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その女アレックス
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その女アレックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 21~40 2/4ページ
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ご存じ、2014年のミステリーランキングを総なめにした作品。 読み始めると、確かに思いがけない方向に話がドンドン進んで、驚きの連続は最後まで続くので、いわゆるジェットコースターリーディング状態。 ランキングトップ総なめにしたのもよくわかりました。 ただ怒涛のような読書がおわり、振り返ると、なんだか後味は悪いし、気分の悪い作品だ。一言でいうと、すべてにおいて「下品」と感じた。 殺人事件がバンバンおきるような作品でも、下品さを感じさせてない作品があるように、ここでいう「下品」は一般的な意味とは違うかもしれないけど、個人的にはあんまり人に薦めたくはない作品です。 | ||||
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どんどん読み進められて、テンポがいいです。物語の構成も翻訳もうまいのではないでしょうか。 ただ、読後に考えてみると、登場人物たちの行動に首を傾げるところがいくつかあり、不自然さを感じました。ネタバレになるので詳細は書きませんが。 過去の話は残酷すぎて、1回読んで充分だなと思いました。 | ||||
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とした感触がいつまでの舌に残る。男が書いた作品。そんな言葉が浮かんだ。大団円を期待していたわけではない。「二人の主人公」として。 一人にはうっすらと光がさして来たのに対し、もう一人にはあまりに救いがない。それが不快な痛みとなりいつまでも胸を刺す。そんな作品。 | ||||
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この話はそもそも感動するような話なのでしょうか。もちろん作者もたぶん求めてはいないと思うけれど本の帯にあったので。 自分もそういうことははなっから求めてはいなかったので別に期待はずれというわけではないのですが。 小説自体はぐいぐい読ませてくれるし始めて読む作家なので新鮮味もありました。 あまり書くとネタバレになってしまうので差し控えますが、ああいう目にあってあそこまでしたような人がああいう行動を起こすだろうかという違和感は残ります。 でもフランスの警察小説としてはとても面白く興味深く読めました。日本とはやはり国民性も違うのねという感じとか。 ただ「読めば感動必至」みたいな安易な宣伝は作者に対しても読者に対してもなんだか失礼な気がして興ざめです。 | ||||
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少しでもストーリーに触れようとすると、展開がわかってしまいそう なので、できるかぎりここには触れないようにして... ストーリーの展開はさすがだな、と思います。 ぐんぐん読み進めさせてしまうところもすごい筆力だな、と思います。 文句なく1級品の作品なのだろう、と思います。 ...が、 読後感が良くないのです。 これを期待してはいけないのかもしれません。 物理的な攻撃だけでも十分に残酷ではあるのですが、 物理的でない攻撃は抵抗のできなさや、ダメージの持続からか、 想像される臭気からか、苦しさを通り越して絶望を感じさせます。 読後感が良くないのは、たぶん、この感触が残るからでしょうね。 読者にこの感覚を残すということであれば、十分すぎるほど成功して います。 | ||||
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私の感想も黒連星さんと全く同様。ミステリーに必要な「意外性」を”無理やり構築した感”が強い。 長かっただけに、ちょっと時間返せ的な・・・ | ||||
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主人公の女性に対するこちらの見方が二転三転する展開はうまいものです。騙される快感に酔いしれはしました。しかし、こういう解決はどうなんでしょう。フランスの警察は怖い、でっち上げなんか平気ということなんでしょうかね。「正義」という言葉が恐ろしいとは思わないのでしょうかね。特に権力の側が言い出すことに。復讐されて当然とは思いますが、権力が片棒を担いではいけないでしょう。 | ||||
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僕はフランス語が分からないので、原典がどんな感じなのかはわかりませんが、話の内容はかなり猟奇的な場面が描かれています。最初にアレックスが拷問をうけるシーンもかなり、ひどいし、拷問をうけるアレックスがなんとか抜け出し、殺人を犯す。その殺し方もひどい。。。しかし、ひどい場面が描かれているがそれほど恐怖でしんどいという気分にはならず、読み進めることができる。これは原典でもこんな感じでかかれているのか。それとも翻訳者の技なのか。でも、アレックスがなんで、拷問をうけていたのか。またその拷問をうけている監禁からの脱出からの連続殺人にいたる過程。そして、最後とそこに至る理由や状況はちょっとわかりづらい。あれほどまでに猟奇的な殺人をおかすならそれなりの理由もほしい。 ということで、星3つとしました。 | ||||
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話題になっているので購入しました。そこそこ楽しめましたが、そこまで絶賛されるほどの内容ではないですね。面白い話を3つくっつけて1冊にしました、って感じで章間のつながりの必然性がない。あと、ネタばれになるので詳細は書きませんが(他のレビューで同様の指摘あり)、そのジャンルの「トリック」としてはレベルがあまりに低すぎで、ミステリを読みなれている人ほど、読後に不満(怒り)がたまるのではないかと思います。 | ||||
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章を追うごとに見え方が変わる「アレックス」の描き方は、非常にスリリング。ページを捲る手が止まらず、気づけば読了していた。 一方で、「過激さ」「悲惨さ」によって物語のカタルシスをインフレさせているので、読み終わった後にやや食傷気味に。こうした筆運びは、お国柄の違い故でしょうか……。 | ||||
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映画向きであり、「ミステリーを解く」そんな想いで読むと不満に思ってしまう作品。 「大きな嘘をつくために小さな真実を積み重ねる」ありえない設定を許してもらうために細部では理屈が通るようにする。 日本ではそういう作品が一般的だ。 だがこの小説は結末とそこまでの流れありき(真実)の作品のため、細部で納得のいかない部分(嘘)ができている。 どこかで「嘘」を作らないと作品はできないので仕様として仕方はないが、それなら細部を見せ方でカバーできる映画で見たかった。 同系統の作品「シックスセンス」はとても面白かった記憶がある。 まだ読んでない人は映画で見るのをおすすめします。 | ||||
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一人の女性の復讐劇を、異なるアングルから書いた本である。 最後になって彼女の行動が理解できるのだが、物語の質としては、進め方に多少のつまらなさを感じた。 | ||||
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先の見えない(見せない)展開で、引き込まれ、一気読みです。 が、しかし。 読み終わって、「そうだったんだー」「凄い話だなー」、と納得して。 しばらくすると、「あれ? なんであそこで??」「何故、彼は?」「そもそも、彼女が始めたきっかけは?」、等とイマイチ納得出来ない、全て語られている訳では無い事に気づいて。 最終的には、モヤモヤしますが、ジェットコースター的読書体験を満喫しました。 | ||||
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刑事のキャラや会話のリズムは好きですが、ミステリー1位かといわれると、そこまでのことはないと思います。てか、なんというか、後出しジャンケンされたみたいな感じ。 | ||||
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内容も結末も賛否がわかれるだろう。 グロテスクな物が得意ではない人にはおすすめしない。 ただ、原作が読める力があれば、原作を読んでみたいと思わせる。 それが出来れば、もっと笑えてスタイリッシュに読めるんだろうなと思いました。 | ||||
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翻訳もの、特に元がフランス語のは、もったいつけたような状況説明や修飾語が多くて、いつも読破するのに一苦労なのですが、ミステリーだからなのか、とてもスイスイ読み進められることができました。なので、翻訳ものとしては★5つ。 ミステリーとしては、エログロ系で、まあ良くあるパターンのお話です。2時間ドラマとか見る人なら、そんなにすごいどんでん返しな結末でもないと思います。それに、個人的には子供や女性が痛めつけられるような話は嫌いですし、ミステリーにそれらを盛り込むのは、人間ののぞき見根性を狙った卑怯な手法だと思うので、★2つ。 でも、アレックスや各刑事のキャラクターの設定や描写は結構良いと思いました。★4つ。 やや抑えめの行間を読ませるような描写が、逆に彼らの私生活や風貌、性格についての、想像(妄想)力をかき立てます。 「相棒」などのシリーズものの刑事ドラマや、福本伸行のマンガ(男性ばかり出てくる)などが好きな人は、割とツボかも? (想像の翼を広げれば、良い二次小説も書けそうな気がしなくもない。) ※それにしても、ヨーロッパの人って、こういう女性や子供が苦しむ内容の話が好きなのでしょうか? この前読んだ、ドイツでセンセーションを巻き起こしたらしい、オーストリアのミステリー「夏を殺す少女」も、同じような話だったので。 ちょっと不思議。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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3部構成450ページの内容は、めまぐるしく展開し、表現は映像的で、いかにも海外テレビ番組の犯罪ドラマのよう。ネタバレは避けますが、監禁、殺人、虐待と主人公を取り巻くで出来事は悲惨でグロテスクな描写のオンパレードでいたたまれず、読み心地が悪い。どうして、こんな題材を扱っているのか、売りたいだけなのだろうかという感じがして。表紙の比ではない、ひどい世界です。こんな世界を読んで、ぞくぞくするする読者自身の感性が問われるような気持ちもします。最後の最後に少し救われた気持ちにはなりますが、もう読後感が悪過ぎる。映画になるようですが、どう表現するのでしょうね。 | ||||
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ミステリー小説はそれほど多く読む方ではないですが、終盤の展開が、ジクソーパズルの最後の段階でテンポよくパーツが埋まり、全体像がすーっと見えてくる構成はさすがだと思いました。また、フランスの筆者とのこもあり、登場人物の服装などの描写にがフランス男性のファッションに対する美意識が垣間みられ面白かったです。 ただ、犯罪者達の動機の記述が、追いつめる刑事達の心理描写よりも弱く、バランスが悪いように感じました。 | ||||
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この頃ミステリーは読んでいませんが、あまりにも「今、No.1のミステリー」と随所で見かけるもんですから買ってしまいました。それで、こちらから読んだのです。「ネタバレになるので内容は書けない!」というのが、キャッチで、わたしも内容を書くことは控えます。「心躍る予想外の展開」ともありますが、こんな展開でいいの?…っていう感想です。『その女アレックス』の読後感は、「憂鬱」です。とても暗い気分になって、落ち込んでしまいます。 どうしてかと考えると、この本は「展開」だけが売り物だからではないかと。世間に出ている書評は、もう少しその内容を伝えても良いのではないか。そうでないと、「だまされた」という印象を持ってしまいます。それから、登場者の人物像がもっと描かれていたなら、展開だけの興味で引っぱっていく必要性はないのではないかと。「これでもかこれでもか」という展開とバイオレンスには辟易してしまいます(と言って全部読んだが)。 それからもうひとつ思ったことは、女性はいつからサスペンス小説や映画、テレビで戦うようになったのだろうということ。現在の物語の中では、女性はどんなに殴られてもレイプされても、立ちあがり戦わなければなりません。ほんの少し前までは、女性は殴られませんでしたよ。せいぜい平手打ち。でも今は、「ぐう」で殴られます。殴られて倒れても、蹴飛ばされます。顔も踏んづけられます。フェミニズムの賜物でしょうかね。 | ||||
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