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雪炎
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雪炎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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本がきれいで満足しています。 | ||||
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ダヴィンチのお勧めに載っていて、本当に久しぶりに 著者の作品を読みました。 分厚さと、そして内容が重そう・・・と身構えながら、 読み始めたのですが、すぐに世界に入り込んで、一気に読了しました。 いろいろ内容について書きたいような気もするのですが、それ以上に この本に関しては、ただ「絶対、読んで!本当におもしろいから」としかいえない感じです。 (面白い、という表現は日本語ではいまいちですが、ほかに表現が思いつかないので) 著者の傑作だと思います。 | ||||
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表題、以前から疑問に思ってること。 イデオロギーとは関係無く「利権を持った体制側」が使う単なる差別用語なのではないか。 日本が好きだから原発はイカンと思うのはおかしいことなんだろうか。 ヤクザ古沢と主人公の絡みは続きを読みたいと思ったが、あのラストではそれは叶わぬ夢かな。 それでも再び絡んでくれたら面白いが・・古沢がどう出るか・・とても怖いけど。 500ページは全然長く感じなかった。 名作「不夜城」以来、結構馳作品を読んでるけどもたまに拍子抜けのこともあった。 しかし本作は名作の部類に入れて良い作品でしょう。 文章も熟成されてる。 | ||||
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舞台は3・11後の架空の原発自治体「道南市」の市長選。極限の状況下で、自分の持つ全ての能力を駆使して、どこまで自分のやりたいことをできるか?!という生き方がテーマの小説として後半、興奮のうちに一気に読み終えてしまった。とくに終章が味わい深い。推理小説としてはツメ甘だが、3・11が生んだ広義の芸術(文学作品)として最高水準の作品と思う。 | ||||
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国民の多くは、原発に対して「これからもどんどんつくれ」とは 思っていない。大なり小なり、反対である。 しかし原発はなくならない…… 原発のある自治体では、「原発で潤う」人も多くいるからだ。 私の住む街からそう遠くないところにも原発はあるが、 町内では推進派が強い。 いわゆる原発利権というものでもあろう。 本書は北海道の架空の都市の原発をつくるに当たって起こる、 様々な出来事をハードボイルドタッチで描いていく。 市長選はどうなるか……。土建会社ややくざもからみ、 殺人も起こる。 反原発の本とはいえないと思うが原発擁護ではない。 500ページの大部だが、一気に読ませる。 | ||||
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馳ワールドの疾走感、あっという間に巻き込まれて時間も忘れて物語の先へと連れ去られる感覚はそのままに、 広大で、想像を絶する冷たい環境の中お茶や食事から立ち上る湯気、馬の吐く息の温度。 悲しみを泣き叫ぶのではなく、淡々と静かに、笑顔とユーモアさえ交えてふるまう人たちが、簡潔な文章で描かれていた。 しんとした冷たい空気の中を物語とともに駆け抜けた後についたため息のように、白く温かい塊が、 読後しばらく、心に居座るようだ。 | ||||
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本書は北海道の極寒の地方都市の原発の推進・廃止を争点にした市長選が舞台。圧倒的不利な情勢のなか、元公安の刑事が同級生の原発廃止派の弁護士の選挙支援をするという、馳星周氏としてはある意味地味な小説といえます。 原発の将来については様々な意見があるかと思いますが、本作の対立の立場は其々明確で、そこに地場建設会社やヤクザ、既得権益を守る市長や地元選出の国会議員等の癒着や謀略が分かり易く絡み合います。 そこに殺人事件まで勃発しますが、そちらは真相がやや俗っぽく感じてしまいますが、選挙戦も含めたストーリー展開は読み応え十分な上に、所々に散りばめられたユーモアも魅力的です。 | ||||
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500ページ近い本書は,その厚さを感じさせずに一気に読ませるほど面白い。原発をめぐる物語と思って読むとちょっと違うかと思うが,それは物語の面白さがカバーしてくれる。北海道の道南市の市長選に立候補する小島は,いわゆる人権派の弁護士であり,脱原発を公約にしてるが,それに対して,主人公の「わたし」は,元公安で,現実が見通せるからこそ,それに反発を覚えている。他に,武田,佐藤碧という同級生,それに小島の事務所を手伝う友香と共に市長選に挑んでいくが,そこはハードボイルで,様々な出来事が主人公たちを襲う。それに絡む元市長の岸部や敵なのか味方なのかよくわからない古沢など独特の雰囲気を持った人物たちが印象的だ。ハードボイルド小説はゆっくり読むより,一気に読んだほうが面白いとあらためて感じさせてくれる小説だった。 | ||||
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