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(短編集)
宇喜多の捨て嫁
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宇喜多の捨て嫁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 1~20 1/3ページ
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斎藤道三・松永久秀とともに戦国時代悪役三羽烏の一人、、、時代に翻弄され心ならずも(?)憎まれ役を演じ続けざるを得なかった一人の人間がくっきりと描出されていると思います、、、この本を読んで宇喜多直家に持っていた印象がガラリと変わりました | ||||
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超絶面白い!まさに戦国時代の人間ドラマ!映画化して欲しい! | ||||
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ここ数年に読んだ歴史小説では最高に引き込まれた。 題名、構成、伏線と宇喜田直家以下の登場人物が重層的に浮かび上がる。 | ||||
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良い本をありがとうございました。 | ||||
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梟の系譜と、同じ主人公なのにずいぶん違う。直家が、生きたまま体が腐ってゆく難病だなんて。時系列も、いったりきたり。当初読みづらいなぁと感じた。それでも、途中から面白くなり、一晩で読み切った。 妻や娘たちに、好印象を持った。宇喜多の家を出た以上、嫁ぎ先の一員として準じた人生。夫とは、わずか3年ほどだけど幸せだったんだろうとうかがえた。落城、夫の自害のあと自分も自害したり、出家したり寂しい生涯だ。 | ||||
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レビューを見て買いました。戦国時代を舞台にしたサスペンスですかね、おもしろかったです。 | ||||
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日本の時代小説は読みませんが、書評で「涅槃」が面白そうと読んでみて宇喜多直家をもっと知りたいと思いました。これがデビュー作とは恐れ入りました。これとくらべると、あちらはポルノでした。続編の宇喜多の楽土も昨夜注文、楽しみです。 | ||||
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木下昌輝さんのデビュー作は宇喜多直家! 下克上のイメージが強い宇喜多直家をどう表現するのか! 解りやすく言うと素晴らしい物語です 母に愛されたい子供だった 家族を愛する夫であり父だった 誰よりも心情に熱い武将でした それを木下さん独特の短編集で表します この短編集、不思議と他の話とのリンクもあるので『あれ?この場面は』と感じながら楽しく読めます 時代小説が苦手な方でも楽しく読めると思います オススメです! | ||||
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寝る前に読んでいたのだが、一つ一つの内容が本当によく関係していて、とてもじゃないが眠る前になんとなく読んで次の日また読む、という理解の仕方だともったいない、ということに途中で気づいて、最初からもう一度、今度はちゃんと座って読んだ。 小説の書き方はよくわからないが、作者はかなりストーリーを練ったか、もしくは、もう一冊宇喜多の関係で書いているので、個人的に本当に好きで何度も何度も頭の中で解釈をし続けた結果を書き下ろしたものなのだと思う。 作者が本気で書いたものはこちらも時間を書ける価値があると思うが、この本は本当に価値があると感じた。 | ||||
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短篇集『宇喜多の捨て嫁』(木下昌輝著、文春文庫)に収められている『宇喜多の捨て嫁』は、歴史小説として最高に楽しめる作品に仕上がっています。 「(備前半国の主・宇喜多直家の四女、数えで十七歳の)於葉(およう)が、(父の下剋上の謀略の犠牲となって)自害した母の富や姉の初、気がふれた楓のようにならない保証はない。宇喜多家にとって嫁入りとは。殉死に等しい行為なのだ。・・・身を穢し生計をたてる老婆と姦雄の娘として蔑まれる自分、一体どちらの生き様がよりましであろうかと考えた」。 「宇喜多直家は、生死のやりとりをする謀略にこそ楽しみを見出す。家族よりも殺し合いを愛する男だ。・・・宇喜多直家にとって於葉の(後藤勝基への)輿入れは友好のためではなく、敵を油断させるための謀略であるという意味を濃く滲ませている。最初から娘の命など塵芥ほども思慮の中にいれていない」。 「父上と戦います。後藤家の妻として、最後まで戦い、そして勝ちます」と、父に宣言して、後藤家に嫁入りした於葉のその後が描かれていきます。 思いがけないどんでん返し、またどんでん返し、さらにどんでん返し、最後の最後に至ってまたまたどんでん返しと、息をつく間もありません。 | ||||
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内容も興味があり、購入しました。 | ||||
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著者の作品は短編を何作か読んできたが、単行本を読むのは始めて。この単行本は短編集だが、それぞれの作品が密接に繋がっている。どの作も甲乙つけがたいが、まさか最初の宇喜多の捨て嫁と最後の五逆の鼓が繋がるとは思っても見なかった。最高です。 | ||||
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宇喜多直家といえば知らずもがな戦国の梟雄と知られていますが主役の小説を読んだことが無いため本書を手に取りました。レビューを読むに期待に胸膨らみ読みました。 期待していた宇喜多直家メインのストーリーとは違い、直家の様々な年代をそれぞれの目線から見たストーリーに仕上がっています。 年代は前後していますが、初めから最後まで一貫して宇喜多直家の悩ましい人生が、そして意外と?温かみのある宇喜多直家が描かれており非常に満足のいく1冊でした。合戦シーンは概ね省かれているため星4としましたが、暗さ、怖さ、グロさ、そして温かさや命の大切さ、本当にたくさん感じられ面白かったです。家臣の名前をもっと勉強しておけば、さらに面白さが増したと思い反省です。続編、買います。筆者の他の作品も買います。また好きな作家さんが増えました! | ||||
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この本は、「敵の名は、宮本武蔵」の読後感が印象深かったので、同じ作者の本を読んでみようとおもって読んだ。作者はこの著作で直木賞を取ったそうだが、「敵の名は~」のときと同じような迫力を文面から感じた。 話は、豊臣家五大老の内の一人であった、宇喜田秀家の父親、直家の物語である。話の持って生き方が、直家の晩年に始まり、生い立ちに戻り、それに連れて直家の性格や生き方が変っていく様が、「敵の名は~」の時の筋立てと似ている(この作品のほうが先にかかれたので、「敵の名は~」はそれを踏襲しているということか)。しかも、なんともおどろおどろしい表現に、ある種辟易する思いもして、この作家の特徴はこうなのか、と思わせるものがあった。 宮本武蔵は、播州美作国生まれであり、宇喜田直家も播磨や中国、山陰地方を舞台にしているので、このあたりは著者の活躍の場なのだろう。おかげで、当時の戦国時代の豪族・大名の版図を知ることができた。 最後に、高校生直木賞全国大会、の取材の模様が掲載されている。その大会でこの著作が一位を得ているが、高校生にも印象の深い内容だったのだと思うと、この作家の懐の深さを感じさせるものがある。 | ||||
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宇喜多は極悪非道と思っていた。実際は知らないが、読むと、色々あるんだなと思う。 | ||||
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映画化された事につられてミーハー気分で読んでみたらメチャクチャ面白い。 宇喜多直家という、普段はあまり歴史に関わらない私は、聞いたことしかないくらいの名前の大名の物語で、彼と彼に関わる人物による視点の短編という面白い形式になっている。 残酷な人だと思っていた宇喜田直家が、後の短編で彼の抱えているものや、本当の姿、心理が見えてくるのが圧巻だった。 まず最初の短編で大まかな流れを描き、その後の短編でそれを事細かに様々な視点で解き明かしていく形で展開している。 勿論、創作なので、実際に宇喜田直家がどうだったのかは性格までは分からないが、そのような構成で書いた著者が天才だと思った。 他の編を読むたびに、最初の短編を読んだり、一個前の短編を読んで「そうだったのか!」「こことここが繋がった!」という感じで読み返して納得していく感じだ。その為、何回読んでも面白いし、何回読んでも発見がある。 歴史を知らない私には新たに知識を与えてくれたし、言葉も最近の言葉に置き換えられており、歴史小説を読まない人でも読みやすい。 自信を持ってお勧めできる。 | ||||
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乱世も乱世、武士として生き残るのがこんなにも犠牲を強いられるとは。謀、策略、裏切り・・・壮絶過ぎる。これまで読んだ時代劇小説の中でも相当に面白い部類。とても良かったので、もう一冊買って父にプレゼントした。 | ||||
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練りに練った構成で、まさかこんな展開とは予想もできませんでした。歴史上の人物をこれまでの視点から異なった角度で見て新しい評価を与えるという小説手法は珍しくありませんが、ここまで成功しているのは稀有な例でしょう。読者の予想を裏切り続けるという意味ではまさにミステリーです。これがデビュー作とは、そらおそろしい才能です。指先の化石一つから巨大恐竜の全身骨格を再現するほどの想像力ですね。 それにしても、こんな陰惨な物語に「高校生直木賞」が与えられるって、いまどきの高校生はシブイね。私が作者なら本家直木賞よりうれしいかも。 | ||||
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現代の人間が歴史上の人物に対して持っているイメージが正しいとは限らない。しかし、有名な小説や映画などで印象付けられた評価は根強いものがある。本作品に登場する宇喜多秀家も少なからず誤解を受けている一人だろう。ご存知のとおり、直家は斎藤道三や松永久秀に並ぶ悪人として、私たちに強く印象付けられている。しかし、真実の姿がどうであったかについて知ることは難しい。本作では謀将で名高い秀家の今までない切り口で、彼の謀を見ることができる。 彼は多くの味方を裏切り、姻戚を滅亡させているが、その内側で当事者がどう感じていたかは知る由もない。また強運によって難を乗り越えてもそれが味方や親族の不幸に結びついてしまうのは戦国時代の過酷さを感じさせる。当時の評価としても、作中『戦場で大軍を采配しての闘いこそ、武士の本懐。和泉守殿の謀は豺狼が如きもの。下人の手柄といえよう』と、言われたりと評判という点では今とあまり変わらないかもしれない。 しかし、彼の裏切りや謀のおかげで死をまぬがれた人間もいたことは想像に難くなく、正々堂々と戦はしたが、徴用した農民や部下は死にまくったという武将とどちらが正義なのかは現代人の常識を超えたところにあるのではないだろうか。本作品で描かれる直家が何を感じて生きていたのかは知る由もないが、今に名を残すような武将であれば、それ相応のドラマがあったということは疑いの余地はない。そのifが詰まった作品なのではないだろうか。 | ||||
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はじめは借りて読んだ本です。エスプレッソのような濃い話でして、後から読み返したくなり、購入しました。 | ||||
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