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(短編集)
迷子の王様: 君たちに明日はない5
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迷子の王様: 君たちに明日はない5の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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リストラ請負業者が廃業によりリストラで大団円w うーん。 正直、ネタ切れで終わったのかという感が否めないです。 あと、どこまでも綺麗ごとってのがねえ。 シリーズの最初のあたりは なかなか衝撃的&爽快だったんだけど こうまで綺麗ごとが続くと 働くってそんな甘くないよというか、 嫌なことするからお金もらえるんじゃないの? 時間と能力を切り売りしてさ。 人間、生きていくためには金が必要。 朝起きて、トイレ行って水を流せば水道料(笑) だから生きていくお金のために働くってのが基本なのではと? それだけじゃむなしいというのもわかるけど、 でも、自分が好きな事、生き甲斐のあることだけで お金になるってのはなかなかあり得ないだろうと。 ま、それはそれでそれなりに楽しかったです。よっ | ||||
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ちょうどこれが最終巻となりました。 いつものように、泣かせてくれました。特に、父親に憧れて電機メーカーのエンジニアになった男の 話はよかったです。液晶は他国にシェアを奪われ、かといって8Kなどという超先端技術はインフラが 整っていない現状では開発の意味が無い・・・。窮地に追い込まれた彼は、リタイア後、山奥で畑仕事に 情熱を注ぐ父親に会い、「作る」ことの本当の喜びを改めて教えられる・・・。垣根氏のストーリーテリングの 巧みさには、いつもながら感心しました。おとっつあんのカッコよさにもしびれました! また最終話では、いつか出てくるだろうと思っていた「真介たちのリストラ」がテーマになります。 彼が自分でまた同じような会社を立ち上げるというのが、私の予想でしたが、そこはシリーズもののよさで、 かつて自分がリストラした人物から声がかかるというラストも違和感なく、自然な結末で読後感がよかったです。 このシリーズ、レビューでの評判はいまひとつですが、ぜひこの続きを展開してほしいものです。 | ||||
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君たちに明日はないシリーズの最終として早く読みたくて購入しました。 | ||||
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主人公村上真介がリストラ請負業を通じ、片肘張らず仕事や社会経済、そして人生を考え語ったりする人気シリーズだけに、最終話は興味があるところでしたが綺麗に纏まっていました。 最後の真介の行動は相当なエネルギーが必要ですが、故にそこで語られた人生観は良く聞くようなものであっても、重みがありそのように人生が過ごせればいいなと感じます。 本書のような内容でのシリーズ化はなかなか難しかったと思いますが、過去の作品では小説家を目指す会社員の話や本品では書店勤務の女性社員の話が印象に残りました。 | ||||
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同じ様なキャラクター設定があり、物足りなさが残る作品。 ラストの自分自身の部分についてもう少し書いても良かったのでは | ||||
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リストラ請負人シリーズの完結編。 仕事の意義を見つめ直すシリーズは毎回考えさせられることが多かったが、そろそろネタ切れ感が出てきたので、ちょうどよかったのかもしれない。 本作では、真介が自分の仕事を見つめ直す過程で登場する豆腐屋になった男の話が好きだった。 「世の中は変わっていくものだから、自分が現状のままいたいと思っても、どうしても状況は変わっていく。だからむしろ、その事実を受け止めて今を生きるしかないんだな」 今の自分の生き方をどう受け止めるか、不確定な未来を含めて今を楽しめるか、といった働くこと、生きていくことの意義を考える場面は印象的だった。 個人的には、シリーズの最初から登場している、のんびりとした口調だが、しっかりと自分の考えをもっていて密かに存在感がある川田美代子。そんな川田の視点で描かれた話がほしかった。 | ||||
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垣根涼介氏の好評シリーズ「君たちに明日はない」の最終巻になります。 個人的にお気に入りの作家さんで、作品に多少の当たり外れはありますが、これまでほとんど読んできました。 このシリーズは、リストラ請負会社に勤める主人公が多くの人々をリストラして会社から送り出していくというものでした。 本書ではついに自分が同じ立場に立たされることになり、最終話で描かれるその物語を含めて全部で4つの短編が収められていました。 それぞれ昨今の経済情勢を反映したと思われる旬な企業がモデルとなっていて、リストラされる人々の背景も含めて丁寧に描いているためか、登場人物たちの息遣いまでリアルに伝わってくるようでした。 そのこともあってか心の琴線に触れるようなシーンやセリフが多くあって、長く余韻が残っています。 最終話では主人公自身も退職することになり、これまでにリストラしてきた人々と自身の明日が重ねるように結ばれていて、過ぎ去ってしまった過去と決別し、明るい未来を暗示する場面で幕が閉じられていました。 長く続いたシリーズの見事なラストだと感じました。 おすすめです。 | ||||
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想定内のラストではありましたが、 時代背景を考え、きちんと話を終結させるのは、 ストーリテラーとして責任のある姿勢と感心しています。 | ||||
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リストラという重ったるいテーマの中で、一筋の光…というか明るい部分や救いの部分を拾い出していた感じのシリーズでかなり気に入ってましたが、今回で、舞台となる会社自体が畳まれてしまいました。 別シリーズとしての再開が期待させる幕引きでもありますが… お気に入りのシリーズが完結するのは「夏休み最後の日」の様に切ないw | ||||
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少しだれ気味な感じがした。最初のころとはことなりまとわりつくようないやらしい物語になっている。 | ||||
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「君たちに明日はない」第五弾。めでなく、これにて完結となった。 リストラ請負人という主人公の目線から、 「人はなぜ働くのか、なぜその仕事をするのか」を 深く掘っていくストーリーは健在。 だが、作者もお腹いっぱいなのだろう、 文中から放たれる熱量がちょっと小さくなった感は否めなかった。 終身雇用が崩れ、リストラが悲劇でもなく当たり前になっていく世の中で、 小説といえどもドラマが生まれにくくなったのかもしれない。 * 収録章の中では、タイトルにもなっている「迷子の王様」にグイッと引き込まれた。 苦境に立たされている製造業を題材に、 報われる仕事とは何かを追究し、その答えを読者に突きつけてくる。 * 第一巻から欠かさず読んでいるが、 多少の優劣はあったとしても、駄作はひとつもなかったと思う。 楽しませてくれた主人公の二人と作者に大きな拍手を送りたい。 お疲れ様でした。 | ||||
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