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テミスの剣
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テミスの剣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全77件 41~60 3/4ページ
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最初、昭和の話なので古い本なのかと思いました。 二部で24年後に続き、最後にどんでん返し。 面白い。 | ||||
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渡瀬警部のプロローグとしても楽しめた。 読みごたえのある作品として 頭の書籍に並べる事が出来そう。 | ||||
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私の中では、予想外の結末に繋がっていった。 あの冤罪事件がこのような結末で終わるとは。 話が二転三転して、結末の予想ができなかった。とても面白い内容でした。 | ||||
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司法国家とは何なのか、国家権力とは何なのか、つくづく考えさせられました。決してフィクションで片付けてはいけない、いつ自分に厄災が降りかかるやもしれない、と、怖くなりました。そう言った意味で、読後感は最悪なのかもしれません。でも、五つ星を付けてしまった。何故か?お読み頂けたらわかります。 | ||||
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どんでん返しは良かった | ||||
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最初の拷問を伴う取り調べシーンや、裁判での国選弁護人の活動はかなりリアルでした。冤罪がめくれていく過程も説得力がありました。終盤に向かうにつれ、まだ新しい登場人物を出すのか、まだどんでん返しをやるのか、そんな阿保な、と呆れつつ、前半のリアリティーが効いて、気持ちが覚めることなく一気に読了しました。著者にしてやられた、という感じです。 | ||||
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若き渡瀬刑事担当した強盗殺人事件の死刑囚が刑務所で自殺する。その5年後、渡瀬はこれが冤罪であったことを知り、警察組織の圧力の中、真相を明らかにしようとする。冤罪が作られる詳細が描かれていて恐ろしい。実際に渡瀬のように動く刑事がいるだろうか。そもそも冤罪の実態はどうなのだろうか。闇に葬られたものが多いに違いない。 最後のどんでん返しがとってつけたようで、少々残念。 | ||||
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「悪魔の弁護人 御子柴礼司」をみて購入しました。 | ||||
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「正義」とは如何に? 誰が為のもの? 「権力」には相応の“責任”と“痛み”を伴う。 それが人権に関わることなら、なおのこと。 如何せん? 過失を認めることは難しい。 組織(自己保身)を護るため、隠蔽することに汲汲とし、のらりくらりと嵐の過ぎ去るを待つのみ。 三一侍には組織に抗う手立てがない。 罪深き者、汝の名は「にんげん」なり。 つくづく欲深いねぇ~。 保身、金銭、名誉、出世。 我欲を満たすためなら、他人の生命すら贄に供すること能わず。 ただ、目端が利く者なら未来をも見通せるから、今の果実を貪ることはしない。 走るは情弱者のみ。 | ||||
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最後までそのままでは終わらせない展開のどんでん返しは中山さんの得意技ですね。 | ||||
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この作品に対しては内容の深さよりよくこのボリュームで話を上手く収束させたなと感じた。 人間の心の内というのは誰にもわからない。だからこそ限りない黒であっても慎重に捜査を進めないと行かない。しかし刑事側にも時間に猶予がなく、誤認逮捕となれば自分の名に傷がつく。今更引き返せない。縄張り争いにも似た環境も相まって結論をさらに急いでしまう。わからないでもないが本来の目的を履き違えてないかと思う。また検察についても起訴した裁判の有罪率99.9%というある意味恥ずべき数字があることによって自分が起訴した被告人が無罪になると槍玉に上がることは目に見えている。証拠書類をすべて提示しなくてもいいので都合の良いものばかり提示し、裁判官や弁護士では提示された証拠品から吟味せざる負えないので弁護の材料は乏しくここでも冤罪が起きやすくなっている。刑事がひとつでっち上げをしようと思うものならそのままブレーキがきかずストレートに有罪となることが罷り通ってる現状のシステムがよく理解できた。 | ||||
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中山七里さんお得意の重厚な名作ミステリーです(^-^*)/ 主人公は他の作品でもお馴染みの敏腕刑事・渡瀬さんでして、今作品は渡瀬さんが敏腕に覚醒する過程を描いた作品でもあり、 且つ、冤罪作品としても優れた内容でありながら、それだけに留まらず、驚愕の第二部が存在します。 他の作家さんなら冤罪を存分に書き上げた第一部の内容で終わるところを、更にスリリングな展開と謎と結末を加えた第二部と併せて、稀代の重厚な名作と化した点が心底素晴らしいです! また、今作品は著者の『静おばあちゃんにおまかせ』に出てくる元裁判官の静さんの現役時代の最重要事件であり、『静おばあちゃんにおまかせ』を読んだ者には更に深く楽しめましたし、 『静おばあちゃんにおまかせ』自体はラストのどんでん返しが個人的に残念で売ろうと思っていましたが、 今作品との深い繋りがある以上、『静おばあちゃんにおまかせ』も揃って蔵書するようにし、売る前に今作品に出会えて良かったです♪ そして更には、テーマ的に辛い終わり方となるのは当然ですが、エンディングでもサプライズがあって嬉しい限り!個人的にはとても感動しました! また今作品のテーマの一つに『正義とは?』というものがあり、警察の正義という意味で考えると、 個人的にはお巡りさんの善意で何度か人生の窮地を救って頂いた事があるので、僕個人としては警察=正義ですが、 性犯罪という観点で言えば、扱いは個々の警察官の知識や認識に一任されており、担当官次第で対応は180度変わり、認識不足の警察官に当たった場合は被害届すら受理されないケースも多く、警察=正義にならないケースを聞いた事が多々ありました。 また、社会全体の正義で言えば、組織の属地域が変わったり、上司が変わったりすると、組織理念の正義もコロコロと変わり行くのは珍しくなく、 過去、個人的に改革を行った事も、改革を握り潰された事も、自身が気付かぬ間に歪んだ事も様々あり、永久不変の正義の難しさを実感するばかりですが、 今作品の渡瀬刑事のように自身の正義がせめて歪まないように生きるためには、様々な知識や体験を知って感覚を磨く事も重要であり、その手段として様々な本を読む事はとても有効だなと、読書の有り難さを再確認した作品でもありました。 深いテーマと驚愕の謎と真相!悔恨を抱えながらも良い読後感! 重厚さと面白さと感動を備えた比類なき名作として是非オススメです(^-^*)/ | ||||
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1ページ目からラストまで、とにかくページをめくる手が止まらない、久方ぶりの推理小説一気読み。 | ||||
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冤罪事件を描く作品は多々あれど、流石は中山さん!一味違う真相が隠されてます。 詳しくは書きませんが、冤罪が生まれるところの展開は、読んでいてその重みに苦しくなるほどです。はたして事件の裏に隠されている真相は?読めば解りますが、驚きの展開が待っています。重めの作品を希望の方、オススメです。 | ||||
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不動産業を営み、裏では高利貸しをやっていた男とその妻が自宅兼事務所で刺殺される事件が。 警察はその借りていた顧客が怪しいという事で顧客リストをあたった。その中でアリバイがはっきりせず、その金庫に指紋が付いていた人物を重要参考人として取り調べ。 他に容疑者もいない物だから、警察はその男を犯人と決め付け、暴力と圧力で何とか自首させようとする。休憩なし、睡眠もほとんどとらせずに三日三晩と言わず取り調べ、意識がもうろうとしてきた段階で、「ねつ造」した決定的な証拠をぶつけ、しかも「ここで一旦自供して楽になれ。裁判で否定すれば必ず助けてくれる」という甘い言葉に騙されついに自供。 そのまま裁判になり、いくら否定しても証拠と自供が揃っているので、裁判官も有罪を告げるしかない。第二審の裁判官は、その容疑者が本当はやっていないのでは?と思ったがやはり証拠は犯人と告げているので二審も有罪。最高裁は差し戻して有罪が決定。その男は絶望して留置所で自殺してしまう。 何年か後で、空き巣の殺人事件がまた発生し、どうもあの昔の事件と手口が似ている…と思った当時の担当警察が、カマをかけてみると見事に大当たり。こいつがあの事件の犯人で、あの自殺した男は無罪だったのだ…。 これを公にすると、警察・検察・裁判所すべてに世間の批判が集中し罰せられる人も多数…と言う事で、何とかもみ消そうとするのだが、主人公の警官は自分の信頼する検事にすべて打ち明け、検事がマスコミに流すと同時に事件として取り上げ、ものすごい嵐のような粛清人事が行われる。 その後、その自白した犯人が無期懲役の刑の途中で模範囚と言う事になり早期に出所。そしてすぐに何者かに刺し殺される。当然疑われるのはこの死んだ犯人の被害者の家族なのだが、最終的には「えっ」というトリックがあり真犯人が見つかる・ 冤罪をテーマにした小説では異色と思えるくらい、トリックが凝ってい一気に読ませてくれます。 | ||||
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初めて読んだ作家さんですが、久々に読ませる文章でした。ものの数分で物語に引き込まれ、その後暫く現実に戻ってこれなくなりました笑 登場人物も魅力的で、主人公含め皆それぞれ信念のもとに行動していることがひしひしと伝わってきます。特に主人公の渡瀬、一癖も二癖もありますが、とても人間臭い。自分を客観的に捉えようと努めながらも、自責の念に飲み込まれそうになりながら藻掻く姿はこの上なくリアルでした。 ただ、「どんでん返し」をうたうほど驚きの結末ではなかったのでー★とさせて頂きます。 | ||||
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一つの冤罪によって人生を狂わされ、贖罪、再生していくようなイメージでした 法治国家である現在の我が国に冤罪などあってはならない しかし、人間にはミスをすることがある 組織で隠蔽するのではなく、万が一そういうことがあれば現実社会では冤罪のない世の中にと願うばかりだ | ||||
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後半は、まさかあの人が?って想像しながら読みました。 時間と記憶の風化。 残された家族の痛み。 哀しい作品でした | ||||
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しらない言葉も結構あったりで辞書を座右においての読書って感じもあります。それも手伝ってか内容の骨太さが堪能できました。 | ||||
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主人公が刑務所に行き、ある受刑者と面会します。 そしてそこで、その受刑者が人間の本質を語ります。 まさに本作品の核心をついた言葉で、私が常々思い巡らせていたことでした。 勘のいい人なら着地地点がなんとなく分かってしまいますが、それ以上のものを得られる至高の1作品だと思います。 | ||||
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