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(短編集)
宇喜多の捨て嫁
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宇喜多の捨て嫁の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 41~43 3/3ページ
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| ※誤って消してしまったので再送です。 マイナーな戦国武将・宇喜多直家のお話。 表題作の「宇喜多の捨て嫁」は最初は名前を把握するのに手間取ったが、後半からはスラスラと読めた。終盤の囲碁の場面はハラハラした。 「無想の抜刀術」はうってかわって、二人称視点。二人称の歴史小説は初めてなので戸惑う。最後に二度大きなどんでん返しがあり、一度目は見事。二度目のはどうだろうか。個人的にはありかな。 「貝あわせ」は、最初はまったりと進む。ホームドラマのノリで正直飽きかけたが、後半はドドウの展開。これを前半でもやってほしかった。 「ぐひんの鼻」「松之丞の一太刀」を読んで、作者は歴史小説を書こうとしているのではないと思った。きっと、現代小説ののりで、歴史は題材に選んだにすぎないのだろう。 「五逆の鼓」は、収録作の中で一番感動した。冒頭作のエンディングとリンクするが、一読目と全く違う感動があった。 普通の歴史小説と思って読むと★3つ、最初から歴史小説ではないと思って読んでいれば★4つかな。 ある意味、おしい。 | ||||
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| 宇喜多直家と言えば、悪党達が跋扈する戦国乱世の中でも最悪中の最悪の人物との評価が一般的なのでしょう。 暗殺・毒殺・裏切り・偽りの降伏、本書でもその様な直家の評価に沿った直家像が描かれています。 そして、何といっても「尻はす」持ちの直家の血膿・腐臭が全編に渡って溢れ・漂ってくる所が本書の特徴でしょうか。 一方で、何故直家がそのような人間となって行ったか、丹念に織り込まれたストーリから作者の意図を理解する事が出来ました。 当たり前ですが、生まれた時は人間皆似たようなもの。 若き日の快活で素直な直家が、次第に戦国の梟雄として変容していく姿は、あたかもスターウォーズのダースベーダを彷彿とさせます。 読後に感じるものは、直家持つ寂しさ・孤独感の凄まじさ。 久しぶりに、どっぷり世界観に浸れる一冊に出会えました。 | ||||
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| 「碁に捨て石という考え方がありもうす。一石を敵に与えて、それ以上の利を得るというもの。(〜中略〜)宇喜和泉守様のご手腕は、まさにこの捨て石や捨て駒のごとき考え。そう、正室や己の血のつながった娘さえも仕物に利用する。 これを言葉にするなら、捨て石ならぬ……捨て嫁」 オール読み物新人賞を受賞した表題作は、直家によって「捨て嫁」にされてしまった於葉が、それまでに犠牲となった母や姉を思い、強い信念のままに直家と対峙しようとする物語。切れ味の良い短編です。 表題作は他五編とも密接に絡み合っており、この本は六つの短編集でありながら、最終的には宇喜多直家を中心に据えた一つの複雑な物語となっています。 一つ一つのシーンに無駄がなく、恐ろしく緻密にストーリーが練られており、流石はオール読み物新人賞の受賞者だと唸らせられました。文章の切れ味も良く、時代小説としての格調の高さと読みやすさが両立しています。 鮮やかなストーリー展開によって浮かび上がる、それぞれのキャラクターの情念。理不尽な運命に抗った結果、背負わされていく業。後半は不覚にも泣いてしまいました。 | ||||
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