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リトル・シスター



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【この小説が収録されている参考書籍】
リトル・シスター
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)

リトル・シスターの評価: 3.79/5点 レビュー 29件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.79pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(2pt)

チャンドラーの悪いところ?

皆さん(訳者も、著者すらも)感じているように、本作のプロットは破茶滅茶で、最後まで読んでも、誰がなんの目的で誰を殺したのかがはっきりしません。
元々、本格ミステリーから入った私は、ハードボイルドに踏み入った最初の頃は、この伏線を張ってそれを最後に探偵が回収する、という展開を見せない構成に戸惑いました。
本格ものは、原則として論理的に謎を解明し、それ以外の可能性はない、という唯一の結論に達します。
しかし、ハードボイルドでは必ずしも、というかほとんどの作品において、そのお約束は守られず、探偵が提示したものが真実、となります。
そうした構成にもようやく慣れていたところだったんですが、本作は、さらにそれの上をゆく、探偵が提示した真実に登場人物たちも「?」となっているふしさえあります。
チャンドラーの作品は「プレイバック」以外をすべて読みましたが、本作が現時点でワーストですね。
チャンドラーは、他の長編作品も短編を組み合わせて作っているらしいですが、本作はその接合に失敗したのかも知れません。
新人賞に応募しても、一次通過すら怪しいです。
プレイバックに期待です。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.3:
(2pt)

二時間サスペンスドラマの父

いろんなミステリサスペンスの奥行きのハードルの基準になった作品だと思う
依頼主のキャラクターがいい
いろんな風に発展させられそう
マーロウ失神しすぎて、よろめきすぎ
やりまん美人だらけハーレムなのに、マーロウやばすぎて誰とも寝られず
もてもてだけれど、こういうバランスのとり方もあるのか
アメドラのクリフハンガーは、こういうのから発展したのかと感慨深い
それにしてもアメリカの豊かさにはため息がでる
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.2:
(1pt)

訳が…

『ロング・グッドバイ』と『さよなら、愛しい人』、そして本作と、村上春樹氏の翻訳ということで読みました。
がっかりしました。
他の2作でも同様でしたが、村上氏の訳が雑なところがあって、その都度、シラけてしまいました。
おまけにプロットも複雑に入り組んでいるため(未完成?)、読後感はスカッとしたものではありません。

ひとつ気がついたことは、村上氏がご自身の小説で多用している比喩が、チャンドラーの比喩とあまりにもテイストが類似していることでした。

村上氏のあの独特な比喩の水源の一つは、チャンドラーだったのですね。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635
No.1:
(2pt)

読みにくい

チャンドラー作品には、翻訳の村上氏をはじめ熱心なファンが多いようですが、特別なファンでもない私からすると、正直この作品はたいして面白くもありません。
 というか、面白い面白くない以前に、話がごちゃごちゃしすぎていて、よくわからないです。それがマーロウの語り口調と相まって、とにかく読みにくい作品でした。
 村上訳で他2作も読みましたが、それらと比べても、この作品はちょっとお話にならにレベルですね。チャンドラー自身もこの作品が好きではなかったようですし。村上氏の話題性だけで売れている?本てとこでしょうか。
リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:リトル・シスター (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704635

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