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その女アレックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
その女アレックス (文春文庫)

その女アレックスの評価: 3.65/5点 レビュー 471件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全294件 101~120 6/15ページ
No.194:
(5pt)

海外サスペンスを見直した作品

この本を手にとったキッカケは、もうこの表紙です(笑)。 なんか怖そ~!ヤバそ~! ピエールルメートル、誰だかよく分からない・・・フランス?とりあえず読もうってなかんじで読み始めたらハマりました。 背の低いカミーユ刑事はどうでもいいとして、女アレックスの動向が気になる気になる。 第一部から第二部に移って、えええ? ジャンルとしては、サイコサスペンスですね。 サイコスリラーとしてもいいでしょうか。 謎あり、サイコあり、逆転あり。 もりだくさんで堪能できます。 怖いサスペンスやスリラーが読みたい方はおすすめです。 ミステリーが好きな方にもいいと思います。
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416790196X
No.193:
(5pt)

面白い

初めての海外の本を読みましたが、翻訳がとても良くて楽しめました。 表現が豊かなので、情景などが想像でき読み終わった後映画のような印象を受けました。
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No.192:
(4pt)

今までにない文体書式!!

久しぶりに読む苦痛がなく熱中する本に出会いました。  次にどうなるのか? わくわくして読んでましたが3日で読み終えてしまった。  いつもはこれぐらいの太さと字の小ささだったら2週間はかかりました。  Sキングとかのファンに加えてこの作者は好きになりました。  ただ最近は本の値段が高くなってるんでそれだけがマイナス1です。
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No.191:
(4pt)

新たな一歩を踏み出すために

イヤミス(嫌なミステリー小説)として語られることも多い作品ですが、残虐描写に抵抗のある人にも読ませる力のある小説です。

登場人物の内面が明らかになるたびにストーリーが二転三転する仕掛けになっていますが、正直物語にはそこまで新味を感じませんでした。むしろ登場人物が極めて魅力的に描かれていて、キャラクター小説として優れていると思います。特にメインの刑事3人の描写が優れており、その実オッサンであろうカミーユとアルマンが可愛く思えてくるから不思議です。
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No.190:
(5pt)

二転三転

幾重にも重なり深く隠された真相に向かって、飽きさせず、しかも理解しやすく読み手を導く手腕は驚くばかりです。全体像が明らかになるにつれ読み手はアレックスという女性を理解し寄り添うようになり、結末に目を閉じるしかなくなります。登場人物たちはどの人も魅力的。個性的な主人公や二人の部下、よい上司は言うまでもなく、憎らしいはずの判事まで好きでした。細部の表現も味わい深いです。
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No.189:
(4pt)

テンポのいい展開 飽きること無し

一気に最後まで読んでしまいました すごい展開で他に気をそらすことを許しません
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No.188:
(5pt)

そうきたか

予想を裏切られること数度。最初はグロテスクに感じ、いつ、読むのをやめようかと思いつつ、最後まで引きずり込まれた。訳もうまい。
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No.187:
(4pt)

見事な三部構成

良い意味で予想は全て裏切られた。
全く先の展開が読めなかったという事。
物語は三部構成。

第一部は誘拐拉致監禁。
被害者は美しく魅力的な大人の女性で
読者は被害者へ感情移入しやすく緊張の連続が続く。
張り詰めた空気がページをめくるごとに伝わってくる。

第二部は予想もしない展開になり無差別連続殺人が続く。
かない描写もグロい。
しかも思いもよらない幕切れ。
まだ第三部が残っているがこの先は全く予想も出来ない。

そして第三部ではそこにアレックスはいない。
しかしアレックスを中心とした展開。
そして1,2部での伏線を見事に回収していく。

作品中、作者はアレックスを美しく魅力的な女性に魅せる描写に力を注いでいる。
かと思うと色仕掛けで誘う女であったり
冷酷な女であったり崩れ落ちるように涙を流したりと様々な顔を見せる。
読み手はアレックスという人物像がなかなか定まらない。
しかし最後にはアレックスという女性を少しずつ理解できるようになっていく。
最後まで事件に絡む事が出来ず後手後手に回った警察もラストで挽回する。
最後のセリフが心に響く。
「われわれにとって大事なのは、警部、真実ではなく正義ですよ。そうでしょう?」
そうでなければやはりこの物語の登場人物達は浮かばれないであろう…
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No.186:
(4pt)

映画を見ているような・・。

驚きのサスペンスストーリー!とにかく一気に読んでしまった。緊迫感あふれるストーリーを探している人にはお勧めです。
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No.185:
(4pt)

『未読の方が羨ましいと思えるほどの衝撃的なラスト』

物語は、ジャン=ピエール・トラリユーによるアレックスの誘拐、監禁から始まります。
拷問に近いその監禁の様子が詳細に描かれ、想像するたびに身震いするほど恐ろしいものであり、アレックスがどのような末路を辿るのか、この時点では用意に察することもできたでしょう。
しかし、そうした予想を吹き飛ばすように、ここから思いも寄らない物語へと発展していきます。
読み手の想像をことごとく裏切っていく展開に、いつの間にか時間を忘れて読み耽っていました。
まだ読まれていない方が羨ましいと思えるほどのラストが、とても衝撃的な一冊です。
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No.184:
(5pt)

久しぶりに満足!

まず、最後まで読みきった時、作者の人柄を感じたような…何か優しい気持ちになった。
そして、最後を知った上で、もう一度アレックスの為に読んであげたくなった作品だった。
やっぱり読んで良かった。
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No.183:
(4pt)

我々に必要なのは、真実ではなく正義だ

私は素直に面白くて良くできていると思いました。
 このミス1位となる作品は、アイデアが良くても文章が稚拙なものが少なくなく、これまでガッカリさせられることが多々ありましたが、本作に関して言えば、細部の描写が映像的で、かつ文章がこなれており、緊張感ある展開はテンポが良く、この作家の他の作品も読んでみたいと思わせる筆力を感じました。
 確かに振り返って細かくみると、無理がある設定や作者のあざとさを感じるかもしれませんが、せっかくの貴重な数時間をこの作品とつきあうなら、素直に作者にだまされたことを楽しみましょう。
 低身長症の警部カミーユと倹約家の刑事アルマン、裕福な刑事ルイという捜査部の面々の設定なども、個性的に描かれており、その設定にフランスの小説だなと思わせます。
 それだけに最終章でのカミーユとアルマンの爽やかなやりとりに好感を持てます。
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No.182:
(5pt)

ものすごく意外な展開

日本でいったら東野圭吾?それくらいに展開する。視点がガラッと変わるのがすごい。
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No.181:
(5pt)

ミステリーの範疇には入らないかもしれないけれども、面白かった。意欲作。

読後、Amazonのレビューを観て・・賛否両論なのに、納得。
東野圭吾氏の「容疑者Xの献身」がその伏線によって「ミステリーかどうか」が
問題になったのと同様、これも伏線がはりめぐらされていて
読者を翻弄します。

私にとっては、その「翻弄される」ことが、心地よく
よくぞここまで予想を裏切る展開をしてくれた!という読後感で
星5つにしました。

以下、ネタバレ。

**************************
第1章で、最初にいきなり誘拐されたアレックスが想像を絶する状態で
死を迎えつつある描写。
そして、それを追う警察の人々。
ヴェルーヴェン警部と部下のルイ&アルマン、上司のル・グエンの描写も面白く
この小説でヴェルーヴェン警部の第1作がネタバレしているので
もう日本では出版されないだろう・・と思うと残念。
そして、被害者が自力で脱出したにもかかわらず
なぜか警察に助けをもとめないところで終わります。

第2章は誘拐の被害者だったアレックスが
実は何人も殺しているという事実が明らかになっていき
アレックスを探す警察との追跡捜査。
ラストは、なぜかアレックスの自殺(?)。

第3章はアレックスの過去が警察の捜査によって
あばかれていきます。
アレックスがなぜ、あのような方法で人々を殺していったのか?
それはいきあたりばったりの殺人だったのか?

******************

物語の展開が想像できないものだったので、星5つとしました。
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No.180:
(4pt)

神楽坂

ネタバレになります。
僕は表紙の拘束された女性のイラストをみて購入を決めたのですが、そのように女性が椅子に縛り付けられているようなシーンはどこにもありませんでした。残念です。
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No.179:
(4pt)

最終章を除けば面白い本です

「本屋対象受賞」の帯に惹かれて購入。本書は三部構成となっていて、第二部までは展開が早く、「次はどうなるのか」を知りたくて、ぐいぐい引き寄せられて読み続けました。この点で完全に★5個です。しかし、第三部は「どこに行こうとしているの?」という五里霧中的な流れと、「なぜそうしたの」という心情描写が乏しく、最後まで納得できる材料が無いまま話が終わってしまいました。どんな書き方であれ、読み終えた後に「面白かった」といえる本が傑作。その意味では本書は間違いなく、最後に期待を裏切ってくれる本です。
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No.178:
(5pt)

共感

面白い。目まぐるしい展開で最後まで引っ張られる作品です。
初めはグロテスクな手口に少し引き気味でしたが、先が気になってどうしても読んでしまいます。

アレックスの過去はあまりに衝撃的ですが、家族、職場など人間の集団では誰かが他者を精神的に支配し、心を殺してしまうのは普通に見られることです。
程度の差はあれ、家族とはこのような神経症的集団で、こういう例はありふれていると言えます。彼女は余りにも孤独で、本来送れたであろう人生は失われてしまいました。しかし、これほどまででないとしてもこういう心の傷は誰にも心当たりがあるのではないでしょうか。私はアレックスに共感をおぼえました。

そして、魅力的な警部カミーユと仲間たちの絆とウィットにあふれる会話。アレックスの母親の皮肉たっぷりな言葉。それらが面白く、暗くなりがちなストーリーに粋な味付けをしており、私は本筋よりもそっちが楽しみでした。

読後感は決して良いとは言えませんが、私はアレックスを嫌いにはなれません。
そしてカミーユとお別れするのが残念で読み終わるのが惜しかったです。またあの警官達に会いたいものです。
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No.177:
(5pt)

おすすめの、新しいタイプです。

何重にも張り巡らされた伏線が、最後にまとまりすっきりした後に、苦みが残る。まるで、エスップレッソのコーヒーのようでした。ほかの作品にも興味がわきました。これはぜひ、読んで欲しい作品です。いろいろ感想はあるけれど、これから読む人のためにも、これ以上は書けません。ぜひご自分で確かめてください。
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No.176:
(4pt)

グロ描写の過剰な肯定・否定はもはや食傷

広義ならミステリ扱いで良いでしょう。

謎の存在がミステリーというならほとんどの物語がミステリーに分類されてしまいますが、少なくとも自分は動機を求めて読んだのでミステリーだと言われてもそれほど文句はありませんでした。

しかしサスペンスだと言う意見には賛成ですね。

(以下ネタバレ)
最も良い読書スタンスは「復讐劇を読む」に尽きます。
第一部は親による復讐。第二部は直接手を下す凄惨な復讐を繰り返し、第三部は高圧的で理不尽、傲慢で自分を賢いと思っている元凶を警察を操って(ある意味では味方につけて)追い詰めてゆく復讐劇です。

読後感は良くありません。
こんなヒロイン(?)を見掛けたら多くの人が手を差し伸べたくなるでしょうが、それも叶うことなく復讐は遂げられます。後味は悪くしばらく心に棘がささるでしょう。

ところで、グロ描写に対して「読むんじゃなかった」ってレビューがありますが、どういうことなんでしょうね。グロ描写を無闇に肯定するのも理解出来かねますが、怒っている読者は女性が全裸で拉致られる時点でそのような懸念は抱かなかったんでしょうか。
不思議です。
丁装も紹介文も決して軽くはなさそうなんですが、この手の海外物に手を出すべきじゃないでしょう。不注意なのか、読書経験が少ないのか、怒りこそお門違いです。

そんな人にはケッチャムの「隣の家の少女」をお勧めしましょう。とても爽やかな青春小説のような書き出しで、安心されるかもしれません。ただし、私は残念ながら最後まで読むことができませんでしたがね。

残念ながら読書はお花畑の散策ではありません。
その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
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No.175:
(4pt)

評判に違わない作品でした。

この数年ミステリ・ベストセラーなど読んでも期待外れが多く、とくに「なんとか賞受賞作」とか「なんとか文庫ベストテン」などと宣伝されている本には手を出さないことにしていた。
 が、本書『その女アレックス』は、アマゾンでも毎度毎度「あなたにお勧め」と表示されるし、作者ピエール・ルメトールという人の経歴にも興味があり読むことにした。
 翻訳などの優劣を評価はできないが、とにかく期待を裏切らないサスペンス小説を久しぶりに堪能できた。
 一見平凡に思える誘拐事件が、読み進むうちに意外な方向へ進む構成も、著者が並みのミステリ作家ではないことを伺わせる。
 読み始めた当初は、登場するパリ警察犯罪捜査部の四人組、班長のカミーユ・ヴェルーヴェンが主人公であり、その部下のルイ・マリァ―ニ、アルマン、上司のジャン・ル・グエンや嫌味なヴィダール予審判事などの人物設定に違和感を覚えたが、まぁ、「事実は小説より奇なり」という比喩もあるが、ここに登場する四人組は、「小説は事実より奇なり」と思えば目をつむることもできるようになり、本書を読み進むうちに気にもならなくなってしまった。
 この四人組を、著者がデフォルメキャラとして設定していたことが、この陰惨な物語に息抜きとして添えているんではないかと、本書を読み進みながら著者の意図した勝れた技だと気が付いたのである。
 事件も終わろうとしているときに、班長の母親の自画像をプレゼントしてくれた人物が誰かは読者にはすぐ想像できただろうし、予審判事ヴィダールがカミーユと握手しながら「まあ、真実、真実と言ったところで・・・・・これが真実だとかそうでないとか、いったい誰が明言できるものやら!われわれにとって大事なのは、警部、真実ではなく正義ですよ。そうでしょう?」などと語らせているところなどは、著者ならではのなかなかのサービス精神あふれるエンディングになっている。
 本書がサスペンス小説として個性あふれる作品となっていることに異論はないが、フランスの警察官になるための身体条件はないんだろうか?
 日本では、警察官になるための受験身体条件があり、たしか男の場合で身長は約160cm以上体重47kg以上であったように聞いたことがあるが、フランスにはないのだろうかなあ?・・・まぁ、こんなことも無視しても本書が評判どうりの作品であり、久しぶり楽しく読むことができた作品であった。

 (評者 蛇足の追記)
 ネットで少し調べてみたら下記のような記事を見つけましたので追記します。
 ・・・[パリ2010年10日 ロイター] フランス労働省は、警察官の応募資格として「身長が160センチ以上でなければならない」とした制限を撤廃すると発表した。警察官の採用に関する身長制限は、もともと何世紀も前に導入されたが、近年では差別的だとみなされるようになっていた。・・・

 カミーユ・ヴェルーヴェン班長が、警察官試験を、2010年に受けたとは思えないから、やはりと思ってしまった。
 が、細かいことに文句つける気はないが参考まに追記してしまいました。
 

その女アレックス (文春文庫)Amazon書評・レビュー:その女アレックス (文春文庫)より
416790196X

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