月は無慈悲な夜の女王

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

月は無慈悲な夜の女王の評価:

3.62/5点 レビュー 143件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.62pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全680件 181〜200 10/34ページ
No.500
(5pt)

現代語訳を期待してる?

翻訳がひどいというコメが多いですが、原作自体が古いので、英語力がある人が原語で読んでも、すでに読みづらいかもですよ。
大正に書かれた日本文学は、現代日本人から見ても読みづらいのと一緒で。
翻訳が不満だと言ってる人は、現代日本人にわかりやすく翻訳したものを出版してほしいということでは?
私はオールドファンなので、こういう訳はムードがあって好きですけれど、新しいファンを獲得するには新訳がいるんじゃないかと思います。
ただ、その新訳も遠からず古びてしまいますが。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGO07NK
No.499
(5pt)

現代語訳を期待してる?

翻訳がひどいというコメが多いですが、原作自体が古いので、英語力がある人が原語で読んでも、すでに読みづらいかもですよ。
大正に書かれた日本文学は、現代日本人から見ても読みづらいのと一緒で。
翻訳が不満だと言ってる人は、現代日本人にわかりやすく翻訳したものを出版してほしいということでは?
私はオールドファンなので、こういう訳はムードがあって好きですけれど、新しいファンを獲得するには新訳がいるんじゃないかと思います。
ただ、その新訳も遠からず古びてしまいますが。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGLQL9C
No.498
(5pt)

現代語訳を期待してる?

翻訳がひどいというコメが多いですが、原作自体が古いので、英語力がある人が原語で読んでも、すでに読みづらいかもですよ。
大正に書かれた日本文学は、現代日本人から見ても読みづらいのと一緒で。
翻訳が不満だと言ってる人は、現代日本人にわかりやすく翻訳したものを出版してほしいということでは?
私はオールドファンなので、こういう訳はムードがあって好きですけれど、新しいファンを獲得するには新訳がいるんじゃないかと思います。
ただ、その新訳も遠からず古びてしまいますが。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00F5WY9RS
No.497
(4pt)

寓話として読む小説でしょう。日本語訳について。

岡田斗司夫氏がYouTube で推薦していたSF小説です。どれどれと思い、読んでみました。
なるほど。革命、独立そして独立戦争とは如何なるものかを示そうとした「寓話」として読むと、じわじわと面白さがこみ上げてきます。
Wikipedia を読んでいたら著者のハインライン氏は、作家になる前、軍隊にいたり、州議会議員に立候補したり、この小説の骨格の部分は経験済みなんですね。
「タダの昼飯はない」
代償をどこまで払う気があるのか? という著者のメッセージは、ロシアがウクライナに侵攻し、また、中国が台湾を武力で脅かす今日も不変であると思います。主人公であるマニュエル氏も代償を払うことになりますが、それがまたなんとも切ない読後感となります。
今ひとつ読みづらい翻訳でしたので、星4個としました。 
他の方のレビューでも日本語訳に関して触れられていましたので、今度は英文のほうもサンプルをダウンロードしてみました。うーむ。これは確かに難物です。さぞかしたいへんな仕事であったかと思います。日本語訳を読んでから原文を読み直してみるという楽しみもありそうです。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)より
4150102074
No.496
(4pt)

寓話として読む小説でしょう。日本語訳について。

岡田斗司夫氏がYouTube で推薦していたSF小説です。どれどれと思い、読んでみました。
なるほど。革命、独立そして独立戦争とは如何なるものかを示そうとした「寓話」として読むと、じわじわと面白さがこみ上げてきます。
Wikipedia を読んでいたら著者のハインライン氏は、作家になる前、軍隊にいたり、州議会議員に立候補したり、この小説の骨格の部分は経験済みなんですね。
「タダの昼飯はない」
代償をどこまで払う気があるのか? という著者のメッセージは、ロシアがウクライナに侵攻し、また、中国が台湾を武力で脅かす今日も不変であると思います。主人公であるマニュエル氏も代償を払うことになりますが、それがまたなんとも切ない読後感となります。
今ひとつ読みづらい翻訳でしたので、星4個としました。 
他の方のレビューでも日本語訳に関して触れられていましたので、今度は英文のほうもサンプルをダウンロードしてみました。うーむ。これは確かに難物です。さぞかしたいへんな仕事であったかと思います。日本語訳を読んでから原文を読み直してみるという楽しみもありそうです。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)より
4150117489
No.495
(4pt)

寓話として読む小説でしょう。日本語訳について。

岡田斗司夫氏がYouTube で推薦していたSF小説です。どれどれと思い、読んでみました。
なるほど。革命、独立そして独立戦争とは如何なるものかを示そうとした「寓話」として読むと、じわじわと面白さがこみ上げてきます。
Wikipedia を読んでいたら著者のハインライン氏は、作家になる前、軍隊にいたり、州議会議員に立候補したり、この小説の骨格の部分は経験済みなんですね。
「タダの昼飯はない」
代償をどこまで払う気があるのか? という著者のメッセージは、ロシアがウクライナに侵攻し、また、中国が台湾を武力で脅かす今日も不変であると思います。主人公であるマニュエル氏も代償を払うことになりますが、それがまたなんとも切ない読後感となります。
今ひとつ読みづらい翻訳でしたので、星4個としました。 
他の方のレビューでも日本語訳に関して触れられていましたので、今度は英文のほうもサンプルをダウンロードしてみました。うーむ。これは確かに難物です。さぞかしたいへんな仕事であったかと思います。日本語訳を読んでから原文を読み直してみるという楽しみもありそうです。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGO07NK
No.494
(4pt)

寓話として読む小説でしょう。日本語訳について。

岡田斗司夫氏がYouTube で推薦していたSF小説です。どれどれと思い、読んでみました。
なるほど。革命、独立そして独立戦争とは如何なるものかを示そうとした「寓話」として読むと、じわじわと面白さがこみ上げてきます。
Wikipedia を読んでいたら著者のハインライン氏は、作家になる前、軍隊にいたり、州議会議員に立候補したり、この小説の骨格の部分は経験済みなんですね。
「タダの昼飯はない」
代償をどこまで払う気があるのか? という著者のメッセージは、ロシアがウクライナに侵攻し、また、中国が台湾を武力で脅かす今日も不変であると思います。主人公であるマニュエル氏も代償を払うことになりますが、それがまたなんとも切ない読後感となります。
今ひとつ読みづらい翻訳でしたので、星4個としました。 
他の方のレビューでも日本語訳に関して触れられていましたので、今度は英文のほうもサンプルをダウンロードしてみました。うーむ。これは確かに難物です。さぞかしたいへんな仕事であったかと思います。日本語訳を読んでから原文を読み直してみるという楽しみもありそうです。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGLQL9C
No.493
(4pt)

寓話として読む小説でしょう。日本語訳について。

岡田斗司夫氏がYouTube で推薦していたSF小説です。どれどれと思い、読んでみました。
なるほど。革命、独立そして独立戦争とは如何なるものかを示そうとした「寓話」として読むと、じわじわと面白さがこみ上げてきます。
Wikipedia を読んでいたら著者のハインライン氏は、作家になる前、軍隊にいたり、州議会議員に立候補したり、この小説の骨格の部分は経験済みなんですね。
「タダの昼飯はない」
代償をどこまで払う気があるのか? という著者のメッセージは、ロシアがウクライナに侵攻し、また、中国が台湾を武力で脅かす今日も不変であると思います。主人公であるマニュエル氏も代償を払うことになりますが、それがまたなんとも切ない読後感となります。
今ひとつ読みづらい翻訳でしたので、星4個としました。 
他の方のレビューでも日本語訳に関して触れられていましたので、今度は英文のほうもサンプルをダウンロードしてみました。うーむ。これは確かに難物です。さぞかしたいへんな仕事であったかと思います。日本語訳を読んでから原文を読み直してみるという楽しみもありそうです。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00F5WY9RS
No.492
(5pt)

ハードSFだけど、キュート。

計算機のマイクがすごくかわいい。月という特異な立地を利用した設定、革命の戦い方も面白い。結婚形態とか、法律のない社会という思考実験まさにSF的。もりだくさん。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)より
4150102074
No.491
(5pt)

ハードSFだけど、キュート。

計算機のマイクがすごくかわいい。月という特異な立地を利用した設定、革命の戦い方も面白い。結婚形態とか、法律のない社会という思考実験まさにSF的。もりだくさん。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)より
4150117489
No.490
(5pt)

ハードSFだけど、キュート。

計算機のマイクがすごくかわいい。月という特異な立地を利用した設定、革命の戦い方も面白い。結婚形態とか、法律のない社会という思考実験まさにSF的。もりだくさん。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGO07NK
No.489
(5pt)

ハードSFだけど、キュート。

計算機のマイクがすごくかわいい。月という特異な立地を利用した設定、革命の戦い方も面白い。結婚形態とか、法律のない社会という思考実験まさにSF的。もりだくさん。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGLQL9C
No.488
(5pt)

ハードSFだけど、キュート。

計算機のマイクがすごくかわいい。月という特異な立地を利用した設定、革命の戦い方も面白い。結婚形態とか、法律のない社会という思考実験まさにSF的。もりだくさん。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00F5WY9RS
No.487
(2pt)

岡田w

岡田斗司夫が絶賛してたので読んでみた。
おそろしく退屈な作品だった。
1960年代に書かれたSFで、今でいうAIの存在がでてきたりと、当時は沸いたのかもしれない。それでも、相変わらず新聞社が影響力の強いメディアとして残っているのを前提としていたり、人々は公衆電話に頼る生活をしており、携帯電話が普及するだろうという予測は立てられなかったようだ。そんな感じで当時の社会をそのまま引き伸ばしたような古臭さが残っていてとても残念だった。現実は小説より奇なり、なのだな。

翻訳がどうのと援護している人が多いが、そこを省いてストーリーラインだけ追ったとしても、現在あふれるSF映画には遠く及ばないだろう。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)より
4150102074
No.486
(2pt)

岡田w

岡田斗司夫が絶賛してたので読んでみた。
おそろしく退屈な作品だった。
1960年代に書かれたSFで、今でいうAIの存在がでてきたりと、当時は沸いたのかもしれない。それでも、相変わらず新聞社が影響力の強いメディアとして残っているのを前提としていたり、人々は公衆電話に頼る生活をしており、携帯電話が普及するだろうという予測は立てられなかったようだ。そんな感じで当時の社会をそのまま引き伸ばしたような古臭さが残っていてとても残念だった。現実は小説より奇なり、なのだな。

翻訳がどうのと援護している人が多いが、そこを省いてストーリーラインだけ追ったとしても、現在あふれるSF映画には遠く及ばないだろう。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)より
4150117489
No.485
(2pt)

岡田w

岡田斗司夫が絶賛してたので読んでみた。
おそろしく退屈な作品だった。
1960年代に書かれたSFで、今でいうAIの存在がでてきたりと、当時は沸いたのかもしれない。それでも、相変わらず新聞社が影響力の強いメディアとして残っているのを前提としていたり、人々は公衆電話に頼る生活をしており、携帯電話が普及するだろうという予測は立てられなかったようだ。そんな感じで当時の社会をそのまま引き伸ばしたような古臭さが残っていてとても残念だった。現実は小説より奇なり、なのだな。

翻訳がどうのと援護している人が多いが、そこを省いてストーリーラインだけ追ったとしても、現在あふれるSF映画には遠く及ばないだろう。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGO07NK
No.484
(2pt)

岡田w

岡田斗司夫が絶賛してたので読んでみた。
おそろしく退屈な作品だった。
1960年代に書かれたSFで、今でいうAIの存在がでてきたりと、当時は沸いたのかもしれない。それでも、相変わらず新聞社が影響力の強いメディアとして残っているのを前提としていたり、人々は公衆電話に頼る生活をしており、携帯電話が普及するだろうという予測は立てられなかったようだ。そんな感じで当時の社会をそのまま引き伸ばしたような古臭さが残っていてとても残念だった。現実は小説より奇なり、なのだな。

翻訳がどうのと援護している人が多いが、そこを省いてストーリーラインだけ追ったとしても、現在あふれるSF映画には遠く及ばないだろう。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00FGLQL9C
No.483
(2pt)

岡田w

岡田斗司夫が絶賛してたので読んでみた。
おそろしく退屈な作品だった。
1960年代に書かれたSFで、今でいうAIの存在がでてきたりと、当時は沸いたのかもしれない。それでも、相変わらず新聞社が影響力の強いメディアとして残っているのを前提としていたり、人々は公衆電話に頼る生活をしており、携帯電話が普及するだろうという予測は立てられなかったようだ。そんな感じで当時の社会をそのまま引き伸ばしたような古臭さが残っていてとても残念だった。現実は小説より奇なり、なのだな。

翻訳がどうのと援護している人が多いが、そこを省いてストーリーラインだけ追ったとしても、現在あふれるSF映画には遠く及ばないだろう。
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B00F5WY9RS
No.482
(5pt)

「翻訳が酷い」というレビューに今昔の感

高校の時に一度読み、40年ぶりに読み返し、やっぱりハインラインはよいなあと思いアマゾンのレビューを見にここへ来たら、「翻訳が酷い」の書き込みの連射に息が止まりました・・

他の方のレビューで『DUNE』を読み比べてみてくださいとあったので、①英語版ペーパーバッグのkindle試し読み、②手持ちの矢野訳文庫本、③酒井訳のKindle試し読み、の3つを最初の1ページだけ読み比べて以下に比較例を記載しました

①英語版・・the ancient pile of stone(中略)bore that cooled-sweat feeling
②矢野訳・・古い石のかたまりは、冷えた汗のような感じを漂わせていた
③酒井訳・・古い歴史を持つ石造建築の内壁には、びっしりと結露が生じていた

「古い石のかたまり」→「古い歴史を持つ石造建築」、「冷えた汗のような感じ」→「びっしりと結露」などと、1ページ目ですでに大きな違いがありました。

よく言えば矢野さんは原文に忠実(補足的な日本語は追加しない)、悪く言えばそのまま直訳(たぶん「結露」のことだとは気づいてなかった)。
一方酒井訳は、日本語に適した言葉に自由に変換し、足りない日本語を補足する(「内壁」「びっしりと」に相当する英単語はどこにも無し)、かつ異なるセンテンスに出てくる単語も含め順番を入れ替えているようです。新訳とはそういうことなのですね。勉強になったように思います

(他の方のレビューで「馬鹿でなし」という日本語はないとありましたが、あれは「a not stupid」と本来英語でも一つのまとまりとしては使わない変なマイクの表現を、「ろくでなし」に似せた変な言い方にした矢野さんの工夫だと思います)

ああ、でも・・

40年前は「また、矢野さんが新訳本を出してくれた」と喜んだあの日々を思うと、今昔の感を禁じえないです。
戦後の日本にSFの楽しさを紹介しよう、情報が足りないからアメリカのファンに手紙を出してみようとアッカーマン氏へわずかな糸をたぐり、やがて日本人として一人初めて世界SF大会に招待された矢野さん。ハインラインが亡くなった時は日本人代表としてアメリカの追悼式で弔辞を読み、でも途中で涙声となってしまい途中で読むことをあきらめ、壇上から降りる矢野氏の背中に大きな拍手が送られたエピソード、などなど。

素晴らしい偉業を残した人だからといって、改善の必要がある不十分な翻訳本を購入者に届けてよいと言えないことは、当然そのとおりです。
ただ・・「海外SFを日本にこれからどんどん紹介するぞ!」と意気込んだSF黎明期の先人たちが当時、精一杯頑張った成果の一つであり、そのおかげで今われわれは多くの海外SFを読めているはずで、そのような事情も踏まえていただければ・・との想いを伝えたくコメントしました

故・矢野さん。私が高校の時に参加したSFイベントでの合宿部屋で、明け方の4時ごろ、8畳ぐらいの畳部屋で10人くらいの若者たち男女の前で矢野さんがあぐらを組み、初めて世界SF大会へ一人で行った時のことを懐かしそうに、嬉しそうに語ってくれたことを今も思い出します。
(そのあとにお願いしたサインには、「矢野徹」の脇に「SF、わが心」との言葉も添えられて、日本SF開拓者としての矜持と、SFの素晴らしさを次世代へ伝えたいSFおじさんのお人柄の良さを、当時高校生だった私は感じました・・)
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 1748)より
4150117489
No.481
(5pt)

「翻訳が酷い」というレビューに今昔の感

高校の時に一度読み、40年ぶりに読み返し、やっぱりハインラインはよいなあと思いアマゾンのレビューを見にここへ来たら、「翻訳が酷い」の書き込みの連射に息が止まりました・・

他の方のレビューで『DUNE』を読み比べてみてくださいとあったので、①英語版ペーパーバッグのkindle試し読み、②手持ちの矢野訳文庫本、③酒井訳のKindle試し読み、の3つを最初の1ページだけ読み比べて以下に比較例を記載しました

①英語版・・the ancient pile of stone(中略)bore that cooled-sweat feeling
②矢野訳・・古い石のかたまりは、冷えた汗のような感じを漂わせていた
③酒井訳・・古い歴史を持つ石造建築の内壁には、びっしりと結露が生じていた

「古い石のかたまり」→「古い歴史を持つ石造建築」、「冷えた汗のような感じ」→「びっしりと結露」などと、1ページ目ですでに大きな違いがありました。

よく言えば矢野さんは原文に忠実(補足的な日本語は追加しない)、悪く言えばそのまま直訳(たぶん「結露」のことだとは気づいてなかった)。
一方酒井訳は、日本語に適した言葉に自由に変換し、足りない日本語を補足する(「内壁」「びっしりと」に相当する英単語はどこにも無し)、かつ異なるセンテンスに出てくる単語も含め順番を入れ替えているようです。新訳とはそういうことなのですね。勉強になったように思います

(他の方のレビューで「馬鹿でなし」という日本語はないとありましたが、あれは「a not stupid」と本来英語でも一つのまとまりとしては使わない変なマイクの表現を、「ろくでなし」に似せた変な言い方にした矢野さんの工夫だと思います)

ああ、でも・・

40年前は「また、矢野さんが新訳本を出してくれた」と喜んだあの日々を思うと、今昔の感を禁じえないです。
戦後の日本にSFの楽しさを紹介しよう、情報が足りないからアメリカのファンに手紙を出してみようとアッカーマン氏へわずかな糸をたぐり、やがて日本人として一人初めて世界SF大会に招待された矢野さん。ハインラインが亡くなった時は日本人代表としてアメリカの追悼式で弔辞を読み、でも途中で涙声となってしまい途中で読むことをあきらめ、壇上から降りる矢野氏の背中に大きな拍手が送られたエピソード、などなど。

素晴らしい偉業を残した人だからといって、改善の必要がある不十分な翻訳本を購入者に届けてよいと言えないことは、当然そのとおりです。
ただ・・「海外SFを日本にこれからどんどん紹介するぞ!」と意気込んだSF黎明期の先人たちが当時、精一杯頑張った成果の一つであり、そのおかげで今われわれは多くの海外SFを読めているはずで、そのような事情も踏まえていただければ・・との想いを伝えたくコメントしました

故・矢野さん。私が高校の時に参加したSFイベントでの合宿部屋で、明け方の4時ごろ、8畳ぐらいの畳部屋で10人くらいの若者たち男女の前で矢野さんがあぐらを組み、初めて世界SF大会へ一人で行った時のことを懐かしそうに、嬉しそうに語ってくれたことを今も思い出します。
(そのあとにお願いしたサインには、「矢野徹」の脇に「SF、わが心」との言葉も添えられて、日本SF開拓者としての矜持と、SFの素晴らしさを次世代へ伝えたいSFおじさんのお人柄の良さを、当時高校生だった私は感じました・・)
月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207) Amazon書評・レビュー: 月は無慈悲な夜の女王 (ハヤカワ文庫 SF 207)より
4150102074