■スポンサードリンク
その女アレックス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全294件 21~40 2/15ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んだ後で知ったのですが、本書はカミーユ警部シリーズ第2作目の作品という事でした。しかし、前作を読んでなくても楽しめる内容です。 パリの街中で見知らぬ男に誘拐された女性アレックス。誘拐されたアレックスは男から数々の拷問を受けることになります。当然警察もアレックスの保護に動き出すのですが、捜査が進むうちに何やらきな臭い事実が判明していくという筋書きです。今作では、パリ警視庁のヴェルーヴェン班のメンバーに加え、予審判事が初登場します。少年漫画のキャラクター的な個性に富んでいるメンツなので、読んでいる内に情が沸いてきます。 ストーリーが始まってからほどなくして、アレックスと警察の視点がザッピング的に入れ替わる構成になっており、テンポのいい物語に引き込まれました。しかし中盤からアレックスをめぐる謎が一転します。そして真実が明らかになるにつれそれまで引っかかっていた謎が少しずつ解き明かされるさまが圧巻の内容でした。 なんといっても、とにかく謎に次ぐ謎とスリルの連続で、最後までハラハラさせられます。監禁されたアレックスの描写がもう痛そうでならないという・・・・。こういう描写が苦手でなければお勧めの作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューが素晴らしかったので、読みましたが、星3.5 あまりドキドキしなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どんでん返しのためのどんでん返しではなく、物語として十分に読ませながら話がうねっていく。 こりゃ売れるよなと思わせる小説で感心しきり。 映画化されそうだが、うまくまとめるのが大変そう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
イレーヌと子供の死、そして母への思いをヴェルーヴェンが克服していくサイドストーリーと絡めて、 アレックスが被害者、加害者、そしてまた被害者へと立場を変えながら犯罪が起こります。 硫酸のショッキングな謎は最後まで読者にはわかりません。 事件の決着(予審判事、部長、ヴェルーヴェンのとった選択)が正しいのか? 感情的にはYES! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
もしWOWOWでよくやっている北欧ミステリドラマ、「凍てつく楽園」や「インゲル・ヴィーク」などが好きなら読んだ方がいい。登場人物が終始不機嫌であり陰惨で救いもあんまりない展開が続くからだ。それだけならうんざりするが、本書はそれらの要素を構成の巧みさによって一級のエンタメに昇華させている。展開が二転三転するので飽きることはなく、先が読めることもない。法曹の偉い人の台詞「大事なのは真実よりも正義」はお前がそれ言ったら終わりだろと思ったが、エンタメなのでそんなオチも良し。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
”悲しみのイレーヌ”は、題名や表紙の絵がネタばれだろ・・とか、昔の”とある映画”と比較したりしているレビューを読んでるうちに、ああ、そういうこと、、とわかってしまい、ネタばれしてるのはあなた達レビュアーなんじゃないの・・?って感じで、前述の”とある映画”を観た際もエンディングに気分が重くなったので、途中で読むのをやめてしまいました。 主なキャラクタの人物描写、カミーユとの出会いや関係性は読んだ後だったので、本作、すんなり入っていけました。 何とも陰惨なストーリ展開で、これがどこにどういうふうに着地するのか、??でしたが、ハハ~、そうくるか・・と、第III部ですべてが明らかになりました。 SOSを出しているのに誰からも手を差し伸べられなかった人生、、最後に正義の裁きが下りました。合掌。。。 単に架空の話ってことではなく、こういうことって世界のどこかで起こっている・・、組織的に行われている場合さえあるってこと、、グロいストーリですが、我々が済む世界に現実にある暗部です。 この後、”母なる・・”を挟んで、”傷だらけのカミーユ”で完結するようですが、前二作で精神が崩壊するような悲劇に遭い、その傷を抱えて辛い事件に臨んだカミーユですが、題名を見ると、第3作でも幸せにはなれないような予感ですねぇぇ。。。 でもきっと読むと思いますが。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
"『まあ、真実、真実といったところで‥これが真実だとかそうでないとか、いったい誰が明言できるものやら!われわれにとって大事なのは、警部、真実ではなく正義ですよ。そうでしょう?』カミーユは微笑み、うなづいた。"2011年発表の本書は2014年国内外のミステリー賞総7冠の大逆転サスペンス。 個人的にはあまりミステリーに詳しくないことからちょっと触れてみようと、ミステリー好きから傑作!と紹介された本書を始めて手にとりました。 さて、そんな本書は美人なのにコンプレックスを抱えた孤独な女性アレックスが突然パリの路上で誘拐、檻に監禁されたのを【ミステリー史上最小の犯罪捜査官?】カミーユ他、ハンサムで金持ちのルイ、どけちですぐたかるアルマンという個性豊かな警察陣が捜査に乗り出していくのですが。。 いやあ。驚かされました。3部構成になっている本書ですが、最初の1部からの流れや視点が【まるでカメラを切り替えるように】2部、3部とアレックスを軸に次々と変化していって、物語的な展開の面白さはもちろん【アレックスに寄せる感情】があちこちに持っていかれて唸らされました。 ただ、警察のカミーユが登場する著者作としては本来は前作の『悲しみのイレーヌ』に続く2作目らしかったので(国内紹介は本書が先ですが)せっかくなんで【前作から読み始めたかったかな?】とも思いつつ。カミーユはもちろん、部下であるルイの知的な話題提供、アルマンのご飯のねだり方など【警察陣がとても魅力的で良かった】です。 もちろん海外ミステリーの傑作として、また本好き、映画好きな方全てにオススメ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
第1章感想…①海外の小説ははじめて。いや、正確にいえば、二度目で、一度目は「星の王子様」なんだけど、あれはちょと別枠だから置いといて。海外の小説は、そもそも食わず嫌いで、まず登場人物名や地名などがカタカナでながったらしく、しかもファーストネームだったりアンダーネームだったりと読み手が混乱しそうだという印象でしたが。読み始めてからすぐに、しかしいい意味で裏切られました。とにかく読みやすい。物語が始まる前にいしばん初めに主な登場人物名紹介がフルネームで書かれてるからいざとなったらそれを見返せばいいし。文章ひとつひとつがけっこー短文で読みやすい。これは日本語訳した人の腕かな。②アレックスがおかれている状況の絶え間のない地獄の苦痛は読み手にも伝わってきてきつい。とにかく常人であれば精神がもたない、もつはずがない!…ところを、屈強な精神力判断力で脱出に成功しているあたり、普通の女ではない…。そもそも籠(檻)が破壊できたからって拘縮と衰弱と脱水ですぐ動けるとは思えないし…。殺したネズミの牙をつかって檻を削った?(と勝手に予想)。③刑事たちのキャラクターも非常にわかりやすく、頭の中でイメージしやすい。メインキャラクターが、見た目も(実際に絵が描かれてるわけじゃないけど)性格もわかりやすく個性的。④「誘拐は事件発生から救出までの時間が勝負。時間が過ぎるにつれて被害者の生存率は急速に下がる」。つい前回読んだ小説で何度も強調されていたフレーズがここでも。 第二章感想…①第一章のアレックスは異常者な怪力男に監禁され絶望的な死を目前にした被害者でしたが、第二章のアレックスはシリアルキラー。読む側もアレックスをまったく見る目が変わります。しかもかなりサイコで聡明でセクシーな連続殺人鬼。つい今の今まで親しくしてくれていた人を、次の瞬間に躊躇なく残忍なやり方で殺す。殺したあともまったく同情もしなければ。ただ淡々と作業をこなす。邦画「ヒメノアール」にも似た怖さ。②カミーユがアレックスを追い、近づきつつあるけど、しかしアレックスはさらに次の殺人をハイスピードでこなしていき、そしておいかけっこがようやく終わり、やっとアレックスとカミーユが対面(…といってもすでにアレックスは死体で、アレックスもまた、壮絶な最期を遂げている。)しましたが、まだアレックスがなんの目的でこういう所業を行ったのかはまったく謎が解けていない。第三章もすぐ読みたい!③ドイツ(あるいは日本国外はそういう国が多いのかもしれないが)にある高速道路の広いサービスエリアのことを「ひとつの町くらいの大きさ」と表現してあったけど。こんなにも広いSAが当たり前にあるのかと知りました。 第三章感想…アレックスの異父兄への取り調べを中心に描かれており、そのなかでアレックスの生い立ちや周囲との関係、そしてアレックスの殺人が無差別でなく兄への復習であったことが明らかにされていきます。アレックスの自殺は兄の殺人であるかのように完璧に偽装され、きっとカミーユもそれをわかった上で異父兄を殺人容疑で逮捕しているんだろうと思われる。アレックスは決して最初からサイコビッチだったわけではなく、幼少時に兄から心身破壊されその人生の最後の数年をを服従に捧げたというわけで、やっぱアレックスを作り上げたのはこの兄。しかしそれにしても殺された六人はだれもアレックスをアレックスだと気づかなかったのかと不思議。1-3章を通じて、この小説はそれぞれの章はまったく違った切り口で、読み手からしたらその面白さはまったくそれぞれの章で面白さの性格が違います。しかもとにかく読みやすい。小説のなかでカミーユの過去(イレーヌを失った過去)などを含め、シリーズの他の小説「悲しみのイレーヌ」「傷だらけのカミーユ」も読んでみたくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作を読んで、こちらも購入しました。 とてもグロテスクで、うーんと思うところもありますが、おもしろいです。 今回は、捜査がなかなか進まないあたりに少しもどかしさを感じたので☆4つです。 展開が意外で、2、3度ほどおぉ!っと感じました。 最後は悲しいけれど、すっとする感じもあり良かったです。 文体が落ち着いた感じで読みやすいですね。 また読みたいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
虐待経験者の女性が一人で力強く生きていく姿は我々の心を揺さぶるものがありますね、世界的にヒット した理由は人類の心がまだ壊れていない証拠でしょう、ストーリー自体は作り物で虐待経験者の実像とは 乖離がありますが、彼女達の心の苦しみは伝わってきました、小説としては十分成功だと思う。 こういう作品がもっと広く読まれる世の中になってほしい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この小説は最高です。 ですが、この本を読む前に、悲しみのイレーヌから読んでください! 翻訳版が前後してるだけですので、正しくは悲しみのイレーヌが先です。 それだけが伝えたかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
適当に目についたこの本を購入し読み始めた際、あまり期待はしていませんでした。 実際100ページを超えるまでこの本にはこれといって特別な感想を抱いてはいなかったのですが、そこからの怒涛の展開はまさに驚きの連続で、「え?これどうなるの?」と声に出してしまったほどです。 読み終わる頃には、ずっと手元に置いておきたい本になっていました。 作品としては素晴らしいですが、グロテスクな表現があるので耐性のない方にはあまりお勧めできません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
海外文学が苦手で先入観が出来上がってたのですが、勧められたの読みました。 そんな不安はすぐに無くなりスタートからテンポ良く飽きさせない話で面白く読ませてもらえました。 三部構成の話になっていて部が変わる毎にアレックスの印象が変わるのが素晴らしい。 カミーユシリーズ作品ですが、この作品の主人公はアレックスで彼女の謎を楽しみ、事実が分かるにつれ彼女の心情(怒り、悔しさ、哀しみ、虚しさ)を理解出来るかどうかがカギだと思います。 彼女に感情移入して辛い、誰かに助けて欲しかったのに助けて貰えなかった そういう人が世の中にどれくらい居るんだろ?と思うと辛い | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
オーディブルできいたのですが、展開は読めるですが、その度にその動機づけが裏ぎられ、全く犯人もわかるのですが、その度にその動機づけに裏ぎられ、果たして簡単な推理小説なのか、難しい推理小説なのか、平凡な推理小説なのか、高等な推理小説なのか、全く判断できないまま、最後まで引っ張られてしまうという、やはり凄い小説なのだなと思いました。内容自体、言葉の言い回し、全く難しくなく、さらに哲学的でもない。ただし、心奥深く訴えてくる力強いストーリーでもある。もしもこのレビュー読んでからと思いの方いたとしたら、ぜひ、とりあえず読んでほしい。素敵でそして強く悲しい少女、アレックスに出会い、知ってほしいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
傑作、評判通りの予測不能ミステリー 原作の素晴らしさもさることながら、これは翻訳が上手い。 ネタばれなんて絶対できない、聴いた人だけの秘密。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
導入から展開、結末まで構成が素晴らしい。 一つの小説なのに、何冊も小説を読んだくらいに惜しみなくネタが使われている。久しぶりに凄い推理小説を読んだ。推理小説のジャンルになるのかと思うくらい。 ただ、海外の小説によくある描写が私には少しくどかったかな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリーが繋がって繋がって、なるほどーみたいな話 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ストーリー展開が驚く。強い衝撃。映像が目に浮かび、登場人物に感情移入しやすい。 ただし暴力、エロ、グロ作品なので、読後感は悪く、一週間くらい嫌な気持ちが続きました。 小説としては非常に面白いので、大人にはおすすめします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カミーユ警部シリーズ第2作目となる本書は、イギリス推理作家協会賞受賞。 1作目の「悲しみのイレーヌ」で妻を誘拐殺人事件で亡くし、失意のどん底にいたカミーユ警部のところへ、また誘拐事件の捜査が来た。 謎の男が、女アレックスを路上で拉致し、暗く寒い建物の中に監禁した。 「なぜ私なの?」「おまえがくたばるのを見たいからだ」なぜ男はそういうのか。 狭い檻の中で徐々に自分の死を予感する。 必死に苦しみと戦う辛い辛いアレックスの視点と、これまた必死に捜査するカミーユ警部たちの視点が、交互に、すごいテンポで書かれる。 そして話はその女を救えるのか?どうやって?どこにいるのか?という問題から、その女は一体何者なのか?へと変化していく。 孤独な女の壮絶な過去が明らかになるにつれ、読者は激しく翻弄され、魂を揺さぶられ、涙を流す。 なんとも言えない新しい驚きと興奮が連続する読書体験ができる。 同じ女としては、あまりに辛く、重く、悲しかった。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!