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あの女
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あの女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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「4012号室」を改題したとのことですが、「あの女」の方がしっくりきます。とにかく女性のどろどろとした闇を描くのがやはり、本当に秀逸。ひとつの事象に対して、それぞれが相手のここが気に食わない、でも当人は自分の欠点は全く見えていないというのを、手を変え品を変え、ねちっこく抉るように描写し続けます。女性の「公平に平等であるべき」という主張は「わたしだけを特別扱いして」と同義語だとさらりと入れてくるあたり、「まあ、そうだよな」とにやっとさせられます。その闇を見せるために視点を次々と変え、Aさんが極悪人、と主張していたBさんが実は自意識過剰のわがままで、と言っていたCさんが本当は……と、上手いこと見せてきます。「あの女(じつは全員違う)」に対する悪意のもつれが話の軸の一つなので、女性のこのような闇を知らない、無い世界で生きている方には、この作品がどういうものなのかピンボケになるかもしれません。 それと作者の十八番は叙述トリックと知っていても、今回はやられました。本当にミスリードが上手いです。 夢中で一瞬で読んでしまいました。ほどほどのイヤミス度(フジコや孤虫症に比べれば)で読みやすかったです。 | ||||
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なにかしらのミスリードがあるんだろうな……と思いながら読んでいましたが、まさか、そこがミスリードだったとは……。 出版業界暴露話としても、かなり面白く読めました! | ||||
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この作家さんの作品は初めて読みました。 (なぜかアマゾンを開いたら”おすすめ作品”と表示があり…笑) 途中で夢なんだか現実なんだか、そして誰なのか解らなくなりますが、 終盤で納得。 「イヤミス」という言葉もこの作品で知りましたが、他の作品も読んでみたいです。 | ||||
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ハードカバーではタイトルが違います この方は前にも「更年期少女」でしたっけ?文庫になると名前が変わって 間違えて買ってしまいました 内容はおもしろいですが好き嫌い分かれる作家さんですね | ||||
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真梨幸子らしいイヤミス。真梨幸子の計算なのか、ストーリーもさることながら、混乱を招くような込み入ったプロットに読んでいて嫌な気分になる。まるで、納豆と沢庵にハムとレタスを挟んだサンドイッチを食べている気分。 売れっ子作家の三芳珠美と売れない作家の根岸桜子の確執に編集者の西岡とのドロドロとした三角関係、そこに謎の多い田中加代が絡み、さらには…最後には全ての真相が明かされるのだが、そこに至るまでのもどかしさと嫌な気分は読んでみないと理解し得ないだろう。 『四〇一二号室』の改題、文庫化作品。 | ||||
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