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(短編集)

森に願いを



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【この小説が収録されている参考書籍】
森に願いを

森に願いをの評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

嫌な心を

2015年に出た単行本の文庫化。
 北海道の「森」を舞台とした、全7話からなる短篇集だ。各話で主人公が変わるのだが、いずれも人生に追いつめられ、醜く歪んでしまったような人物ばかり。しかし、森に通うことで、人間として生き返り、ふたたび歩く力を取り戻していく。
 ただ、爽やかで希望にあふれた物語かというと、そうではない。むしろ、誰もが心の内にもっている嫌な部分を見つめ直し、自分というものを客観視し、歩き方を変えていくきっかけになるような一冊だと思う。
 どことなく嫌~な感じが漂うのが、いかにもこの作者らしい。
森に願いをAmazon書評・レビュー:森に願いをより
4408536598
No.2:
(3pt)

好みとしては今一つ。ネタバレあります

多分、挫折した人が再生していく「いいお話」として読むべきなんだろうけど…。 どうにも挫折の主が「自負心強すぎて、自分を客観的にみる事ができない」ので、共感が薄かった。 ついでに、オチが「彼は死ぬ事によって、彼を手に入れた」みたいに感じてしまい、何というか、醸し出してるほのぼのした感じとは真逆に思えた。 個人的好みとしては、文体リズムもまだるっこしい感じでした。 あくまでも嗜好の問題です。
森に願いをAmazon書評・レビュー:森に願いをより
4408536598
No.1:
(3pt)

森番が悩める人に人生の指南をしてくれる物語

乾ルカさんは私の好きな作家の一人です。
今回はそれぞれの主人公たちが日常生活にはあるが、
普段、足を踏み入れたことのない森に紛れ込んでいく
物語です。全体のストーリーは情緒的な表現が多くて
展開が遅く、多少イラつく場面があったのですが、
誰しも抱えていそうな、ありそうな話ばかりで興味を
そそられ面白かったです。

森番は悩み苦しむ人に対して、森を通して様々な生き方
の指南をしてくれますが、私には読んでいてだいたい
結末やオチがわかりました。
以下、ネタバレになりますが、「私の夢は、あなたの
笑顔を見ること」とか、「幸せな人は、断じて誰かを
憎んだりしない」など、教訓めいた話はすでに言い
尽くされていて、手垢の付いた印象を拭えませんでした。
全体的にすべてがそこそこ、いい話を読んだという感じで、
読後感は悪くはなかったですが私はに多少、物足りなかった
です。
森に願いをAmazon書評・レビュー:森に願いをより
4408536598

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