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むかし僕が死んだ家



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【この小説が収録されている参考書籍】
むかし僕が死んだ家
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家の評価: 4.06/5点 レビュー 165件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.06pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全165件 121~140 7/9ページ
No.45:
(4pt)

そうきたか、と思わせる捻りがいい

おそらく・・・・だが、多くの方が読み始めてそんなに経たないうちに、
登場人物のおおまかな背景というか、過去にどういった事があったのかを、
察するのではないだろうか。
私が東野圭吾さんの作品で好きなところは、細かい捻りが効いているところ。
最後の最後で、一気に大どんでん返しという大技をだすのではなく、
細かい部分で「そうきたか!」と感じる、いい意味での裏切りがある。
その捻りの部分が実にうまく人間の本質をついていて、
登場人物に更に深みをあたえる。
その結果、全く違和感なく、「3人」で家を訪ねている感覚になる。
ともすれば偏った描写になってしまう可能性の内容のはずが、
いたぶらに脚色をせず描かれているため、二人の心理描写に違和感を感じない。
こういう描き方も、私が好きな理由の1つでもある。
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)より
4062635070
No.44:
(3pt)

スケールが小さい

 決して面白くないわけではなかったですが、今まで読んだ東野作品と比べるとスケールが小さいように感じました。
 登場人物が二人だけであそこまで話を膨らませたというのはすごいし、残された日記や手紙だけで推理していくのは面白いし、評価しますが、ほかの作品と比べるとスケールが一回り小さかったように感じました。こういう手法の推理小説を否定するわけではありませんが、やはり推理小説だと、複数の容疑者の中から犯人を見つけるオーソドックスな形のほうがいいと思います。
 東の作品を多く呼んでいる人は読むべきだと思いますが、そうでない人にはあまりお勧めしません。
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4062635070
No.43:
(5pt)

みゃーみゃー

初めてこの本を読んだのはもう十年も前・・・。
昼間の明るい陽射しの元で読んだにも関わらず
悪寒がしたのを忘れられません。
この本も著者もあの頃とは比べようもないほど
有名になって、嬉しい限りです。
何回、読み返してもすごい。
伏線の張り方が緻密で、無駄な文がほとんど
ないのです。
内容は暗いですが、間違いなく傑作です。
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4062635070
No.42:
(5pt)

タイトルが深い

複線のちりばめ、それの回収の完璧さは相変わらず東野作品の素晴らしさを物語っている。
何よりも舞台は家の中というたった一つ、そして登場人物が二人なのだ。
それだけの条件で最後まで読者を惹きつけて離さない。
人間の暗い部分が嫌というほど描写されている。背筋が寒くなるような感覚。
思わず読みたくないと声に出してしまったほどだ。
しかし続きは気になる。どうしても読みたい。面白いのだ。
読み終えた後の不思議な気味の悪さと爽快感といったら、言葉では表せない。
東野圭吾入門に、おすすめの一冊です。
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4062635070
No.41:
(5pt)

素晴らしい伏線。

一気に最後まで読み終えてしまいました。
後半に入って謎が解けていくにつれて、
あまりの展開に、背筋がゾクゾクしてきましたよ。
それにしても伏線の張り方が見事ですね。
ちょっとした描写であっても、あとでそれが生きてくる。
ストーリーの組み立てが本当に素晴らしいと思いました。
今度また、じっくりと読み直してみたいと思います!
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4062635070
No.40:
(4pt)

背筋がぞくりとする本物の怖さ

元恋人の過去を取り戻すために、とある家に赴く主人公。
地下室からしか入れない建物、家族が突然姿を消したかのような状況、
すべて11時10分を指してとまっている時計・・・こうした状況提示だけ
でもすでに怖い。そして、現場に残された日記などから主人公はすこし
ずつ過去の出来事を明らかにしていく。随所に張られた伏線が効くたび
に背筋が凍る思いがした。この過程が怖いながらも非常に面白く読み
進めずにはいられない。そして明らかにされるおぞましい真実・・・
エピローグも印象的で読後の満足感も高かった。これはオススメです。
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No.39:
(5pt)

東野氏のファンになった一冊

東野氏のファンになった一冊である。
読者が謎を解明したくて、本を読み進めたくなる...また、テンポ良く物語が進行し、最後にはエーそうなんだ!と感心させられる。
東野氏の小説は、大体において上記のパタンであるが、本書はその中でも私のお気に入りの一冊です。
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No.38:
(4pt)

素直にやられたー、と感じる作品

登場人物2人、舞台 古い家。
この設定で、最後まで読ませる作者のうまさを感じる作品。
主人公の回想から始まるこのストーリー、最後の最後で、
つながっていきます。
さまざまな伏線、会話の中の大切な言葉と、本当に気が抜けません。
間違いなく最後までたのしめて、素直にやられたー、と感じる作品です。
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No.37:
(4pt)

緊張感を持って読む楽しみ

ミステリーの中にはスピード感のある作品も多いが、この作品は一字一句を逃さずに読むことがエンディングの躍動に対する必須の条件である。東野作品ではそうしたものが多いが、この作品では特にその特徴が出ている。似非ミステリーが増えた時代で、この緻密な設計はやはり読み応えがあると思う。
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No.36:
(4pt)

はじめてなら、コレ!

緻密かつ多彩な作風(それから実験的なチャレンジ)で人気の東野圭吾さんですが、氏の作品を読んだことがないという方、そしてかつての私のような活字が苦手な方に、特にオススメできる作品だと思います。
(氏の長編作品の中では)比較的短い量、少ない登場人物、スピード感溢れる文体、巧みな伏線、読み進めるうちに“一字一句とも注意をそらせない”緊張感に包まれてきます。
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No.35:
(4pt)

倉橋沙也加幼い記憶を取り戻す旅

今回は、東野圭吾『むかし僕が死んだ家』を紹介します。本書は、物語の登場人物が昔の恋人である倉橋沙也加と私の2人でほとんど話が展開されます。話の舞台も長野県の山奥の白い家でほとんど展開されます。解答は沙也加の頭の中にあるので、白い家を調べるうちにだんだん真実が見えてくるようになっています。
倉橋沙也加は小学校以前の記憶が欠落しているという。その謎が白い家にあるという。その白い家に私は沙也加と共に行き、沙也加の幼い記憶を取り戻す旅にでることになる。私の視点で常に物事が展開される。読者は私と共に謎解きの旅にでかけているかのように思える。
謎が解けたときの衝撃がすごかった。ぞっとするなあという感じと沙也加にとっては傷が残ったんだろうから、幼いときの記憶がなくなったんだなという感じだ。私は沙也加よりも謎を解けていて沙也加が傷つくと思い、その真実を教えないように隠ぺい工作をしようとしたが、結局沙也加は真実を知ってしまう。その真実はぞっとするものだったが、沙也加はそのことを自分の中で吸収したんだろうと思う。そのことと、離婚とどう結びつくかはわかりませんが。
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No.34:
(3pt)

読みやすい

久しぶりに読んだ東野圭吾の本。
彼は昨年直木賞を受賞し、売れに売れていますよね。白夜行しかり。
登場人物は二人。
でもさすが直木賞作家と言う感じでうまい。
一気に読める。
300ページくらいあるけど、実際1日半くらいで読めた。
スピード感もあるし、構成も良くできていると思う。
もう少しほかの作品も読んでみようかと言う気になった。
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No.33:
(5pt)

謎の深まり方が魅力的

 不可解な古家を舞台に遺物を確かめながら過去に遡ることで、次々と謎が深まっていくところが非常に面白い。埃の積もった照明の乏しい室内、20年前の遺物、季節はずれのリゾートの森の中、夜の湖、主人公たちのトラウマ・・・と言う設定が、わずか二日の出来事に厚みを持たせている。ちょっとしたRPG(ロールプレイングゲーム)である。謎が解けて、小さなエピソードがパズルのようにはまって事実を浮き彫りにしていくあたりは、陽光が射し込んで辺りがすっきり見えてきた感じで読んでいて爽快感すらある。
 エピローグを読んで、プロローグとの呼応とタイトルとのつながりが分かった。途中、ストーリーとタイトルのギャップに悩んで、これも一種の仕掛けなのかと思っていたが、作者の巧みさには驚いた。終わり方に希望があるのも良かった。
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No.32:
(4pt)

子供の頃の記憶

 昔の恋人に頼まれ,信州松原湖畔の別荘地に向かった僕。「子供の頃の記憶がまったくない」という突拍子もない告白をされて…。
 ある日突然住人が姿を消したような,謎めいた大邸宅。古い鉄道雑誌,日記,動物園の入場券の半券,十字架と小道具ひとつひとつから次第に明らかになる,余りに痛ましくやりきれない真相。
 著者の見事なストーリーテリングでグイグイ引きこまれていく。墓碑としての建築物という設定にはビックリした。
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No.31:
(3pt)

よくまとまったお話

「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」
昔別れた恋人である沙也加に頼まれ、彼女の記憶を取り戻す鍵になるらしい場所に同行した私。
そこに建っていた家はごく普通に見えながら、違和感を与えてくるもので……
おもしろかったし読みやすかったです。
次は次は? とどきどきしながら一気に読むことができました。
この辺の記述が怪しいな、と思わされた部分はいくつかありましたが、それでも伏線の数とそれを回収する力はさすが。
たった二人の登場人物が家の中という本当に限られた部分で文庫本一冊分のサスペンスを繰り広げたんだな、と思うとぞくっとします。
推理の部分だけでなく、微妙な距離で揺れ動く沙也加と私の関係もよかった。
最後のあっさりとした終わり方は東野圭吾らしくてとても好みでした。
ただエピローグの私の独白は、なんだかちょっとありきたりで無理矢理な気もしました。
特に残るものはないけれど、気分転換やストレス解消にはぴったり。
読み終わってすっきりしました。
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No.30:
(5pt)

謎の『家』とそこに残された『日記』

幼い頃の謎をつきとめる為に、
山奥にひっそりとたたずむ家を探し当てたふたり。
その家は無人だった。
ふたりは、かつてその家に住んでいたらしい
少年がつけていた日記を発見する。
その日記を読みながら、物語は進んでいく。
この日記が面白い。
佑介少年のこの日記によって、
謎が少しずつ解き明かされていくのだが、
たまにところどころで、事実を間違った方向へと導く記述がある。
勿論本人はそんなつもりで書いたのではないが。
日記というのは、実はあまり真実を伝えてはいない。
無意識の自我が出てしまう『日記』こそは、
人間の一番身近な謎の一つなのかもしれない。
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No.29:
(5pt)

ミステリアス

今話題の東野さん!うちは3年前ぐらいにコレを読んだのですが 東野さん一番の傑作だと思います(*^ー^)ノ まずとってもミステリアス。洋館なんて 古いょという感じがする人もいるかと思いますが、ずっと洋館の中にいるのではなく、ちょっとでてきて喫茶店に入ったり。そんなとこがリアリティがあって 身近に感じられました。密室とかじゃもう飽きますもんねー↓↓ しかもそのちょっと中断して喫茶店ってところが じらし上手!「早くー早くー」と徹夜で読んでしまうぐらい、先が気になって気になって…o(T△T=T△T)o もう虜でした。。結末も結構うちには納得できたかな…というか。。 東野さんの真骨頂の推理小説という感じではないけど、このどき2(◎-◎;)は 誰にも真似できないものだと思います!良くページをめくる手が止まらないなんていいますが、まさに!!という本です。長さも読みやすいので、本を苦手な人にもかなりおすすめです。いや、マジで。
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No.28:
(3pt)

アンフェアだと思う。

ネタもストーリーの運びも、よく出来ていると思う。
伏線も上手い具合にはってある。
少しありきたりだとは思うけど、読めば面白い。
だけど一人称小説にありがちなアンフェアさが目立つ。
本格好きなヒトにはあまりオススメできない。
この話を三人称で書き上げてくれればスゴイ! と思うのだけど。
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No.27:
(4pt)

徐々に解き明かされる記憶とは・・・

元恋人沙也加からの突然の電話。緊迫した重く深い相談があると再会を求めてくる。
主人公はちょっと躊躇いながらも内容も分からないので落ち着かない心のまま沙也加と再会する。
そこで「あなたにしか頼めないことがある」と懇願され
長野県にある「幻の館」を訪れる。
沙也加には小学校以前の記憶が欠落していた。
その鍵はどうやらこの「幻の館」にあるのではないかと言う。
他界した父の遺品から 鍵と地図を見つける。
地下室からしか入ること出来ない館。
最初は 何も意味のないようなものが 物凄く最終的には大きな事だったりする。
謎解きのような作品。
しかし1つ1つ謎が 解明されていくと 背中にぞっとした冷たい感触が迸りながらも懐かしさも同居するような作品だ。
登場人物は 主人公と元恋人沙也加しかいない。
背景描写 風景描写が 細かな表現で 描かれていて
一緒に この館に入り込んでしまう感覚に陥いる。
主人公と元恋人沙也加の心の動き・衝撃の走る様が
物凄くリアルに感じられる。
この作品の中で 重たい陰のテーマになっている幼児虐待の連鎖ふが東野氏らしく盛り込まれている。
単に沙也加の記憶を取り戻す謎解きだけではなく
社会的に幼児虐待の連鎖を心から心痛に思う作者の気持ちも込められているように思う。
記憶がないということは身をもってある意味恐怖に近い感覚になるのは
私はよく知っていますので、沙也加の心の動き衝撃が痛いほど伝わってくる。
東野氏の作品は 多彩でいつも惹きこまれて行きます。
もし一部記憶がない過去があったとしたら あなたは追及しますか?
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4062635070
No.26:
(4pt)

ひんやりとした手触りの作品

幼少時の記憶がまったくないという(元)恋人と共に、
その記憶の鍵を探すために主人公はある洋館を訪れる。
そこにはもちろんその鍵となる出来事が隠されていたのだが・・・。
たった2人の登場人物と、一軒の洋館という枠だけで、
よくぞここまでというところに惹かれた。
ただ、トリックというか、伏線は読みやすいかも。
全体を流れるひんやりとした空気に、
ちょっと背筋が寒くなるような感覚を覚えた。
家で一人で読むのはいやかもしれない。
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)より
4062635070

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