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(短編集)
迷子の王様: 君たちに明日はない5
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迷子の王様: 君たちに明日はない5の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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リストラ請負人の真介が活躍する『君たちに明日はない』シリーズの最終巻。最終章は、シリーズに登場した人物の「その後」を描くニヤリとする展開でした。 「あなたが育った環境、学歴。他人と比べてなぜ引け目を感じるのです?」 「自分の常識を常に疑い続ける者が、大人になってからも人間的に成長し続けることができる」 「年代に応じて本を読み返すたびに新しい発見や感じ方があるように、本当にいいものは、最低でも10年経たないと真価が見えてこない。」 「職業も暮らす環境も含めて、今は常に暫定仕様。むしろその無情を意識して過ごすことに意味がある」 先行きが不透明な世の中にあって、揺れ動く働き手の心に寄り添う言葉を受け取れたような気がします。しばらくして再読すれば、また違った読み方ができそうです。 | ||||
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このシリーズは大好きです。どの本にも一編は感動する物語があったのですが、今回のラストには有りませんでした。残念です。纏めを意識しすぎで面白くありません。 | ||||
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主人公村上真介がリストラ請負業を通じ、片肘張らず仕事や社会経済、そして人生を考え語ったりする人気シリーズだけに、最終話は興味があるところでしたが綺麗に纏まっていました。 最後の真介の行動は相当なエネルギーが必要ですが、故にそこで語られた人生観は良く聞くようなものであっても、重みがありそのように人生が過ごせればいいなと感じます。 本書のような内容でのシリーズ化はなかなか難しかったと思いますが、過去の作品では小説家を目指す会社員の話や本品では書店勤務の女性社員の話が印象に残りました。 | ||||
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同じ様なキャラクター設定があり、物足りなさが残る作品。 ラストの自分自身の部分についてもう少し書いても良かったのでは | ||||
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リストラ請負人シリーズの完結編。 仕事の意義を見つめ直すシリーズは毎回考えさせられることが多かったが、そろそろネタ切れ感が出てきたので、ちょうどよかったのかもしれない。 本作では、真介が自分の仕事を見つめ直す過程で登場する豆腐屋になった男の話が好きだった。 「世の中は変わっていくものだから、自分が現状のままいたいと思っても、どうしても状況は変わっていく。だからむしろ、その事実を受け止めて今を生きるしかないんだな」 今の自分の生き方をどう受け止めるか、不確定な未来を含めて今を楽しめるか、といった働くこと、生きていくことの意義を考える場面は印象的だった。 個人的には、シリーズの最初から登場している、のんびりとした口調だが、しっかりと自分の考えをもっていて密かに存在感がある川田美代子。そんな川田の視点で描かれた話がほしかった。 | ||||
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「君たちに明日はない」第五弾。めでなく、これにて完結となった。 リストラ請負人という主人公の目線から、 「人はなぜ働くのか、なぜその仕事をするのか」を 深く掘っていくストーリーは健在。 だが、作者もお腹いっぱいなのだろう、 文中から放たれる熱量がちょっと小さくなった感は否めなかった。 終身雇用が崩れ、リストラが悲劇でもなく当たり前になっていく世の中で、 小説といえどもドラマが生まれにくくなったのかもしれない。 * 収録章の中では、タイトルにもなっている「迷子の王様」にグイッと引き込まれた。 苦境に立たされている製造業を題材に、 報われる仕事とは何かを追究し、その答えを読者に突きつけてくる。 * 第一巻から欠かさず読んでいるが、 多少の優劣はあったとしても、駄作はひとつもなかったと思う。 楽しませてくれた主人公の二人と作者に大きな拍手を送りたい。 お疲れ様でした。 | ||||
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