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流星の絆
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流星の絆の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.85pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全303件 281~300 15/16ページ
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東野さんの作品はもちろん全作品読んでおり、 日本だけでなく、世界を見ても、これだけのクオリティを全ての作品で 維持されている作家はいらっしゃらないのではないでしょうか? とにかく東野さんに対しては、ファンである以上に尊敬と感謝の念が 強いのですが、、今回の作品のラストには、正直「アンフェア」なのではないか、 とすら思ってしまいます。 東野さんは「名探偵の掟」の中で、 ミステリーにおけるタブーや、意外性を求めるあまり安易な方向へ行き過ぎる現代のミステリーの流れ・傾向に対し、警鐘を鳴らしていたように思えますが。 私は今回のラストは、あまりに安易なオチとしか思えません。 どなたかのレビューで「そう、きたか」 という表現がありましたが、私はむしろ「その手を使ってしまったか。」とすら思えました。 これが、他の作家さんの作品であれば、私自身も おそらく大絶賛だったのでしょうが、東野作品と思うと残念でならない、と感じます。 ※とはいえ、兄弟達の心の葛藤の描写は見事ですし、エンタテインメントとしては、 すばらしいできだと思います。未読の方はぜひ読んでみてください! | ||||
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正直最近の東野作品には期待はずれが多く今作も期待せずに購入。 最初からぐいぐいひっぱられるのはいつもの事だが最近の作品に見られた 中盤でのもたもた感もなく最後までしっかりと充分に楽しませて もらいました。 東野作品では久々の感覚で、全盛期を思い出させてくれました。 このレベルの作品を求められ続けるのは酷な気もしますがファンは 常に最新作=最高作を期待していますので末永くのご活躍、応援しています。 今回は文句なく5つ星です。 エンターテイメント作品として多くの方に受け入れられる作品だと自信を 持って推薦します。 | ||||
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私の中では、間違いなくBEST3に入る作品です。 最近の東野作品は、納得のいかない終わり方だったり 全体的に暗いストーリーだったり、と ちょっと物足りなさを感じてただけに 余計にそう感じたのかも。 久しぶりに読む、私の好きな東野さんらしさ。 人物の描写やら、緻密な伏線の張り方、 読み始めるとやめられないストーリー展開、 ラストのどんでん返し…etc そうそう、私はこういう話が好きなんだよなぁ…と改めて実感。 読み始めた頃は 「白夜行」みたいな感じかなぁ…と 救われないストーリー展開になるのか、と思ったら 最後はほんわかした気分で終わらせてくれたし 根っからの悪人って感じの人が一人もいないってのも救われた。 奮発してハードカバー買った甲斐がありました(笑) | ||||
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まだ読み始めだけれど 時間を費やして読み進む気にはなれない。 詐欺 クロサギもどきな感 ま、これは詐欺なんだけど・・・ 詐欺の手口もクロサギそっくりなところもありで なんだかな〜 自分の時間に余裕があれば読み進めようかと思う。 | ||||
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相変わらず退屈させない。まあ読んでて安心というか。そしてそれなりに魅力ある主人公たち。たしかにぐいぐい読ませる。 でも、なんとなく、「いつものを読んだ」という気がしてしかたない。 なんというか、毎度おなじみ「圭吾業」のような。 この作品、そして少し前の「夜明けの街で」、「白夜行」。 10数年前の事件に巻き込まれた少年少女が、トラウマで心がゆがみ、それが現代の事件につながり、やがて悲劇が・・・ 上のどの話にもこのあらすじが当てはまるんである。 なんだか「白夜行」の劣化コピーのようだ。 もちろんストーリーもちがうし、登場人物の設定も、真相もまるでちがうんだが、 なんとなく前と同じものを読んだような、同じ読後感・・・。 同じ10数年の物語でも「白夜行」で描かれた年月の重みと業の深さは、作者の計算すら超えたところで生まれたような気がした。 本当はどうなのか分からないが、東野圭吾はいまだにそんな「白夜行」の重さをもてあましてるんだろうか。 だから裏「白夜行」みたいな「幻夜」を書き、それでも足りなくて、限りなく同じ匂いのするものを書くんだろうか。 たしかに「白夜行」よりも、この作品の方が巧みに書かれているところもたくさんあるし、長さもそれなりに短くなってるし、読みやすいというならこちらの方だろう。 でもすべて性格から気持ちまでいちいち説明し尽くされる登場人物たち、なんだか作為が見えてしまうストーリー、泣かせの場面、真相、そしてラスト。どれにも薄さを感じてしまう。 これからも、この“シリーズ”は続くんだろうか。 | ||||
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文章のうまさ。流れるようなストーリー展開。 さすが東野。面白い。 情景描写もしっかりしているので、映像化にも向いている。 しかし、やはり東野でもある。 人物造形が薄っぺらなのだ。 勧善懲悪ではないし、むしろ何が善か悪か問うているとも言える。 けれど、人物の内面の動きに切迫感がない。 適度な迷い、適度な動揺、適度な喜怒哀楽。 すべてストーリーに合わせた、予定調和的な振れ幅でしかないのだ。 『白夜行』でもそうだったが、現実の人間の、自分だけのささいな引っかかりからの爆発とか、消化不良な突然のあきらめとか、そういうリアルさが感じられない。もちろん、そうした要素を入れてストーリーをスムーズに成り立たせるのは困難なのだろうけれど。 | ||||
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「すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰」という帯文のうたい文句と、ここでのレ ビューの評価が非常に高かったので読んでみたのですが、震えるほどの感動は得られませんで した。私は東野作品は4・5冊しか読んでいないので、より的確な格付けは東野ファンの他のレ ビュアーの方にお任せするとして、私にとっては「白夜行」の方が作品としての深みははるか にあるように感じられました。 500ページ近い大作を一気に読ませる筆力はさすがだし、ラストのまとめ方も含め、娯楽作品と しては高いレベルにあるとは思います。ただ、これは好みの問題もあるとは思いますが、作品 の中に「偶然」が幾つか入り込み、ストーリー展開が偶然性に左右されてしまっているのが最 大の不満点です。 できる限り物語から偶然性を排し、一件偶然に見えた出来事も実は綿密に計算された作者の仕 掛けであったことを知って驚く、そうした松本清張作品のような厳密さを私は推理小説には求 めてしまうので、その点が残念です。「小説の世界なんだから」と言われればそれまでです が… 物語が全般的に淡々と流れ、登場人物の描きこみもやや物足りなく感じました。ラストもよく できているとは思いますが、いかにも「推理小説のラスト的なまとめ感」がしてしまって、驚 きや感動よりも、「なるほど、そう来たか」といった納得感が先だってしまいました。 | ||||
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読み始めたら、本を閉じる事が出来ませんでした。 みなさんも経験があると思いますが、 ごはん中も読んでいて、母親から怒られました。 たしかに他の作品と比べると、トリックが薄いですが、 えも言われぬストーリが凌駕していると感じました。 最後に、自分も3人兄弟で色々遊んでおり、読んでいて 高揚がおさまりませんでした。 | ||||
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東野さんの作品は娯楽性、完成度、伏線など とりあえずレベルが一定して高いので、出版物全体を基準にすれば 星5でもいいですが、 東野作品だけでいえば、 わたしも白夜行や容疑者Xほどではない、と思います。 最大の難点は、主人公の設定が かなりの程度白夜行の設定を思い起こさせる、 しかも、白夜行ほどの深みはない、というところでしょうか。 3人兄弟のキーパーソンである妹のキャラ設定がまた白夜行のヒロインと かぶりますし、、あまりに、過去がわかりにくく、なぞめいた、 うそつきの(嘘をつく天性がある)、美人、というのが 続くのもどうかと・・・ ミステリという点だけで考えても、中盤あまりに露骨に 一人をおいつめすぎただけに、どうも犯人は ほんとはちがうのではないか、、ぐらいは ミステリを読み慣れた人ならみな考えたんじゃないでしょうか。 が、ハヤシライスのレシピ、という小物の使い方は見事でした。 (明日のランチは洋食屋にするか、、という気持ちで 読み終えた人も少なくないはずです) とりあえず1700円払ってすぐ読んで損はないか、、といえば、 微妙なところでした。(大損、とはけっしていいませんが) 私は白夜行は何回読んだかわかりませんが、 これはもう読まないのではないかと思います。 | ||||
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レビューをみるとみなさんがいい作品だと言っていますが、私はそこまでいいとは思いませんでした。何か普通ですね。兄弟の絆がテーマみたいですけど、そんなに絆も感じられませんでした。でもまあ読みやすかったので、星3つです。 | ||||
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とても面白かった!! 卓越した文章で登場人物たちへの感情移入もスムーズでした。 息をつかせぬ展開に、ページをめくるのももどかしいほどです。 2日間で一気に読んでしまいました。 読後感もさわやかで文句ありません。 ただこのレビューも含め、予備知識なしに読んで欲しいな。 私もそうしたかったというのが本音です。 本書の帯にも「ラストのどんでん返し」とあります。 そんなことを期待せずに、素直に読みたかった。 どんでん返しと知った時点で、ある程度の予測がついてしまいます。 驚愕のラストであっても、驚きが半減です。 出版社の売り方に疑問を投げかけておきますが、それでも本書の素晴らしさは変わりません。 帯を外して、人に勧めたい本です。 大満足でした! | ||||
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幼い時に両親を殺され、施設にあずけられた3人の兄弟は 大人になってもその犯人探しを諦めない。 もうすぐ時効となるその時に、犯人らしき人物が兄弟の前に現れ…。 兄弟たちがそれぞれに対して注ぐ兄弟愛を描いたところは 東野圭吾らしく、心温まるものがあります。 真犯人の意外性もあります。 ただ、その幼少期を飛ばしてしまったからか、 主人公の兄弟たちの今の状況に「なぜ?」の疑問が残りました。 両親殺害の背景も本の厚みの割りにはあまり描かれておらず、 説得力に欠けたのが残念。 ここがもう少しきっちりと描かれていると、 最後の真犯人と長兄功一のやりとりももっと胸に迫ってきたのではないかと…。 ただ、時効間近、事件を解き明かす鍵が「料理の味」というのは、 食に興味のある私にとっては面白かったです。 | ||||
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絶賛されているレビューを見て、期待を込めて読み始めましたが、期待以上の内容で文章の一字一句すべてに意図が込められているような完璧さでした。 特に「手紙」や「パラレルワールド・ラブストーリー」が好きな方は、読んで良かったと感じるのではないかと思います。 | ||||
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東野さんの作品はどれも好きで、だいたい読んでいますが これまでの作品と比べてもすばらしい作品でした。読み始 めは白夜行みたいな暗い感じかなと思いましたが、そんな 事はなくて、読み終わった後も爽快感がありました。最後 の最後はちょっとわかりやすいかなとも思いましたけど・ ・・でも、本当に楽しくて無駄がなく一気に読ませてくれ る作品なのでぜひ読んでみてください。 | ||||
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コンスタントに良作ミステリーを発表してくれる東野圭吾さん。 「はずれ」の少ないというか、絶えず毎回読みやすいレベルの高い作品を提供してくれるその技量はミステリファンとして、とても貴重で大好きな作家さんです。 しかし本作の読後感は久々の駄作と言わざるを得ない。 週刊誌に連載されていたということで、各章が短く構成され相変わらずの読みやすさとテンポの良さで実に早いスピードでページを捲らせるが、残念ながら評価できるのはその点だけに思われる。 ネタバレになるので多くは書けないが、事件が起こり読者は早々に登場人物の3兄妹に感情移入するのだが、ある章に移った瞬間、一気に3兄妹は成長した姿が描かれる。 もちろん、その過程もところどころで語られるのだが、今の状況になった説明があまりにも弱い。 そして行っている事自体があまりにも稚拙で、あまりにも文章にリアリティがなさ過ぎ。 事件によりそういう人生を送ったのだとしたら、結末に向けての変貌も陳腐すぎ。 あれをどう読んだら「涙」や「感動」といった感想が出てくるのか甚だ疑問である。 個人的には「殺人の門」以来の駄作。 次回作に期待します。 | ||||
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個人的には全ての東野作品を凌ぐ、とは思わなかった。 他の作品では気になったことはなかったと思うのだが、今回は会話のテンポや細かい言い回しで引っかかるところが何度かあり、まず作品世界にスムーズに入りにくかった。 設定や登場人物の行動からも不自然さというか、「作られた」印象を受けてしまう。たとえば兄弟が詐欺行為に走るきっかけであるとか、「証拠」をでっち上げて警察の目を向けさせようとする行動とか…そうせざるを得ないような切迫感を感じることができない。 兄弟が両親を失ったことで耐えてきたに違いないどうしようもない生き辛さや、恐らくこれまでの人生の各所で何度も3人の胸を焦がしたはずの苛烈な復讐心が、彼らの成長過程を描かなかったことですっぽり書き飛ばされてしまっている気がする。 人物にも魅力が感じられず、特になぜ彼女が彼に恋するのかわからないほど、彼の人物造詣は漠然としている。「両親を殺した犯人の身内」という最大級の精神的障害を乗り越えてまで恋に落ちるには、少なくとももう少し何か必要ではないかと思う。 細かな複線が各所に張られて最後に結びついていくところはさすがだが、全体としては高く評価しにくい。 | ||||
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東野先生の待望の新作に飛びつくように買って読みました。読んでいくうちに何かしら映画を見ているような錯覚を抱くくらい劇的にスピーディに話が展開していくのがとても小気味いいですし楽しかったです。ラストのドンでん返しは驚きますよ!でもちゃんと複線が張ってあるのには さすが、とうなりました。さあ何時間も楽しめる映画の世界へ あなたもどうぞ! | ||||
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今日一日で読みました。 482ページ。それこそ駆け抜けるように読みました。 こんなに完成度の高い小説は見たこと無い。 今までの東野圭吾作品も十二分に面白いんだけど、 間違いなく最高傑作の部類に入る出来でした。 個人的に、今まで何百冊も色んな 小説を読んだけど・・・この『流星の絆』は 3本の指に入ります。 この人なら、いつか書けると思ってました。 100点満点です。 | ||||
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「天空の蜂」「片想い」「さまよう刃」「手紙」等々で数々の社会問題を作品のテーマに取り上げてきた東野作品の中で、 今回は格差社会に病む現代社会において、1.両親を殺され施設という社会の最下層で生きる兄弟妹の固い絆(愛)、2.競争社会の勝者となった外食チェーンの(妹が恋する)御曹司の恋と良心、3.殺人事件に係わる人間の醜悪なエゴ、を描き切り、ドラマのフィナーレは人間の持つある性質へと収斂されていきます。 宣伝のように本作を決して東野さんの過去最高作品だと思いませんが、秀逸なミステリーの要素をスパイスとして人間の絆(愛)と醜悪なエゴと最後の良心を描き切った本作が、東野さんの作品を最も多く輩出する講談社作品の中で最上位レベルに位置しているのは確かだと思います。 ここからは蛇足ですが、両親惨殺により社会の最底辺で育つ兄弟妹の愛(絆)を描き切る為にこの悲劇の殺人事件を設定したのか、それとも、この悲劇の殺人事件の設定を最も効果的に見せる為にこの兄弟妹の愛(絆)を描いたのだろうか、と読み終えてふと思いました。 それは、川端康成の古都が全く違った環境で育つことになる双子の姉妹の繋がりを描く舞台として古都(京都)を選んだのか、古都を描き切る為に双子の姉妹とその恋を登場させたのかという疑問のように。 | ||||
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ラストのもっていき方はさすが東野さんと言わざるを得ない。東野さん作品の特徴でもある謎めいた女性が今回も登場するが、今回の作品では従作品よりも人間味のある設定となっており、ストーリーのキーパーソンを巧く散りばめている。そしてサスペンス系を読み終えて爽快感が残った作品は私にとってこの一冊のみ!もう素晴らしいの一言。 | ||||
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