■スポンサードリンク
街角で謎が待っている がまくら市事件
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
街角で謎が待っている がまくら市事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫版では二冊同時刊行となった,架空の街を舞台にしたミステリアンソロジの二冊目. タイトルなどからは『日常の謎系』にも見えますが,二冊とも胸の悪くなる話が多めです. 一冊目では始まりの良さに触れましたが,こちらは米澤穂信さんの最終話が印象的で, これまでの話を少しずつ織り交ぜる様子は,この二冊の終わりにふさわしい話運びです. (ただ,既刊のスピンアウトでもあり,そちらを知らないとおもしろさも半分くらい…?) また,解説にもありましたが,いわば閉じられ,異常な世界ともなっているこの街にて, 『外部』との繋がりが意識させられる最後は,余韻と広がりを与えるものとなっています. ただ,これ以外のいくつかにある,解決かと思いきや実は…という話の流れについては, それ自体は悪くないと思うものの,同じ『立ち位置』の人物で二話続いたのが引っ掛かり, 「さっきと同じか…」ともなったため,各話の『配置』はもう少し考えてほしかったところ. しかも,同じ人物の推理後でということで,結果,彼を無能に見せてしまっているようで, そういう扱いを受ける人物ではないと思っていたこともあり,こちらも違和感が残りました. | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!