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(短編集)
森に願いを
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森に願いをの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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2015年に出た単行本の文庫化。 北海道の「森」を舞台とした、全7話からなる短篇集だ。各話で主人公が変わるのだが、いずれも人生に追いつめられ、醜く歪んでしまったような人物ばかり。しかし、森に通うことで、人間として生き返り、ふたたび歩く力を取り戻していく。 ただ、爽やかで希望にあふれた物語かというと、そうではない。むしろ、誰もが心の内にもっている嫌な部分を見つめ直し、自分というものを客観視し、歩き方を変えていくきっかけになるような一冊だと思う。 どことなく嫌~な感じが漂うのが、いかにもこの作者らしい。 | ||||
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多分、挫折した人が再生していく「いいお話」として読むべきなんだろうけど…。 どうにも挫折の主が「自負心強すぎて、自分を客観的にみる事ができない」ので、共感が薄かった。 ついでに、オチが「彼は死ぬ事によって、彼を手に入れた」みたいに感じてしまい、何というか、醸し出してるほのぼのした感じとは真逆に思えた。 個人的好みとしては、文体リズムもまだるっこしい感じでした。 あくまでも嗜好の問題です。 | ||||
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乾ルカさんは私の好きな作家の一人です。 今回はそれぞれの主人公たちが日常生活にはあるが、 普段、足を踏み入れたことのない森に紛れ込んでいく 物語です。全体のストーリーは情緒的な表現が多くて 展開が遅く、多少イラつく場面があったのですが、 誰しも抱えていそうな、ありそうな話ばかりで興味を そそられ面白かったです。 森番は悩み苦しむ人に対して、森を通して様々な生き方 の指南をしてくれますが、私には読んでいてだいたい 結末やオチがわかりました。 以下、ネタバレになりますが、「私の夢は、あなたの 笑顔を見ること」とか、「幸せな人は、断じて誰かを 憎んだりしない」など、教訓めいた話はすでに言い 尽くされていて、手垢の付いた印象を拭えませんでした。 全体的にすべてがそこそこ、いい話を読んだという感じで、 読後感は悪くはなかったですが私はに多少、物足りなかった です。 | ||||
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