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しるしなきもの
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しるしなきものの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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ハイスピードな展開と、ラストの驚きにやられた。 それだけでも読んで良かったと満足できる作品だった。 真藤順丈の作品はいつもネタが満載で、もっと小出しにすれば良いのにと思うくらい、ふんだんにアイディアが仕込まれている。今回もそうで、一冊で数冊分の楽しみを得た気分になった。 残虐なシーンも多いので、誰にでもおすすめというものではないかな、と思う。 ただ、難解な文学などとは違うので、本好きでない人でもジェットコースターに乗る感覚で楽しめると思う。 ラストは驚きがある。 そしてそのあとの本当のラストでは胸に響くものがあって、とても良かった。 | ||||
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銃弾とドスが情け容赦なく飛び交う、絶句するしかないぐらいの壮絶なストーリーです。考える間も挟めないぐらい激しい展開でした。 主人公の早田桂介の「半陰陽」というキャラクタ設定も絶妙だったと思います。 肉体的にも、精神的にも、男か女かどっちつかずの状態。 男性目線の「ぼく」、女性目線の「わたし」という、異なる一人称の使い分けをすることで、ストーリの混沌さと激しさを、より増幅させていたと思います。 凄惨なシーンも多かったのですが、不思議と、これが苦痛となりません。 また、終盤では、ハチャメチャ的な要素もストーリーに絡んできますが、登場人物のキャラが皆々強烈で、そういうこともあるのかな、と、知らないままに受け入れてしまってました。 ラストは。。。私は、この閉め方は大賛成です。 散々なまでに凄惨なシーンを読ませられ、もう、ヘトヘト状態でしたが、その分、このラストは、じわ~っと「来る」ものがありました。 これほどまでのインパクトがある作品は、そうめったに出会えないと思います。 本作の主人公の早田桂介自身、あるいは、終盤で顔をだした、早田桂介の運命にまつわる登場人物たちによって、本作の続編が大河的に続いていくことを期待してしまいました。 | ||||
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