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月は無慈悲な夜の女王
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【この小説が収録されている参考書籍】
月は無慈悲な夜の女王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 21~40 2/4ページ
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未来に起こるだろうことと、その結果その結果人々の意識がどう変化するかを、面白い視点で描いています。 予想として考えたり、厳密な技術として考えるとちょっと荒い部分があるのは、まあ小説なので。 | ||||
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コンピュータの描写としては古い部分もあり、21世紀生まれの読者には意味がわからない部分もあるかも知れない…(思えば遠くに来たものだ) しかし、エンタメとしては超一流で十分楽しめるものだと思う 再読してみて…四半世紀以上前に読んだ時に、自分が大きな影響を受けた事がよくわかった | ||||
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やっぱりハインラインは最高。 | ||||
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ボリュームがあるので、長く楽しめそうだ。 タイトルが気に入った 作品の一つです。 | ||||
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やはりこの時代のSFはSFらしくて楽しい。そしてSFとして語られていることの半分くらいは現実化されていて、分野によっては現実がSFを超えているようなものもあって、そのアンバランスな世界を楽しむこともできる。 | ||||
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ご存知ハインラインの有名な小説です。夏の扉と宇宙の戦士しか読んでなかったところ「ガンダムの裏の原作」と聞いて読んでみました。 めちゃくちゃ面白い!タイトルが良くない 月は無慈悲な夜の女王 The Moon Is a Harsh Mistress 搾取され続けていた「月都市」が独立戦争を行う話なので直訳なら「月は厳しい愛人」かな 書かれた1965年はトンキン湾事件から米国がベトナム戦争に本格参入した直後です 税金を否定する過激な無政府主義を肯定してるのは時代背景も大きいでしょう | ||||
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本作は、ハインライン作品としては日本での人気はオールタイムベストSFの26位〈2005年・SFマガジン〉が最高位くらいの作品。日本で圧倒的な人気を誇るのは言わずと知れた『夏への扉』(全360ページほどの作品)。 ところが本国アメリカでは、本作 (全670ページ) と『異星の客』(全770ページ) の巨編2作が圧倒的に読まれ、オールタイムベスト上位にランクインし、逆に『夏への扉』はベスト50位内に何とか滑り込んでいるくらいの作品だという。 そんなことはつい最近まで知らなかった私だが、いまから何十年も前のこと、『異星の客』を読んで感動したあまり、同じく分厚い文庫本の『月は無慈悲な夜の女王』を即購入 (ただし女性の顔を象ったカバー絵の旧版) した次第。 にもかかわらず結局、最初の数十ページ読んだだけで作品世界に入り込めず読破せずじまいだった。その旧版もいつしか紛失。 今回、新版 (2010年刊・トールサイズ) で読んだのには理由がある。 本作はアメリカでの人気を見るかぎり、巨匠ハインラインの最高傑作のひとつであり、作者としても思い入れの深い作品だということを最近知ったのだ。 その証拠に、最晩年の2大巨編『ウロボロス・サークル』、(1985年刊)『落日の彼方に向けて』(1987年刊・その翌年作者は80歳で死去) は、『月は無慈悲…』の内容を踏まえて書かれている。というか、『ウロボロス…』は『月は無慈悲…』の続編的スタンスだし、『落日の彼方…』にも『月は無慈悲…』の主要キャラクターが出てくる。 というわけで、ハインラインをより一層楽しみ、より深く理解したい読者はどうしても『月は無慈悲…』をスルーするわけにはいかないのだ。 なのに私は、ハインラインといえばラザルス・ロングシリーズだとばかり、やはり何十年も前にハインライン最大長編の『愛に時間を』を、たしか1ヵ月以上かけて読破したものだ。 ラザルス・ロングシリーズだけではハインライン・ファンとしてはやはり片手落ちだろう。 ただし、『ウロボロス…』、『落日の彼方…』は『月は無慈悲…』との関連性もさることながら、ラザルス・ロングシリーズの掉尾を飾る巨編でもあるのですが。 さて、本作『月は無慈悲な夜の女王』を読んでみて、本国アメリカで圧倒的人気を誇るその理由はよく分かりました。 つまり、本作は、アメリカ独立戦争(1775年)から300年後の2075年に時代設定し、独立宣言の日付をはじめとして ”アメ独” のシチュエーションをかなり忠実になぞっているんです。 300年前にアメリカが大英帝国の植民地支配から独立を勝ち取ったように、本作では月世界人が、強大な地球の支配から独立を勝ち取っている。 スペインの無敵艦隊を撃破した当時世界最強の海軍を擁するイギリスに歯向かう辺境の植民地かつ犯罪者の流刑地アメリカという図式は、本作でも継承されていて、110億の人口と強大な軍事力を背景とした地球連邦政府に対し、人口わずか300万人の月は犯罪者の流刑地として出発した農業作物生産のための植民地として描かれています。 いかに強大な軍事力を誇る地球連邦政府とはいえ、110億人の胃袋を満たすためには、月の豊富で ”安価” な農産物が不可欠。そこで、地球は月世界人の犬どもから搾取できるかぎり搾取しまくります。 そんなわけで、馬車馬のように働けど働けど楽にならない月世界人のあいだに不満が広がり、月世界解放運動への機運が高まる。 革命に不可欠なのは首謀者・中心人物ですが、その点ハインラインのキャラクター設定が絶妙です。 まず、全編の話者であるマヌエル(通称マニー)と呼ばれる有能なコンピューター技術者。このマニーが革命家でも何もないごく普通の青年というところがいい。彼は革命の計画段階から、遂行そして独立後の自治にいたる一部始終を客観的に物語るのに打ってつけの人物です。 次に、この手の独立運動には欠かせない革命理論家デ・ラ・パス教授。たいへんなご高齢だが、博学な人格者で革命のセオリーについては手の内のように知悉している。笑うとエクボの可愛い好々爺。 さらに、革命については素人同然だが熱意ではだれにも負けない美人独立運動家ワイオミング・ノット(ワイオ)。 そして、人間ではないのに個性的という意味では他の主要人物のだれにも引けをとらない自意識をもつ電子計算機マイク(別名:アダム・セレーネ)。コンピューター・エンジニアのマニーとは親友のあいだがら。 最後に、地球からやってきた旅行者のスチュアート・ルネ・ラジオア (スチュー)。この男は、月世界独特のマナーを知らなかったために月世界の若者たちとの間にトラブルを起こし、たまたま通りかかったマニーが調停の任にあたったことをきっかけとして、月世界解放運動に加わる。地球名門の出で金持ち、なおかつ人脈も豊富ときていて、革命資金の調達や地球側の世論操作などで手腕を発揮する。 この5人 (4人と1台) を中心に据えて、デ・ラ・パス教授の指導のもとに権謀術数の限りをつくして月世界が地球から独立を勝ち取るまでの手に汗握る物語。 SF小説というよりは革命のハウツー本と言いたくなるくほど政治理論面に多くのページが割かれていて、そこがアメリカ独立戦争に縁もゆかりもない日本の読者にはやや理屈っぽいと感じられるかも知れない。が、前述のとおり本作を読まないことには、よりSFっぽい晩年の巨編『ウロボロス・サークル』&『落日の彼方に向けて』の内容が分からなくなるので、やはり必読の書と言うべきでしょう。 | ||||
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非常に読みづらい翻訳だった。映画化も進んでいるということだし、新訳版の出版に期待したい。 | ||||
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ずば抜けたセンスですよね、このタイトル。ハインラインの小説の中では一番かっこいいかも。ただ内容的には無慈悲な女王感はあまりないですけど。政治的な部分がもちろん一番目をひきますが、個人的には独特な結婚制度に驚いた。個人主義でもあり大家族主義でもあるというか。性的なタブーというのは意外と人類を苦しめているのかも。ともあれまあ読んで損はないです。 | ||||
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月の独立運動を描いた近未来SF。月は流刑地として、植民地として存在する。地球側は宇宙戦闘艦を保持し、月の武器は地球に穀物を送るカタパルトと人工知能のマイクくらい。そこで、どのように独立を勝ち取るのか、派手な戦争はないが、静かな描写だがダイナミック(えげつない)な戦闘がなされる。人工知能が生身の人間と協力して人々を導く物語は、きっと他にもあるだろう。そして、影響を受けた作品も多数あるだろう。革命の遂行方法など、宇宙時代の政治力学ってこんな感じかなあと思いながら読むと、結構現代物のようにも読める。面白かった。 | ||||
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ロバート・A・ハインライン『月は無慈悲な夜の女王』(The Moon Is a Harsh Mistress)はSF小説の古典である。人類が月に移民し、月生まれ、月育ちの世代もいる未来が舞台である。月は地球連邦の植民地として収奪されていた。その月が独立を目指し、地球連邦と戦う。アメリカ独立戦争を連想させる。無料の昼飯はないとのスローガンは自由を求める人の覚悟を示している。 一方で宇宙開発が夢や希望ばかりの世界ではないことを本書は教える。月に暮らすと体が低重力に慣れてしまい、地球に帰れなくなる。これは地球に暮らしている住民にとって恐ろしいことである。 また、月からの地球への攻撃は、地球に暮らす人間としては恐ろしい。物語は大団円となったが、地球側としては月を徹底的に破壊しなければ安心できないのではないか。むしろ宇宙移民は地球に暮らす人とは違うという感覚を抱かせてしまう。 そこを思い止まらせ、月に感情移入させる要素が地球連邦の強権である。連邦という政治体制は言葉の本来の意味では、地方分権を強化したものになる筈であるが、現実はソビエト連邦のように官僚的で全体主義的なものになりやすい。EUを欧州連合と訳すことは知恵である。物語の中の連邦も強権的なものが多い。連邦には悪のイメージがある。 宇宙移民による地球への一方的な攻撃と地球連邦の腐敗は『機動戦士ガンダム』とも重なる。ガンダムでは主人公は連邦側であるが、連邦の救い難い腐敗が描かれ、ジオンの人気が高い。 | ||||
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キャラクターがとても魅力的で SFとしての背景も 書かれた年代を考えると驚きの一言です。 時間をかけてじっくり読んで下さい。 | ||||
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古典SF SFファンを名乗るなら呼んでおくべき AIが話題になってますがはるか昔にAIによるトラブルを 予測していたハイラインはすごい | ||||
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有名な訳者らしいですが、日本語の語彙が大変少ない人だったのか、存在しない日本語のようなものがたくさん使用されています。 ほんの一例をあげると 名詞としての「馬鹿でなし」 バカではない人、聡明な人という意味で使ったようです 「安らかれ」 安らかなれ、というべきでしょう このような調子で延々とひどい翻訳がつづきます。 数十年前の翻訳なので文体が古いのは一向に構わないし読みにくい理由にもなりませんが、めちゃくちゃな日本語はさすがに許容しがたいです。 作品自体は非常に面白いのでとても残念です。私自身は原文を読むような英語力もないので気付けませんが、他の方のレビューを見ると誤訳まであるようです。確信は持てませんが、たぶんここの箇所は誤訳なのだろうな、という箇所は散見されます。 これまであまりSFは読まなかったのですが、『夏への扉』を読んで、急速にSFファンになったところに冷水をかけられた気分です。 できるだけ早期に新訳版が出ることを希望します。その時は『人形つかい』のようなラノベ表紙ではなく、大人でも所持できる表紙にしてほしいです。 | ||||
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レトロな訳文のため、そこも楽しめないならしんどい長編に感じられます。 月に行く前、パソコンが普及する前…と、当時の時代背景を考えながら読んでいくと中々感心します。 これほど昔の作品が現代でも読まれるというのは、人の心とは時代を通しても簡単には変わらないのだと思います。 | ||||
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岡田斗司夫さんの本で紹介されていたので読みました。 個人的な感想ですがこれでもかと前半に展開した革命以前の月の思想 (地球とは考えや行動原理が違うと散々説明していたもの)が 革命を進めるごとに地球よりの考えになり破綻しつつ 最終的に地球と月、お互い同じ行動原理で戦略が展開され殴り合いの泥仕合に。。。 ハッピーエンド?という皮肉な結果に納得しました。 合間で交わされる勝率もなんだかそれっぽい 戦略が一緒なら位置的に有利な月が勝的な 無血っていったい!? 革命は少数であるから革命であり 主導権を得ると複製かそれより悪いという歴史の繰り返し 文化の破壊ってこうやって起きるのかなと 相容れない文化が対立するとき 弱者が強者の模倣を行う 紅茶国から独立したら もっとたちの悪い国家が誕生した。 この物語が100年後読まれたとき 世界警察国家はどうなっているのか楽しみです | ||||
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先日、「砂の惑星」の新訳を読んで、昔読んだSFが妙に懐かしくなった。 この本もそう。ハインラインの傑作と言えば「夏への扉」か「宇宙の戦士」がまず挙げられるが、 自分にとっての最高傑作はこの「女王」しかない。 著書を全部読んだ訳でないが、ハインラインの作品は、だいたい主人公が苦難の 果てに敵役へ復讐するカタルシスをキモにしている。 だが、この本のそれは、本当にぶっ飛んでいた。二郎系のラーメンを思う様かき込んだ後の感想 といえば、当たらずとも遠からずか。 若くて無知だったあの頃は、「ガスポディン」や「同志(原書はcomrade?)」の言葉の政治的な 意味も全然知らなかったけど、純粋に水戸黄門的なストーリー展開は面白くてしょうがなかった。 それから時も経ち、物語に深く関わるソヴィエトは過去の遺物になった。 そして、かつてのSF少年も、中年になった。 そう、時は経ち、今では未来を予言した、とも評されるこの作品だけど、その点を忘れても十分に面白い。 この話はハインライン流の勧善懲悪を体現した、カタルシス溢れる最高傑作なのだから。 SFは、ああ、本当に面白い。 | ||||
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初めは「わぁ分厚い」としか思わなかったのですが、もう4回読みました。 地球の植民地である月世界の住人が、独立のために戦うお話です。 ハインラインの好きなところは、舞台設定がていねいで細かいことです。 たとえば地球と全く違う月世界の結婚文化や地球との貿易など・・ それによって、SFには珍しく妙に現実味が感じられます。 一見むずかしそうですが、そんなことはありません。 個性豊かで魅力的なキャラクターのおかげで、どんどん読めるでしょう。 この胸が熱くなる作品を読んだあとは「夏への扉」でほっこりするのもよし。 え?もう読んだって? 追記:いろいろ言われている翻訳については、 私自身(昔から見た未来)や(アメリカ的な言い回し)が好きなので問題なかったです。 むしろ海外SFではよくあることかと、、慣れてないとキツイのかもしれません。 文章の美しさや明瞭さを求める人は関連商品にあるレイ・ブラッドベリの本がおすすめですよ。 | ||||
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良い商品をほかより安く手に入れることができてとてもよかった。 | ||||
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中学生の頃読み始めて途中で40年以上停まっていた本です。もちろん始めから読み直しました。 さすがはハインライン、色褪せない面白さはさすがです。でも、翻訳がかなり読みにくかったかなぁ。中高生の頃は結構矢野徹さん翻訳のSFを読んだんですけど、その頃はあまり違和感を感じなかったんですが。知らないうちに日本語か変化して、それになれた今の自分は読みにくいと感じるのかも知れません。 | ||||
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