがないが、レビューを見ると、前例はあるらしい)、既存のフレームの内部で評価することが難しいのである。
面白いから、読んでほしい。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.28:
(4pt)

面白かったです

※直接的なネタバレは避けますが、特に記憶に残ったことについて触れますので勘の良い未読の方は読まないでください。

いくつかのトリックが仕掛けられていて、わかりやすいものもあれば、大抵の人は思いつかなそうなものもあります。疑問に思っていた描写やセリフの意味を知った時の驚きと「やられた!」感が好きな方は楽しめると思います。

(個人的に)簡単なほうのトリックは途中で気付いてしまいちょっぴり残念でした。ヒントが多くてある意味フェアですが、衝撃をもっと楽しみたかったです。

欲を言うと、犯行理由がよく理解できなかった部分があるので、隠された手記かなにかの形での掘り下げがあったら嬉しかったです。

正直狂気の原因にはあまり納得できませんでしたが、精神が脆くなった人間にならそういうことも起こり得るのかも…?

伏線があったとはいえ、エピローグには驚きました。表現には考察の余地もあり、余韻を残す終わり方でした。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.27:
(4pt)

意外と初心者向けかも?

クセが強すぎたり、内容(特に推理部分)が破綻しているのに過大評価され受賞してしまったり
出オチに頼った連作短編集を乱発したりと好き嫌いの分かれる著者ですが、
この作品は「テンプレ新本格ミステリ(であるかのように偽装)」なので
割と読みやすく(仕掛けの性質上、意図的に一人称と三人称が併記されている部分は除く)
ミステリ慣れしていない人ほどトリックが判明しやすいと思います。

派手さはないですが、読み返したときに感心できる良作だと思います。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.26:
(5pt)

叙述トリックの極北

叙述トリックは仕込み方もさることながら、最後の明かし方がとても難しい。
普通のトリックは登場人物にとっても未知の真相を扱うため、真相開示のときには登場人物が驚く描写を入れることによって読者にもストレートに驚愕ポイントを示すことができる。対して、叙述トリックは読者を騙すものであり、その真相は登場人物にとっては未知ではないことが多い。驚愕ポイントがアピールしづらいのである。

ところがこの作品、前代未聞の叙述トリックを扱っている。なんと、登場人物と読者がぴったり同じタイミングで驚愕し、しかも驚く理由が登場人物と読者とで正反対なのである。
これがどれだけすごいのかはミステリを相当読み慣れていないと理解できず、案の定さっぱり理解していない読者の低評価レビューが並んでいる。まあ、麻耶雄嵩は天才なのでそんなのは気にしないだろうが。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.25:
(5pt)

僕はオススメします

この作家さんの他の本を読んでから本書を手に取りました。大変に巧緻な作家という印象を持って読み進めた為か、大きなトリックにはすぐに気づきました。
もちろん全容を把握するにはほど遠いながらも、わりあい分かりやすい多くのヒントを見落とさせたテクニックは素晴らしいと思います。
好き嫌いは別れるでしょうが、気になる方は読んでみることをお勧めします。私は好きです。

いくつか思うこと
1、終わる手前で、十角館を思い出しました(個人印象)。ただ、館物にしては盛り上がりに乏しく感じるのは、生者達に追い詰められる雰囲気が薄いからでしょうか。タイトルが館の名前でなく『螢』であることからもわかるように、クローズドサークル内で起こっているイベントが、一般的な館物(殺戮物)と違うためで、そもそも作者の狙いがそこに無いためかと思います。
2、個人的に各章のタイトルは捻った方が良かった。あえて小さな秘密に思考を割かせて、大きなトリックから逸らそうとしたのかもしれませんけど。
3、どうして館内で雨音が響くのか?とても心に引っ掛かってましたが、あのエンディングで納得しました。
4、個々の登場人物をみると、善意や正義感や優しさなどを感じさせる造形をしています。が、作品全体をみて、この作家さんは心に薄暗いものを持っている感じがします。これは誹謗中傷ではありませんので、誤解無いようにお願いします。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.24:
(5pt)

この本を見たあなたは絶対に二度読む…はずw

この作品は私の大好物のクローズドサークル「嵐の山荘もの」です。
ただこの作品が面白いのは「閉ざされた状況下での連続殺人!犯人は誰だ⁉」というだけでなく、
読み進めると何か変?と感じてしまう事です。
それで最後に犯人がわかるだけでなく、この違和感もすっきり解決するという「一度に二度おいしい作品」なんです。
かねてより私は一度読み終えた後にもう一回読みたいという衝動に駆られる作品こそ「推理ものの傑作である!」
という信念wを持っているのですが、この作品こそが あの「十角館の殺人」と並ぶ 私にとっての最高傑作です。
螢Amazon書評・レビュー:より
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No.23:
(5pt)

ミステリ好きにこそ読んでほしい

ネタバレ情報が書かれたサイトが数多くあるように、分かりにくい点が多いともいえますし、読んで終わりというよりも読んでからおもしろさが増していく奇妙なミステリということが出来ると思います。
読んでいて、何か違和感があるな、何か書き落としているのかな、と思って読んでいた引っ掛かりが、すべて作者の仕掛けだったときの驚きは、ミステリをたくさん読んできた人ほど、賛否のいずれにせよ大きいのではないでしょうか。
すべての人がもろ手を挙げて褒めちぎるという作品ではないと思いますが、ミステリ好きが集まったとき、この本について好き嫌いを話すだけで、一晩過ごせそうなそんな作品です。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.22:
(5pt)

理解されにくい傑作ミステリ

所謂「嵐の山荘もの」のミステリ。
長編ですが、麻耶雄嵩的世界観は薄めです。

「開いた口が塞がらない」という言葉があります。
驚きあきれてものが言えない様子を現す表現です。
人は予想外の出来事が起きると開いた口が塞がらなくなるようです。
自分はこの小説を読むまで、この言葉は単なる比喩表現だと思っていました。
しかし、この小説の終盤のとある箇所に来たとき、自分の口は開いたまましばらく塞がらなかったのです。比喩表現ではなく現実として「開いた口が塞がらない」状態だったのです。
これまでにもミステリのトリックで驚いたことは何度もありましたが、ここまでのことは読書のみならず映像や実体験でもまったく経験はなく、「開いた口が塞がらない」という表現が単なる比喩ではないことを身をもって思い知らされました。

それほどまでに衝撃的なトリックが使われている本作ですが、ミステリとしてはもちろん面白いのですが、小説としてはそこまで面白い作品ではないかもしれません。さらに、トリックはメインとサブの2段構えになっていて、あまりミステリ慣れしていない人や、気づきやすいサブのトリックを見破って解った気になったようなちょっと残念な人にとっては「どこが凄いのかわからない」「あまり驚けない」「普通のトリック」「すぐにわかった」など、トリックの凄さがわからず見当違いの感想になってしまうので、ミステリ初心者の人にはあまりオススメできない一冊です。

ですが、傑作なのは間違いないミステリです。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.21:
(4pt)

クローズドサークルもの

読みやすい。トリックメインなミステリーでは無かったが、最後はモヤモヤが晴れてスッキリ。
読み終わってからすぐにもう一回読みました。
螢Amazon書評・レビュー:より
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No.20:
(5pt)

一歩先に設定さている作品観

8年ぶりの再読(^ ^)

『鴉』以来の長編と云う位置付けでしたか。
叙述トリックが効いていて、
但しそれが予想範囲内にあるはずなのに
一歩先に設定されていることから、見落としてしまう巧さが、光る作品かな、と。
舞台設定を巧く活かし切れていない感はありますが、
読了感は十分にありましたので、☆5評価としました。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.19:
(4pt)

ちゃんと騙されました

レビューは割れてますが、私はきっちり騙され爽快でした。
この手の本を多量に読んでいると大抵結末は予想どおりだったりしますが、今回は杞憂。
よし騙されようと素直に読んでいて、終盤はとても楽しめました。

※以下ややネタバレです※

星−1の理由として、
・登場人物がいけ好かない(すみません)
物言いが妙に卑屈で刺々しい。
全員20代のくせにお互い老人だとか何とか。
大変なのはこれからだよ…と言いたくなる
・被害者女性が「いい人」すぎる
男性作者が描くヒロインって本当にいつも似ている。
「清楚で」「朗らかで」「優しくて」でも「芯は強くて」。女神か天使か??
理想像なんでしょうけど、同性から見ると表面的で人間味がなく薄っぺらいとしか。
・館の元主や「ジョージ」の動機の身勝手さ
これも女性目線のせいもあるでしょうが、非常に不快。
なんでそうも簡単に理性が飛ぶのか?自分の欲望に素直に従いすぎ。
執着の仕方があまりにも幼稚。
・エピローグで残されたモヤモヤ。誰?

これらを差し引いても、騙された喜びが大きかったので満足でした。
少しクセのある作家さんのようですが、他の作品も読んでみたいと思います。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.18:
(4pt)

典型的なクローズドサークル。しかし、トリックは普通ではない

典型的なクローズドサークル。しかし、トリックは普通ではない
http://on-the-road.co/?p=1822
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.17:
(4pt)

ほたる

こう言う内容の推理小説は最後の直前まで普通。全部面白いの探そう
蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)Amazon書評・レビュー:蛍 (GENTOSHA NOVELS―幻冬舎推理叢書)より
4344009223
No.16:
(5pt)

Good

GoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGoodGood
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.15:
(4pt)

一読の価値アリ

タイトル通り所謂フローズドサークルものです。
好きな方は是非。

そして自分は騙されたクチなので、面白かったです。
ミステリーは読んでる途中で犯人の検討をつけている人も多いと思いますが、自分はこの本では見事に騙されちゃいました。
トリックは散々レビューで書かれてる通り一読の価値あり。クローズドサークルに必須な不気味な雰囲気もあります。
ただ最後の終わり方だけが残念。最後だけ面倒なのでガシャっと強制的に幕を引きました的な終わり方に思えた。

螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.14:
(4pt)

雨の降ってる夜に読むといいです

所謂クローズドサークルものです。好きな方は是非。

クローズドサークルものの時点で嵐の山荘だったり、やむ気配のない雨が降ってたりと外界と遮断されている所が話の舞台になるのは定番ですが、
この本は特に雨の降ってる夜に読む事といいと思います。

内容ですが、自分は騙されたクチなので、面白かったです。
ミステリー好きな人は読んでる途中で犯人の検討をつけている人も多いと思いますが、自分はこの本では見事に騙されちゃいました。
トリックは散々レビューで書かれてる通り一読の価値あり。クローズドサークルに必須な不気味な雰囲気もあります。
ただ最後の終わり方だけが残念。最後だけ面倒なのでガシャっと強制的に幕を引きました的な終わり方に思えた。

螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.13:
(4pt)

エピローグに完敗です。

麻耶雄嵩の小説を続けて二作品も読む(『鴉』の次に読みました)と精神に多大な疲れを感じてしまいますね。
とにかく疲弊した頭では長い感想を綴るのは無理。
一言だけ、「エピローグに完敗です」。これが麻耶雄嵩流の落ちなんでしょうね。いやはや全く残酷であっけにとられる終わり方です。お見事・・・。
このエピローグの衝撃を味わうための本編はただの前置きだったんですね。嵐の山荘で起きる殺人事件というお決まりのパターンは。
もう一度、お見事!!事件が解決した後のもう一段の「ええ!!それはないでしょう・・・」に脱帽です。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.12:
(5pt)

騙りの超絶技巧

典型的な《嵐の山荘》ものの道具立てを採りながら、そこに
著者一流の騙りの技巧と、底意地の悪い青春ミステリの
苦味が加えられた作品。
本作の核にあるのは、叙述トリックなのですが、オーソドックスなものに加え、
もう一つ、叙述トリックそのものを逆手にとったテクニックが使われています。
普通、叙述トリックとは、「作中人物には自明のことを、
読者が気づかないように誤導していく詐術」のことですが、
本作のトリックは、それとは逆で「読者には自明のことを
作中人物の大半が知らないということを読者が知らない」
ために成立するものとなっています。
つまり、読者と作中人物、双方にトリックが用意されており、
結果的に読者には、二重のトリックが仕掛けらていることに
なるのです。
多くの読者はボタンの掛け違えをしたような違和感を抱えながら、
結末で初めて、作品の構造や作者の企みを理解することでしょう。
なお、トリック自体は一言で説明できるものであっても、それを作品として成立
させるのが容易ならざるものであるというのは、言うまでもないことと思います。
螢Amazon書評・レビュー:より
434400664X
No.11:
(5pt)

やられた!

衝撃作を出す著者が、なぜ今になって嵐の山荘ものを?どんなネタ、仕掛けがあるのか…。今までの作品のイメージで読んでたら、やられました…(人により賛否両論ですが)。嵐の山荘ものが好きな方なら是非読んでみてください。個人的には『鴉』『神様ゲーム』より衝撃を受けました。このミスにもランクインされた作品なので、未読の方は今回の文庫版で是非!
螢 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:螢 (幻冬舎文庫)より
4344410351

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