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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全294件 221~240 12/15ページ
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「このミス」、「週刊文春」等々2014年度ミステリーで軒並み1位に選ばれた作品と言うことで読んでみた。何者かに誘拐、拉致される女アレックス。 狭い檻に幽閉され、今にも襲ってこようとする鼠と絶望の戦いを広げるアレックス。この誘拐事件の通報を受け、何とか救出しようとする刑事 たち。文庫の帯で、これ以上誰にもしゃべるなと書かれている。とは、言えこの本の書評を述べるにはもう少ししゃべらないと読んでいる人に は何の役にも立たないだろう。そして、作品の前半だけでは、これだけ高い評価を貰っていることは納得しがたい。 何とか窮地を脱出したアレンクスは、その後無差別としか思えない猟奇的な殺人を繰り返す。刑事たちの関心も、アレックスの救助という観点から この女の素性を明らかにすることに移ってくる。そして、驚愕の真実が少しずつ明らかにされるラストの100ページ。重要な「参考人」と、わずか 145cmの身長しかない刑事カミーユに率いられた個性豊かな刑事たちとの間での駆け引きたっぷりの事情聴取。 「無差別な猟奇的殺人」と思われた一連の事件の背景と真実が明らかにされるやりとりは、まさにジグゾーパズルのピースが一つずつ埋まって いくかのようだ。薄幸の女アレックスが仕掛けた大きな罠とは。ああ、これ以上しゃべるとルール違反だ。ラストの100ページの展開で、この作品が 2014年度のベストミステリーに文句なく選ばれたということが十分納得出来る。「われわれにとって大事なのは、警部、真実ではなく、正義です よ」という最終ページにおける予審判事の言葉が、心に残る。ミステリーファンなら必読の作品である。 | ||||
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どんでん返しが何回もあり、だまされました。 最後は主人公が可哀そうなのはいくつかのレビューと同じですが、もう一人の主人公(警察の方)が下した判断は批判的な感想もありますが、私は好きです。加害者が人間のクズだからせめて小説ぐらいそんな結末もありでしょう。 | ||||
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すんごいわ。これ。 ちょっとびっくりしてしまいました。今年読んだ中では一番面白かった。 誘拐されてどんどん絶望的な状況に追い込まれる主人公アレックス、遅々として進まない捜査。 犯人は誰でどうしてこんなことを・・・・・・・。どうなる、そんでどうなるの? と、いう話だけでも充分に緊迫しちゃって大変なんだけど、ここは序章でしかないことになんといっても驚くざんす。 ここから直角にクキッと話は曲がってやね、ななななな、などといいながら更に読み進んで、そうかそうだったかあなどと落ち着きを取り戻しながら続けた途端、またこうクキッと(笑)曲げられちゃうのであった。びっくりしたよー。 もうねすばらしくイヤで救いが無くて酷い話なのに、ページを繰る手が止まりません。 ああイヤだー! とか、ヒー! とか言いながら読ませられるこの感覚は、過去にあんまり記憶にないす。 まるで漫画みたいに特徴的な捜査班がまたフランスらしくって意外に乙ですし、最後のオチまでエスプリ効いてておしゃれでね(笑) ほんとにイヤで仕方が無い話なのに、誰かに薦めたい、強く。そんな感じじゃ。 矛盾してるなあ。 | ||||
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とにかく、読んで見て素晴らしいです。長くミステリー読んでますが、今までで一番です秀逸です | ||||
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これはミステリーですか?……。はい、広義の解釈ではミステリーでしょうね。星は5つですが、前半の誘拐から拘束を解いて脱出するくだりは、あまりにもスーパーマン的で非現実。死んでいたって不思議じゃない状況からの逃走は「そんな馬鹿な……」のお口あんぐりワールド。ま、小説ですからーー。 さて、度肝を抜かれたのはラストに明かされる驚愕の事実。こんな想像を絶する物語を構築する作者の才能には、やっぱり5つ星の傑作でしょうか。しかしシリーズ化するには、これを超えるストーリーはそうそう考えつかないでしょうから、真価は次作に問われそう……。 | ||||
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一気に読んでしまいました。読む前は「その女アレックス」、どうしてこのような題名にしたのかな?と思いましたが読み終わって納得。ピッタリの題名でした。 | ||||
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凄惨な場面も多いですが、解説でも語られているように、短い場面転換、時に主観の変更を含む描写は、映像的で、スリリングであり、読者を引き込む文体です。登場人物の明確な性格づけ、重層的なストーリー、ひりつくような犯罪描写ともあいまって、エンターテイメントとして読み応えのある長編となっています。 トリックについては、叙述トリックに類するものですが、これは、様々な方が賞賛するように、正邪判別の境を二転三転と曖昧にさせるような、見事なトリックであると言わざるを得ません。そもそも叙述トリックを好まない人は(そのような人がいるのであれば)、読まない方がよいですが、乾くるみ、歌野晶午、貫井徳郎など、我々のミステリ感を替えるような叙述トリックの作品に衝撃を受けた人であれば、本作でも同様の体験を得られる事でしょう。確かに、ある時点からの叙述トリックの進化は目覚ましく、本作もまた、新たな叙述トリックの地平を開く作品であると言えるのではないでしょうか。 | ||||
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ぜひ映画化をと思ったら製作中とのこと。観たいですがちょっとグロそうではあります。 | ||||
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2014年の翻訳ミステリーで高評価だったので、挑戦しました。 翻訳されても、フランス固有の名詞や警察のシステムもそうだけど、 地理がさっぱりわからないので、つまらないのかと思ったけれど(地理が分からない過ぎるのは結構つらい)、 それ以上に、作品に引き込まれました。 被害者が加害者になったり、正義が真実ではなかったり、 なんとまあ、忙しい作品でしたが、 読了後、これほ「その後、どうなったかな?」なんて空想する余裕もないほど、 完璧に仕上がっていたと思います。 全くの余談ですが、すでに映画化も進んでいるようですね(あとがきより)。 そうとも知らず、脳内で序盤でピーター・ディンクレイジさん(ゲーム・オブ・スローンズのティリオン)なんですよね。 | ||||
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羊たちの沈黙のような、人質をめぐるサイコパスと捜査機関の頭脳戦と思いきや、 途中から一転してホニャララな展開となり、さらにもう二回のどんでん返しがあって、 読者をグイグイと引き込みます。 起きる事件は凄惨なものの陰鬱な物語ではなく、、 「勧善」ではなくとも「懲悪」にはなっているので読後感はスッキリしています。 明るい、と言うと語弊はありますが、表紙の絵ほどに暗い話ではなりません。 あと、主人公がチビネタで徹底的にいじられるのと、主人公と相棒二人との掛け合いが笑えます。 | ||||
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他のカスタマーレビューでも書かれていますが、翻訳がよかったと思います。 「翻訳」ということをあまり感じずに読むことができました。 本筋とは関係ない「絵」についての真相には驚きがあり 暗く重いテーマを扱っていながらも、清々しさが読後感に残るのはラスト数枚にあるのかもしれません。 グロい描写はあるものの、それを前面に出していないので、そういった場面は必要最低限に収められていると 思います。 「この話に、この痛々しくグロい描写は要るのか?」と首をかしげたくなる小説もありますが それらに比べれば、まだマシです。 久々に夢中になって読んだ本でした。 | ||||
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人間じゃない級にタフ過ぎるところがかなり現実味に欠けるのですが、お話としてはグイグイひきつけられます。ダイハードと思って読めば楽しめます。 | ||||
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2014年ミステリーランキング、6冠達成! Amazonベストセラー上位ランキング、レビュー多数。 新聞広告にも掲載。 となれば読まないわけにはいきませんよね。誰が加害者で誰が本当の被害者か、最後までわからない大逆転サスペンス。 映画化も楽しみ。翻訳もおみごと。題名もぴったり。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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面白いという先入観ありありで読んでも、やはり面白かったので、星5つで間違いなし。 | ||||
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「その女アレックス」(ピエール・ルメートル : 橘 明美 訳[Kindle版]を読んだ。 いやーこれはすごい!! とにかく読み始めたら止まらない面白さです。 久しぶりに「あっ!」と言わされる作品に出会いましたね。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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休まず一気に読ませる小説だった。 ネタバレしないように表現すると心に傷を負った警部、監禁、異常心理、サイコキラー・・・と1章、2章と進むごとに様々な色合いが出てくる小説。最後の3章で色合いもまた変わってくる。アレックスの人物像も、強い・弱い、大胆・繊細、激情・冷静と色々な側面が見えるようになっている。 多くのレビュー者が書いているように、複数回残虐描写が出てくる。描写は過度にねちっこくないが加害状態がよくわかる描写であり、また手を下す側のためらいの無さが気持ち悪い。これは最終章で明かされる、加害者が内在する「問題」に関係するものなのであるが。読んでいる方としては善悪逆転が小説の仕掛けになっているとしても、読後感は余りよろしくない。最後に果たされる「正義」が現実的といえばそうだけど、少し小さく感じる。 もう1人の主人公であるカミーユ警部の捜査視点が小説の半分を占める。その上司、部下、判事とのやり取りは皮肉っぽいユーモアがちりばめられている。人物像はやや漫画的。 | ||||
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プロットの組立てが緻密なのとストーリー展開の意外性で、人に「触り」を簡単に語れない作品ですね。 実際のパリの街並みを背景にして、アレックスの深い哀しみをどのように表してくれるのか、映画化が本当に楽しみなミステリーの傑作です。 | ||||
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ぐいぐい引き込まれて、一気読み。読み終わったら、じわじわと哀しみが湧いて泣いてしまいました。 何も知らないで読んで正解。 邦題、「その女」というのが読む前は??でしたが、含みのあるタイトルだったなと思います。 | ||||
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