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卒業―雪月花殺人ゲーム
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卒業―雪月花殺人ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 41~60 3/7ページ
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東野圭吾さんといえば科学トリックが得意ですが この小説はそれに加えて茶会のゲームを織り込んでいる。東野さんの博学ぶりがうかがえる作品です。 卒業は作者の初期の作品で もしこのころに読んでいたら 悪くても星4つは付けただろうと思う。しかし残念なことに 私が初めて彼の作品を読んだのは 容疑者Xの献身で その次が白夜行だった。 謎解き以上に 描かれる人間ドラマに強い感動を与えるこれらの作品に比べると 物足りない感じは否定できない。 また 今では東野ワールドの名刑事として有名な加賀恭一郎が大学生として描かれているのだが 先に刑事の加賀を知ってしまった私には どうもこの作品の加賀とマッチしづらい所があった。 たとえば いくら好意を持っているからといって 沙都子は無条件に信じ 他の仲間は無条件に疑っているような所や 事件後 プロポーズまでした彼女とあっさり別れてしまう、など 後の作品に登場する加賀とは少し違う感じがした。 そして何より 動機が弱すぎる。 それでも祥子の事件と波香の事件 波香が剣道の試合で不自然な負け方をしたこと これらのことがどうつながって行くのか 最後まで気が抜けず ミステリーとしてはすばらしい作品だと思います。 | ||||
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大学生の加賀による、青春キャンパス・ミステリーです。 青春を謳歌する大学生の加賀が、 将来の名刑事を暗示する活躍で、 密室トリックとカードトリック事件を解決します。 いつものことながら、臨場感たっぷりの描写が見事です。 高校から続く同級生たちの人物描写、 加賀の将来が予見される父と子の心理描写、 工学系出身の著者ならではの工学部研究室の情景描写、 などが鮮やかで、楽しく読みました。 大学生の加賀が生き生きと描かれた唯一の作品であって、 青春のほろ苦さ、切なさを味わえる作品でもあります。 | ||||
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青春を謳歌する大学生の加賀が、 将来の名刑事を暗示する活躍で、 密室トリックとカードトリック事件を解決する 青春キャンパス・ミステリーです。 いつものことながら、臨場感たっぷりの描写が見事です。 高校から続く同級生たちの人物描写、 加賀の将来が予見される父と子の心理描写、 工学系出身の著者ならではの工学部研究室の情景描写、 などが鮮やかで、楽しく読みました。 大学生の加賀が生き生きと描かれた唯一の作品であって、 青春のほろ苦さ、切なさを味わえる作品でもあります。 | ||||
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加賀シリーズの第一作目。借りて読む。 これの前に『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー後一作目、という所も押さえておきたい。言うならば、まだ駆け出しの新人である。 感想からいって、『放課後』が不満だったため、比べて『卒業』は良かった、という印象。 どちらも学生の青春まっただなかの話で、若者の感性をどう書くか、難しいところだ。 『放課後』は、推理よりも動機とかで最後に不満を解消できず、今でもそれが残った。 しかし『卒業』には読後にそれが無かった。それは嬉しい。 内容は、本格ミステリやなーと、間にある図面を眺めながら、嘆いておる自分がおりました笑。密室の謎。動機の謎。それから、茶道の「雪月花之式」による、いわばくじ引きゲームなのだが、トリック。 自殺か、他殺か。事件発生から、まだ何も分からない。 挑むのが、素人の大学生。それが加賀恭一郎。まだシリーズとして確立する前なので、普通に若い素人探偵ですね。 茶道部もそうですが、剣道部の話でもある。 一見、バラバラなようでいて、実は…というくだり。 チラチラと、今現在に既に出版されてる書籍の面影がある。この展開は作者らしいなぁとか。とはいえ今で既に80作以上を書き続けているのだから、それは当たり前か笑。 事件の謎を追うのも楽しみですが、加賀の恋の方も追うのも楽しみ。 図面が出てきた所で「う゛っ」と唸る嫌な予感がした所ですが、 すべてにバランスの良い、青春推理&本格ミステリ小説です。 | ||||
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面白かったですが、友人が二人も死んじゃうのはちょっとやりすぎかな。 | ||||
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加賀シリーズは初めてです。 雪月花之式のトリックが難しいというレビューが見られますが、確かに複雑ではありますが、決して難解ではありませんので安心してください。丁寧に読んでいけば十分に理解できる構造です。 ただ、人物描写及び登場人物の葛藤や苦悩が少々平坦な気がします。単純すぎるというか詰めが甘いというか、どうにもイマイチ感情移入できませんでした。やはり初期の作品という事もあって、人間心理の記述に関して「う〜ん、微妙w」と思うことが多々ありました。 決して面白くないわけではありませんが、有名な加賀シリーズだからといって期待しすぎていると落胆することでしょう。 | ||||
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加賀恭一郎が大学生であった時の設定である作品。 放課後の次の東野圭吾作品である。 多くの東野作品を読んだ方なら分かることではあるけど 初期作品の雰囲気が色濃く残っている。 図解が多いのも特徴的。 雪月花之式の動きが理解しきれなかった。 まあ理解しきらずでも読み進めれますけど・・ 東野圭吾さんが密室などの本格ミステリを軸に据えていた時代を感じる。 親しい友人が3人も死んだらトラウマもんやでと。 ストーリーの意外性とか楽しむ以前に雪月花之式の理解をどうするか 悩む作品である。 加賀と沙都子との恋話も設ける必要があったのか不思議に思う。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズの一作目. 学生時代の事件である. 密室トリックに,雪月花なるゲームのトリック, さらにはスポーツや恋愛,就職にまでからんだ真相はかなり複雑であるが, きちんとヒントを提示するという本格ミステリーの条件も満たしている. 一方で,仲間との別離,ひいては学生時代というモラトリアムの終わりのほろ苦さも 表現したかったのかもしれないが,こちらはあまりうまくいっていない. スポーツの実力者がこれだけ集まって,茶会に興じるというリアリティのなさもあるし, 加賀というキャラクターがそのような感傷と無縁のように描かれているからかもしれない. また,雪月花の方の事件はトリックのためのトリックという印象がぬぐえない. | ||||
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東野圭吾さんが大好きな息子に誕生日プレゼントに買いました。 数冊セットで買いましたが、全然お高くなく、いい買い物ができました! | ||||
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前半部分は面白かったが、肝心のトリック部分になった途端に、流し読み状態に(-_-;) 全然知らない茶道を使ったトリックに、ちょっとゲンナリしてしまいました。 東野氏小説によく出てくる加賀刑事の初出演作品なので、この点はプラス。 トリックのマイナスを考慮し、この評価です。 | ||||
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2番目の事件のトリックは、多くの方と同じように飛ばし読みで、はなから理解を放棄。 で、読み落としや誤読があるのかもしれないが、2点ほど疑問(ツッコミどころ?)がある。 2番目の事件で使われた小道具の入手方法は、「普通に買うとすぐばれる」からあのような方法になった、という推理。 でも、明かされた真相が正しければ、その計画を立てた人間は、もともと事件を警察沙汰にすることは考えていなかったはず。 となれば、普通に買っても誰にも調べられないわけで、わざわざ非合法なやり方を選ぶ必要はなかったのでは? もう1点、最後の犯人の独白(加賀の推理ではなく)が真実であったのなら、別に2番目の事件の被害者は殺さなくてもよかったのでは? 最初の事件だけなら、最悪の場合でも自らの身の破滅にまでは至らないはずなのに、昔からの友人を殺してまでそれを隠ぺいしようとして、かえって破滅を招いてしまったように思う。 | ||||
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加賀シリーズの出発といえるこの作品。 剣道の達人が仕掛ける決勝戦での戦いは 剣道を知らない私でも見入ってしまいました。 個人的に、こうゆう細かい駆け引きみたいなのが好きなのかも。 それはさておき、今回のトリックはニューテクノロジー(今となっては?) と札を使ったものでしたが、後者は読みとばしました。 複雑でついていけなかったからです。 大学の仲良し何人組の中で起こる殺人で、最終的には3人の 学生が死んでしまうのですが、実際こんなことが起こったらと思うと なんか恐ろしや、、 加賀のストイックさが目立つ話でした。個人的には好きです。 | ||||
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推理小説が読みたくなり、何気に本屋で物色していたところ、「加賀恭一郎最初の事件」の帯が目に留まり何の予備知識もなく購入しました。 序盤〜中盤にかけてはそうでもなかったのですが、いざラストの事件の真相の部分に入ってくるとかなり無理がある強引な展開に、それまでの興奮がサーっと引いてしまいました。 他のレビュアー様も書かれていますが、トリックがマニアックだし、第一、「そんな理由で事件起こしちゃったの?」という感じが残ってしまいました。 その時、「あれ?この感じ、なんか前にも覚えがある様な?」と思いつつ更に後書きを読んで・・・・合点がいきました! 実は私、1985年発表の処女作「放課後」を中学生のころリアルタイムに読んでいたのです。 まさか「あの」作品の著者が東野圭吾さんだなんて思っていなかったw(失礼(・.・;)でも東野さんて、今をときめく名作家さんという印象なので)のでそっちの方がビックリしました。 でも当時も子供ながら「え、こんなオチなの?」とかなり残念な感想をもったのを覚えていたくらいですから、翌1986年発表の本作はまだ作家として脂が乗る前だったのかなぁ・・・。 今度は新しい作品で検索してみようと思います。 | ||||
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舞台はとある国立大学。卒業間近の大学生の間におこる殺人ミステリー。 犯人は何となくわかってしまいますが、トリックが専門的でよくわかりませんでした。 雪月花ゲームのくだりは図解してあってもよくわからないと言うか、わかろうとしにくい感じがします。人物もやや描写の掘り下げ方が浅いと思います。 しかし、展開はさすがによくできていて読者を飽きさせないような工夫があります。 まあまあ、の作品でしょうか。 | ||||
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本作は加賀シリーズの一作目ですが、この当時は誰も後に大人気シリーズになるとは思っていない単発キャラの想定だったはずで、後のシリーズのような冴え渡る加賀と犯人のスリリングな駆け引き的な面白はあまりありません。 どちらかというと「放課後」や「学生街の殺人」を引きずったようなモラトリアム期の不安感が濃厚に出ている青春推理となっています。 この時期の東野氏の青春推理ものは青春という言葉からの爽やかな雰囲気は皆無の暗く重たい話が多いが、本作も放課後に続き、犯人の動機がまたもやアレ・・・・だ・・。 本作のメイントリックの雪月花のカード引きのトリックは非常に詳細に書き込まれているが、正直これをちゃんと読んで頭で理解して納得している読者はいるのか・・・・・。私は流し読みしてしまいました・・・・・。 後の加賀シリーズの作品と比べるとかなり出来は落ちると思いますが、一作目なのでファンは読んでおくべきしょう。 | ||||
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茶道に関するトリックが、馴染みがないのもあって よくわかりませんでした。 と、いうよりも面倒になって理解をすることを諦めました。 どんどん読ませていくストーリー運びは さすがと思いましたが、一番気になったのは 仲良しグループなのに、感情移入している 人が全くいないこと。 友人が亡くなったら、ぼろぼろ泣くものじゃないでしょうか。 この本の登場人物達は、それぞれ個性があるのだけど 人間味がなくて、面白さが半減したと思いました。 | ||||
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かなりの人気作家さんなので、あえて辛口のコメントをさせて頂きます。どうも、氏のブレークしてからの作品は人工的過ぎて手に取る気になれません。才能に溺れないで,世の中を勉強してください。書ける才能のある方なのは充分過ぎる程分かっていますから。とにかく、初めの頃の作品はすごく良かったのに。どうか、痺れる作品を書いてください、必ず読みますから。 | ||||
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人にはそれぞれの通過点がある。 その通過点を卒業にからませて上手く物語展開させているこの作品を私は好きになりました。 東野作品で見る限り?上位に食い込んでないこの作品でしたが・・私には単なる卒業だけの、その通過点にどんな波乱を展開させるのか 期待をもっていなかった点も、この作品を好きになった理由の一つと読み終えた今は分析しています。 私には、当然一般的にwこのような卒業での波乱もありませんでしょうが、率ない東野作品の序章を見ているようで とっても入っていけました。卒業 (講談社文庫) | ||||
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人にはそれぞれの通過点がある。 その通過点を卒業にからませて上手く物語展開させているこの作品を私は好きになりました。 東野作品で見る限り?上位に食い込んでないこの作品でしたが・・私には単なる卒業だけの、その通過点にどんな波乱を展開させるのか 期待をもっていなかった点も、この作品を好きになった理由の一つと読み終えた今は分析しています。 私には、当然一般的にwこのような卒業での波乱もありませんでしょうが、率ない東野作品の序章を見ているようで とっても入っていけました。卒業 (講談社文庫) | ||||
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仲の良い友人二人が殺され、友人たちは苦悩する。 自殺か他殺か。 自殺なら理由はなにか。 他殺なら誰が? 仲間たちは、絆のもろさに気付く。 加賀恭一郎は冷静な判断で推理してゆく。 そして、苦悩しながらある結論に達する。 人と人のつながり・・・仲間・・・・・ 強いものなのか、もろいものなのか。 加賀恭一郎だけが、妙に大人びて描かれており、 ちょっと違和感を覚えました。 | ||||
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