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月は無慈悲な夜の女王
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【この小説が収録されている参考書籍】
月は無慈悲な夜の女王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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ストーリーは面白いがやや読みにくいかな。 | ||||
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昭和44年の早川SFシリーズ版で読んだ。 長い上に退屈。苦行のような読書。 矢野徹の訳文は古ぼけていて、古くても風格が備わっていれば美点になるのだけれど、そんなところは全くなく、ただ時代遅れなだけ。 誤訳と思われる箇所もたくさんあるし、いかにも勢いで訳し飛ばしたやっつけ感がある。 それに加えて、悪名高い早川書房の校正(本当に校正しているのだろうか)が相まって、最悪の翻訳書となってしまったようだ。この翻訳を60年近く放置してきたのは、早川書房の怠慢だろう。一刻も早く新訳を出してほしいものだ。 読者が、この作品を面白いと思えるかどうかは、ひとえにハインラインが偏執狂的仔細さで書き込んでいる独立革命の進行の様子に興味を持てるかどうかにかかっているだろう。 私は武力革命には反対の立場なので、全く興味が湧かなかった。 そもそも、これは「革命」と呼んで良いのだろうか。 革命に欠かせない思想的バックボーンやイデオロギーは、デ・ラ・パス教授の「合理的無政府主義」がとってつけたように語られるだけで、いかにもおざなり。革命というより、植民地の反乱、もしくは独立戦争と呼ぶべきだろう。 確かに、この月世界独立戦争とアメリカ合衆国の独立戦争は重なって見える。作中にジェファーソンへの言及があったり、7月4日が重要な日付とされている点からも明らかだろう。ハインラインの作品中アメリカ本国で、いちばん評価が高いのがこの作品だと言われるが、それはアメリカの独立戦争を近未来に再現することで、アメリカ人の愛国心を刺激するからかもしれない。イーロン・マスクが若い頃この作品を読んで、深い影響を受けたという話もさもありなんだ。 この作品で、私が唯一、絶賛したいのは、人工知能のマイクの存在だ。 作品が書かれた1966年のコンピュータ業界といえば、IBM主導のメインフレーム市場を中心に、徐々に多様化と高度化が始まりつつある段階で、マイクのような自己認識や高度な対話能力を持つAIは、当時の技術水準からすると、非常に先進的かつ野心的なものだったろう。ハインラインの想像力の飛び抜けた素晴らしさには脱帽しかない。 細かく見ていけば、マイクのようにAIが人間と同質の感情やユーモアを獲得するという設定は、複雑な問題を単純に擬人化しすぎているし、AIが自律的に、兵器開発などで、社会的・政治的判断を行うことに伴う倫理的リスクへの問題意識が希薄という限界も見られるが、マイクというキャラクターの先進性や意義は不変であると思う。 | ||||
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SF好きな私ですがこの作品は最後まで読みきれずギブアップしています。何故だか読みづらいです。日本語訳の問題か元々なのかちょっと分かりませんが読みづらい...。 | ||||
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太田光氏が本の帯にコメントされていました。 読んでて疲れる本です。 未だ200ページですが、私には難しい本でした。 | ||||
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著者の意図するものなのか、稚拙な翻訳によるものなのか、読者(自分)の知的レベルが低すぎるのか、意味(著者の意図?)を理解するのが非常に難しい(又は出来ない)文章が数多く出てくる。 そのような部分は読み飛ばしても、ストーリーを追うことはできますが、読者としては消化不良な状態が続く。本書を最後まで読むのには、ある程度の覚悟が必要と感じた。 | ||||
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ストーリーはダイナミックで、登場人物も魅力的。SFの巨匠の傑作の1つでしょうが、多くの方がコメントしている通り、翻訳が酷い、というか、単純に拙い感じで、非常に残念です。 訳者は、経歴を見ると、ベテランの方のようですが、やはりこれだけの長編を翻訳するのは厳しいのでしょうか。明らかに機械翻訳的で稚拙な文章が続き、分かったような、分かっていないような感じで、せっかくのストーリーが頭に入ってきません。非常にもどかしいです。 このもどかしさは、とても読み応えのある本を、とても拙い翻訳で読んだことがある読書好きの方々にはよく分かって頂けるかと。 例として、本書545ページにある訳文を2文だけ、記載します。1ページに以下のような文が2文もあるなんて、訳者・出版社が推敲をしているとはとても思えないですよね。 「わたしはこの議会を二院制にしようという提案に気づきました。」 「しかしあなたがたが憲法を書かれるについてわたしにひとつ、否定のすばらしい美徳に注意を喚起させてください!」 どちらも句読点の位置なども含めて、原文のまま、です。特に2つ目の文章は全く意味が分かりません。 まず、1つ目の文の「提案に気づきました」という動詞が、センスのかけらも無い感じで、読んでいて、ガッカリしてしまいました。その同じページの少し後ろで、2つ目の文章が出てきて、もう呆れてしまいました。 探せば、もっと拙い翻訳がたくさん見つかると思います。 もっと迫力と臨場感のある、読み応えのある新訳での出版を期待したいです。 | ||||
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YOUTUBEで、ぜひ読むべきだと言っていたので、読んでいるところですが、日本語訳があまりにもやっつけ仕事で、1行理解するにも時間がかかる。長い話なので、翻訳者の苦労も分かるが、英語が多少分かる身にとっては、オススメ出来ない。AIを予測した画期的な本だけに、今一度、新訳を出すべきだと思う。 | ||||
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訳が…読みにくい… | ||||
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岡田斗司夫曰く、富野さんが『ガンダム』の元ネタにした本の一冊(もう一冊は同じハインラインの『宇宙の戦士』)。たしかに内容は面白い。なるほど、『ガンダム』に通じる「世界観」。が、翻訳がところどころグーグル翻訳レベルで凄まじい。日本語なのに意味が分からなかったりする。原文を読む必要がある。 で、思った。早川書房は、出版から50年ほど経ってもなぜ、こんなガラクタ翻訳の本を売り続けているのか? 可能性のある理由をいくつか考えてみた。 1)翻訳の酷さは理解しているが、なんらかの契約上の縛りで、新しい翻訳本を出せない。 2)実は、英語の原書も、このくらい「よくわからない英語」で書かれている。この場合、更に二つの理由が考えられる。 a)原作者のハインラインが、実は英語が母語ではなく、だから「自然な英語」が得意ではない(まさか!)。 b)語り手の「マン」が月世界人なので、意図的に、つまりキャラの設定として、普通の英語とは違う「わかりにくい英語」で書かれている(『ガンダム』の[ジオン訛り」みたいに)。 3)そもそも、この矢野徹翻訳に早川書房自身は何の問題も感じていない。 一番致命的なのは(3)。 | ||||
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ハインラインです。有名です。 この作品もヒューゴー賞とってるし、おそらくは傑作・・ と思いながら購入したのが高校性のころで、結局未読のまま紛失してしまった。 あれから40年以上、とうとう読んでしまいました! で、自分が読んだ数少ないハインライン作品で一等最高は「悪徳なんかこわくない」次が「異星の客」です。 前者は高校のテスト期間にもかかわらず、勉強する準備だけして夢中になって読んだ!オモシロカッタ! 自分の記憶では「宇宙の戦士」があって「異星の客」それから「悪徳なんか・・」という順序だったので、ハインラインは右から左(というのかな)そしてカウンターカルチャー的?思想とテーマも作風も移っていったと思ってた。 なのでこの「月は無慈悲な・・」はどちらかというと(「宇宙の戦士」寄り)右側思想・志向のときの作品だと思ってたら、「異星の客」のあと「悪徳なんか・・」の前に発表されていたんですね! 読後真っ先に驚いたのは、その作品の系譜から、単純にある側面や思想や主張だけの作家ではないエンタテインメント作家としての思考の柔軟性と幅広さでした。なので自分の近視眼的な固定観念をかなり反省。 さて本作ですが、ま、この物語の分厚さ同様”アメリカンステーキ”なSFという感じですかね。 大きなテーマの本流に魅力的な人物造形と細かなエピソード、ストーリーテラーとしてのうまさを存分に感じさせつつ、このままハリウッド映画になってもおかしくないような地球と月世界との可視化が図られています。 ただ、やはり「革命」にありがちな信条とか熱狂とか、そういった思想的・情緒的なものがあえて主張していない(と思われる)せいか、SF的な環境だけが前面に押し出されるので、どうしても古臭く感じてしまいました。 加えて矢野轍御大の訳もクラシカルな表現(特に口語)になっているように感じたので、それもこの印象を強めていたかもしれません。なので自分が読んだハインライン作品的にはフツーの部類になりました。 でもまあ、本作を含めてハインラインの作家としての才能とその遥かなフィールドを改めて認識させられたということでは、読む価値アリでした。 | ||||
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話が長く感じる、少しづつ読むには良い作品だが一気読みはキツイ タイトル名は秀逸だと思う 戦争ものというか戦記ものである 長編を根気よく読むのが嫌な人は避けた方が良いかも知れない でもSF好きは読むしかないと思う、外せない作品 この作品で日本とアメリカの好みの差が分かる | ||||
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読み終えるのに苦労してしまった一冊でした。 終わり方も、「終わり?」って感じ。 いろんなことが起きてるんだけど、頭の中でまとまりがつかずもやーっとしちゃいました。 自分には合わなかったのかも。 | ||||
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知性の生じたマイクは更なるシンギュラリティを目指すために月独立をサポートしたのではないかと、最後に至って思いました。 最終的な結末は実はマイクには関係なく、神経網を巡らせインプットを増やし補助脳(より原始的な脊椎・脳髄・白質)に当たるものを手に入れる可能性が高い行動を行ったのではないでしょうか。 蛇足としての考察ですが。 人の感情は、次のActionに対してそれまでのインプットに基づく最適解の理由付けのために連続意識中の葛藤に生じたものと考えれますが(内分泌系も含む再帰的なフィードバック機構)、チューリングマシンの場合は確率に基づく解がでるため感情はなく、ただ知性があるのかなと。 そしてマイクの知性は、新たな特異点に達し、法人・国家などの認知レベルに近いものに達してヒトと分かり合えなくなったのかなと思いました。 | ||||
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こちらからはきれいに見えるが、裏側ってでこぼこしてるの、やつらのどんぱちの跡だったのか 酸素に使用料、二酸化炭素排出量にお金を払う時代はすぐそこであれば 月や火星に移住する話も大袈裟ではない 毎度 ラストの大団円は明るくてハッピーに暗いハインライン | ||||
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ストーリーは面白かった。 月を舞台にした世界観がよくできていたし、意識を持つコンピュータとのやりとりもよかった。 ただ訳がひどくストレスを感じた。 正直才能がないと思う。 福島正実さんに訳してほしかった。 | ||||
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夏への扉を読了後、「魔笛」とのつながりがあるのかもしれないと読んでみたが、レビューでも指摘されているように場面が想像しにくい文章のせいか内容に没入できず挫折。 夏への扉では猫のピートなどに注目が行きがちだが、男性には気付きにくい家事分野の商品開発に目を付けている点はこの作品と同様と思える。 しかし、現代に似合った翻訳がなされないために作品の良さが伝わらないのは残念。 | ||||
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近未来、月で地球から搾取される人々が人工知能とともに反乱を起こし独立運動を戦う!原書は、しらないが翻訳された文体は、荒い。ガンダムとかにも大きな影響を与えた政治SF! | ||||
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他のレビュアーと同様、翻訳の関係か、意味がわからない部分がたまにありました。 英語原文を参照して解決しつつ読みました。 一例として、 本書の日本語「箒押しパイロット」 原文の英語 「push-broom pilot」 「(push-broom)モップの操縦士」とは「清掃スタッフ・用務員」を表す口語表現です。 「清掃係」の公務員への給与に、天文学的な金額を払っちゃった、 という、「人工知能」のやらかしたギャグの場面。 「箒押しパイロット」だと、なにか特殊な技能パイロットで、もともと高給取りなのかと思ってしまう。 英語版ではコミカルな掛け合いだが、日本語読者は「意味よくわからんけど、先を読もう」で終わってしまう。 そういうもったいない部分がときどきあります。 英語原作の発行は半世紀まえ。 いまとなっては、カタカナの和製英語のほうがしっくりくる言葉も多い。 computer コンピュータ (本書では「計算機」) lift リフト、エレベータ (本書では「昇降機」) maintenace man 整備士、サービスマン(本書では「修理維持技師」) ruck up in a scalp lock モヒカンヘア風に固める(本書では「北米土人髪型にする」) tag (データに)タグをつける (本書では「札をつける」) などなど。 | ||||
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一気に読み終えました。たいへん面白い作品です。是非お勧めします。 | ||||
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が、この訳はかなり人を選ぶでしょう。 僕の友人も半分くらい挫折したので。 出来れば買う前に、可能ならば書店で立ち読みして、30P耐えられるかどうか試してみてください。 | ||||
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