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卒業―雪月花殺人ゲーム
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卒業―雪月花殺人ゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全121件 101~120 6/7ページ
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記念すべき加賀恭一郎シリーズ第一作目。 加賀の登場する他作品を先に読んだためか、加賀の学生時代をこっそり盗み見ているようでわくわくした。 内容は決してわくわくするものではなかったが… 読み終えた後に残る喪失感。綺麗にまとまっていると思った。 雪月花のトリックの複雑さには思わず唸ってしまった。 正直言って読みはしたが理解はできていない… ミステリーとはちょっと違う気もしますが、青春小説としては非常に良い作品だと思います。 | ||||
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はじめは「雪月花って・・・?」という思いと、登場人物の関係がやや複雑な思い―私にはそう思えました―から前半はやや退屈な印象でした。スピーディーな印象はありましたが、雪月花という茶道に関する話は、図をまじえながらわかりやすく描こうとしてはいましたが、私にとっては、ややわかりにくさは拭えませんでした。茶道に造詣のある方ならば抵抗無く読み進めてゆけるとは思いますが、そうでないとやや抵抗はあるかと思います。 しかし殺人のトリックや、後半にかけての人物描写―後半になると複雑な人間関係が生きてきます―は、やはり東野圭吾。スピーディーな展開に加えて、幾重にもはりめぐらされた伏線が物語の終焉にむけて、本書をかがやかせます。 他の著書に見られる東野氏の科学的な視点はあまり感じられませんでしたが、最後まで読者を飽きさせない実力を本書はもっていると思います。 | ||||
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加賀恭一郎初登場作品。 登場人物が大学生ということでミステリーではあるが、青春群像小説(古いか?)の雰囲気もあり個人的には読みやすかったと思う。 加賀のキャラクターもしっかりとしているし、今後どういう活躍をするか期待したい。 剣道、茶道と脈絡があるようなないような、結構無理矢理っぽいところもあるが勢いで最後まで一気に読ませられた。 ただ、雪月花のトリックはわかりにくかった。 わかりにくかっただけに、なんだかスッキリしない感じもある。 | ||||
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『眠りの森』で東野圭吾さんの作品にはまり、同じ加賀恭一郎が出てくるこの作品を読みました。 眠りの森が恋愛ミステリー(?)なら、こちらは友情ミステリーという感じがしました。 高校・大学と付き合ってきた7人の仲間たちが、それまで互いに親友で隠し事は何もないと信じてきたのに、それぞれ抱えている秘密はあって…。 剣道や茶道などとても描写が細かくて、知識が豊富な人だなぁと思いました。(剣道は以前やっていたそうですが) ただ、とても細かいし、事件にも影響してくる重要な事柄なのですが、剣道も茶道も経験のない私にはわかりにくいところもありました。 どちらか経験のある方が読むともっと楽しめるんだろうなぁと思います。 あと、細かいですが、個人的に残念だったのが、事件に関わってくるあるものの名前が前半とラストで一字変わってしまっていたこと。(おそらくチェックし忘れたのでしょう) 結構大事なものなので、気になってしまいました。 ラストは『卒業』というタイトルがぴったりな結末です。 「これが卒業ということなのかな」と感じさせる、素晴らしい終わり方だったと思います。 加賀恭一郎のその後は『眠りの森』などでも読めますが、他の人物のその後も気になります。 ヒントはそこらじゅうに散らばっている、だけどわからない。 謎解きの面でのそんなところも魅力ですが、人間関係などミステリー以外の部分でも話がしっかりしていて読み応えがあります。 やっぱり東野圭吾さんの作品はいいなぁと、改めて実感させられる作品でした。 | ||||
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東野作品に最も多く登場している加賀恭一郎が最初に活躍した事件です。 卒業間際の大学生たちの物語は爽やかに始まります。加賀は剣道の学生チャンピオンで、天啓のひらめきと強靭な精神力で事件の謎に挑みます。しかし、のちの作品で見せる加賀の孤独な雰囲気は、このころの体験で培われたのでしょうか。と思わせるくらい、切ないエンディングでしたね。 タイトルになっている『雪月花』ですが、『雪月花之式』という茶道のゲーム的な作法のことをいいます。この作法が一つのトリックになっていたり、他にも推理小説でおなじみの“密室”が出てきたりしますので、本作は本格推理モノでも、青春モノという意味でも、楽しめる作品です。 | ||||
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読んでいって、トリックについては(特に“第二”の殺人)はっきりいって難解すぎて一回読んだだけでは理解するには中々難しいですと感じた。ただそういった普段馴染みの薄いものをトリックに混ぜ込む東野氏のチャレンジ精神と言いますか、そういったものはこの後そして現在も脈々と受け継がれていると思った。 あとタイトルに付したとおり、加賀恭一郎初登場という歴史的意義のある作品なので、興味のある方は一読してみては如何だろうか。 | ||||
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卒業を控えた大学生たちの恋、取引、大学周辺、恩師、などなど。。。なつかしいようで、うらやましようで、それでいて、ありきたりの、嫉妬、うらぎり。。。やめられなくて、一日で読んでしまいました。大学生活がなつかしくなります。加賀君がかっこいい! | ||||
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ルーツ・オブ加賀恭一郎とも言える作品。加賀恭一郎ファンには必読の書であると思います。 高校時代からの仲間が相次いで不可解な死を遂げ、その謎に挑む若き日の加賀恭一郎。雪月花のトリックはお茶を知っている人には理解が早いと思いますが、そうでない人には難しいと思いました。 高校時代から仲が良い友人でよく知っているつもりでも人の心の中には何があるかというのは本当は誰も知らない、当人でさえもわからないことがあるのだと思いました。最初に死んだ祥子は何事も迷ってばかりで散々迷っても結局自分で何も決められないで人に押し切られてしまう女性で好きになれないタイプの女性でした。酷な言い方のようだが、彼女の死はその性格が招いた自業自得の死だったのではないかと思いました。 | ||||
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男女7人が、しかも高校からそのまま友人でいてつるんでいるという シチュエーションって現実にはありえないと思うんだけど、 だからこそ、最後の大学卒業というところで別れてしまうのは悲しい。 トリックはわかりにくいが、東野氏のその後の方向性の分岐点になった作品なのか?トリックと人の描写とが交差している作品。 | ||||
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卒業間近の仲の良かった学生が、それぞれの裏側の部分からも卒業しようとしたことが事件につながる。 読みやすく物語が進行するのだが、トリックがイマイチわかりにくく、読後感もあまり良くなかった。 | ||||
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話は面白いのですが、「雪月花之式」のトリックはややこしくて、理解する気になれなかった。 上手い具合に筋が通り過ぎているところもあるし、少し無理があったかな。 でも、どんどん真実が明らかになって、犯人がわかっていくところは、やはり読ませてくれます。 | ||||
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かなり前の作品ですが、これほどまで読ませてくれるのですからやっぱりきちんとした実力を持った作家だと思う。 ただ、放課後のほうが面白かったかな。キャラが最初に出てきまくって微妙に混乱するし。 何より問題はトリック。僕の趣味じゃない。こんな考える気がうせるようなトリックはどうも……。密室のほうもどうだろうと思ったし。 | ||||
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む、む難しい・・・何回読み返してもすっきりしない。しかも古い気がする。 | ||||
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読み終わって第一に思ったことは、なんだか時代が古い感じがしてしまって、あんまり感情移入できなかったなぁ、ということ。(おそらく本の表紙の絵の影響大。)事件の謎をとくトリックも、丁寧に絵つきで説明されているのですが、それを見ても読んでも、あぁそうですか、という感じで、小難しすぎて理解できませんでした。こんなこと思いつく人ほんとにいるのでしょうか…。でも、この「加賀」さんて…、もしかしてのちの「加賀刑事」さん?? | ||||
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この作品は東野圭吾が『放課後』で乱歩賞を受賞して鮮烈なデビューを飾ったその次に発表された、著者2作目の長編です。彼は『放課後』で乱歩賞を取れなかったら次は『卒業』で応募するつもりだったそうです。卒業を控えた大学生たちの物語で、仲間たちの中の2人が殺され、どうやら仲間たちの中に犯人がいるらしいという設定。割とよくあるパターンなのですが、東野圭吾の手にかかると妙にリアル。仲間を疑わなければならない辛さや、事件をきっかけに友情が壊れていく悲しさが痛々しく描かれています。犯人が殺人に至らざるを得なかった苦しみだけでなく、事件に関わりを持つ周囲の人の苦しみもきちんと描いているところが東野ミステリの魅力だと思います。探偵役は剣道部主将の加賀恭一郎。後に多くの東野作品で刑事として活躍することになる人物です(但し、この時点では作者にはシリーズキャラクターにする意図はなかったそうです)。『放課後』も見事な作品でしたが、私はこの『卒業』でいよいよ本格的に東野圭吾のファンになりました。 | ||||
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大学を卒業する=社会人として出発する。だから大学時代にまで積み重ねてきた全てを失ってもいい、というわけじゃないと思う。だけど、『卒業』を読み進めていくうちに何年も連絡を取っていない同級生の顔が思い浮かんで、私も藤堂のことを責められないな…と悲しくなってしまいました。この話では、仲のよかった同級生が自分たちの仲間を殺めてしまいます。犯人は自分の将来にばかり気を取られていて、過去に目を向けられなかったのだと思います。大学時代の仲間とは、そんなに薄っぺらい関係だったのでしょうか?加賀や沙都子の奮闘振りを見せ付けられて、大人ぶる犯人がヤケに子供じみて見えました。裏表紙には『学園ミステリー』なんて評してありますが、もっと深いものを、この作品は描いてるように思われます。 | ||||
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加賀刑事の大学生時代のお話。トリック・謎解き、というよりは、青春小説として楽しみました。この密室のなぞって、多分最初から丁寧に読んでも解けないと思う。 ラストシーンを読んで、このタイトルがとてもしっくりしているなあと思いました。できれば、彼の思いが沙都子に届いてほしかった。これを読むと、彼がどうして人の哀しみを理解できる心優しい刑事なのかがわかる気がします。 | ||||
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その後、いくつかの作品で活躍することになる、加賀刑事の学生時代の頃のお話。東野さんのファンなら、若かりし頃の加賀刑事の様子を知るため、はずせない一冊だと思いますが、トリックが、いたずらに複雑で、辟易させられてしまいます。ミステリーとしては、はっきり言って失敗作だと思うので、加賀刑事の過去を知りたい、って人にしか、薦められない作品かな、って気がします。 | ||||
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東野作品の中では、最もトリックを理解するのが難しい。さらに分量が比較的少ないので、登場人物の立場、状況が急速に変化する。読むのなら一気に2.3時間で読んでしまわないと雪月花の技法やストーリーの流れを忘れてしまい混乱するかも。 | ||||
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加賀恭一郎初登場の作品である。そして彼が最も魅力的に描かれている作品である。これはトリック重視の作品である。だから図入りの状況説明がやたら多い。本当に犯人を当てようと思ったら、そして動機を推理しようと思ったら、このトリックというハードルを越えないといけないのだが、私はややこしい「花月の式」の図がでてきたときからあきらめてしまいした。話の筋とは関係ないが、恭一郎の沙都子に対する不器用な恋心がひどく切なく後に引く物語であった。どうも東野圭吾は男の不器用な恋を描いて秀逸なところがある。と発見しました | ||||
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