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いなくなった私への評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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『このミス』大賞の帯コピーにつられて何の前知識もなく購入。 登場人物の設定やシチュエーションなどとてもいいと思うのですが、まだ「アイデア」の段階のものを読まされているようで、正直面白いとは思いませんでした。上手い作家さんなら、もっとハラハラするだろうシーンも淡々と。「えっ!」と衝撃を受けるはずの告白も「へー」っという感じ。 上から目線で申し訳ないですが、あと3回くらい書き直したらいい作品になるのにな、なんて思ってしまいました。次の作品に期待してます。 | ||||
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まず、小説としての文章が、厳しい。「頭痛が痛い」級のものがちょくちょく出てくる。 超常現象の語り部が間に挟まってくるが、そこに登場するある“奇形の部分”が、物語に少なからず関わってくるはずなのにその伏線の回収がまったくない。 カルト宗教、殺人のトリック、数少ない登場人物の「あ、これ思いついた」的に付加される情報が稚拙過ぎる。 会話が重視されているがその会話が多分に“死んだ会話”、普通の人はそうは話さないでしょう。それに加えて情景描写も作文の域を出ない。 唯一(というよりミステリーでは王道なのだが)、次の展開の前に読者を「うん、そうくるだろうな」と少し戦慄させる、この一点において★一つ。 出版化にあたって優秀賞を獲った原稿を大幅に改稿した、とあるが、ならばその原稿はどんなものだったんだろう、と興味がわきます。 | ||||
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最初に言っておくと、本作はそれほどダメダメな小説とは思わない。 ただいくらなんでも帯にも書かれた大森望氏の選評はひどすぎる。曰く「なるほど、そういうことだったのか!と思わず膝をうち、それまでに抱いていた違和感がきれいに解消される快感。」「設定の斬新さだけでA評価。すべての疑問にきっちり(超自然設定の本格ミステリー的に)理屈がつくところがすばらしい」 この2文を読んだら誰だって、作品冒頭で語られる途轍もない謎が、曲がりなりにも最後にはきちんと解き明かされると思うであろう。 結論から言うと、そんなことは望むべくもなく、謎のごく一部だけの辻褄合わせこそされるものの、メインの謎を解き明かそうという意図は最初から作者にもさらさらなかったことが最後になってわかる。(そもそも畳まなくてもよい風呂敷をいくら広げたところで、それをもって設定の斬新さを評価すること自体が理不尽だろうと思う) 大森は解説で「本書の最大の眼目は、超自然的な要素を導入しながら、作中に提示されるさまざまな謎がきちんと論理的に解明されることにある。西澤保彦や白河三兎の一部作品のように、特殊ルールに基づく本格ミステリーとして成立している。」とも書いているが、ここで西澤保彦のSF設定ミステリを引き合いに出すのはほとんど詐欺といっていいだろう。なぜなら西澤保彦の初期SF設定ミステリの多くは、どんなトンデモなものであれ、最初からほぼ完全にその内容が読者に了知されたものであるのに対し、本作ではそのSF設定が最後になってはじめて読者に明かされるたぐいのものであるからだ。(サイドストーリー的に多少の「ほのめかし」こそされるものの、それが現実社会とどう関係がある事項か全くわからないので読む方からするとなんのヒントにもならない) 西澤小説がいわば、SF設定のルール上発生する「盲点」をメイントリックとして成立していることが多いのに対し、本作はそうではなく、西澤作品を例にとって言えば、小説内でおこるあり得ない奇怪な現象が、最後になって「主人公は偶発的に1日を7回繰り返すことができる特殊能力の持ち主であったが故の怪異現象であったのだ!」というようなオチの付け方と思えば良いだろう。 現実に本作ほどあり得なくはないが、冒頭で語られるこれに近い無理な現象が、一応は合理的に決着される作品は幾つもあり、(例えば、一時期大森氏が強力にプッシュしていた覆面作家、北川歩実のデビュー作「僕を殺した女」とか)本作でもここまで書かれれば、こんな無理筋でも一応は納得できるオチがつくことを読者も期待するだろうし、その期待があってこそ自分もワクワクしながら読んだ側面はあるわけだ。 それ故、大森望に騙されて最後まで読んでしまった人の失望感はかなりのダメージとして残るだろうと思う。 実際の所、私も選評を読んでさえいなければ、手にも取っていなかったと思われるが、他の方も書いておられるように青春小説としてはまあそれほど悪くはない。 ただしミステリーとしてどうかといわれると、最初の謎を除けばほとんど大した仕掛けはないので、その点も考慮して読まれることをおすすめしたい。 | ||||
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普段ミステリーを読むときは、推理とかせず、 ただただストーリーを楽しんでいるのですが、序盤で引っかかる文章が。 おかしいなぁ~と思っていたら、案の定の展開が待っていました; 初っ端に犯人が分かるほど残念なことはない。 | ||||
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「設定の斬新さだけでA評価/大森望」→平凡では?むしろ使い古されてるネタでしょうよ…。 高評価レビュー見ても、そこが関心ポイントなの?って思ってしまいます。 読後感はさわやかというより、何も残ってないです。 児童文学としてなら良いかもしれないですね。いい大人が読むには感性が若すぎます。 東大法学部らしく、この若さにして文章はよく書けてますが内容が無さすぎです。 山口真由氏然り、安川佳美氏然り、東大婦女子はどこか世間ずれして勘違いしてしまっている方が多いのかもしれません。 「東大法学部にはつまらない秀才が多い/古賀茂明」 「暗記能力と創造能力は反比例する」という仮説の検証本としてなら星5個です。 出来レースじゃないことを願います。 | ||||
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過大評価、というか知り合いの作品なので楽しみにしていましたが、読み終えたあとの感想は恐いほどの退屈さでした、、 このミスは審査にかかった作品を全て毎回欠かさずに読んでいるのですが、思わず納得がいかないほどの商品でしたので今回初めてこのような場に感想を書かせていただきました。受賞時のコメントにもありましたが文章レベルがとても低いです。 これではミステリー好みの読者は満足できません。 文字が書かれているという点で星一つ付けることは出来ます。 | ||||
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著者が若いためか世界観が著者の身の回りの経験で完結してしまっている。人間心理が表層的。作家としての伸び代は感じない。 評価が分かれるのは著者の若さを考慮してあげるかどうか。一作品として見た場合、高評価はつけられないんじゃないかな・・・。 星2個はおまけ。 | ||||
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