■スポンサードリンク


しるしなきもの



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
しるしなきもの

しるしなきものの評価: 3.17/5点 レビュー 6件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.17pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

ラストが素晴らしい

ハイスピードな展開と、ラストの驚きにやられた。
それだけでも読んで良かったと満足できる作品だった。

真藤順丈の作品はいつもネタが満載で、もっと小出しにすれば良いのにと思うくらい、ふんだんにアイディアが仕込まれている。今回もそうで、一冊で数冊分の楽しみを得た気分になった。

残虐なシーンも多いので、誰にでもおすすめというものではないかな、と思う。
ただ、難解な文学などとは違うので、本好きでない人でもジェットコースターに乗る感覚で楽しめると思う。

ラストは驚きがある。
そしてそのあとの本当のラストでは胸に響くものがあって、とても良かった。
しるしなきものAmazon書評・レビュー:しるしなきものより
4344027108
No.1:
(4pt)

激しい展開を堪能!

銃弾とドスが情け容赦なく飛び交う、絶句するしかないぐらいの壮絶なストーリーです。考える間も挟めないぐらい激しい展開でした。
 
主人公の早田桂介の「半陰陽」というキャラクタ設定も絶妙だったと思います。
肉体的にも、精神的にも、男か女かどっちつかずの状態。
男性目線の「ぼく」、女性目線の「わたし」という、異なる一人称の使い分けをすることで、ストーリの混沌さと激しさを、より増幅させていたと思います。
 
凄惨なシーンも多かったのですが、不思議と、これが苦痛となりません。
また、終盤では、ハチャメチャ的な要素もストーリーに絡んできますが、登場人物のキャラが皆々強烈で、そういうこともあるのかな、と、知らないままに受け入れてしまってました。

ラストは。。。私は、この閉め方は大賛成です。
散々なまでに凄惨なシーンを読ませられ、もう、ヘトヘト状態でしたが、その分、このラストは、じわ~っと「来る」ものがありました。
これほどまでのインパクトがある作品は、そうめったに出会えないと思います。
 
本作の主人公の早田桂介自身、あるいは、終盤で顔をだした、早田桂介の運命にまつわる登場人物たちによって、本作の続編が大河的に続いていくことを期待してしまいました。
しるしなきものAmazon書評・レビュー:しるしなきものより
4344027108

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!