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キル・リスト
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キル・リストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.05pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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此方のショップでは何度目かの購入。いつもながらの迅速丁寧な対応です。 キル・リスト上・下を注文。商品は中古とは言えいつも通りの納得満足に行くものでした。 今後も利用を続けたいショップです。 | ||||
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スピードは感じないけれど、じっくり追い詰めていく感じがいいです。 臨場感があります。 フォーサイスの本は安心して読めます。 | ||||
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依然衰えない筆致で素晴らしい。ジャッカルの日やオデッサファイルも読み返したい。 | ||||
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フォーサイスにしてこの程度か。具体の戦闘や諜報機関の動きを描くにはリア ルに表現できる作家だが、政治的背景になると、典型的な小市民的発想しかない。 ベトナム戦争の本質すらきちんと説明できず、「世界の警察官」たるアメリカ (フォーサイスは英国人だが)の栄光しか目に入らない。対イラク戦争やアフガ ン侵攻のことも同じ。アメリカの政治主張通りの説明しかできていない。 今回の「お話」も、イスラームについては実にアメリカ的考え方をする。主人 公がイスラームについて詳しい高名なムスリムに会い、テロリストについて尋ね るシーンもあり得ない。「(ムスリムの)テロリストにとって…怒りと憎悪がまず あって口実がつく…イスラム過激派は信仰だ、それは偽の信仰だがね」と、身近 な人でもムスリムでもない人に言う。思わず読み直したが、こんなあり得ない設 定でお話は続く。「世界で指折りの『クルアーン』研究の…大学の長老的な学者」 がアメリカ兵にこう言うと本気で考えているとしたら、お年のせいか、フォーサ イスも落ちたもんだ。この老教授はイスラーム過激派と共産主義がどこかでつな がっていると思っているが、その説明がない。イスラームについても、このレベ ルでは高校の「世界史」「倫理」レベル。「ハディース」など教科書でゴチック体 で載っている。 敵をイスラーム過激派にするのはありふれていて、飽きてしまう。フォーサイ スはどうも思想的、政治的なことになると、ありきたりの解説しかできない。文 才はあるが、それに見合った素養がなさ過ぎる。 はてさて、イスラーム過激派のテロリストを暗殺するのが本書のストーリー。 9.11事件があり、アメリカの報復的殺害行為が正当化されたところから、お 話が始まる。CIAや米海兵隊が善で、イスラームが悪という、なんとも俗受け しやすい骨組みとなっている。 アメリカの政治家を主なターゲットとした、刃物や銃によるテロ。調べてみる と背景に、謎の「説教師」がいましたとさ。そしてその「説教師」が、「アメリ カのテロ行為による殺害目標」=「キルリスト」になる。 しかしアメリカという国は面白いほど傍若無人にふるまう。他国にテロチーム を送り込んで、特定の人間を殺害することを容認して(どころか積極的に計画・ 実行する)、恥じない国家。そういえばビンラディンの殺害は、アメリカ国民が 万歳していたな、と思い出す。まあすごい国ですな。国際法もなにも全く無視す る国。自分がルールブックと思っているのだろう。 お話は、こうして、イラク、アフガン、パキスタン、でのイスラーム過激派の 活動や、活動家の成長の様子をこまめに記すが、このシーンは何ともリアリティ がない。頭の中だけで考えたストーリーなのだろう。文章自体は(いつものこと だが)とても読みやすく、会話やその場の情景を端的に的確に描写している。こ れはさすがと思う。だが褒められるのはそれだけ。 これらの小説で不可欠な「ハッキングの天才坊ちゃん」も登場し、更に陳腐。 まあ物語は結局はいつものサクセスストーリーになるのだが、目新しいものは ない。 暇つぶしにはいいが、まともに読もうとすると困惑する。 政治的に薄めた薄めた、調査や軍事的準備については濃い表現。 まあ、借りて読んで下さい。それなりに評価が高いのが不思議。 ☆は どうがんばっても ☆☆ のみ。 | ||||
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フォーサイスの腕が落ちたのか、それとも翻訳家にセンスがないのか、余りにも面白くないので読むのを止めた。 | ||||
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翻訳家はほぼいつも満点に近い仕事をしているけれども、米英なりに居住歴がないと、そうじゃないんだよな、という間違いがどうしてもあって、それが趣味分野のことでも、広く知られていることでも、それは欧米のことゆえに日本居住者でれば、どうしても起こしがちな間違いを起こす。それだけが、いつも小さくても落胆として残る。その程度のことくらいかな。 | ||||
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翻訳家はほぼいつも満点に近いけれども、米英なりに居住歴がないと、そうじゃないんだよな、という間違いがどうしてもあって、それが趣味分野のことでも、広く知られていることでも、それは欧米のことゆえに日本居住者でれば、どうしても起こしがちな間違いを起こす。それだけが、いつも小さくても落胆として残る。その程度のことくらいかな。 | ||||
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久しぶりのフォーサイス氏。国家が保証する暗殺劇を、まるで報告書の様に余計な表現を取り払い、淡々と書き上げていく力にどんどん引き込まれてしまいました。ビンラディンの暗殺や、姿なき無人機による暗殺が堂々と世界に放映され、あたかもそれが正義であると、いつの間にか世論も納得している。それらの行為をこの本はフィクションというより、現実に起こっている国家の暗殺を詳細に書き出している。誰かが言っているが「どんな人の心にもヒットラーがいる」と・・ | ||||
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上巻のレビューでも書いたが、フォーサイスの細部に拘るプロット構成にはいつも感心してしまう。 どなたかが書いていた拳銃の描写の誤りなどを別にしてもやはりストーリーテリングの上手さは衰えていない。 訳者の黒原敏行氏のあとがきで本書刊行後にフォーサイスがサイン会や講演ツアーをしているときに読者からの質問で一番多かったのが、どうやって小説の題材を見つけるのか?という質問だった。 フォーサイスは、「取材だよ、取材!」と答えたそうである。 本書を書くための取材でアメリカ秘密機関やイギリス諜報部を取材し、誘拐の危険もある地であるモガデッシュへもボディガードを一人連れて行ったそうである。 老齢の身でよくやるもんだな~と、このあとがきを読んでしまったのです。 取材から得たネタで書かれたリアルティーある本書『キル・リスト』下巻を楽しみながら読み終えました。 <星4ヶにした理由の追記> 昨日、一日で上巻を読み終え、下巻も一日で読み終えてしまったのは、上下巻ともページ数が少ないからです。 KADOKAWAさんへこの程度のページ数なら一冊で刊行してほしいと苦言を呈しておきたい。 | ||||
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フレデリック・フオーサイスの著作はほとんど読んだが、本書『キル・リスト』を読んでいないので読むことにした。 この物語の主人公は、ホワイトハウスのなかでも存在が秘密にされている組織の一員である。 その極秘組織には「キル・リスト」というものがあり、大統領が抹殺指令を出すと名無しの「追跡者」が動き出す。 追跡不能のIPアドレスから、狂信的なイスラム原理主義の先鋭的な説教を繰り返しネット配信し、アメリカとイギリスの若者をテロリストに変貌させて要人を殺害したり無差別で殺害するという事件が続出している。 「キル・リスト」に新しく加えられたこの「説教師」の抹殺指令を大統領は「追跡者」に命じた。 フオーサイスが小説として書き上げるためには、必ず細部を取材していることを想定すると、この小説がフィクションではあるが現実世界で進行している事件のような気がしてくる。 事実このようなことが我々が知らない世界で起きていると思えるからドキュメンタリーを読むように興味深く本書の上巻を読むことが出来た。 | ||||
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このボリューム(ページ)であれば一冊で済むのに、二冊に分ける必要はない。 利潤目的としてしか考えられない | ||||
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フォーサイスは久しぶりに読んだ。 皆さんが言っている通り、このページ数で上下2冊はないだろう。 これより100ページ多くても1冊の本はたくさんある。 内容は、展開があっさりしているというか、なんか、すーっと進んでしまう。(テンポがいいということでもない)各状況、場面での掘り下げが浅いように思う。 最初の方、主人公の生い立ちを書いている部分など、履歴書を少し詳しくした感じで、思い入れはできない。 あと、他の作家でもたまに出くわすのだが、銃に関して素人のようなことを平気で書いている。 最後の方で、拳銃を撃ったが弾が出ない描写がある。 拳銃はブローニングハイパワーでマガジンはフル装填という状況で、 「拳銃の引き金を絞った。ハンマーが落ちた、が、薬室が空だった。不発だ。もう一度、引き金を絞る。また不発。とても珍しいが、起こりうることだ。」とある。 しかし、ことオートマチックではこんなことは絶対に起こらない。そもそも戦闘前にはコックアンドロックしておくのは当たり前。 コックアンドロックとは、マガジン装填後スライドを引いて離すことで薬室に弾が装填される、その状態ハンマーがコックされるので、セーフティをかけるか(またはデコッキングしてハンマーを下ろしておく)。セーフティーを解除して引き金を引けば発射できる。 「薬室が空だった」というからにはそれをしていないということ。さらに、薬室に弾が入っていない場合ハンマーはコックされていないので引き金は引けない。 次に「もう一度引き金を絞る、また不発だ。」とあるが、この状態では何度やても引き金は引けない。 また、不発という言葉も適切ではない、空撃ちにあたるけど、この場合引き金が引けないだけで空撃ちもできない。 薬室が空ならばスライドを引いて装填すればいいだけだが、この先主人公は拳銃を捨てることになる。銃を使うアクション場面でこういう誤った記述は本当にしらける。まして、ここぞという場面である。 そう言えばあの暗殺者の作者マーク・グリーニーも、一度このような表記をしたことがあったが、そのあとの作品では弾切れ時の描写は正確になった。誰かに指摘されたのだろう。 | ||||
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最近の話題をとらえた海賊退治の話は情報戦の記述は読者にとって聊か理解しにくい | ||||
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注文後2~3日で届き、葉態度お売り新品だった。 | ||||
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敵を討つ詳細な描写が欲しい | ||||
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記憶は定かではないが十数年前、フレデリックフォーサイスは メルヘン小説のような著書を最後に筆を置いたと記憶してます。 しかし、久しぶりに面白い展開のストーリーに満足してます。 まだまだ、時代に即した執筆を期待してます。 ただし、文庫版としてこの価格には不満です、角川書店さん。 | ||||
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緊急事態宣言真っ只中のGW中に読みました。テロリストの抹殺指令を受けた追跡者の仕事ぶりが丁寧に描かれており、久々に著者の作品を堪能した。執筆当時70歳を優に超えており、衰えを感じさせない出来映えである。本作も十分面白かったが、往年の名作であるジャッカルの日、悪魔の選択、第四の核、イコン、オデッサファイル等のグイグイと引き込まれる展開に比べるといささか迫力に欠け、☆4つとさせて頂きます。 | ||||
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綿密な調査に元ずく歴史小説 | ||||
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フォーサイスの作品は、出世作「ジャッカルの日」や「オデッサファイル」から現在まで、多分邦訳されたすべてを読んで いると思う。50年ほど前に書かれた「ジャッカルの日」や「オデッサファイル」を読んだ時の興奮は今でも覚えている。 彼も、もうこの「キル・リスト」を書いた時点で75歳、きっと衰えて、作品も力強さがなくなっているのではと思いつつ 読んだが、なんのなんの、全然歳を感じさせない大型のエンターテインメント作品を読ませてもらった。取材を最も 大事な要素として作品を書くという彼らしく、ディーテールに拘った読み応えのある作品となっている。「説教師」 と呼ばれるイスラム過激派のリーダーを追う、米国政府秘密組織の「追跡者」。文字通り手に汗握る場面を ふんだんに入れ込んだ作品は最後まで飽きることがなかった。フォーサイス健在なり、である。 ところで、作品とは関係ないのだが、この文庫上下作品はそれぞれが230ページほど、1冊にしても決して 分厚いという量ではない。しかもこの文庫本上下それぞれが税別860円。ちょっと高過ぎじゃないですかと 出版社(角川文庫)に言いたい。1冊にしてこの値段ならわかるが、敢えて上下に分けて金額を吊り上げて いるのではと勘繰りたくもなる。出版業界の不況は分かるが、こういうことをすると益々読者の活字離れを 引き起こすのではと危惧する。 | ||||
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この本くらい、いえ、この今の世界が共通に新型コロナウイルスとその肺炎に苦しんでいる時くらい、自分の(私達の)現実に迫って読める書籍もないと思えます。その意味では今が本書の読み時とも言えます。外出を控える事が新しい何かを生むのは、こうして読書を通して文字と目の前の現実が繋がる時です。 しかし読者一人一人が何に感じるかは千差万別。私には本書の良さは、私が感じる方向からしか書けないです。レビューはそれで良いと思いますが。その私の感動は、300ページ前後に現れる米英の協力関係、しかも迅速な、そこに一番の醍醐味があります。これも世界の今と繋がります。感染が少しずつ進行している様に、必ずそれを止める為の手管を誰かが少しずつ進行させているからです。それは研究であり、連絡であり、照査であり。それはこの主人公や登場人物たちがやっている事と全く同じ。そして恐らく大統領なり、首相なりが連絡を取り合い「ゴー」サインをいつか出す。 それには勝算がある主人公たちの勘と経験に依る綿密な努力がそんな高官に対する説得力になる。ハリウッド映画では一匹狼が世界を救いますが、現実世界は本書の様にやっぱり組織化した、つまり各エキスパートがいて、それが同じインテリジェンスを持ち、しかも時差という地球の法則さえ厭わずに“超瞬時に”行動出来るから為せる。でも基本は「たった1人の行動と理念」がいかにきちんとしてやれているかに掛かっている。 私達はとかく組織を悪者にして話を育てますが、本当には(社会のゴミ収拾も、水道提供も含め)ブレない組織があるから。この本書は、フォーサイスはそんな主題では書いていない筈ですが、結局そこに落ち着くし行き着いていると私は実感します。だから世界には無数の〈追跡者〉がいるのでしょう。世界を破壊する〈説教師〉がいるのだとしても。読みながら何かしらの勇気を与えられる様。本当の世界は見えないけれど、だからこの外出出来ない時期に、そんな世界を変える人の話を読んでみてもいいと思えます。フォーサイスの物語がこれほど真に迫る物語になるのも、今だからの化学変化です。 日本の高野秀行さんのソマリアの本と併せて読むと、フォーサイスの取材力も高野さんの取材力も同時に分かって余談ですがそれも楽しいです。わくわくさせる本、フォーサイスや高野さんの本は同種の逸品ですね。 | ||||
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