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その女アレックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
その女アレックス (文春文庫)

その女アレックスの評価: 3.65/5点 レビュー 471件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全294件 121~140 7/15ページ
No.174:
(4pt)

読後感も良くないし、矛盾のようなものもあるけれど・・・・

変質者に誘拐された美女と美女を探す警察、ただの誘拐事件を取り巻くお話かと思いきや、
話しは2転、3転します。
第1部で誘拐事件は終わります(全3部構成)。
「あれれ?これで終わり?まだ2部も残っているのにどうなっちゃうの??」

そこから始まる2部3部。謎が一つ解き明かされると、また新たな謎が生まれていきます。
こちらでもあら?あら??あらららら??ええええーっ!?!?というカンジ。

全てを通して残虐な表現もありますが、それをリアルに想像させてしまう文章。
正直、「うげげ」という感じです。

ほかのレビューにもありますが、ミスリードを狙っているのか少々矛盾を感じることもあります。
特に第1部のアレックスとそれ以降のアレックスに関して。
矛盾に関して「?」が残る部分もありますが、それ以外の魅力が多分にありますのでまぁこんなもんかという感じです。

事件の真相がわかるにつれて、どんどんと気分が悪くなります。
「これでいいの!?」というスッキリとしない読後感ですが、それはそれでいいのかも。

アレックスも魅力的ですが、警察トリオが非常に魅力的。
145cmという低身長ながら頭が冴えているカミーユ班長。
おしゃれでイケメンなルイ、同じくカミーユの部下でケチなアルマン。
なんだかバラバラなイメージの三人ですが、この三人だからこそのユーモアと魅力があふれています。

カミーユが登場するほかの作品も読んでみようかなと思います。
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No.173:
(4pt)

おもしろい

残酷な表現にはドキドキハラハラでしたが、2転3転して一気に読めました!初めて普通のKindleで読みました。やはりPaperwhiteのほうがどこでも明るい画面で読めるのでよかったと思いました。
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No.172:
(4pt)

リベンジ

二転三転のサスペンス、登場キャラも魅力的で確かに面白いが、終わりが唐突で えっ、終わり?って感じ。
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No.171:
(5pt)

最初はグロテスクと思ったけど

最初はグロテスク。
最後は哀しく終わる物語。

映画にはできない物語。女性、子供にはおすすめできない。

この著者の他の本も読みたくなった。
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No.170:
(5pt)

これが狩りだとしたら恐ろしいですね(237頁)

どんでん返しというか大逆転という意味ではディーバーに通じる部分があると思う。ディーバーは物語の終盤でどんでん返しを畳み掛けるのに対して本作は各章ごとにどんでん返しが繰り返されるのが特徴と言えるのではないか。本作は3部構成になっているが、それぞれの章に3つの犯罪に3人の犯人、それにその根源となるもう一つの犯罪が隠されている。その意味で3冊分のプロットにそれを総括する結末が用意されている。
他のレビューを見るとミステリーとしてフェアではないとの意見が散見される。本作をフーダニットにフォーカスしたロジックパズラーとして読むとそのような印象を持つこともあるかもしれない。しかしよく読んで作者の意図を考えれば破たんはしていないと私は感じた。しかし本作の読み方としては、作者のトリック公正さを審査するのではなく、目の前を高速で展開するストーリーの流れに身を任せてエンターテイメントマジックを愉しむ気持ちで読むのが良いだろう。そのうえで、犯人の動機を考え、罪を考えるのが本作の味わい方なのだと思う。
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No.169:
(5pt)

新感覚のサスペンス

単なる謎解きではありません。
物語が進行するにつれて、主人公のイメージを変化させる作者の技法に感服しました。
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No.168:
(5pt)

 芳醇なフランス料理の味わいであるが・・

へそまがりの私は評判のよい本、「この本がすごい」といったたぐいの宣伝の
ついている本はすぐには読みたくない。この本も何度も書店で目にしたが我慢した。
でもゴールデンウィークにあまりもひまだったのでつい買ってしまった。というか、
この本の表紙の写真が気になって買わされてしまった。

 当書の原題は「Alex」。原書の表紙もモノトーンのすこし険のある女性の写真で
地味。それが文春文庫版では題名が「その女アレックス」。見得をきっている。
表紙は Getty Imageから借用してきた「椅子に拘束されている女性」の写真。
この題名と表紙が実にいい。惹きつけられる。なにかおどろおどろしい、江戸川
乱歩的な味わい。実際、表紙の写真ではアールデコ調のがらくたの散乱する地下室で
明り取りの窓から外光がうすぼんやりと差しこんでいる。椅子にくくりつけられた
女性はうなだれて顔が赤毛に隠れているから年齢はよくわからない。でもむきだしの、
ほころびのあるメッシュのストッキングに包まれた膝からふくろはぎの豊かさと
白さを見ると多分若い女性だろうと推察される。椅子に太縄で拘束されているが
なぜか太縄はゆるんでいて、一体この女はなにものなんだろう、どうしてこんな
地下室に拘束されているんだろうと想像をかきたてられる。官能的である。

 当書は一級の推理小説だと思う。捜査側だけ見ても、カミーユ・ヴェルーヴェン警部
(彼自身心の闇をかかえている)、その上司にして友人のジャン・ル・グエン部長、
カミーユの部下のルイ(冷徹でブランドに身を包んだ金持ち)、おなじくアルマン
(超倹約なおねだり屋)、エリートの鼻持ちならない予審判事ヴィダールとじつに多彩で、
彼らが織りなす友情や敵対の物語も本編の筋とおなじくらい面白い。手練れである。

 話はひとりの女性が誘拐されるところから始まる。内容については一切触れないが、
展開はシャープで極めてロジカル。ほとんどノンストップで読んだ。ノンストップで
読んだのは、次はどうなるんだろうとわくわくしながら読むというよりはむしろ
早くこの本を読み終わって、納得して終わりにしてしまいたいという感じ。

 なんだか後味が悪いのである。やりきれないのである。全体的に面白く、著者の頭の
よさもわかり、もちろん意外性も楽しめたが、でもこの本を子供たちや妻には推薦する
気持ちにはなれない。「それはオメエがナイーブなだけの話だろう」と言われれば
その通りと言うしかないのですが。けっして当書を貶めているわけではありません。
うまく言えないが、例えば非の打ちどころのないフランス料理のフルコースを高級
ワインとともに味わって、ああ、おいしかった。大満足した。
でもフォアグラはちょっと俺には苦手だったなという感じです。
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No.167:
(5pt)

はじめちょろちょろ

冒頭部からしばらくはちょっとだるい感じかなと思っていたら、話が転がりだしてからはまさに怒涛の展開。このミス1位、週刊文春1位、さらに本屋大賞1位の実力は伊達ではなかった。面白い。
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No.166:
(5pt)

発想がえぐい

誘拐されたアレックスの生命力、意志の強さを
描いたものではありません、
一部その要素はありますが、
はるかに次元の違う作品です。日本人では
書けないえぐい発想が詰まっています。
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No.165:
(4pt)

なるま

物語としては面白いです。意外な設定にも驚きます。ただ、読後に何かが残っているかと言うと…何も残りません。
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No.164:
(4pt)

ワクワクした。

久しぶりに小説というものを読みました。
最初はアレックスに凄く同情して辛い気持ちになりましたが、途中からなんてやつだ!って気持ちになり、最後にまたアレックスの気持ちを思うと辛くなる作品でした。
続きを早く!知りたい!って思える作品でした。
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No.163:
(4pt)

読みごたえのある作品

身ぶり手振りの描写が多いがテンポが落ちることなく引き込まれる
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No.162:
(5pt)

文句なし!第一級のクライムサスペンスノベルです。

「このミステリーがすごい」ほか、史上初のミステリランキング6冠達成の離れ業を
達成した作品だと納得できました。

最初から映画を観ているように、映像が浮かんできて最後まで一気読みしました。
いや、きっと多くの方が読み始めると止まらなくなります。

主人公のアレックスと、事件と謎を追うカミーユ警部と彼の2人の部下の
それぞれのキャラが際立っていて、飽きさせません。

この物語は、猟奇残虐なシーンが淡々と、しかし切り口鋭く描写され
ただただ破滅、崩壊な結末に向かうのだと読み進めておりました。

つまりきっと読み終わったら、何か喉につかえたような気分、
ちょっと塞ぎ込んでしまうようなある種の重苦しい空虚感に満たされるのだろうな、と。

物語のバックグラウンド、つまり「なぜ事件が起こるのか」といった背景には
奥深い社会的恥部を浮き彫りするような重苦しい問題があり
それが空虚感をいやがうえにも予感させるものだったのです。

しかしそうではありませんでした。

破滅、崩壊と同時に、実は「再生」の物語でもありました。
この点が救いを差し伸べてくれ、不思議な感動に満たされてしまうのです。
ああ、読んで大正解だった、と実感しました。
残虐だけど満たされる、こんな味わい深いサスペンスには
なかなか出会えるものではない、そう感じました。

あとがきを読むと、ジェームズ・B・ハリス(James B. Harris)監督によって
映画化が進められているようで超楽しみです!

言えることは・・・
R15指定になることは絶対と言ってよいくらい間違いないでしょう。
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No.161:
(5pt)

スピードのある展開と劇的な終盤

緊張感のある序盤は、さらなる展開への文字通り序章に過ぎないことがすぐ分かります。いやー、楽しめました。
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No.160:
(5pt)

一気読みしてしまいす

特に第一部がいいですね。これだけでもよかったかもしれません。
謎の男に監禁された美女の話として。

ただ、二部三部の描写などがとても残酷です。著者と訳者の筆力でもあるのでしょうが。
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No.159:
(4pt)

現実は、やはり人は自分の窓から外の世界を見ている。

一つの小説世界の中で、視点の違いがもたらす、妙味というかトリックというか、が最大の醍醐味である作品。
ショッキングなシーンを描くことで、それぞれの窓から見える外の世界は明らかに異なり、見事に書き分けることには成功している。
その中で、カミーユやアレックス、その他の人物造形がしっかりとあり、物語として成り立っている。
人それぞれ自分の窓から外の世界を見ていて、我々が今生きている現実世界も似たようなものかもしれない、などと考えされられ、単なるミステリー小説を超えた、文学的な価値を内包している貴重な作品なのかもしれないなあ、などと思った。
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No.158:
(5pt)

本作はミステリではなく、サスペンス小説だ

レビューの中に、作者が読者に開示する情報の示し方や順序が、不当であるという趣旨の批判が散見される。
その理由は、この作品をミステリ・推理小説と考えて読む読者が多いからだと思われる。おそらくは、本作の文中に刑事の視点から叙述している章が多いためであったり、また、「このミステリがすごい」などのミステリ・推理小説ランキングで上位にランクされているためだったりするせいだろう。

しかし、本作は、ミステリ・推理小説ではなく、サスペンス小説である。サスペンス小説として読めば、大筋のプロットや、場面の語り口は素晴らしく、優れた映画を観終わった後のような感慨に浸ることができる。

確かに本作は、ヴァン・ダインが示した推理小説の20則の一つである、「作中の人物が仕掛けるトリック以外に、作者が読者をペテンにかけるような記述をしてはいけない」というルールに抵触する面がないわけではない。
しかし、そもそもミステリというのは、作者はすべてのネタとプロットを自分で創り出して、自分でそれらを知った上で書いているもの。いかに読者を「気持ち良く」あざむくかということを主目的に、必要な情報の叙述の順番を考えて小出しにしているのであり、この叙述トリックと呼ばれる要素は、どんなミステリ作品にも大なり小なり存在する。
問題は、読者によって、この叙述トリックをどの程度まで許せるかがさまざまに異なるという点である。
本作の場合は、サスペンス小説なので、叙述トリック云々ということさえ言及するのは不適当であるのだが、もし読者がミステリとして本作を読んだ場合、この叙述トリックがあまりにもあざといため、叙述トリックに対して許容幅の小さい読者はだまされたという感覚に陥る一方で、比較的叙述トリックに対して寛容な読者はプロットに意外性があって面白い、と感じるのであろう。

要するに、ミステリという分野も、さまざまな手法が出尽くしてきたため、かなりきわどい叙述トリックを弄さないと、雑多な作品群の中で抜け出せなくなっている、ということだろう。

ただし、本作をミステリ小説の基準で評するのは、不当であると思う。
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No.157:
(5pt)

ベストセラーになるだけあります。今までありえなかったような展開にハマります。

ベストセラーでも当たり外れはありますが、これは確かにみんながスゴイ!というだけのことがある作品です。

若い女性が屈強な男に有無も言う隙も与えず強引に車に連れ込まれ、倉庫に連れて行かれ、立つことも寝ることもできない木の檻に閉じ込められる場面から始まるのですが、そこからの展開が全く読者の想像できない方向に進んでいくからです。

残酷描写も確かに多いです。でも今の時代、決してショッキングなほどではありません(まあ、そういうのに慣れてしまっている読者も問題なのですが)。

犯人を追い詰める刑事の三人組も若干マンガチックですが、キャラがしっかり描かれていておもしろいです。料理の種類やワインとの組み合わせなどが豊富に出てくるところがさすがフランスの小説だなと思います。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
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No.156:
(4pt)

賛否両論ありましょうが…。私は面白かったですね。

フランス警察も日本人と同じような義理と人情と浪花節的な方がいて親近感を覚えましたが、小説は、さすがにウ~ンと唸りました。
 グロと感じればそうですし、別な意味でエロを感じればそうだし、単なる復讐劇ではありませんね。是非読んでいただきたい1冊ではあります。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
416790196X
No.155:
(4pt)

一気読み

何度も期待を裏切られて、先が読めない。テンポの良さと相まって一気読みしました。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
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