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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全294件 81~100 5/15ページ
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作品の冒頭からは、見知らぬ男に誘拐、監禁された女性の脱出行を描く、いわゆる監禁ものを想像した。 監禁ものとしても疾走感たっぷり、十分スリリングなのですが、物語は、あっと驚く予想外の方向へ展開していく。行方不明になった女性を追うカミーユ警部他、捜査チームの面々は、猟奇的な殺人事件にぶち当たってしまうのだ。追うもの、追われるもの双方が心に闇を抱えているという、鬱屈した緊張感が特徴的だが、カミーユ警部の風貌も含めた独特のシニカルさが良いアクセントを添えている。 事件の顛末よりは、登場人物の立ち振る舞いや心理描写に興味を惹かれた。 | ||||
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すっごくおもしろい! 最後まで展開が読めない。 本当に買ってよかった | ||||
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その女は被害者か加害者なのか、いやその両方なのかを三部構成の中で切り分けながら読み手を惹きつける手法は面白かった。 海外作家の本は最近あまり手に取っていなかったが、出てくる人物が皆、キャラが立っていて飽きることはない。 翻訳もこなれていて、違和感なく読み進めることが出来た。 映画化されるとしたら、誰が主人公をやるのだろうと想像しながら読むのも面白い。 かなり残酷な映像になるかも知れないが… | ||||
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悲しみのイレーヌに続いて本書を読みました。 素直に面白いと思ったし、ラストは読み返しました。 イレーヌの時にも思った感想ですが、作者は脚本家もされてた事から、 登場するキャラが非常に個性的で構想は緻密だと思いました。 その辺を高く評価したいと思います。 逆に面白くない小説だなあ~と思う作家も数人居ました。 アメリカ人作家の本はよく読みましたが、フランス人のサスペンスは初めてです。 今回2冊を読んで、ピエール・ルメートル氏の作品をもっと読んでみたいと思いました。 賞を総取りしたから期待して読んだ的な方も多くいるようですが、 私も過去に『ベストセラー!!』と呼ばれている有名な作品を読み、上下巻あって・・・ いつになったら、面白くなるんだろう・・・と思いながら下巻が終わってしまった経験もあります。 日本の有名な作家の本で未だにその方の別の本を読んでみようとは思いません。古本でも。 ベストセラー小説やいろんな賞を取得したからといって、万人に受けるわけでは無いんですよね。 いかにその本を楽しめるか否か。共感できるか否か。共感をせずとも作品として楽しめるかどうかなんでしょうね。 ~賞受賞作品!などあまり過剰に期待して読まない方が身の為だなあと確信して読むようにしています。 | ||||
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これは面白いミステリー小説です。 誘拐モノ?と思って読み進めていくと 衝撃の結末が待ってます。 日常生活に刺激を求めている人におすすめの一冊です。 | ||||
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これはミステリーではなくサスペンスだ。物語の真相に至る為のヒントが全くフェアではないし、肝心の真相もパンチに欠ける。真相はこうでした、と言われても別段驚くような大どんでん返しでも無い。二度読みをしたが、伏線といえる伏線も殆ど無い。あってもせいぜい、一周目に生じた穴を補完するでも無く、とってつけたような些末なものである。 しかし、サスペンスとしては国内のそれとは一線を画す一級品である。アレックスが監禁されるパート、アレックスが幽閉された場所を警察が捜索するパート、及びそれに続くパートが息つく暇もなく進行する。圧倒的なスピード感である。その上、パートが進行して一つ謎が消化されたと思えば、今度は別の謎が生じる。読者に目を離す隙を与えない。 この本には「新しい読書体験」という宣伝文句が付いているが、これほど端的に評した謳い文句は他にはないだろう。パートごとに新しい発見が新しい展開があり、読者は物語と一体になって事の真相に迫るのだ。このスピード感・一体感こそ新しい読書体験といってよい。 そして、キャラクターが魅力的である。カミーユもル・グエンもルイもアルマンもヴェルーヴェンもそれぞれ違った性格で、違う役者である。どうやらこの役者は卓越した演技力を持っているようで味があるとでも言うべきかキャラ付けがしっかりしてる。 文調は海外文学らしく歯切れの良いスッキリした格好だ。三人称だが心情描写が多く、しかし無駄がない。主語・指示語がしっかりしていて所謂三流作家の本を読んだときのページ戻しが無い。故にぐいぐいと次のページに引き込まれる。 序盤から終盤まで抜かりの無い造りだ。 それは読書の目を捉えて離さず、物語の最後まで新しい読書体験に誘う。 | ||||
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娯楽作品として十分面白いし、ドラゴンタトゥーの女を彷彿とさせる主人公。 ミステリーとしては、ある人物の登場により背景が読める展開になるが、それでも一気に 読ませる力量はあるし、映画化も楽しみ。 署の仲間たちの人物像も、イレーヌより更にはっきりしてきた。 両方未読なら、ぜひイレーヌからをお勧め。 ストレスなく一気に読めたのは、翻訳が秀逸だからだと思う。 | ||||
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話が二転三転する、それゆえ展開が早いのがウリだと思う。 読む側も残りページ数から予想するが、いったん話が終わってしまうのに驚く。 三部作ではなく1冊にしたのが良かった。 売れっ子作家は二部作三部作になり、ダレるのが多い。早いのは読んでいて面白かった。 | ||||
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ミステリ小説家にもいろんなタイプがいますが、この筆者は人物描写が巧みで、ユーモアもあります。怖いシーンの合間に笑えるシーンがちょいちょあた入るので読みやすかったです。主人公のカミーユやルイたちの、相手の変なとこに内心ツッコんだりするけど、根っこの部分では互いを許容し合ってるような、緩い繋がりが心地よいなぁと思いました。物語としては、残酷なシーンが多いですが、最後まで読んで「もっと苦しめてやればよかったのに」と思いました。終盤に過去の話が明らかになるといろいろとひどすぎて吐き気がしましたが、我慢して読み進めると一番地獄に落ちてほしい奴に神の裁きが下り、非常にスカッとしました。 追記、ネタバレ注意 他の方のレビューを読むと、アレックスは兄を陥れるために計画的に自殺したのだと思ってる方がたくさんいてびっくりしました。もしそうなら飛行機のチケットをアメリカ行きにすることも可能だったし、子供の頃の日記を捨てたりしないはずです。それに、偽装自殺で兄を陥れるなら母も呼んでいたのではないでしょうか。いや、そんな勇気があるならそもそも硫酸で殺してたかもしれない。おそらく、本当にスイスに逃げる予定だったのに、ウィスキーで酔っ払う→裸になったときに溶けた性器を見て気持ちが荒れる→発作的に頭を打ち付ける→痛み止めのために睡眠薬を飲む…という風に、死ぬつもりはなかったのに死んでしまったんだと思います。(裸になると硫酸でただれた部分が見えるのは最初に誘拐され、服をぬいだ時の誘拐犯の反応でも明らかです。)兄を呼んだのはカミーユか誰かが言ったように金を無心するためでしょう。それを警察が勘違いして殺人だと思い、最終的にアレックスの代わりに兄に正義の鉄槌を下した、というのが真相だと思います。おそらく兄や母を敵対視しきれなかったであろうアレックスの無念が晴らされたことにもなるし、冤罪なだけに兄の苦しみも大きいし、意外性があるし…で素晴らしいエンディングだと思いました。ついでに硫酸入りのタライが空から降ってきたらさらに最高だったんですけどね。笑 | ||||
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話の筋が見えたと思ったら、そこは新しいストーリーの始まりになっている。 終始作者のてのひらの上で転がされている感覚があって、それがとても心地が良かった。 | ||||
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一言で表現するなら「読者の想像をきちんと裏切るサプライズ小説」ではなかろうかと。アレックスの行動は読者が期待する方向とはまったく異なる方へ向かっていく。細かいところでは、読者の期待のままの行動をとることもあるが、それは読者を楽しませるものだ。被害者が犯人に、犯人が被害者になるようなどんでん返しがあるのと同時に、映画「13日の金曜日」のように、この人は殺されるんじゃないかなと思いながら見ていて、やっぱり殺されたみたいな期待に応える安心感のようなものを楽しむことができる。期待を裏切らないエンタテインメント小説である。 | ||||
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【内容(ネタバレ禁止!)】 凄い話~っ全く先が読めない!実話じゃなくてホントによかった(^^;) 【ささった言葉】 ・身長145センチは単なるハンディキャップですむレベルではない。それは二十歳で屈辱となり、三十歳で呪いとなった。しかもどうにもならないことは最初からわかっている。つまり運命だ。そしてその運命を背負わされた者は、大言でも吐いて生きていくしかない。 ・あの魔女のような顔も慣れてしまえばなんとか我慢できる。要するに忘れることだ。夫人自身も忘れるようにしたに違いない。欠点とはそういうものかもしれない。ある時点から本人は忘れ、気づくのは他人だけになる。 ・アレックスは質問攻めにされたが、賢く嘘をついた。こうしたその場限りの会話というのは真実かどうかを問われないし、会話そのものが目的であって、中身はどうでもいいのだから。 ・「いや、必要な人間は家にいましたから」「あなたとお母様が」「そう、母とわたしが」「つまり愛と権威が」「まあそういうことです」 ・検事が予審判事を指名した。若く、精力的で、ものごとが着々と進むことを好む世代の代表だった。 ・予審判事のヴィダールはご満悦だった。この結末は自分の分析力と、手腕と、不屈の精神がもたらしたものだと言わんばかりの顔だった。運や偶然まで自分の才能が為せる業だと考える、それがうぬぼれ屋というものだ。 ・「手放し難きを手放せば、得難きを得る」老子の教えだというが(中略)「ラ・フォンテーヌの『オークと葦』みたいなものです」 ・≪望みを捨てたそのときに、救いの手が差し伸べられる≫ ・ドゥドゥーシュは本当に優しい猫で、猫なりにできることをすべてしてくれている ・人は本当の意味で自分自身に向き合うとき、涙を流さずにはいられない 【感想と教訓】 凄いモノを読んでしまった・・・なかなか今までにはなかったタイプなので、ミステリー好きにはぜひおススメです。ネタバレ防止のために、これ以上語れません(^^;)。 | ||||
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ミステリ関係の賞を総なめしたのもナットクの、超一級サスペンス。百聞は一読にしかず。ページターナーとはこのことだ! 映画化企画進行中とのことで、そちらも期待大。アレックス役はジェマ・アータートンをイメージして読んでいたけれど、実際は誰になるのかな。この役を引き受けるのは相当な覚悟がいるよなあ。アレックスが鏡に裸の自分を映して泣く場面が辛すぎる。 | ||||
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アレックスという、 赤毛のウィッグをつける女性が誘拐されることで、 物語が二転三転するサスペンスです。 素直に楽しめました。 翻訳小説はあまり得意でないので、 日本人作家の小説に比べると極端に読む数は少ないですが、 あまり細かいことを気にせず、 物語が楽しめたのがよかったです。 グロテスクな性描写が出てくるので、 免疫のない方や苦手な方は避けた方が賢明だと思います。 著者はフランス人作家なので、 登場人物のセリフでフランス人らしい皮肉が出てきます。 皮肉のやりとりでセリフや内省がつづくシーンが、 ちょっとだけ出てきます。 そうした会話に抵抗がなければ、 読書好きはおおむね楽しめると思います。 物語の展開は練られているので、 深読みせずに純粋に読めれば飽きずにページをめくれるでしょう。 本書が初めての読書となる人は、別の一冊をおすすめします。 決してわかりやすい一冊ではないので。 友人にすすめるかといわれると、悩みです。 すごく好きな作家がいる人には、すすめにくいかも。 気取らず息抜きのようか感じで読めれば、 楽しめる一冊かもしれません。 (重箱の隅をつつくとキリがない一冊なので) とても個人的なことですが、 ラストの展開、物語の閉じ方が気に入ったので★を一つ増やしました。 本全体の印象は★3つという印象です。 | ||||
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何を書いてもネタバレになりますが、良くある女性監禁ものに思えた冒頭からこんな話になるとは思いませんでした。 第1部⇨第2部よりも第2部のラストに愕然とし、「後120ページ程は何の話なのか?」と不安になりましたが、素晴らしい締め方でした。 読み終えてみると原題が「アレックス」であることに納得できます。 ここまで感情移入して応援した女性主人公は「隣の家の少女」以来でした。 | ||||
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冒頭から中盤にかけてはグイグイ読ませてくれます。 でも私には最後は辛い。 被害者、加害者、被害者と目まぐるしく変わる主人公。 後味がねえ。 | ||||
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すごい。 ストーリー展開が新しい。 謎解きも深い。 エンディングもダーク。 若い美女が謎の男に拉致される。 主人公アレックスは廃工場に監禁され、 ネズミに喰われるか発狂するか。 だるくて重い物語の出だしが中盤から一気に変わる。 面白くて読書が止まらない。 詳細掛けないけれど、 その後のストーリー展開はすごい。 ミステリーファンはこの小説の結末を読んだほうが方がいいと思う。 ダークさは天下一品で、しかもエンターテイメント小説になっている。 ちなみに最小に「悲しみのイレーヌ」から読みました。 もしかしたら「悲しみのイレーヌ」のほうから読んだほうがいいかもしれません。 | ||||
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終盤の謎解きの章がアレックスの悲痛さ決意や覚悟が堪らなく重く感じられて切ない。 | ||||
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面白いって評判で、同僚から鬼のように勧められました。 近いうちに読みます。 | ||||
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一気に読んでしまいました ハラハラドキドキの連続で、どんでん返し、もう一度読み直したくなるストリーです | ||||
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