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いなくなれ、群青



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【この小説が収録されている参考書籍】
いなくなれ、群青 (新潮文庫)

いなくなれ、群青の評価: 3.37/5点 レビュー 82件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.37pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全82件 41~60 3/5ページ
No.42:
(2pt)

薄めたカルピスのような...

登場人物に全く感情移入できない...。主人公は内気な文学少年系なのかと思いきや、初対面の相手にペラペラ話し出すし、深いようで薄い言葉ばかり使います。
内容も薄いです。ラストに少し盛り上がるものの、つまりはそこだけを作者は書きたかったんだと思います。他は全て前置きですね。
テーマは青春です。当方十代の若造ですが、どう受け取ればよいのか戸惑いました。ものすごく重大で尊いものと捉えることもできますが、単なる感傷と鼻で笑うこともできる内容かと。
考えさせられる部分も勿論ありましたが、続編を読もうとは思えません。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.41:
(2pt)

始めのあたりで結末が読めてしまった。

私くらいかもしれないが、初めの方の文章の内容やその世界観の住人の状況、「捨てられたものはどこに行くのか」というような文章の問いかけで「ん、これってもしや最後はこうなるのでは?」という疑念が生じてしまった。少し読み進めるうちにそうとしか思えず、途中を大きく飛ばして最後の方へ行くと私が思っていたとおりだった。ミステリーとファンタジーが大好きでよく読む私だからわかってしまったのかもしれないが読者に結末がわかってしまったら、その作品を読む意味を失ってしまうと思う。不思議な世界観とかまぁ悪くないのだが、しかし顛末がわかってしまうのはやはりつまらないものです。
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4101800049
No.40:
(5pt)

青春、謎解きなど好きな人必見の大作

真辺由宇の人柄に惹かれる
情景を浮かべやすい豊かな表現力
青春を感じさせながらもミステリ調でもあり最後までのめり込んだくらいでした(笑)
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4101800049
No.39:
(5pt)

10年代、ライト文芸の幕開け的存在

昨今のライト文芸勃興にあたって、おそらくこの作品は歴史に名を刻むだろう。
大学生の読書メーター1位をとったことからも、若者に支持されていることがうかがえる。
自分的にも、作者の村上春樹的な語り口調と、完全なる離島、めぐらされた登場人物たちの関係に心打たれた。
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4101800049
No.38:
(4pt)

自分に問いかけてくる小説

本書は複雑怪奇な島、『階段島』を舞台にした物語である。島外からの物資の搬入は週に1回行われるが、島から外へメールを送信したり船で出ようとしたりすることはできない。そもそも、島民たちはなぜ自分がこの島にやって来たのか分からない、来るまでの記憶が“意図的”に消去されてしまっているのである。彼らは皆、自身が失くしたものを見つけることで元のいた場所に帰れると言われている。魔女がこの島を支配しているという噂もある。
話は悲観主義的な少年『七草』と愚直な少女『真辺』を中心に進められていく。
一見するとミステリー小説だが、そうシンプルでもなく、読んでいてる私自身色々と考えさせられるような文章に出逢った。

階段島の人々は、自分自身に捨てられた性格の一部なのである。自分に捨てられたのだ。だから、彼らはそれぞれに“欠陥”を持っている、というより彼ら自身が“欠陥”なのである。

私たちもそれぞれ自分の中に嫌な部分を持っている。心配性な面、神経質な面、怒りっぽい面など様々であろう。しかし、頭では治そう改善しようと思ってはみても容易いことではない。リアルの私たちは性格の一部を捨てるだなんて魔法染みたことはできない。では、どのように自身の嫌な部分と付き合っていけば良いのだろうか。どうすれば、嫌な部分を前向きに、生活に活かすことができるのだろうか。そんな疑問がふと湧いてきた。
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4101800049
No.37:
(3pt)

期待外れではあったが嫌いではない。

噂に聞くほどには面白くはなかった。とりあえずわけがわからない設定が多かったように思える。魔女のせいにするにしても、ね。 この島にいる人たちは自殺者でなくしたのはアイデンティティとかそんなもんかなと思っていたが強ち間違いじゃなかったと思う。この本はミステリーというよりも青春に重点を置いたものであり、細かい疑問には目をつぶって楽しんでほしい。ラストはそこそこに好きな終わり方だった。これはシリーズものということだがこれ以上なにを穿り返すのか?やるとしても主人公を変えるとかしてくれ。
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4101800049
No.36:
(5pt)

心を穿たれた

表紙とタイトルを見て購入しましたが
これはあたりでした。
まっすぐなヒロインの真鍋と悲観的な主人公、ほかの登場人物もとても魅力的で、心を穿たれました。

ここからはネタバレを含みます

私は一言誤らせるためだけに友達の家の窓を割っちゃった真鍋に心撃たれました。ほかにも血だらけの猫を抱えて走る真鍋、それを美しいと思い追いかけた主人公、どの描写も心に刺さりました。

表紙買いでしたが、とても良い小説に巡り会えたと思います
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4101800049
No.35:
(4pt)

成長と喪失

ある日、突然、知らない島に居る。その島に連れてこられた人たちは、無くし物を探すことができたら島を出られるという設定のSFファンタジー小説。

高校生を主人公に物語は、島からの脱出を試みる過程が描かる。謎が多く、その謎が展開とともに解けていくので、読みやすい。

人が成長するためには、たくさんのものを得ると同時に、たくさんのものを失う。失うべき幼児性もあるが、失わざるえない純粋さもあろう。
この小説の設定は荒唐無稽の話のようで、一枚フィルターを外すと誰でも通るべき人生の道である普遍的なテーマを扱っている。

この年代を超えた誰しもがもつ、心の小さな傷が、感傷的に刺激されるような小説である。
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4101800049
No.34:
(3pt)

世界観は悪くないけれど

プロローグは意味不明だったが、
わずか数ページなので、
それさえ乗り切れば、物語に入っていける。

風景・人物描写はとても丁寧で、
目の前に景色やその人物が現れてくるようだ。
物語の進行も同じく丁寧に進められていく。

ただ、現実世界に、登場人物達の島が
明確に存在していることは、奇妙に感じた。
(定期船で往き来しているなど)

また、島民の数が少ないことも、少々違和感を憶えた。
成長するにつれ捨ててしまったモノがあるのは、
誰しも一つや二つ心当たりがあると思うからだ。

なんだか読後がすっきりしないのは、
主人公が現実を越えるような何かを
起こそうとするのだけれど、結局はその現実を
受け入れるよう物語が終わってしまうためだろう。

登場人物達の表情が、
生き生きと見えてくるような描写であっただけに
ラストシーンにもう一工夫あれば、
まったく異なった印象の作品になったはずである。
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4101800049
No.33:
(5pt)

見事な発想と、キャラクターの設定。気に入りました。

直前の記憶を失い、外界と遮断された島で目覚めた主人公の七草。
島には独特の社会があり、彼はそこでの生活に慣れていく。
しかし元同級生の真辺由宇もその島に飛ばされたことをきっかけに、
彼は島のルールに立ち向かうことを決意する。

ミステリーとは違うけれど、最後、伏線が一点に収束して謎が明らかになる場面は圧巻。
キャラクターも、自分と照らし合わせて痛いほど感情移入でき、一気に読み上げました。
真っ直ぐで一点の曇りもなく、故に周りからの軋轢を受けながら生きてきた真辺。
理想を目指すことを諦めて、心地よいと感じる場所で生きていようとする七草。

深い、というのかはわからないけれど、個人的にはとても気に入った一冊です。☆5つ。
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4101800049
No.32:
(2pt)

中途半端

文庫の背表紙にはミステリを匂わせる文面があるが、実際のところミステリ色は薄い。 背表紙と表紙のイラストから、氷菓のようなライトなミステリー小説かと思ったのだが、実際はそうではない。 簡単に言えば今の萌え文化に村上春樹の文面をくっ付けたような、少し歪な小説が本作である。 文章は文学色が強いにも関わらず、扱っている題材が非常に軽い為読んでいてそのギャップが気持ち悪い。 ライトなものにはライトな文章が合っているし、思い文学には重い文章が似合っているが、この作品はそれがマッチしていない。 何もかもが中途半端で読んでいて消化不良を起こしそうになる。
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4101800049
No.31:
(5pt)

いなくなれ、群青

私よりもわたし的な本だった。 こんなに染み入った本は久しぶりだった。 透明でいられないけれど、透明を護りたい方、ぜひ。
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4101800049
No.30:
(2pt)

ひねくれすぎだろ

作者の筆力の高さに異論はなく 物語の「ひらき」も「たたみ」もキレイだが…… だから何?  という作品の典型。 こねくりまわして面白くなると思ってるのだろうか? 作者は。 嬉しいことを嬉しい 悲しいことと悲しい それを感じたいから、創作を読むのであって ここまで穿った悲観主義なんぞ、苦行でしかない せめてラストで抱きしめるくらいのストレートさが欲しかった ひねくれた大学生が喜びそうな作品
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No.29:
(2pt)

雰囲気を楽しむ小説?

若干苦痛。 よくわからなかった。 まず、名前が変。 イメージ出来ない。 語り口調もこんなやつはいない。 ラストも『それで?』みたいな感じだった。 ラストから書き始めた方が良かったのでは? 追記 『かつくら秋号』のインタビュー記事を読んだが、よくわからない、つまらない理由がわかった気がした。
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4101800049
No.28:
(2pt)

面白いか?

新潮文庫nex総選挙 2015の評判がよかったので読んだのですが…。 読むのがつらかった。 途中から、只々惰性で読んでいるようなものでした。 私には、この作品の良さがわからない。 その白さえ嘘だとしても (新潮文庫nex)もあわせて購入したのですが…。 今すぐには読む気になれません。
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4101800049
No.27:
(4pt)

これは良い作品

文章力・構成力・設定・キャラクター・共感
仮にこれらの評価で計るとすると、ある人は限りなく大きな正五角形を作るでしょう。
しかしまたある人は、4つのポイントでは大きくなるのに、一点だけ限りなく0に近い評価になると思います。その0に近い部分が、共感です。
他にも色々な人がいるとは思いますが、この2つのタイプが多くなるような気がします。
登場人物達は非常に個性的で、文章力も高いので、すんなりとイメージができるようになります。
設定がその辺の魅力をさらに強めており、非常に素晴らしい作品に仕上がっております。
さすが評価の高い作品。
『フィクション好きの人好みに仕上がっています』
イヤラシイ言い方をしましたが、もっとストレートに表現すると、
『現実の体験よりもフィクションの体験の方が素晴らしいものだと考えている人ほど共感し、フィクションの体験もさることながら、現実での実体験も大切だと考えている人は、登場人物達に共感できない作風に仕上がっています』
僕はどちらかと言えばフィクション好きな方なので、本来は☆5つにしても良かったのですが、こういう物語ではキレイに感じられる連中とのつき合いが、実際はどれだけ面倒くさくて、どんなに大変なのかを知っており、しかもこういう人達が常に周りを見下している態度なこともわかっているので、少々キレイに描き過ぎてることにムカついて、☆を1つ減らしました。
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4101800049
No.26:
(3pt)

喪失感を慈しむ物語

階段島と呼ばれる奇妙な島に暮らす七草。
いつもよりも早い時間に目覚めた彼が、気まぐれで海沿いの道を歩いていると目の前に知った女性が現れた。

真辺由宇

目一杯、理想主義者で気づかないうちに自身を追い詰めている彼女。彼女は決してこの島に来るはずがない女性だった。「捨てられた人たちの島」であるこの階段島に。

階段島に暮らす者は「捨てられた」とされている。「捨てられた」島民は、失った物を思い出せれば島から出ることが出来る。
七草はそんな島で穏やかに暮らしていたが、悲観主義者の自分とは真反対の真辺が目の前に現れたことで、どうしようもなく動かされていくことになる。

独特の空気感の漂う物語。捨てられた人だけが暮らす孤島で、長い階段の先には魔女が住んでいるという世界。
登場人物もそれぞれがクセのある人ばかりで、そんな中に現れた真辺の直線的な行動が羨ましくもあり痛々しく感じられる。

島に住むという魔女の正体と、それぞれが失ったものが何かということを鍵に七草視点で物語が進むが、ミステリという感じではなく、登場人物それぞれの言葉や行動に浸ってしまって気がつくと吸い込まれている感じ。
失ったものが何かという謎が明らかになってからの展開は、それこそ痛々しくて、読んでいるこちら側まで喪失感に襲われてしまいます。

悪くないラストだと思うのですがこれ、シリーズ物なんですか? という感じ。
続き読んでみようか。
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4101800049
No.25:
(1pt)

人を選ぶ小説

評価が高いのと表紙がよかったので
読んでみました。
途中から読むのが辛くて辛くて
最後に期待していたのですか
「あ、はい、そうですか‥」
みたいな感じでした。
ただの憂鬱な主人公と
理想を追い求めるヒロインとの
お話だと思います。
主人公もヒロインが好きと言う
訳でもないようななんか
はっきりしないモヤモヤした
作品であると感じました
設定や話の展開が特に好きに
なるませんでした
例を出すと
有川浩先生の図書館戦争は
図書を取り締まりる良化委員会と
図書を守る図書隊という
ちょっとあり得ないような
設定ですがちゃんと
矛盾というか無理がない
レベルで書かれていて
気持ちよく読めます
また道尾秀介先生の
向日葵の咲かない夏は
ファンタジーの要素がありながら
どんでん返しで私を
楽しましてくれました。
しかしこの作品は
あり得なすぎる設定で
現実との気持ちよく読めず
展開も覆すとまでも言わなくとも
はっ!Σ(゚Д゚〃)!というような
ものだったら良かったのですか
そんなこともなくて
ただつまらないだけの作品でした
まぁただの一人の意見だし
評価もなんだかすごい高いんで
読んでみると
最高やんって人もいるでしょう
しかし僕にはただのつまらない
文字の羅列に感じてしまいました
やっぱり小説は
読む人によって捉え方が全然
違うんだなと感じました。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.24:
(4pt)

奇想天外です

高一の七草くん(下の名前がどこかに書いてあったような気もするのですが・・・)と真辺由宇さんが、階段島という名の島で二年ぶりに会うのが物語の始まりです。
2000人が暮らす階段島は、はるかに続く階段の頂上で魔女が支配していると言われているのですが、誰も会ったことはありません。驚いたことに、島民は皆、各々自分自身が成長するために捨てた部分、例えば”怒りっぽい性格”、そのものなのです。平和でのんびり暮らせますが、島外への意思疎通はできません(通販は可能)し、物資を運ぶ船に便乗して島から出ることもできません。まことに奇怪です。
真辺さんは性格を修正すべきではないので階段島を出なければならず、出て元に戻る彼女に託したいことがある、というのが七草くんの強い思いで、物語はそのための画策が中心になります。
冒頭のちょっと劇的な再会は、いわゆる青春物語の始まりのようですが、語られるのは、真辺さんの理想主義的で一本気な性格に対する、七草くんの思い入れや思い出の若干くどいくらいの繰り返しで、少し辟易しました。
でも、七草くんのキャラクター、語り口に好感を持ちましたので、次、”その白さえ嘘だとしても”に行きます。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049
No.23:
(5pt)

読みやすかった。表紙もきれいだし。
キャラクターの性格も分かりやすくて、イメージもしやすかった。
いなくなれ、群青 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:いなくなれ、群青 (新潮文庫)より
4101800049

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